キンパの海苔は、韓国のり?
韓国の太巻きのキンパ(キンパプ・김밥)の海苔は、どういう海苔を使うか気になる方がいると思います。
日本で「韓国海苔」と呼ばれているごま油のついたものは使わずに、普通の海苔を使います。
巻いた後に、仕上げでごま油を塗ることが多いので、勘違いする方もいるかもしれません。
日本のコンビニおにぎりで、韓国海苔を使ったものがありますよね。それを初めてみたとき、韓国海苔もこんなふうに使えるんだなと新鮮に感じました。おにぎりと海苔巻きを似たものと理解していたので、韓国海苔が使われていることに驚いたんです。
韓国の「キンパ」つまり韓国海苔巻きも、味のついていない日本の海苔巻きと同じ海苔を使います。スーパーにも日本のものと同じ大きさの「キンパ用の海苔」が売っています。
韓国で売っているキンパ用海苔。
「キンパキム 김밥김」と書いてあります。「김」が前と後ろに二回書いてありますが、「海苔」という意味です。真ん中の「パ 밥」はご飯の意味。
直訳すると、海苔ご飯の海苔^^
キンパの巻き方
上手な巻き方・切り方のポイント
キンパの巻き方と切り方がよく分かる韓国主婦の動画を紹介したいと思います。
動画を見ると、なんとなく分かると思いますが、ポイントはこちら。
- 1ごま油を手先につけてから、海苔の3分の2にご飯を伸ばしていく。
- 2具材は広く乗せずに、層になるように乗せる
- 3海苔を巻く最初は、手に力を入れずにそっと。ご飯があるところまで巻いたら、軽く手に力を入れて全体の形を整える。
- 4海苔だけ残っている部分にご飯粒をつけて、最後まで巻く。
- 5簀巻きがあれば、一度ぎゅっと巻いてもう一度形を整える。
- 6キンパを切るとき、包丁にごま油を軽くつけて切るとご飯がくっつかずに綺麗に切れる(濡らした布巾で包丁を拭きながらする方法もあり)
海苔が破れない巻き方
以前見たグルメ系の韓国ドラマ「ゴハン行こうよ」(韓国語のタイトル:식샤를 합시다)で、キンパを巻くシーンがありました。
そこで「なるほど!」と思う良いアイディアが。
海苔にご飯を乗せる前に、4分の1くらいに切った細い海苔を斜めに重ねることで、海苔が補強されて破れなくなるそうです。
詳しくは動画から見てください^^
男性はプンシクッチョム(분식점・トッポギやキンパなどを売っている軽食屋)の息子という設定で、うまくキンパが巻けないという女性に巻き方を教えています。
巻き方を教えている部分は、動画の1:40から流れます。
2年くらい前に見たドラマですが、懐かしいですね。
韓国で売っているキンパ用の海苔は、日本で売っているものより少し薄いような気がします。それに具をたくさん入れるので破れやすいかもしれません。海苔がすぐ破れてしまう人は、試してみてください~。
キンパを作るときの参考にしていただければ幸いです!
地元で人気のキンパ屋さん。出前のトッポギ、スンデと一緒に食べた!