お肉チヂミ、육전(ユッジョン)
生姜焼きをよく作るので、生姜焼き用の豚肉が家にある時が多いですが、それで韓国のユッジョンを作ってみたら、すごく美味しかったです。
ユッジョン(육전 ユクジョン)とは、お肉だけで作るチヂミ。ユク(육)はお肉、ジョン(전)はチヂミ、の意味があります。
伝統的には、牛肉で作りますが、豚肉でも美味しいと人気です。
下味をつけたお肉に卵の衣をつけて焼くだけで簡単。お肉は柔らかくて、プルコギのヤンニョムと優しい卵の味わいが美味しいです。お弁当のおかずにもおすすめです。
牛肉で作る場合や、アレンジなどに参考になる韓国の人気レシピも合わせてお届けします!
材料と調味料+レシピ
- 豚肉(牛肉)350g
- 片栗粉(小麦粉、チヂミ粉)大さじ4
- 卵2個
- ◎ 醤油大さじ3
- ◎ みりん大さじ2
- ◎ 砂糖大さじ1/2
- ◎ おろしニンニク大さじ1/2
- ◎ 塩コショウ少々
- 【豚肉・牛肉】脂が多くなく、薄いお肉で作ります。生姜焼き用が作りやすくておすすめです。
ひと目で分かるレシピ
- 1お肉に◎を加えて下味をつけます。片栗粉を入れて混ぜます。溶き卵を用意します。
- 2フライパンにサラダ油をひき、溶き卵をつけたお肉を弱~中火で焼きます。
- 3両面を焼き、お肉に火が通ったらお皿に盛ります。キッチンペーパーでフライパンを綺麗に拭き、残りのお肉も溶き卵をつけて焼きます。
- 【※1】お肉のサイズは、お好みでOK。生姜焼き用なら、半分に切ってもそのままでも良いです。
- 【※3】牛肉で作る際には、両面を軽く焼きます。豚肉はしっかり火を通します。
味がついている肉なので焦げやすく、弱~中火で調整して焼きます。
私は手軽な作り方として、片栗粉を入れて混ぜておいてから、焼く前に溶き卵をつけて焼いていますが、
一枚ずつ片栗粉 ⇒ 溶き卵の順に丁寧につけて焼くのが正しい作り方ではあります~。溶き卵が剥がれにくくなります。
下味のヤンニョム◎はしっかり目で、このままで美味しく食べられる味付けです。
薄く下味をつけて、タレにつけて食べても良いですが、詳しくは下記の韓国のレシピと合わせて紹介します。
韓国の人気レシピ5選
牛肉&豚肉で作るユッジョン(육전)を作る際に、参考になるレシピ動画をピックアップしました。
一番参考にしたレシピは、1番目のレシピ動画ですが、かなり簡単にアレンジしました。
- 1牛肉&豚肉のチヂミ、味付けはプルコギ(人気主婦のレシピチャンネル)
- 2牛肉チヂミ、味付けは醤油ベース(韓国教育放送のレシピ番組)
- 3豚肉チヂミ、味付けは塩コショウ(人気のレシピチャンネル)
- 4牛肉&豚肉のチヂミ、味付けは塩コショウ(人気のモッパンチャンネル)
- 5牛肉チヂミ。韓国ドラマ『賢い医師生活』を見て作ってみた!
No.1 牛肉&豚肉のチヂミ、味付けはプルコギ
よく参考にしている人気主婦のレシピチャンネルです。
いちばん最初にする作業は、キッチンペーパーでお肉の血をできるだけ除去すること。お肉に血や水分があまりついてなかったので、省略しましたが、基本の作り方なので丁寧に作りたい方はぜひ~。
■下味のヤンニョム(作り置き用)
醤油1カップ
梨と玉ねぎのエキス3カップ
焼酎(みりん)50ml
ごま油 50ml
砂糖 大さじ3、コショウ 大さじ1/3
※1紙カップ=160ml
タレは、たくさん作り置きして一部だけ使っています。衣は、片栗粉 ⇒ 溶き卵です。
市販のプルコギだれで下味をつけても良いけど、濃すぎるから、水を入れて薄めて使ってくださいとのことです。
作ったものを食べながら、牛肉より豚肉のほうが美味しいと言っています^^
No.2 牛肉チヂミ、味付けは醤油ベース
韓国教育放送のレシピ番組の放送分です。韓国版『きょうの料理』のような番組で、料理研究家が丁寧に説明しながら作り方を紹介してくれます。
■下味のヤンニョム
醤油 大さじ1/2
日本酒 大さじ1/2
コショウ 少々
ごま油 小さじ2
衣は、チヂミ粉 ⇒ 溶き卵。彩りよく、春菊の葉と赤唐辛子をのせて完成です~。
2つの料理を紹介していますが、もうひとつは、ビビン麺。ヤンニョムジャンは、下記調味料を混ぜ合わせて作ります。
■ビビン麺
コチュジャン2、粉唐辛子2、醤油1
お酢2、梅シロップ2、砂糖小さじ2
にんにく・からし・白ごま 各小さじ1
ビビン麺はこちらのレシピでも紹介してあります。
No.3 豚肉チヂミ、味付けは塩コショウ
人気のレシピチャンネルから、豚肉ユッジョンのレシピです。
こちらは、小ねぎ、人参、唐辛子を溶き卵に入れて彩りアップです。
■材料
豚ロース 600g、卵 6個
小ねぎ(長ねぎ)、人参
唐辛子(辛)3本、赤唐辛子2本
小麦粉 1カップ
塩、コショウ
味付けは、塩コショウで軽くして、チヂミらしく醤油だれにつけて食べます。
わさび入りの醤油だれがよく合うとのことで「醤油1、お酢1、わさび小さじ1/2」で作っています。
No.4 牛肉&豚肉のチヂミ、モッパンチャンネルのレシピ
レシピも見れる人気のモッパンチャンネルから。ちょっと大食いの方です。
こちらも塩コショウで軽く味付けしています。玉ねぎの醤油漬け(レシピ)&ネギのピリ辛和え(レシピ)を添えて食べています。
■玉ねぎの醤油漬け
玉ねぎ、醤油、粉唐辛子、砂糖、お酢、水
■ネギのピリ辛和え
醤油、粉唐辛子、砂糖、お酢、ごま油(あれば、おろしにんにく)
調味料の量は、正確に分からないですが、動画を参考に&お好みで調整ですね。
こちらの方の動画は、炊飯器で簡単サムゲタンのレシピにも載せましたが、さっさっさっと料理している姿が気持ちいいです~。
No.5 「賢い医師生活」を見て作ってみた
このお肉チヂミ、ユッジョンを作ってみたいと思ったきっかけが、韓国ドラマ『賢い医師生活』でした。ドラマに出ていたユッジョンがすごく綺麗で美味しそうだったので、印象に残っていました。
検索して見たら、ドラマを見て作ってみた!という動画がいくつかありました。こちらの動画の前半に画質はよくないですが、ドラマのシーンが少し入っています。
人気のドラマなので、最近シーズン2が放送されましたが、この料理が出たのは、シーズン1の3話です^^
ピアノが弾ける方のようで、ドラマOSTで使われた『アロハ』も弾いています。好きな曲なので、歌詞はこちらの記事で紹介しましたが、ピアノで聞いても素敵ですね。
写真付きの詳しい作り方+Blog
Step1お肉に◎を加えて下味をつけます。
◎ 醤油 大さじ3
◎ みりん 大さじ2
◎ 砂糖 大さじ1/2
◎ おろしニンニク 大さじ1/2
◎ 塩コショウ 少々
しっかり目の味付けなので、薄味が良ければ調整してくださいね。
ごま油を入れるレシピも多いですが、生姜焼き用は脂がある程度あるので、省略しました。
にんにくは、作り置きしたものを使用。
今回、ミキサーにかけすぎてちょっとおろしに近くなりました^^;
片栗粉を入れて混ぜます。
写真から追加し、大さじ4くらい入れました。
片栗粉は、一枚ずつつけるのが良いですが、この作り方で満足しています^^
溶き卵を用意します。
Step2フライパンにサラダ油をひき、溶き卵をつけたお肉を弱~中火で焼きます。
ヤンニョムがついているお肉なので、焦げないように注意して焼きます。
Step3両面を焼き、お肉に火が通ったらお皿に盛ります。
豚肉なので、しっかり火を通します。
牛肉は、通しすぎると固くなって美味しくないから、さっと焼きます。
350gくらいのお肉なら、大きいフライパンで2回焼けば、終わりです。
キッチンペーパーでフライパンを綺麗に拭き、残りのお肉も溶き卵をつけて焼きます。
残りの溶き卵も全部入れちゃいました。
2回目を焼いている間に、他のおかずを出して、お昼の準備です。
作り置きした大根ナムル。レシピはこちら
この前、Instagramで、美味しくてよく作っていると嬉しいコメントを頂きました。
2回目も焼き終わりました~
衣が剥がれたところもありますが、美味しそうな感じ^^
手抜きした分、レシピ動画のような綺麗な仕上がりではないですが。
さっぱり味が足りないな…
きゅうり一本を切ってキムチのお皿に加える緊急措置。
豚肉チヂミは、柔らかくて、プルコギヤンニョムがとっても美味しかったです。
2枚は残して、晩ごはんの時に食べましたが、冷蔵庫に入れておいても美味しかったです。お肉も固くならなかったです。
初めてユッジョンを作った日
この日も生姜焼きの豚肉で。
美味しいかな?と半信半疑で作り出しました。
片栗粉をお肉に混ぜて、溶き卵を用意して
フライパンで焼いていきます。
この日は、お肉を半分に切ってから味付けしました。
美味しそうな匂いがぷんぷん。
2回目も焼いて終わり!
初めてにしては、良い感じ(?)
最初の一口を食べた瞬間、
美味しい! 柔らかい!
衣をつけずに炒めるだけでも美味しそうですが、
衣をつけることで、お肉が柔らかく仕上がることと、卵の味も加わるので全体的にマイルドな味わいになります。
ユッジョン、美味しいので、ぜひ作ってみてください~^^