ビビンバの味を決めるタレの作り方
石焼ビビンバと普通のビビンバを1個ずつ頼みました。
このビビンバの隣にいつも置いてあるものがありますよね~!
はい、コチュジャンのタレです!ビビンバの相棒^^
ビビンバ(비빔밥)の韓国語は、混ぜご飯という意味ですから、タレを入れて混ぜないとですね。
もやしや、人参、ほうれん草、大根、ゼンマイ、キノコなど、ビビンバに入っている具は塩やごま油でシンプルに味付けされていますが、このコチュジャン味のタレ(ソース)を入れて混ぜることで、ビビンバの味がまとまります。
韓国では、具の種類によって塩や醤油ベースのタレを入れることもありますが、コチュジャンダレが基本です。ピリ辛で食欲をそそります~。
韓国人の主婦はどんな風に作っているか、情報を共有したいと思います!
韓国のレシピを、人気のブログやYouTubeからピックアップしました。
タレを中心にまとめましたが、ビビンバの具や作り方について参考になる情報もあります。
今回紹介するタレは、ビビンバだけではなく、万能タレとしても使えます。
野菜スティックにつけて食べたり、サンチュでご飯やお肉を包んで食べる時に入れたり。一番最後に紹介するレシピは、チーズタッカルビや野菜炒めのヤンニョムとしても使えます。
ビビンバタレの人気レシピ7選
韓国のブログから四つ、YouTubeレシピ動画から三つ、おすすめしたいレシピがあります。
ブログの場合、画像クリックでレシピのページを確認できます。韓国語ですが、どれも綺麗な写真がたくさん載っているので参考になると思います。
今回紹介するタレは、基本的に「コチュジャン」が入っているものです。韓国で人気のコチュジャンブランドはこちらです。
① 調味料を混ぜるだけの簡単レシピNo1
タレのレシピ
コチュジャン3、梅シロップ1
オリゴ糖1/2、ごま油1
おろしニンニク1、白ごま少々
※大さじ
梅シロップは韓国人がよく使う調味料(関連記事)ですが、なければ「はちみつ」か「砂糖」で大丈夫です。好みによって「お酢」を少し追加しても良いです。
おろしにんにくは、日本の方には辛いと思うので、少なめに調整したほうが良いかもしれません。
ビビンバの具と作り方
韓国でよく食べる代表的なナムルが乗っています。
「ほうれん草」「ゼンマイ」は日本でもよく見かけますが、白いナムルの「キキョウ」はスーパーで売っているのを見たことがないです。韓国では「ドラジ 도라지」と呼ばれるものですが、喘息などの気管支の病気に効く野菜として有名です。
白いナムルとしては、大根のナムル(レシピ)がおすすめです。
② 調味料を混ぜるだけの簡単レシピNo2
タレのレシピ
コチュジャン2、梅シロップ1
砂糖1/2、おろしニンニク1/2
ごま油と白ごまを少々
※大さじ
1番目のレシピとほぼ同じですが、オリゴ糖の代わりに砂糖を入れています。
1番目と2番目のように、この調味料の組み合わせで作る人が多いです。
昆布などの出汁を少し加えても美味しいです。
甘すぎないように、砂糖の代わりに「みりん」を入れるのもオススメです。
ビビンバの具と作り方
ナムルの色合いがとても良いですね。全部日本で手に入るものなので作りやすいですし。
野菜の味付けは、基本塩とごま油でシンプルに。他の記事にも書いたんですが、ズッキーニのナムル(レシピ記事)もビビンバに入れるととっても美味しいです。
お肉は牛肉のひき肉を使っています。下記の調味料で下味をつけてから強火で炒めるだけです。
みじん切りのニンニク1/2
醤油1+1/2、料理酒1
オリゴ糖1、ごま油少々
コショウ少々
※大さじ
③ お肉を入れて作るレシピNo1
タレのレシピ
牛肉(ひき肉)200g
コショウ少々
みじん切りのニンニク 大さじ1
料理酒 大さじ1
コチュジャン1カップ
はちみつ 大さじ3
ごま油 大さじ1
フライパンに分量外のごま油を入れてから、牛肉を強火で炒めます。
調味料を順に入れながら炒めますが、後半に「コチュジャン」を入れて水気を飛ばしてから、仕上げに「はちみつとごま油」を入れる流れです。
あれば白ごまとみじん切りのネギを食べる前に入れます。
ビビンバの具と作り方
お肉が入っているタレなので、ビビンバを作る時にお肉の具を入れなくても十分です。
忙しい時には、卵フライとキュウリなどの生野菜を切ってこのタレを乗せるだけで美味しいビビンバになります。
④ お肉を入れて作るレシピNo2
タレのレシピ
牛肉(豚肉)500g
下味【砂糖1、塩コショウ・ごま油・料理酒少々】
コチュジャン10
みじん切りのニンニク4
醤油4、砂糖2
オリゴ糖(または水飴)2
コショウ少々
※大さじ
3番目で紹介したレシピとほぼ一緒ですが、下味をつけるのと味付けに「醤油」を入れているところが違います。
はちみつを熱い時に入れると成分が変わってしまうので、少し冷ましてから入れたほうが良いというアドバイスがありました。ごま油も仕上げに。
かなり多めに作っているので、たくさん作り置きする時に参考になりますね。
⑤ お肉を入れて作るレシピNo3(動画)
ビビンバのタレを作るシーンは動画の2分から始まります。
ビビンバの作り方と野菜の切り方にも参考になる動画です!
タレのレシピ
牛肉(ひき肉)150g
下味【コショウ少々、砂糖2,醤油2,みじん切りのネギ2、みじん切りのニンニク2少々】
ごま油で下味をつけた牛肉を炒めてから
「コチュジャン500g、梨汁120ml」を入れて10分間煮詰める
仕上げに「砂糖1、はちみつ4」を入れ混ぜる
※大さじ
最後にタレに入れているものは「松の実」です。
ビビンバの具と作り方
ナムルの具は「もやし、ほうれん草、キノコ、ズッキーニ、人参」を入れています。
炒める野菜(ズッキーニと人参)は、炒める前に軽く塩を入れ混ぜて20分ほど置いてから、絞って炒めるだけです。仕上げにはごま油を少し。
そうすると歯ごたえも良いし美味しいので、キンパ(韓国の海苔巻き)の具を作る時にもオススメです。
【キンパの簡単レシピ】具材ごとのキンパの種類を分かりやすく!
⑥ お肉を入れて作るレシピNo4(動画)
韓国で人気の60代YouTuber主婦の方のレシピです。
タレのレシピ
コチュジャン 600g
牛肉(ひき肉)200g
玉ねぎ1個
ニンニク6かけ
はちみつ 大さじ3
エゴマ油 大さじ1
(★コチュジャンと牛肉の比率は3:1)
お肉を入れて作るレシピを見ると、少しずつコチュジャンとお肉の割合が違いますが、こちらの方は3:1が美味しいとのこと!
エゴマ油でみじん切りの玉ねぎとニンニクを炒めた後に、お肉を入れます。コチュジャンを加えてから最後にはちみつ。
入れる調味料はシンプルですが、美味しいことは間違いないですね。
食欲がない時に、これだけでご飯と混ぜて食べても美味しいと最後に書いてありました~。
⑦ 梨とりんごを入れて作るレシピ(動画)
タレのレシピ
コチュジャン2kg、玉ねぎ2個
りんご1個、梨1/2個
粉唐辛子1カップ、水飴1カップ
玉ねぎとりんごと梨は、切ってミキサーで回します。
他の調味料とよく混ぜて冷蔵庫で1週間熟成させたら出来上がり! 最後に熟成させたタレの見比べの写真が出てきます。
野菜と果物から自然の甘みと酸っぱさが出るから、美味しそうですね。
ビビンバ以外の料理にも活用できる
韓国でコチュジャンの味付けで作る料理がいっぱいありますが、その料理のヤンニョム(味付け)として入れても美味しいとのことです。
例えば、カライチサイトで紹介したタッカルビ(レシピ)や、チェユクポックム(レシピ)など。
ちなみに、動画に「전라도 엄마」と書いてありますが、「全羅道(チョルラド)の母」という意味です。全羅道は韓国の地名(県名)で、この地方は料理が美味しいことで有名なんです。
ビビンバで一番有名な地域が、全羅道の中にある全州(チョンジュ)。なので、ソウルの美味しいビビンバ屋さんに行くと「全州ビビンバ 전주 비빔밥」とよく書いてあります。
いつか全州にビビンバを食べに行きたいです~!
以上、韓国人が作るビビンバのレシピでした。
★ビビンバの人気具レシピ
大根のナムル・もやしのナムル・ズッキーニのナムル・ほうれん草のナムル