本格カムジャタンを作ろう。
韓国鍋料理カムジャタンは、家で作れないものだと思っていました。韓国でも外食で食べるイメージが強いです。
カムジャタンのレシピを知りたいとコメントを頂いたので、調べてみたら、良さげなレシピを発見!
ところが、カムジャタンのメイン材料が日本のスーパーで売ってないのが壁でした…。
カムジャタンで使う材料について
カムジャタンの韓国語は「감자탕」。韓国の辞書を見てみると、
豚の背骨やじゃがいも、ウゴジ(白菜の外葉)、えごま粉、ごまの葉、にんにくなどを入れて煮た辛口の鍋料理。濃厚で深い味わいのスープが特徴。
主役の豚の背骨は、日本のスーパーで売ってないので、スペアリブで作ることにしました。
そして「えごま粉」と「えごまの葉」も、カムジャタンの味を決める重要な材料になるので、どっちかはあったほうがお店に近い味になると思います。
嬉しいことに、近所のスーパーのYAOKOでえごまの葉が売っていました。えごまの粉(えごまパウダー)はなかったので、代わりにすりごまを入れましたが、えごまの葉の香りが強いので、すりごまでも美味しかったです。
韓国人主婦のレシピ動画を参考に作ってみたところ、お店っぽく美味しくできて感動!
その作り方をまとめたので、レシピ動画と合わせてぜひ参考にしてください。
材料と調味料(3人前)
- 豚肉のスペアリブ700g
- 白菜1/4個
- 長ネギ2本
- じゃがいも4個
- えごまの葉7枚
- ローリエ・青唐辛子(省略可)2個
- ◯ 粉唐辛子大さじ1
- ◯ にんにく(みじん切り)大さじ1
- ◯ 味噌(テンジャン)大さじ1
- ◯ えごま粉(すりごまでもOK)大さじ1
- ◎ 玉ねぎ(みじん切り)1個
- ◎ にんにく(みじん切り)大さじ3
- ◎ 生姜(みじん切り)大さじ1
- ◎ 味噌(テンジャン)大さじ2
- ◎ 粉唐辛子大さじ2
- ◎ コショウ少々
- ◎ 料理酒大さじ3
- 塩(※味見して調整)大さじ1/3
- えごま粉(すりごまでもOK)仕上げに少々
- 【えごま粉】えごまの葉を入れる場合は、すりごまに代えても美味しかったです。韓国では基本的にえごま粉を入れます。えごまパウダーの商品一覧(Amazon、楽天)
- 【味噌】韓国味噌テンジャンを入れると本格的な味になります。日本の味噌を入れる場合は、テンジャンのように味が濃いものがおすすめです。テンジャンの商品一覧(Amazon、楽天)
- 【粉唐辛子】など韓国の調味料についてはこちらの記事を参考にしてください。
ひと目で分かるレシピ
- 1お肉の下茹でをします。鍋にスペアリブを入れ、たっぷりの水とローリエを加え、火をつけます。沸騰したら、お肉をざるに上げ、軽く流水で洗って水気を切ります。
- 2鍋に1の肉+調味料と薬味◎+ひたひたの水を加え、中火で30分以上煮込みます。長く煮込むほどお肉が柔らかくなります。
- 3鍋に入れる白菜の和え物を作ります。洗った白菜を電子レンジ(600W)で8分ほどチンして(お湯で茹でてもOK)水気を絞り、食べやすい大きさに手で裂きます。調味料◯を入れて和えます。
- 4その他に鍋に入れる野菜(ネギ、じゃがいも、えごまの葉)を食べやすい大きさに切ります。
- 5鍋に水1~2カップ、じゃがいもを加え、加熱します。じゃがいもにある程度火が通ったら、白菜の和え物を加えます。スープの味見をして塩で調整したら、仕上げにえごまの葉、えごま粉を乗せて完成です♪
参考にした韓国人主婦のレシピ動画
韓国のレシピ動画YouTuberとして人気の韓国人主婦のレシピです。
量は多めに作っているのですが、基本的な流れは同じです!
豚の背骨3Kgで作っているのですが、9千ウォン(800円くらい)だったそうです。安いですね~。
骨から血を抜くために、水に1時間つける過程が入りますが、スペアリブは骨が少ないので、そこは省略しました。
今回作りながら分かったのは、カムジャタンは味噌ベースの味付けということです。
そのため、味噌によって味がかなり変わる可能性があります。
今回は実家から持ってきた下記の韓国味噌(テンジャン)を使ったので、次回は日本の味噌でどんな味になるか試してみようと思います。
写真付きの詳しい作り方
Step1お肉の下茹でをします。
日本の一般的なスーパーでは、骨がついている豚の部位はスペアリブしか見当たらないですね…。
鍋にスペアリブを入れ、たっぷりの水とローリエを加え、火をつけます。
臭みをとるためにローリエを入れますが、あればで良いかと思います。
沸騰したらお肉をざるに上げます。
アクがたくさん出てきます。
軽く流水で洗って、水気を切ります。
生の時にはあまり見えなかったのですが、下茹でしたら骨が見えてきました~。
Step2鍋に1の肉+調味料と薬味◎+ひたひたの水を加えます。
調味料と薬味は
◎ 玉ねぎ(みじん切り)1個
◎ にんにく(みじん切り)大さじ3
◎ 生姜(みじん切り)大さじ1
◎ 味噌(テンジャン)大さじ2
◎ 粉唐辛子 大さじ2
◎ コショウ 少々
◎ 料理酒 大さじ3
にんにくもたっぷり入れちゃいましょう♪
中火で30分以上煮込みます。
動画の方は、1時間20分も煮込みました。長く煮込むほどお肉が柔らかくなりますよね。
お肉が厚いので、最低30分は煮込ませたほうが良いと思います。
Step3鍋に入れる白菜の和え物を作ります。
白菜をよく洗ってから、
白菜を電子レンジ(600W)で8分ほどチンします。
お湯で軽く茹でるか、蒸す手もありますが、
レンチンが簡単で栄養の損失も少ないから良いですね。
水気を絞り、食べやすい大きさに手で裂きます。
細長く裂きます。包丁で切るより、手で裂いたほうが調味料(ヤンニョム)が染み込みやすいですね。
調味料◯を入れて和えます。
◯ 粉唐辛子 大さじ1
◯ にんにく(みじん切り)大さじ1
◯ 味噌(テンジャン)大さじ1
◯ えごま粉(すりごまでもOK)大さじ1
後で鍋に入れて、少し加熱させます。
この白菜の和え物は、濃厚なカムジャタンで爽やか担当。
これが鍋の中でけっこう美味しいんです。
Step4その他に鍋に入れる野菜(ネギ、じゃがいも、えごまの葉)を食べやすい大きさに切ります。
じゃがいもはまるごと入れても良いですが、ちょっと時間がかかっちゃうので半分にしました。
これで、鍋に入れる野菜の準備は完了!
Step5鍋に水1~2カップ、じゃがいもを加え、加熱します。
私は2カップを入れましたが、スープ少なめが良い方は1カップくらいで良いかなと思います。
じゃがいもにある程度火が通ったら、白菜の和え物を加えます。
スープの味見をして塩で調整します。
白菜の和え物を入れてから、スープの味がまた変わるので、白菜を入れてから味見したほうが良いです。
塩は大さい1/3くらい入れました~。
仕上げにえごまの葉、えごま粉を乗せて完成です♪
えごまの粉がなかったので、すりごまで。
好みによって粉唐辛子も少しかけます。
すごく良い匂いがしました。
カムジャタンらしい匂い!
お肉も味見。
えごまパウダーも入れてなかったので、駄目かなと思いながら作りましたが、カムジャタンぽい味で美味しかったです!
えごまの葉の香りでごまかすことができました。
夕方に作って、何時間後に晩ごはんとして食べたんですが、
お肉にスープの味がさらに馴染んでいて美味しかったです。
夫も、美味しいと言いながら、食べてくれました。
味噌ベースのスープも濃厚で美味しい。赤いですが、良い感じの辛さ♪
お肉が背骨であれば、さらにお店で出されるものに近くなると思いますが、そこはしようがないですね!
レシピを振り返ってみると、作るのはそんなに複雑ではないですね。
何ヶ月か前に、サイトを見てくださる方からリクエストがあったカムジャタン。
遅くなってすみませんが、美味しくできました~!
レシピ動画をアップしてくれた韓国人主婦の方にも、カムサハムニダ감사합니다^^