韓国式水炊き、タッカンマリをおうちで
韓国グルメ店人気ランキングで、いつも上位に入るタッカンマリのお店で食べた時の写真です。
シンプルな料理に見えますが、食べてみると人気なのが納得のお味!
こちらのタッカンマリを家庭で再現して作る時の簡単レシピをお届けします。
タッカンマリと参鶏湯と水炊きの違いは?
タッカンマリ(닭한마리)は、韓国語では「鶏一羽」という意味です。
鶏肉を煮込んだ料理で、丸鶏で作るところが参鶏湯(サムゲタン)と似ていますが、鶏肉の中に漢方、もち米などを入れずに煮込みます。
日本の水炊きとも似ているのですが、大きな違いはタレだと思います。鍋にいろんな野菜を入れず、シンプルに作る点も違います。
水炊きのお店は少し敷居が高い印象がありますが、タッカンマリのお店はジャージを着て行っても大丈夫そうな庶民的な雰囲気が漂います^^
タッカンマリのお店には、醤油、お酢、カラシ、タデギ(辛味噌ダレ)がおいてあって、自分好みのタレを作って鶏肉をつけて食べます。
韓国人が家庭で作って食べる時には、「醤油ダレ」「タデギ」の2種類のタレを用意して、好きな割合で混ぜて食べることが多いです。
〆のうどんも美味しいのでぜひ~! 生麺のうどんが韓国の麺(カルグクス)に近いです。
参考になる韓国人主婦のレシピ動画も載せたので、合わせてチェックしてくださいね。
韓国で一番人気!東大門「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」で食べた時の話
材料と調味料(3人前)
- 鶏肉600〜900g
- 鍋に入れる野菜
- 長ねぎ2本
- 玉ねぎ1個
- じゃがいも2個
- キノコ、白菜(好み)適量
- タレに入れる生野菜 ※省略可
- キャベツ1/4個
- ニラ1/2束
- 〆の麺
- うどん(生麺がおすすめ)2人前
- スープ
- 水(7カップ)1400ml
- にんにく(みじん切り)大さじ1/2〜1
- ○ コショウ少々
- ○ 塩大さじ3/4
- 辛味噌タレ(タデギ)
- ◎ 粉唐辛子大さじ3
- ◎ スープ(お湯でもOK)大さじ6
- ◎ にんにく(みじん切り/おろし)少し
- 醤油ダレ
- ◎ 醤油大さじ5
- ◎ 水大さじ5
- ◎ お酢大さじ2+1/2
- ◎ 砂糖大さじ1〜2
- ◎ からし少し
- 【鶏肉】韓国では丸鶏で作りますが、手羽先・手羽元・もも肉のような柔らかい部位を好みの組み合わせで作っても良いです。
- 【追加具】鍋にトック(トッポギ用のお餅)を入れても美味しいです。
ひと目で分かるレシピ
- 1出汁用で長ねぎの半分(青いところを中心に)は大きくぶつ切り、玉ねぎは4等分に切ります。じゃがいもは3〜4等分に厚切り。残りのネギ、キノコ、白菜も食べやすい大きさに。にんにくはみじん切り。タレに入れるキャベツは千切り、ニラは3cmの長さに切ります。
- 2水に長ねぎの青いところ+玉ねぎを入れて火をつけます。沸騰したら鶏肉+にんにく(みじん切り)を加え、15分ほど中火で煮込みます。アクを取ります。
- 3タレを作ります。辛味噌ダレ(タデギ)、醤油ダレの各調味料◎をよく混ぜます。タデギは鶏肉を鍋に入れる前か鶏肉に火が通った時のスープを使ってください。
- 4鶏肉にほぼ火が通ってきたら、出汁をとった長ねぎと玉ねぎを取り除きます。じゃがいもや、キノコ、残りの長ねぎを順に加えて火を通します。
- 5スープに○塩、コショウを入れてシンプルに味付けをしたら完成です♪
- 〆鶏肉を食べ終わったら、うどんを加えます。生麺の場合は、入れる直前に水で軽く洗い、粉を落としたあと、鍋に入れます。
【食べ方】2種類のタレを好みの割合で混ぜて、鶏肉や野菜、〆うどんをつけて召し上がってください。千切りのキャベツやニラをタレに加えて食べるとヘルシーで良いです〜。
参考になる韓国レシピ動画
こちらの韓国人主婦のレシピと作り方がほぼ変わらないので合わせて参考にしてください。英語の字幕もあります。
こちらの方は、〆うどん用のタレも別途作っています。興味のある方が下記調味料を混ぜて作ってみてください。イワシの魚醤(詳しくはこちら)は癖があるので少しずつ入れながら調整してくださいね。なければ省略しても良いと思います。
◎ 長ねぎの白い部分(みじん切り) たっぷり
◎ 粉唐辛子 大さじ1/2
◎ 醤油 大さじ3
◎ イワシの魚醤 大さじ1〜2
◎ 白ごま・ごま油 各大さじ1/2~1
※好みによって、みじん切りにした「にんにく」や「青唐辛子」を追加します。
ちなみに、韓国語に少し方言のアクセントが入っているのですが、醤油ダレのことを「チェレギ」と言うのを見ると、慶尙道出身の方のようです。「チェレギ」は「チョレギサラダ」の語源という説があります。韓国のチョレギサラダとは?
写真付きの詳しい作り方
Step1野菜を切ります。
出汁用の野菜として、長ねぎの半分(青いところを中心に)は大きくぶつ切り、玉ねぎは4等分に切ります。
その他の野菜は、鶏肉を煮る間に用意しても良いのですが、
じゃがいもは3〜4等分に厚切り。残りのネギ、キノコ、白菜も食べやすい大きさに。
にんにくはみじん切りにします。
タレに入れる生野菜を用意する方は、
キャベツは千切り、ニラは3cmの長さに切ります。
動画では、玉ねぎの千切りも用意しています。
Step2水に長ねぎの青いところ+玉ねぎを入れて火をつけます。
水は1400ml(7カップ)を入れました。
沸騰したら鶏肉+にんにく(みじん切り)を加え、15分ほど中火で煮込みます。
にんにくはこのくらい入れました。アクが出たら、取ります。
鶏肉を煮る間に、
Step3タレを作ります。
辛味噌ダレ(タデギ)は、粉唐辛子にスープ、またはお湯をよく混ぜるだけです。
スープは、鶏肉を鍋に入れる前か鶏肉に火が通った時のものを使ってください〜。
好みによって、みじん切り(すりおろし)のにんにくを少し追加します。
にんにくのピリ辛が加わります。動画ではたっぷり入れていますが、韓国人のように生のにんにくに慣れていない人は、このくらいが良いかなと思います。
水を入れても良いですが、粉唐辛子をよく蒸かすために、スープかお湯がおすすめです。
★もっと本格的なタデギを作りたい方は、乾燥した赤唐辛子に水を入れてミキサーにかけてください。よりお店に近い味になります。
醤油ダレは下記調味料をよく混ぜて作ります。
◎ 醤油 大さじ5
◎ 水 大さじ5
◎ お酢 大さじ2+1/2
◎ 砂糖 大さじ1〜2
◎ からし 少し
いつも上の2つのタレだけ作っているのですが、動画で紹介していたうどん用のタレも作ってみました。
ごま油の風味が良かったのですが、私達はやっぱり上の2種類だけで十分でした〜。
Step4鶏肉にほぼ火が通ってきたら、出汁をとった長ねぎと玉ねぎを取り除きます。
出汁を取った野菜をすべて取り除く人が多いですが、私は玉ねぎの一部など食べられそうなものは残したりします~。
じゃがいもや、キノコ、残りの長ねぎを順に加えて火を通します。
お店では、最初野菜などの具がそんなに入ってなくて、好きな具があれば追加したりしますが、じゃがいもが人気ですね。あと、トッポギのお餅~。
Step5スープに○塩、コショウを入れてシンプルに味付けをしたら完成です♪
塩は大さじ3/4くらいで、コショウは少々。
じゃがいもがホクホクになっています。
卓上コンロで温めながら食べました~。
どんよりとした日の夕方だったので写真が暗いですが...
こんな感じで生野菜にタレをかけて、お肉と一緒に食べます。
お店のように、シンプルにタレだけでも~。
生のニラが苦手であれば、スープでしゃぶしゃぶして添えて食べても美味しいです。
タデギは、醤油ダレに混ぜたりしながら。
お肉も美味しかったのですが、スープも美味しいです!
手羽元や手羽先など、骨があるお肉を入れると出汁が出て美味しいですよね。野菜からも良い出汁が出ていました。
〆鶏肉を食べ終わったら、うどんを加えます。
スーパーの冷蔵コーナーで売っている生麺が、韓国のカルグクスに近くおすすめです。
生麺の場合は、入れる直前に水で軽く洗い、粉を落としたあと、鍋に入れます。
ニラが残っていたら、ここに入れても美味しそうです〜。
スープが染み込んでいて、何もかけずに食べても美味しかったです。
ソウルで食べたタッカンマリ、美味しかったなーと思っている方とか、
こちらの簡単レシピでぜひおうちで作ってみてくださいね!^^
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韓国の実家に行く前に、タッカンマリのお店行きたいなと思いながら、今回も行けませんでした…。