大根の簡単キムチ「ムセンチェ」
大根が甘くなる冬は、この千切りキムチをよく作ります。
ムセンチェ(무생채)と言いますが、
ビビンバやポッサムなどの韓国料理にも活用できるキムチなので、韓国ではカクテキ並みに人気です。
味が馴染むのが早く、即席で食べられるのも嬉しいですね。
好きなので何回か紹介したことがありますが、もう少しバージョンアップしてお届けします。
今回もアレンジに参考になる韓国人主婦の人気レシピと合わせてお届けします!
材料と調味料+レシピ
- 大根1本
- 長ねぎ(小ねぎok)1本
- 玉ねぎ1個
- 粉唐辛子 大さじ5
- ◎ にんにく(すりおろし)大さじ1
- ◎ イワシの魚醤大さじ3
- ◎ 塩大さじ3/4〜1
- ◎ 砂糖大さじ1/2
- ◎ 梅シロップ(ハチミツok)大さじ3
- 白ごま適量
- 【◎ヤンニョム】お酢(大さじ2)、生姜のすりおろし少しを追加しても良いです。リンゴや梨のすりおろしを加えるとさらに美味しいです。
- 【イワシの魚醤】石川県の魚醤を使用(Amazon商品一覧)。魚醤についてはこちらの記事を参考にしてください。アミの塩辛・他の魚醤に代えてもOK。塩だけで作る簡単レシピはこちら
- 【梅シロップ】なければ砂糖(大さじ2)でも良いです。ハチミツやオリゴ糖、生姜シロップに代えてもOK。梅シロップ(メシルチョン)のレシピはこちら
ひと目で分かるレシピ
- 1大根を千切りにします。玉ねぎは薄切りに、長ねぎはみじん切りにします(小ねぎは3cmの長さに)。にんにくをすりおろします。
- 2ボウルに大根を入れます。粉唐辛子を加えて大根全体に色づけたあと、調味料◎を入れてよく和えます。
- 3玉ねぎ、長ねぎも加えて和えます。味見をして加減を調整し、白ごまを加えて完成です。
先に粉唐辛子で色づけるのは必須ではないですが、大根に赤く色付きやすいのでこの順番に〜。
このように塩漬けのステップを省略するレシピが韓国で人気です。もし先に塩漬けをしたい方は下記の韓国レシピを参考にしてくださいね。
すぐ食べるキムチなので、甘酸っぱく、砂糖やお酢を多めに入れる人も多いです。味見してみて好みに合わせて調整してください。
即席でも美味しいですが、1日以上熟成させると、大根にヤンニョムがよく馴染んでさらに美味しくなります。
ビビンバの具としても良いですし、どんな料理の付け合わせにもピリッとさっぱりと美味しいです。
ゆで豚料理「ポッサム」に添えて食べる定番のキムチでもあります。
豚肉の甘い脂身に絶妙に合います〜。
では、写真付きの作り方+献立Blogの前に、韓国のレシピをひとつお届けします。
韓国人主婦の人気レシピ
アレンジに参考になるベテラン韓国人主婦の人気レシピを紹介します。
大根から出てくる汁も美味しいので、今回のキムチは塩漬けしない作り方が人気ですが、
大根に甘みが少なく苦味が強い時や、水っぽいキムチにしたくない時は、下記のように塩漬けする方法も良いです。
動画のタイトルを見ると、下記のように書いてあります。
무생채 만드는 법 가을무로 이맘때가 최고로 맛있습니다
ムセンチェの作り方。秋の大根で今頃が最高に美味しいです。
韓国語の料理名、ムセンチェ(무생채)が書いてありますね。大根の意味のム(무)を省略して、センチェ(생채)と言っても通じます。
■材料
大根1本(2.5kg)、玉ねぎ1個、小ネギ1束
塩(塩漬け用)大さじ2(30g)
■ヤンニョムの調味料(大さじ)
生姜シロップ1/2、にんにく2、ハチミツ(砂糖なら2)3、アミの塩辛3、粉唐辛子7、ごま
韓国のキムチ用の大根は、日本の大根よりひと回り太いです^^
レシピは、塩漬けして20〜30分置いたあと、出てくるつけ汁を一部残して捨てます。
ヤンニョムの調味料、玉ねぎ、長ねぎ、ごまを順に加えて和えて出来上がり♪ このように粉唐辛子を先に和えないのもアリです。
ムセンチェには生姜を少し入れても美味しいので、好みですり下ろしを追加してくださいね。
キムチには基本少量で良いので、生姜シロップや生姜汁を入れるのでも良いです。
動画の方は「生姜シロップ」を入れていますが、こちらの方が紹介した生姜シロップのレシピは下記に紹介してあります。
■生姜シロップ(はちみつ漬け)の作り方。料理にも万能!韓国の人気レシピ
とても簡単ですし、お茶や料理など活用方法が多いです。
あと、ムセンチェに小ねぎを入れると、色が鮮やかになるのが良いです♪
写真付きの詳しい作り方+献立Blog
Step1大根を千切りにします。
青い部分の皮は、傷などなければ、ピーラーで剥かないことにしています。食感もいいし、栄養もあるので〜。
写真のように繊維に沿った切り方にすると、シャキシャキ食感になりやすいです。
太さは、当然細いほど味が馴染みやすいので、すぐ食べたい方は細く切ります!
スライサーを使うよりは包丁で切るほうが美味しい食感になります〜。
玉ねぎは薄切りに、長ねぎはみじん切りにします。にんにくをすりおろします。
小ねぎの場合は、3cmの長さに切ります。
もし、生姜もあればすりおろしましょう。生姜はにんにくより1/3以下の少量でOK!
リンゴも旬なので、あればぜひ。1/2〜1個分すり下ろします。
Step2ボウルに大根を入れます。粉唐辛子を加えて大根全体に色づけます。
粉唐辛子の色味がまんべんなくつきやすくなると言われていて、、私も習慣的にこの順番で味付けすることが多いですが、
他の調味料と一緒に入れても問題はないです!
調味料◎を入れてよく和えます。
◎ にんにく(すりおろし)大さじ1
◎ イワシの魚醤 大さじ3
◎ 塩 大さじ3/4〜1
◎ 砂糖 大さじ1/2
◎ 梅シロップ(ハチミツ)大さじ3
大根の大きさや好みに合わせて調味料の量を調整します。
あとで追加してもいいので、最初は少なめに入れるのが安全ですが、
キムチも漬物なので、しっかり目の味付けが美味しくて、、少し濃い目になっても大丈夫です。大根から水も出てくるので〜
Step3玉ねぎ、長ねぎも加えて和えます。
小ねぎなら3cmくらいの長さに切り、玉ねぎで和えた後、入れます。
味見をして加減を調整し、白ごまを加えて完成です。
大根の甘さによって味が結構変わるので、味見は必須!
大根の千切りキムチ「ムセンチェ」の出来上がり!
ムセンチェは、ある程度甘酸っぱく作るのが人気なので、食べてみて味がもの足りないなと思ったら、砂糖、お酢を追加しても良いです。
薄ければ、塩も追加します。
発酵が進んでから追加はしないほうが良いので、調整はなるべく早めに。
この日は、昼に作って、晩ごはんの時から食べました。
ムセンチェと言ったら、ビビンバ!
玉ねぎと豚バラを甘辛く焼き肉のタレで炒めたものに、
目玉焼きを添えて、いただきましゅー^^
ムセンチェは、まだ味が落ち着いてない感じでしたが、豚バラ炒めによく合ったので美味しかったです。
くろちゃんは爆睡してて。。
10月末のハロウィンの日だったので、街の子供たちにプレゼントをもらいました。
子供たちに渡すプレゼントを用意できてなく、申し訳なかったです^^;
ポッサムのキムチとして
翌日のお昼ごはんは、ポッサム!
夫が作ってくれたゆで豚が食卓の上でスタンバっていました。
ゆで豚の作り方は、40〜50分じっくり煮るだけ!
■ポッサムのレシピ。手軽に本場の味!ゆで豚をキムチやサムジャンでヘルシーに
残りのポッサム準備を♫
電子レンジでキャベツを4〜5分チンして冷ましました。サニーレタスやサンチュを用意しても良いです。
あと、前日作った大根キムチ、ムセンチェを出しました。
色合いも前日より美味しそうになっていました〜
キムチをお皿に盛って。
韓国でゆで豚料理「ポッサム」のタレとして、下記の「サムジャン」が定番ですけど、
■韓国ピリ辛味噌「サムジャン」市販+手作り+活用レシピ。炒めもの・チゲにも!
この日は、姉からもらった味付けコチュジャンがあったので、、これにしました。
キムチがあっても味噌系のタレがあると、ポッサムがさらに美味しいです。
いただきましゅー^^
スープは、豚肉の茹で汁で作ったもの。(夫が)
キャベツの甘みと豚肉の甘みを、大根キムチと味付けコチュジャンが引き立ててくれます。
いつも美味しい組み合わせ。。
11月初旬だったから、Netflixで『イドゥナ』を見ていました〜
夫が隣で、韓国ドラマあるあるで、水に入るシーンが多い件についてつぶやいていました。
苦しさを表現するのにもってこいだからなんですかね〜
韓国は、秋から大根が美味しいと言いますが、日本はもっと温かい地域が多いので、、秋はまだ甘みが少いことが多いですよね。
この日の大根も甘みがわりと少なかった気がします。
食べながら砂糖か梅シロップをもっと追加すればよかったかなと思ったりしましたが、
豚肉やキャベツが甘いから、さっぱりとした味付けも悪くなかったです♪
お肉がしっとりと美味しくて〜!
味付けコチュジャンだけつけて食べてみたり〜
大根の千切りキムチだけ添えて食べてみたり〜
でも、全部合わせたほうが一番美味しいな〜
くろちゃんが後ろで「わしも食べたい」と、にゃ〜にゃ〜
想定内のことで、、豚肉の脂のないところを少しとっておいたので、じゃ〜んとあげました。생색내면서^^
作り置きおかずとして
前日作ってすぐ冷蔵保存しましたが、しばらく外で熟成させたほうが味が馴染みやすいです。
サラダ感のあるキムチが好きな方は、すぐ冷蔵保存がいいです。
前日作ってから、容器に入れてなかったので、、ごはんを食べたあと、入れました〜。
キムチの場合は、密閉容器が良いですけど、すぐ食べ終わるキムチなので、普通の容器でもいいと思います。
大根1本分漬けると、何日かは副菜として活用できるから心強い!
どの料理の付け合わせにも
この日は、フライパンで簡単にむね肉の唐揚げを。。
■パン粉で簡単!唐揚げの衣レシピ。揚げなくてもカリカリ★ヤンニョムチキンにも
こちらのレシピのようにパン粉を少し入れましたが、味付けは塩コショウ少々でシンプルに。
ヤンニョムチキンのソースがあったのでそれにつけて食べました。
消化に良いムセンチェもちょっと出して♫
くろちゃんが食卓の隣の椅子に座って、食卓においてあるおかずを眺めたりしていましたが、
水を飲んだばかりで、顎に水がたくさんついていました。^^;
この日は、ミルフィーユ鍋!
残りのキムチを出しました。
くろちゃんがスフィンクスの姿勢で見上げていました。
キムチをお皿に盛って、
マッコリを出して、
お昼ごはんです。
いただきましゅー。
ミルフィーユはポン酢につけて実食!
この日も、イドゥナを見ていましたが、この主役の男の人もスルメみたいな魅力がありますよね〜
イドゥナ役のスジは、このドラマで煙草を吸いすぎていたので心配になりました。スポンサーが煙草の会社ですかね。。
マッコリも、大根のキムチも、消化にもいいし美味しい!
最近、切り干し大根キムチばかり作っていましたが、、普通の大根キムチはやっぱりさっぱりと美味しいですね👍
では、旬の大根で、ムセンチェをぜひ^^
長くなりましたが、最後まで見てくださってありがとうございます!