ごま油の香りが良い韓国の海苔巻き
日本に住み始めたばかりの時に、意外とこのキンパが一番恋しかったです。
韓国の海苔巻きを김밥(キンパプ・キンパ)と言いますが、韓国ではキンパ専門店が多くてよく利用していました。
美味しく野菜も取れて、安くて、忙しい時もすぐ食べられる手軽さがあるので、昔から皆に愛されています。お店で買って食べる時が多いですが、遠足など特別な日には家で作ります。
今回はキンパの作り方を写真と合わせて分かりやすく紹介します。
韓国人がよく入れる基本具材6種類でベーシックキンパ4本、ツナマヨを追加してツナキンパを2本作りました。ツナの代わりにプルコギを入れても美味しいです。
日本の太巻きに比べて、ご飯の量は少なめ。酢飯ではなく、温かいごはんで作ります。
人参、ほうれん草、ゴボウは多めに入れるのがおすすめです!
人参とほうれん草で彩りよくなり、甘辛いゴボウはキンパの味と歯ごたえの良いアクセントになります。
材料と調味料(6本分)
- ごぼう1本
- 人参2個
- 卵4個
- ほうれん草(キュウリでも)1束
- たくあん(甘口がおすすめ)1/2袋
- さつま揚げ3枚
- ツナ(省略可)1缶
- ご飯3合半
- 海苔6枚
- 調味料 醤油、塩、酒、みりん、砂糖、ごま油、白ごま、サラダ油、粉唐辛子(好み)、マヨネーズ(ツナ用)
- 【具材】カニカマ、キンパ用ハムを入れる人も多いです。プルコギなどその他人気具材はこちらの記事に詳しく書きました。
- 【海苔】韓国のりではなく、普通の海苔を用意します。
ひと目で分かるレシピ
※計量単位を書いてない調味料は「大さじ」です。
- 1卵に酒1、塩少々を加えてよく溶きます。フライパンにサラダ油をひき、卵を入れます。弱中火で両面を焼いた後、包丁で細長く切ります。
- 2人参を千切りにします。フライパンにサラダ油をひき、人参を中強火で炒めます。最後に塩を入れて薄めに味付けします。
- 3ゴボウを千切りにします。フライパンにゴボウと水1カップ、醤油3、みりん2、砂糖2を入れて、汁気がなくなるまで中強火で煮詰めます。
- 4ほうれん草の根本を切り落とし、30秒間茹でます。水気をよく絞ってから、ごま油1、白ごま(すりごま)たっぷり、塩少々を入れて和えます。
- 5たくあんを細長く切ります(キュウリ、カニカマ、ハムを入れる場合、細長く切る)
- 6さつま揚げを細長く切り、サラダ油で炒めます。醤油1、みりん1~2、粉唐辛子(好み)1/2を加えて味付けします。
- 7ツナは油をしっかり切り、マヨネーズ1~2を混ぜます。(プルコギキンパを作る場合は、牛肉に醤油、砂糖、酒、おろしにんにく、ごま油、コショウを入れて揉み込んで10分後に炒める)
- 8温かいご飯に、ごま油2、塩少々、(白ごま)を入れて混ぜます。※ご飯は硬すぎるより少しだけ水気が多いほうが良いです
- 9海苔の手前3/4に均一にご飯を広げ、すべての具材を乗せて巻きます(巻き終わりを下にしておく)。好みで海苔の外側にごま油を薄く塗り、白ごまをかけて完成です♪
- ※残ったキンパは1本ずつアルミホイルに包んで保存するのがオススメ。常温で半日~1日間日持ちします。
写真付きの詳しい作り方
中・大サイズのフライパン1つとほうれん草を茹でる鍋が必要です。この流れで作ると、フライパンを洗わずに済みます~。
Step1卵に酒大さじ1、塩少々を加えてよく溶きます。
フライパンにサラダ油をひき、卵を入れます。
弱中火で両面を焼きます。
裏返した時に少し破れてしまいましたが、全然大丈夫です^^
包丁で細長く切ります。
日本式で厚目で焼いても良いです。
Step2人参を千切りにします。
スライサーを使って細く切っても大丈夫です。
フライパンにサラダ油をひき、人参を中強火で炒めます。
最後に「塩」を入れて薄めに味付けします。
卵焼きと人参の完成。
さて、次はゴボウ。
Step3ゴボウを千切りにします。
ごぼうは泥を洗い落とし、たわしやアルミホイルでこすって皮をむきます。ささがき、または斜め薄切り後千切りにしてから、水に5分ほどひたしておきます。
フライパンにゴボウと水1カップ、醤油3、みりん2、砂糖2を入れます(※大さじ)
汁気がなくなるまで中強火で煮詰めます。
こちらのレシピのように、後半に豚(牛)のひき肉を加えても美味しいです。
ゴボウの完成です♪
Step4ほうれん草の根本を切り落とし、30秒間茹でます。
根本から半分を先に入れて15秒ほど、全部を入れて15秒ほど茹でます。
水気をよく絞ってから、ごま油1、白ごま、塩少々を入れて和えます。
ほうれん草の水気をしっかり絞るのも大事。
白ごまの代わりに、すりごまでも良いです。たっぷり入れます。
Step5たくあんを細長く切ります
韓国のキンパに入るたくあんは、甘口なので、甘めのたくあんを入れるのがオススメです。
これで、具材5種類が完成です~。
ほうれん草の代わりに、生のキュウリを入れることも多いです。生のキュウリは、炒めずに細長く切るだけでも良いです。
カニカマ、ハムを入れる人も多いので、好きな方は細長く用意します。ハムはサラダ油で少し炒めたほうが美味しいですね。
Step6さつま揚げを細長く切り、サラダ油で炒めます。
醤油1、みりん1~2、粉唐辛子1/2を加えて味付けします。
粉唐辛子は基本入れませんが、ピリ辛が好きな方にオススメです。
Step7ツナは油をしっかり切り、マヨネーズ大さじ1~2を混ぜます。
ツナ缶1つで2本のツナキンパが作れます。
プルコギキンパを作りたい方は、牛肉に醤油、砂糖、酒、おろしにんにく、ごま油、コショウを入れて揉み込んで10分後に炒めます。
Step8温かいご飯に、ごま油大さじ2、塩少々、(白ごま)を入れて混ぜます。
切るように混ぜます。
ご飯は硬すぎるより少しだけ水気が多いほうが良いです。少ししっとりした感じのあるご飯が他の具材と味がまとまりやすくてオススメです。
白ごまは、好みで。ご飯に少し味付けする人が多いですが、全く味付けをしない人もいます。
海苔も用意します。これですべての材料が揃いました!
す巻きがなくても大丈夫ですが、あったほうが全体の形を整えられるから綺麗に巻けます。
完成したキンパを乗せる皿も用意して、巻いていきます~。
Step9海苔の手前3/4に均一にご飯を広げ、すべての具材を乗せて巻きます。
順番は特にないですが、細かく切ってあるゴボウ、人参を先に乗せたほうが、巻くときに失敗しにくいです。
海苔だけ残っている部分にご飯粒をつけると、くっつきやすくて良いです。
好みで海苔の外側にごま油を薄く塗り、白ごまをかけますが、後で6本まとめてやります。
お皿には、巻き終わりを下にしておきます。
どんどん巻いていきます~!
ゴボウはこれくらいたっぷり入れるのが美味しいです。
日本の海苔は、韓国の海苔より厚くて破れにくいですが、もし破れたりしたら、キンパの巻き方記事に書いたどおりに、4分の1くらいに切った細い海苔を斜めに重ねて巻く手もあります。
6本のキンパ、全部巻き終わりました。
もともと8本を巻くつもりだったので具材が残ってしまいましたが、レシピの具材の量は、6本分で調整したものです~。
ごま油を垂らして、スプーンで軽く塗って、白ごまをかけます。
上の2本は、ツナキンパ。残りの4本は基本キンパ!
もう一度、上から一枚^^
横から一枚^^
ごま油の香りがよく、食欲をそそります。
早速食べるために、3本を切りました。
包丁で切っていきますが、時々濡らした布巾で包丁を拭きます。
ツナキンパ2本と基本キンパ1本を切って、美味しく完食しました。
(ひとりで食べてないです)
これは、ツナキンパですが、
ツナを入れようと思って、ゴボウを少し少なめに入れてしまいましたが、ゴボウは写真より多めが美味しいです。
日本で紹介されているキンパのレシピを見ると、ゴボウが入ってない時が多いですが、ゴボウの甘辛さと歯ごたえはキンパで大事なポイントになるので、省略しないほうが良いと思います。こちらの日報でもゴボウキンパを作るおばあちゃんの映像も紹介しながら、同じ話をしました^^
残りのキンパは、韓国のキンパ専門店のように、1本ずつアルミホイルに包んで保存するのが良いです。日本のおにぎりもラップよりアルミホイルが美味しさが保つそうです。
常温で半日~1日間、日持ちします。
キンパは冷めても美味しいですが、冷蔵庫に入れて冷たくなると美味しくないです。
残りの具材で、もう一度キンパを作ろうかなと思いましたが、結局ビビンバにしました。
子供の遠足の時とか、おうちで何かイベントがある時にぜひ作ってみてください^^