美味しいエゴマの葉のおかず
写真は、韓国の塩辛専門店で売っていたエゴマの葉のキムチですが、美味しかったです。
韓国料理が好きな方の中には、えごまの葉が好きな方が多いような気がして、レシピを前から紹介したかったのですが、えごまの葉がなかなか手に入らず…。
今回は、韓国人主婦の人気レシピ動画と合わせて、本場の作り方を紹介したいと思います。レシピが分かりやすくて、美味しそうで真似したいものをピックアップしました。
エゴマの葉の料理もいろいろありますが、その中で人気なのがキムチと醤油漬けなので、まずこれから。
醤油漬けにも基本お酢が入りますが、シンプルな酢漬けも美味しいのでそのレシピも紹介します。
このえごまの葉のおかずがあれば、茶碗の中にあったご飯がいつの間にか消えています!
えごまの葉のキムチ
韓国人主婦が発信するレシピ動画2つから作り方を紹介します。
調味料の中で「梅シロップ」がよく出てきますが、代わりにハチミツやオリゴ糖、砂糖で良いです。砂糖の場合は、量を少なめに調整します。酸っぱい味もするので、好みでお酢も少し追加します。
即席で食べても、1日ほど常温で熟成後、冷蔵庫で冷やしてから食べても美味しいです。
キムチのレシピNo.1
- 1エゴマの葉を流水で洗ってから、お酢入りの水に5分ほどさらします(農薬などを除去)
- 2もう一度綺麗に洗ってからしっかり水気を切ります。葉の根元はハサミで切ります。
- 3ネギとにんにくはみじん切り、人参と玉ねぎは薄く千切りにします。
- 4ボウルに調味料◎+人参と玉ねぎを混ぜ合わせます(=ヤンニョムジャン)。5分間熟成します。
- 5エゴマの葉2枚ごとに4のヤンニョムジャンを塗っていきます。完成です♪
【材料】えごまの葉50枚、小ねぎ少し、玉ねぎ1/2個、人参少し、お酢大さじ2~3
【◎調味料】粉唐辛子大さじ2、酒大さじ1、醤油大さじ4、イワシの魚醤大さじ1、マグロの魚醤大さじ1+1/2、梅シロップ大さじ1、砂糖大さじ2/3、にんにく(すりおろし)3かけ分、白ごま大さじ1、
「イワシの魚醤 멸치액젓」は、韓国でよく使う魚醤で他のキムチレシピでも紹介したものです(商品情報 Amazon 楽天)
こちらの方は「マグロの魚醤 참치액젓」も入れるのが美味しいと言っています。この魚醤は鰹節の味もするので、麺つゆに代えても良いですが、麺つゆよりは癖のある魚醤の味もするので、イワシの魚醤を追加する形でも良いです。麺つゆよりはイワシの魚醤または醤油のほうが韓国の味に近く仕上がると思います。
キムチのレシピNo.2
動画のタイトルに書いてある通り、エゴマの葉のキムチは韓国語で「깻잎김치 ケンニプキムチ」。エゴマの葉のことを「깻잎 ケンニプ」と言います。
作り方は、No.1レシピとほぼ一緒ですが、材料の量と調味料が少し違います。
【材料】えごまの葉150枚、長ねぎの白いところ、玉ねぎ1/2個、人参1/2個、生の唐辛子5本
【◎調味料】粉唐辛子大さじ7、醤油3/4カップ、イワシの魚醤(自家製)3/4カップ、梅シロップ 大さじ3、砂糖大さじ1、にんにく(みじん切り)大さじ1~2、生姜(みじん切り)少し、白ごま大さじ4、
自家製のイワシの魚醤を使っていますが、市販のものより塩っぱくないらしいので、市販のものなら少なめに調整が必要です。
薄いエゴマの葉にちゃんとくっつくように、玉ねぎと人参はできるだけ薄めに切ることもポイントだそうです。
息子さんとの会話が微笑ましいです。お母さんが何回も同じことを言っていると息子さんが突っ込んでいました^^
ピントが合ってないですが… 作ったキムチはこのようにご飯に巻いて食べると美味しいです~。
えごまの葉の醤油漬け
韓国語では「깻잎장아찌 ケンニプチャンアチ」。漬物のことをチャンアチと言います。
ご飯のおかずにも良いですが、サムギョプサルなどのお肉料理に包んで食べても美味しいです!
醤油+お酢+砂糖(梅シロップ)をベースにしたタレで作ります。
この醤油漬けは、たくさん作って1年かけて食べる人も多いです。このように長期保存したい場合は、2~3日後に漬けた醤油ダレだけ出して★もう一度加熱してから入れ替えるのが日持ちします。
醤油漬けも韓国人主婦が発信するレシピ動画2つから作り方を紹介します。
醤油漬けのレシピNo.1
- 1エゴマの葉を流水で洗います。葉の根元を包丁で切ります。
- 2青唐辛子と赤唐辛子を一口サイズで切ります。
- 3鍋に水1L+醤油+塩+にんにく+乾燥唐辛子を入れて加熱します。
- 4沸騰してから3分間加熱し、火を止めます。乾燥唐辛子は取り除き、少し冷まします。お酢+梅シロップ+焼酎を加えます。
- 5容器にエゴマの葉を重ね入れ、その間に赤唐辛子と青唐辛子を挟みます。4のにんにく入りのタレを加えて完成です。
【材料】えごまの葉200枚、にんにく15個、乾燥唐辛子3個、赤唐辛子3個、青唐辛子6個
【◎調味料】醤油300ml、塩 大さじ1+1/2、お酢80ml、梅シロップ200ml、焼酎 80ml、水1L
醤油ダレは、熱いままエゴマの葉にかけずに、少し冷ましてからかけるのが大事とのことです。
知らなかったのですが、エゴマの葉の裏側が紫色のものはハウス栽培のものらしいです。このようなハウス栽培のもので漬けると苦い味がするから、紫色ではないエゴマの葉で作るのが美味しいと言っています。
醤油漬けのレシピNo.2
レシピNo.1と作り方はほぼ一緒ですが、調味料と調味料を入れるタイミングが少し違います。
梅シロップは沸騰した後に入れています。長く保存するために、焼酎は最後に容器に直接入れています。
【材料】えごまの葉1kg、赤唐辛子2個、青唐辛子15個
【◎調味料】醤油3カップ、お酢1カップ、水5カップ、砂糖1カップ、イワシの魚醤1/2カップ、梅シロップ2カップ、焼酎1カップ ★1カップ=150ml
こちらのレシピは比率が分かりやすいので、少量で作る時にも参考になると思います。
他にもいろんなレシピを見ましたが、水の代わりに昆布などの出汁を入れるレシピもありました。
伯母のえごまの葉の酢漬け
この前、作ったポッサムですが、その時にエゴマの葉の漬物を添えて食べました。
このエゴマの葉の漬物は、醤油漬けではなく「酢漬け」です。
この酢漬けは、韓国でうなぎ屋さんをやっていた伯母のお店から持ってきたものです。
醤油漬けもお肉に巻いて食べる時に人気ですが、もっとシンプルな味付けの酢漬けはいろんな料理に合います。
うなぎを巻いて食べても最高に美味しいです!
伯母にレシピを以前聞いた時、水:お酢:砂糖を2:1:1に、塩を少し入れているとのことでした。
酢漬けなので、基本の調味料はこのくらいで、好みで比率を調整するだけですね。
最後に、えごまの葉の缶詰と栽培
ここは、韓国のスーパーの缶詰コーナーですが、
エゴマの葉の漬物の缶詰を食べてみたら、思ったより美味しかったので、お土産で時々購入します。
韓国では2千ウォン(約200円)くらいで売っています。Amazonでも同じものが売っていますが、少し高めでした。食品会社名は、샘표(セムピョ)です。
私はいつも写真の醤油漬けを購入していますが、キムチの味付けもあります。
この前、実家のキッチンから父が「キムチ漬けたよ~」と送られてきた写真。
キムチよりいっぱいあるえごまの葉に視線が…
韓国ではどこでも売っているし安いですが、日本のスーパーでは見つからないし、売っていてもかなり高いです。(新大久保のスーパーではわりと安く売っていました)
Twitterを見ていたら、種を買っておうちで栽培している方が意外と多い感じです。今年は無理そうですが、来年はやってみたいなと思っています。
エゴマのキムチ大好きです。
スンドゥブやチヂミ、サムギョプサルなども💡
いろいろと参考になりました!
>こばやしみねこさん
アンニョンハセヨ^^
コメント、ありがとうございます。
参考になったとのことで、とっても嬉しいです。
えごまの葉キムチ、美味しいですよね〜!私も大好きです。