美味しいサムギョプサルのために準備したもの
涼しい秋も春もサムギョプサルするには良い季節ですね。
この夏、友達夫婦を招いてサムギョプサルを食べた時に用意したものをまとめてみました。
また、韓国発信のおうちサムギョプサルのレシピ動画も合わせてお届けします。韓国人の食べ方についても詳しく!
サムギョプサルの献立を考える際に参考にしてください。
ひと目で分かる献立レシピ
材料と調味料
- お肉
- | 豚バラ(豚肩ロースok)
- タレ
- |サムジャン(味噌だれ)
- ◎ 味噌大さじ3
- ◎ コチュジャン大さじ1
- ◎ みりん大さじ1
- ◎ 砂糖大さじ1/2
- ◎ おろしにんにく大さじ1/3
- 包む野菜
- | サンチュ、サニーレタス
- 焼く野菜
- | 玉ねぎ、じゃがいも、エリンギ、にんにく(ニンニクの芽)
材料の補足とレシピ
- ・【豚バラ】鉄板で焼く場合は、厚めがオススメ。お肉屋さんで1cmくらいの厚さで長めに切ってもらうと本格的なサムギョプサルを楽しめます。豚肩ロース(목살)でサムギョプサルを楽しむ人も多いです。お肉がよく切れるハサミがあれば便利!下味はつけなくても大丈夫です。
- ・【タレ】韓国では「サムジャン」と「塩+ごま油」のタレが一般的ですが、手軽に「焼肉のタレ」でも良いです。
- ・【サムジャン】調味料◎をよく混ぜたら完成。市販のものも美味しいです。詳しくはこちら
- ・【包む野菜】軽く蒸した(チンした)キャベツのほか、えごまの葉、サラダ菜、レタスでも美味しいです。
- ・【焼く野菜】鉄板で焼く時にお肉と一緒に焼いて食べると美味しい野菜です(フライパンで焼く際には水が出るので省略するか少しだけ)。ピーマン、かぼちゃを焼いても美味しいです。玉ねぎは繊維と反対に丸い形になるように切ります。
- ・【挟む野菜・副菜】お肉に添えて食べたり、サンチュで巻いて食べる時に入れたりすると美味しいです。玉ねぎの酢和え、長ねぎのピリ辛和え(パジョリ)のどちらかは用意するのがオススメです。ニラキムチ・小ねぎキムチもサムギョプサルによく合います。
- ・【玉ねぎの酢和え】玉ねぎを繊維と反対に薄切りにし、調味料◎を加えて和えたら完成です。タレにもなります。詳しくはこちら
韓国では、脂が流れ落ちる鉄板をよく使います。このような鉄板(Amazon人気商品)
豚バラは余分な脂が抜けてカリッと美味しくなるし、脂が流れるところに野菜やキムチを置くと、野菜は豚肉の脂で美味しくなります。
玉ねぎやじゃがいもの上は、焼けたお肉の休憩所♪
サムギョプサルは、牛肉に比べて固くなりにくいので、話しながらも食べやすい最高の焼肉だと思います!
〆のチャーハンは、残りの豚バラやキムチ、ナムルをハサミで細かく切って、ご飯を加えて炒めるだけ!
味が薄かったら、キムチやコチュジャン、塩コショウ、焼き肉のタレ、韓国のりで調整します。
今回準備した副菜のレシピや、サムギョプサルを食べた時の話は、後半で写真と合わせてお届けします。
サムギョプサルの食べ方は3つ!?
韓国人のサムギョプサルの食べ方を考えてみると、大きく分けて3つあると思います。
鰻を一度に3回楽しめるひつまぶしのように、サムギョプサルも何回も味変して楽しめます。
その一。つけて食べる
一番シンプルな食べ方!
カリッと美味しそうに焼けた豚バラを「塩コショウ」や「塩+ごま油」につけて食べるのも定番です。塩が豚バラの甘さを引き立てます。
味噌だれサムジャンや、焼肉のたれなど、好きなタレにつけて食べてもOK♪
何もつけなくても美味しかったりするので、私は最初の3個くらいは何もつけずにそのまま食べます。^^
その二。添えて食べる
次は、玉ねぎの酢和えや、長ねぎのピリ辛和え、キムチなどに添えて食べることです。
玉ねぎの酢和えは、韓国のサムギョプサル専門店に行くと、一人あたり一皿ずつくれることが多いです。
玉ねぎのシャキシャキ食感も楽しむために、和えず、お客さんが来たらスライス玉ねぎの上にタレをかけて出すお店が多いですが、和えると辛みが早く抜けるところが良いです。
味もさっぱりと豚バラによく合いますし、
生の玉ねぎは、脂の吸収を抑える効果があるので、サムギョプサルには相性抜群です。
詳しくは、こちらのレシピに韓国レシピと合わせて紹介しました。
長ねぎのピリ辛和え「パジョリ」も豚バラに添えて食べたり、サンチュにのせて食べる際の定番の副菜です。
粉唐辛子、醤油、お酢、砂糖、ごま油、白ごまをほぼ同じ割合で和えるだけで簡単!
詳しくは、こちらのレシピを参考にしてください。手軽に輪切りにしてもOK♪
その三。巻いて食べる
最後は、サンチュやサニーレタスで巻いて食べる食べ方。
入れるものは自由。夫はお酒を飲まないので、ご飯を必ず入れます。
包んで食べる時に、ピリ辛味噌だれのサムジャンか、キムチは欠かせません。パンチがあって美味しいです!
添える副菜でたくさんの味変が楽しめます!
酸味でサムギョプサルがさっぱりと美味しくなるので、玉ねぎの酢和えや、大根の酢漬けサンム(レシピ)のような酢物を入れるのも人気です。
ごま油香るナムルを添えても美味しいです。
副菜は全部作り置きができるものなので、お客さんが来た際もお皿に出すだけで楽です。余裕があれば、おもてなし料理のチャプチェもおすすめです。
韓国人の人気レシピ+モッパン
下記の2つとも、登録者数が1000万人を超える韓国人YouTuberの人気モッパン(=食べる放送)チャンネルからです。
若い主婦の方ですが、食べるのも料理するのも上手なので、韓国人のリアルなレシピ+食べ方として参考になると思います。
サムギョプサルの献立No.1
長ねぎのピリ辛和え(パジョリ)を添えて、サムギョプサルを美味しそうに食べています。
パジョリは、サムギョプサル定番の副菜なので、韓国のお肉屋さんやスーパーでは機械で細切りにしたパジョリ用ネギが売っています。
■お肉
生の厚切り豚バラ
■焼く&生で食べる野菜
玉ねぎ、エリンギ
セリ、にんにく、青唐辛子
■包む野菜
えごまの葉、サンチュ、ケール
■タレ
味噌だれ(市販サムジャン)
■副菜
長ねぎのピリ辛和え(パジョリ)
醤油、粉唐辛子、砂糖、ごま、お酢、ごま油で和える
■キムチ
白菜キムチ
時々、セリや青唐辛子をサムジャンにつけて食べていますね^^
香りの良いセリや、えごまの葉も添えて食べると美味しいです。
パワーフードのケールも包む野菜として人気です。
ケールは種類によって形がいろいろありますが、韓国では包みやすいせいか、平べったい種類のケールをよく食べます。ケールの簡単キムチはこちら
ちなみに、飲んでいるお酒は韓国焼酎です(笑)煙などで撮影が食べる途中で中断されたそうですが、撮影のあと、残りのお肉と〆チャーハンを食べたとコメントに書いてありました。
サムギョプサルの献立No.2
この日は、軟骨付きの薄切りサムギョプサル。
副菜としてニラキムチ、もやしキムチを添えて食べています。
■お肉
冷凍の薄切り豚バラ
■焼く&生で食べる野菜
にんにく、えのき
■包む野菜
サニーレタス
■タレ
味噌だれ(市販サムジャン)
塩ダレ:塩、コショウ、ごま油、にんにくのみじん切りを混ぜる
■副菜
ニラキムチ:生にらを粉唐辛子、砂糖、醤油、酢、ごま油で和える
もやしキムチ:茹でてから粉唐辛子、塩、ごま油で和える
■キムチ
熟成白菜キムチ
食卓には、脂がはねても片付けをしやすく、シートを敷いています。おうちで食べる時は、新聞紙などを敷いたりするのが良いですね。
ニラキムチ、もやしキムチ、白菜キムチは、お肉と一緒に焼いています。
薄切りのバラ肉なので、ニラキムチなどを巻いて食べたり♪ 美味しそうですね。
〆のチャーハンを食べる内容もありましたが、チャーハンもサニーレタスで巻いて、サムジャンを添えて食べるのもアリですね〜
こちらの方は生のにんにくをよく食べます。私は胃が弱いほうなので、生にんにくは丸ごとであまり食べないですが、よく食べるので感心しました^^;
黒いわんこも可愛いですよね。名前がチャジャン(짜장)らしいです〜。
写真付きの詳しいレシピ+Blog
友達夫婦を家に招いて、コロナ以降初のサムギョプサルパーティー。
悩んで決めた献立リスト。作ったものを写真と合わせてまとめました!
オイキムチ
夏だったので、オイキムチを作ることに!
■キムチのヤンニョム調味料
小麦粉(もち米粉ok)☆キムチのり
◎ 粉唐辛子 大さじ4
◎ イワシの魚醤 大さじ3
◎ にんにく(すりおろし)大さじ1+1/2
◎ 生姜(すりおろし)大さじ1/3
◎ 砂糖 大さじ1
キュウリは食べやすく切りました。
塩漬けしたキュウリに、パンチのある本格ヤンニョムを絡ませて出来上がり!
自家製オイキムチ、作るのは難しくないです!詳しいレシピは下記にまとめました。
■きゅうりキムチの人気レシピ。韓国人主婦が伝授!簡単に美味しく作るコツ
サムギョプサルの前日に作りましたが、もっと早めに作って数日熟成させても美味しいです。
もやしナムル+もやしキムチ
次は、もやしナムル。
水を少し入れて蒸します。
さらしてもいいけど、ザルにあげて冷ましたほうが旨味がもっと残る感じです。
ナムルの基本ヤンニョムを混ぜます。
◎ 塩 小さじ1
◎ 砂糖 小さじ1
◎ 醤油 小さじ2
◎ おろしにんにく 小さじ1〜2
◎ ごま油 大さじ1
◎ 白ごま 大さじ1
この日は、長ねぎと玉ねぎを少し入れました。
和えてもやしナムルの完成!
もう一袋蒸して、もやしキムチを作ります。
韓国では、もやしキムチと呼ばず、「もやしムチム」と言います。ムチムは和え物の意味。
さっきのナムルヤンニョムに、粉唐辛子を追加するだけでOK
大豆もやしは豆がついている分、味がしっかりあるので、豆がついてないものより味付けがしやすいです。
サムギョプサルの副菜としては、豆がついてない緑豆もやしもさっぱりと美味しいです。
■大豆もやしのナムル。基本+ピリ辛2種の作り方<韓国レシピ>
切り干し大根キムチ
切り干し大根キムチのヤンニョムはシンプルでも美味しいです。
◎ 粉唐辛子 大さじ1
◎ オリゴ糖(ハチミツ・砂糖ok)大さじ2
◎ 醤油 大さじ3
好みの塩加減と甘さに合わせて調味料の量を調整します。
切り干し大根を洗ってから、水につけておくと、戻し汁も活用できます。
味噌汁やチゲ、煮物で使うといい出汁になります〜
小ねぎを入れると彩りがよくなります。代わりにニラを入れたりも〜
サムパプのレシピでも紹介しましたが、サニーレタスで巻いて食べる時に少し入れるとすごく美味しいです。
簡単チャプチェ
晩ご飯の時間になったので、おかずとしてチャプチェを作りました。
牛肉を焼いて、玉ねぎと人参を炒めます。
真ん中にさつまいも春雨を入れて、醤油や砂糖で味付けをします。
全体を混ぜてから、ごまをかけて出来上がり^^
簡単バージョンですが、これはこれで美味しいです。
友達がチャプチェが食べたいと言っていたので、サムギョプサルの日も作る予定でしたが、
予想できない事件が起きたので、作る余裕がなくなり、パスしました^^;
ぜんまいナムル
晩ご飯のあと、ひきつづき二品作りました。
夫がいちばん好きなぜんまいナムル。
サムギョプサルには、もやしのようにさっぱり系野菜のナムルが合うので、ぜんまいナムルはそんなに合わない気がしますが、
単独で食べても美味しいからおつまみとしてもいいです。
玉ねぎの酢和え
スライサーで薄切りにした玉ねぎと、ニラを密閉容器に入れて、作ったタレをかけます。
◎ 醤油 大さじ3
◎ お酢 大さじ3
◎ 砂糖 大さじ2
◎ みりん 大さじ1
◎ からし(わさびok)大さじ1/4
◎ 塩コショウ 少々
蓋をしてシェイクしてから、冷蔵保存します。
玉ねぎの辛みも抜けて、ひんやりさっぱりと美味しいです!
当日用意したもの
豚バラと一緒に焼く野菜として、エリンギ、じゃがいも、玉ねぎ、にんにくの芽を用意。
にんにくも美味しいけど、にんにくの芽も甘くて美味しいですよね〜
にんにくの皮を剥くのが何気に手間ですが、ニンニクの芽は洗って切るだけだからラクラクです。
巻いて食べる葉野菜として、サニーレタスも洗って用意。
サムジャンも作りました。下記を混ぜ合わせて完成!
味噌3、コチュジャン1、みりん1、砂糖1/2
にんにく(みじん切り・おろし)1/2
※大さじ
残りものは、後日ビビンバの際に活用しました。
あとは、前日作ったものをお皿に盛り付けるだけでOK!
白菜キムチがなかったので、業務スーパーで売っている市販のものを使いました。
切り干し大根キムチや、
オイキムチをお皿に盛りました。
庭にテントを張ったり、夫が準備しながら家を出入りしていましたが、
うちのくろちゃん(猫)が開けたドアから逃げちゃって… 私達はパニック!!
でも、友達夫婦が来る時間が迫ってきたので
夫が「くろちゃん〜」と外で叫びながら探す声を聞きながら、
ナムルをお皿に盛りました^^;
予定していたチャプチェは作る余裕がなくなりました。。
最後は、主役の豚バラ。
いつものお肉屋さんで、1cmの厚さで切ってください、とお願いしたもの。
友達夫婦とサムギョプサルパーティー
小田原から2時間以上かけて友達夫婦が来ました〜。
くろちゃんが心配でしたが、帰ってくると信じてサムギョプサルに集中!
今年のゴールデンウィーク中に、牛肉で焼肉パーティーをしましたが、話していると、美味しく焼けたタイミングを逃してお肉が固くなったり…
サムギョプサルは固くなりにくいから、そういうところが気楽でいいなと改めて思いました!
■おうちで焼肉!献立とレシピ。キムチやナムルの副菜と用意するものは?
〆は、ご飯と海苔を加えてチャーハンに。
友達夫婦は全部美味しいと言ってくれましたが、
全体的にこの日より翌日のサムギョプサルのほうがもっと良い感じでした…^^;
翌日も、残りでサムギョプサル!
くろちゃんが夜中帰ってきてくれました。
何もなかったように、ベッドの上で私達と一緒に寝て…
ホッとした気持ちで、もう一度サムギョプサルです。
ナムルは半分くらい残っていました。
ナムルは、さらに味が馴染んでいて美味しかったです。
この日は、盛り付けもわりと綺麗に仕上がりました。
切り干し大根キムチも、ナムル軍団と一緒に。
友達がオイキムチが美味しいとたくさん食べてくれたから、あまり残ってなかったです。
■きゅうりキムチの人気レシピ。韓国人主婦が伝授!簡単に美味しく作るコツ
上記レシピのリンクを送ったら、作った写真を送ってくれました。自分が作っても満足した様子で嬉しかったです^^ 切り干し大根キムチも作ってくれました。
では、夫婦でもう一度サムギョプサルパーティーです。
サニーレタスを手に取った夫。
ごはんをたっぷりのせて、
豚バラを取りました。
サムジャンも。キムチやナムルをもりもりのせて
大きいサムを口いっぱい入れます。
ちなみに、包んだものをサム(쌈)と言います。
サムギョプサルのサム(삼)ではなく、サムパプのサム(쌈)です。ㅅがダブルなので、正確には「ッサム」と強めに発音します。
私も席に座ってゆっくりサムギョプサルを楽しみました。
真夏の天気だったので、ビールがすぐぬるくなる〜
カリッと焼けたお肉だけ食べても美味しい〜
もやしキムチを焼くのも結構人気ですが、今回初めて焼いて食べてみました。
下記に載せたサムギョプサル屋さんでももやしキムチを焼いて食べていましたよね〜
■パクソジュンの「サムギョプサル」モッパンから、美味しく食べるヒントを
サムギョプサル用では、もっと粉唐辛子多めで作ってもいいかもです。
私は、ごはんナシでサムを。
豚バラの脂で焼いたじゃがいもも美味しい〜
友達夫婦が来ていた前日は少し雨が降ったりしましたが、この日は天気も良くて気持ちよかったです。
何より、くろちゃんが帰ってきたし〜 安堵のサムギョプサルでした。
ぬるくなったビールに氷を。
氷を入れるのは、マツコ・デラックスさんから学びました^^; ビールにこだわりのある人にはなんか言われそうですけど…
残りをハサミでバシバシ切ります。
夫は、シザーハンズ。
キムチやナムルも追加。ごはんを加えて、
キムチチャーハンの出来上がり!
混ぜたものを広げてさらにじっくり焼くと、もっと美味しくなります。
この日は、塩加減もバッチリで最高の〆でした。
以上、二日間のサムギョプサルの話でした〜
長くなりましたが、最後まで見てくださってありがとうございます。