えごまの葉の保存方法と生での食べ方
ナムルのレシピを書いたときに、無人野菜販売所でえごまの葉を買った話を書きましたが、このとき、
そのときに「これってどうやって食べますか?南から来たからよく分からなくて…」と声をかけられました。
私が「サムギョプサルなど、お肉を巻いて食べても美味しいです〜」と答えたら、夫が後ろで「生で食べられるし、あんまり癖ないです」とフォローしてくれました。
年配の方だから、サムギョプサルを知らない可能性が高いのに、下手な説明だったなと反省^^;
南って、沖縄とかですかね…
日本ではあまりえごまの葉を食べないので、南とか北とかに関係なく、食べ方が分からない方が多いと思ったのですが、
世界一えごまの葉をよく食べる韓国人の食べ方を紹介したいと思います!
その前に、新鮮に長持ちする保存方法についても、韓国発信の情報と合わせて紹介します。
- 売っている店。新鮮に冷蔵保存する方法
- 生食OK。韓国人の食べ方5選
- 今回はポッサムを巻いて♪献立Blog
売っている店。新鮮に冷蔵保存する方法
新大久保のスーパーはもちろん、最近は一般のスーパーでもエゴマの葉が売っていることがあります。
写真は、関東地方を中心に展開しているヤオコーというスーパーですが(惣菜が美味しいことで有名)、ここにも基本置いてあります。
このように売っている場合は枚数が少ないので、すぐ食べられると思います。笑
一週間以内で食べる場合は、そのまま冷蔵保存しても問題ないですね。
長期保存する方法(冷蔵で3〜4週間)
長期保存したい場合、おすすめの方法があります。
保存する前に洗うかどうかは自由です。
洗う場合は、葉についている水気をキッチンペーパーで拭いたりして水気がないようにします。
私は食べる前に洗うことにして、保存する前は洗いませんでした〜。
エゴマの葉を重ねます。
「カップ」を用意します。えごまの葉が入る「縦長の保存容器」でも良いです。
カップに1cmくらいの高さで水を入れます。
エゴマの葉を入れます。
茎の先が水に漬かっているか確認するために、透明なカップが良いですね。
密閉袋(なければポリ袋でも)を被せて、
冷蔵庫のドアのほうに置きます。これでOK!
奥のほうは温度が低いので、えごまの葉にはドアのほうがちょうど良いらしいです。
私が実験したところ、これで3週間くらいもちました。4週目では、一部の葉に黒い斑点が出来始めました。
私は水も変えず、袋の中にできる水滴も拭かず、ほったらかしていましたが、もっとしっかり管理すると、1ヶ月以上ももつらしいです。
参考になる韓国発信情報。違う方法も
私は下記のテレビ番組を参考にしました。
タイトルに書いてあるように、えごまの葉の保存方法について紹介しています。えごまの葉を 깻잎(ケンニプ)と言います。
아주 쉬운 <깻잎> 신선 보관법
非常に簡単な<エゴマの葉>の新鮮保管方法
動画では、少しずつ取り出しやすくするために、
3枚くらいずつ重ねてから、違う方向にして、カップに入れています。
下記のニュースでは、少し違う方法を紹介していました。
カップが要らないので、こちらのほうがもっと手軽かもしれません!
えごまの葉の茎のところを水につけたキッチンペーパーで巻いてから、密閉袋などに入れて保存することです。
茎のところに水を与えることは一緒ですね!
こちらは3週もつとのことです。ハーブ類は同じ方法で新鮮に保存できるそうです。
えごまの葉は低温に弱く、4度以下では黒い斑点が出来やすいので、冷蔵庫のドアのほうで保存するようにと同じ話をしていました。
サンチュも一緒に出ていましたが、サンチュやサニーレタスはえごまの葉より低い温度で問題なくて(1〜5度の冷蔵保存)、芯を下にして保存することをすすめていました。
生食OK。韓国人の食べ方5選
えごまの葉をこよなく愛する韓国人の食べ方をまとめてみました。
生で食べる方法を中心に!
焼肉、サムギョプサルなど、お肉を巻いて
食べ方No.1は、焼き肉などでお肉を巻いて食べることです。
韓国では、サンチュ(サニーレタス)と一緒にえごまの葉がセットで出てくることが多くて、サンチュのようにえごまの葉でも巻いて食べます。
えごまの葉は、お肉との味の相性がいいですが、栄養的にもとても相性が良いらしいです。
ちなみに、写真はソウルで食べた豚ハラミ(カルメギサル)ですが
韓国でよく食べるだけあっていい感じに下味がついていて、臭みなく甘辛く柔らかく、本当に美味しいです。
■韓国の人気焼肉「カルメギサル」とは?本場発信の焼肉屋さん情報+行ってきた話
おうちでサムギョプサル(豚バラ)を食べた時。
エゴマの葉はなかったですが、豚肉は特にえごまの葉の香りとよく合うのでおすすめです。
焼き肉に限らず、豚しゃぶやポッサムにも良いです。
お刺身を巻いて!お刺身のビビンバにも
お刺し身にもエゴマの葉はよく合います。
お魚の臭みを抑えてくれるので、お刺し身のビビンバにも細かく切ったエゴマの葉が入っていることが多いです。
■韓国の海鮮ユッケ丼のレシピ。マグロユッケのたれで+食べ方はビビンバ!
お肉の同様に、お刺身もえごまの葉で巻いて食べます。
その時に活躍するのは、チョジャンというタレ!
■マグロユッケのタレとしても使える!韓国万能タレ『チョジャン』のレシピ
お刺身ビビンバにも酢入りのチョジャンだれで混ぜて食べます。
ツナキンパには、えごまの葉!
韓国の海苔巻き「キンパ」の中で、ツナキンパにはえごまの葉が入っていることが多いです。ツナマヨとえごまの葉の相性が抜群なので〜。
下記のレシピにのせた写真ですが、このように切らずにそのまま下に敷き、具をのせて巻く形が一般的です。
■【キンパの簡単レシピ】具材ごとのキンパの種類を分かりやすく!
チゲや、カムジャタンの仕上げに
急に寒くなったので、チゲとかが食べたくなってきましたが、
お肉入りチゲ・スープ料理にエゴマの葉を少し入れても美味しいです。
香りが残るように、仕上げに入れて出来上がり♪
■カムジャタンの作り方。韓国人主婦の人気レシピ動画と合わせてお届け!
さらに長期保存出来る方法。醤油漬けとキムチ
醤油漬けやキムチも韓国定番の食べ方として人気ですが、
美味しいことはもちろん、漬物にすると良いことは、日持ちすること!
清潔に保存さえすれば、1年経っても腐ることないので、最強の長期保存方法です^^
■えごまの葉のキムチ+醤油漬けの作り方。韓国人主婦の人気レシピ5選
今回はポッサムを巻いて♪献立Blog
最後は、最近、えごまの葉でお肉を巻いて食べた話を写真と合わせてお届けします。
えごまの葉を売っているヤオコーというスーパーで、この切り干し大根もよく購入しています。
キャベツは、5分レンチンしたもの。
この写真を見ると、、何を作るか分かる方が多いかと思います。笑
切り干し大根キムチ添えのポッサム!
切り干し大根は3分ほど水につけて、軽く絞ります。玉ねぎは薄切りに。
この日は、ちょっと変化球で、らっきょうの甘酢漬け残りを使って味付けしました。
これを全部切り干し大根キムチに投入。
甘酢は大さじ3くらいでしたが、
粉唐辛子2、醤油4、砂糖1、お酢1(大さじ)を追加。
よく和えます♪
味見して、好みに合わせて調整!
韓国では、基本ニンニクのみじん切りを入れるので、好きな方は追加してくださいね。もっとパンチのあるキムチになります。
ごまをかけて完成です!
切り干し大根キムチ(무말랭이 무침)の出来上がり〜
お皿に盛って、、
市販のサムジャンも出しました〜
韓国定番のお肉用の味噌ダレです。サムギョプサルでも活躍します。
■韓国ピリ辛味噌「サムジャン」市販+手作り+活用レシピ。炒めもの・チゲにも
カップに入れて保存しておいたエゴマの葉も出しました〜
よく洗ってから、振って水気を切ります。
購入して2週間以上が経ちましたが、新鮮!
煮豚用のかたまり肉を弱火で40分茹でて、切りました。
今回のポッサムレシピは下記とほぼ一緒なので、詳しくはこちらを♪
■ポッサムのレシピ。手軽に本場の味!ゆで豚をキムチやサムジャンでヘルシーに
ご飯を盛って、ポッサム定食の出来上がり!
いただきましゅー。
マシューたちにお供え。
巻いてあげたほうが良かったかな。。
早速、えごまの葉にモリモリ乗せて実食。
美味しすぎる。。
韓国人は違う種類の葉野菜を2枚重ねて食べることも多いです。
蒸しキャベツの甘さ、えごまの葉の香りがナイス!
豚肉、切り干し大根キムチ、サムジャン、えごまの葉のハーモニーは
夏の終りのハーモニー
豚肉にキムチを添えて食べたり、サムジャンを添えて食べたりしても美味しいけど、
巻いて食べると、さらに美味しい気がします。
綺麗に完食!
えごまの葉の茎のところは、食べる時に取る時が多いです。
えごまの葉と関係ない話ですが、切り干し大根キムチの残りは、
焼きそばの付け合わせで食べたり〜
かつお節をかけて、いただきましゅー。
生姜と豚肉抜きでちょっと寂しい焼きそばでしたが、
切り干し大根キムチがピリッとよかったです。
ドラマで、チムタク(簡単レシピ)のチーズトッピングにびっくり。
あれは多すぎですよね。笑
切り干し大根キムチの最後の残り。最近、登場が多いですね^^
えごまの葉の収穫シーズンももうそろそろ終わりかなと思いますが、
今回紹介した保存方法や食べ方の内容が参考になれば幸いです!