にんにくの活用と保存
韓国に住んでいるある日本の方が、
「韓国料理で一番よく使う調味料が粉唐辛子かと思ったら、にんにくだった!」とTwitterでつぶやくコメントを見ましたが、本当にその通りだなと思いました。必須調味料のような感覚。
にんにくがなければ、プルコギやキムチなど、いろんな韓国料理の美味しさは半減すると思います。
韓国料理に関わらず、餃子やパスタなど、にんにくが活躍する料理はたくさん。
今回は、そんな有り難いにんにくの保存方法について、韓国の情報と合わせて紹介します。写真のプルコギなど、にんにくを活用した料理についても~。
にんにくを外でずっと放置しておくと、カビが生えたり、芽が出たり、乾いたりして使えなくなることがあります。
皮付きのまま、株まるごと、またはバラバラにして冷蔵・冷凍保存すると長持ちしますが、
韓国人は料理で使いやすいように、みじん切りにして保存することが多いです。
にんにくのみじん切りがあると、料理がすごく楽になります。
いろんな料理に活用できますし、少し入れるだけで味に奥行きができます。健康に良いうま味調味料のような感じ^^
作り置きすると、にんにくの辛味が少し和らぐので、即席キムチやナムルに入れても美味しいです。
では、下記の内容について、写真と映像と合わせてお届けします♪
- 簡単!にんにくのみじん切りを作り置き
- 冷蔵と冷凍!韓国人のにんにくの保存方法
- にんにくで美味しくなる料理とレシピ
簡単!にんにくのみじん切りを作り置き
必要な材料は、にんにくと、少しの玉ねぎです。
私は4株で。作り置きしたい量に合わせて用意します~。
今回ハンドミキサーを使いましたが、家にあるみじん切り器を用意します。
玉ねぎを入れる理由と比率
にんにくのみじん切りを作り置きすると、緑色に変色しやすいですが、
玉ねぎがもっている成分(硫黄化合物)がにんにくの変色を防いでくれるので、混ぜてみじん切りにすると良いです。
玉ねぎを入れすぎると、にんにくの味を損ねてしまうので、写真くらいの比率にします。
下記に載せた韓国のレシピでは、9:1と言っているので、玉ねぎは写真より少なめでも良いです。
にんにくの皮を剥く時には、手が荒れやすいから、手の弱い方は手袋などをつけましょう。
私は、一粒ずつに分けて根本を切って地道に皮を剥く時が多いです。剥けにくいものは水に少しつけてから剥きます~。
皮を剥いて綺麗に洗ったにんにくは、キッチンペーパーで拭き取ったりして水気がないようにします。
玉ねぎ少しと一緒に、ミキサーに入れます。
セール中に買ったハンドミキサーの出番。
BROWNというブランドですが、かなり人気ですね。いろんな組み合わせセットがありましたが、私はこちらのセット(Amazon)を購入しました。
写真のチョッパーが小さすぎるかなと心配しましたが、不便のない大きさでした。キムチのヤンニョムを作るのも楽になりました。
かけすぎず、途中でかけ具合をチェックします。
写真くらいの細かさがおすすめです。
炒めものにも使えるし、ナムルの和え物にも使えるので~。
密閉容器に移します。冷蔵保存用なので、まとめて入れてしまっても良いです。
冷凍保存する際は、小分けしたほうが良いですが、詳しくは下記の韓国レシピ動画と合わせて紹介します。
にんにく4株でも、みじん切りするとそんなに多い量ではないです~。
空気接触の面積を最小限にするために、スプーンでよく整えます。
これで新鮮に長持ちします♪
にんにくの長持ちと冷蔵庫の中で匂いがするのを防ぐために、密閉容器が良いです。
すぐ冷蔵庫に入れます。保存期間は1~2ヶ月を目安に。
韓国では2ヶ月以上も保存して使う人がいますが、にんにくの味は落ちていくので、2ヶ月以内で使い切ったほうが良いですね。
作り置きしたみじん切りのにんにくで作った料理の話の前に、韓国の情報をお届けします!
冷蔵と冷凍。韓国人のにんにくの保存方法
玉ねぎを入れてみじん切りをするという方法は、いろんな動画で紹介していますが、下記の動画が分かりやすくて良かったです。
冷蔵保存2ヶ月以上過ぎても、変色がないとのこと。動画2:20で確認できます。
その他、後半のほうで下記の情報もありました。
冷蔵保存時にマヨネーズの容器がおすすめ。チューブタイプだから、料理にも使いやすく、匂いもしないそうです。
冷凍保存する際にまとめて入れてしまうと、固まって少しずつ取り出して料理に使うのが難しいので、小分け容器で保存するのが良いです。
ケースはセリアなど100均でも似ているものが売っていると思います~。
冷凍保存!フリーザーバックで小分け
ジップロック(Amazon)のようなフリーザーバックを使って冷凍保存する人も多いです。
やり方は動画を見ると分かりやすいですが、まとめると、
① フリーザーバックにみじん切りのにんにくを入れて薄く広げます。
② 菜箸や、包丁の背で一定間隔に押していきます。
③ 横縦で線を引いたら、冷凍庫に3時間以上おきます。線にそって分けて密閉容器に入れて冷凍保存します。
そうすることで冷凍保存でも使いたい量を出しやすくなります。
冷凍庫で保存すると、冷蔵保存より新鮮な状態で保存できますし、6ヶ月くらい長期保存できるメリットがあります! また、玉ねぎを入れなくても変色しにくいです。
にんにくで美味しくなる料理とレシピ
作り置きしたみじん切りのにんにくで作った料理の写真をまとめてみました♪
にんにくを入れると、なんでも料理が美味しくなる気はしますが、活用できる料理として参考になれば嬉しいです。
最後に、にんにくの作り置き一ヶ月後の写真も載せましたが、色の変化ほぼなしでした。
プルコギと生姜焼き
にんにくのみじん切りを作り置きした日は、豚肉にプルコギの下味をつけました。
牛肉のプルコギとほぼ同じ味付けです。
日本の生姜焼きにも、にんにくのみじん切りを少し入れると、さらに美味しくなるのでおすすめです!
下味をつけたプルコギを焼いて、お昼です。
この前、紹介した小ねぎのキムチレシピにものせた写真ですが… ^^
サニーレタスで巻いて食べました。美味しかったです~~
パスタにも、にんにく!
冷蔵庫にみじん切りのにんにくがあると頼もしいです。
何より楽!
市販のチューブも楽ですが、にんにく100%ではないので味がちょっと違います。
この日は、晩ごはんで適当にクリームパスタを作りました。
kiriのクリームチーズ2個とコンソメと塩コショウで作りましたが、にんにくも効いていて最高においしかったです~~~
パスタにもにんにくがよく合いますよね!
違う日に美味しく食べたぶりの照り焼き。
にんにくを入れたか記憶があやふやですが、魚の臭み除去にもにんにくは良いので、韓国では魚料理にもにんにくをよく入れます。
野菜と春雨の炒め、チャプチェ
作り置きして、7日目。
色の変化は、ほぼなかったです。
この日は、にんにくをたっぷり入れてチャプチェを。
にんじんもたっぷり。
玉ねぎが切れていて、作るか迷ったのですが…
にんにくを入れて炒めると、すぐ美味しそうな匂いがしますよね~~
こちらの簡単レシピで紹介したフライパン1つで作るチャプチェの出来上がり!
玉ねぎの甘みがなくてちょっと寂しかったのですが、美味しかったです♪
韓国の基本チャプチェのレシピはこちら
定番の韓国料理、キムチとナムルにも
作り置きして、12日目。
新鮮そうに見えます。
この日は、大根と白菜で即席キムチ!
キムチには、やっぱりにんにくですね^^
参鶏湯味のお粥に添えて食べました。
即席でも良いけど、冷蔵庫でちょっと冷やしたほうがさらに美味しいです~
ナムルにも、にんにく!
ぜんまいのナムル(レシピ)です。
夫がこの前入院しましたが、夫の好きなナムルなので、入院する前日に作ってあげました。
無事に退院できたので、退院後も作ってあげました^^
うちは、そばの付け合わせにもよく食べます。
ホルモン炒め、チャーハンにも
業務スーパーでお肉コーナーにある豚ハラミと、
豚もつ、この2個セットで500円ですが、安くて美味しいです^^ ホルモン好きな方はぜひ~。
野菜たっぷりに、にんにくと塩コショウだけで他のおかず要らずです。もちろんおつまみにも良いです。
チャーハンも、にんにくが効いていると美味しいですよね!
ツナと野菜たっぷりのチャーハン。
韓国語ではポックムパプと言います。人参が入っているとちょっとポックムパプっぽい感じがします。
最後に。スープの味付けにも
しゃぶしゃぶの残り汁で作ったうどん。
スープの味付けにもにんにくを~。
韓国式餃子スープのマンドゥクッ(レシピ)にも、にんにくを入れます。
市販の水餃子で手軽に~^^
野菜はあるもので! この日は大根入りでスープがすっきりと美味しかったです。
じゃがいももホクホクと美味しかったです。
韓国では、スープやチゲにも、基本にんにくが入ります!
作り置きしてから、1ヶ月後。色の変化ほぼなしです。
玉ねぎ入りの色の変化を確かめたくて、ばんばん使わなかったです^^;
記事が長くなりましたが、最後まで見てくださってありがとうございます。
にんにくのみじん切りがあれば、料理が美味しくなるので、ぜひ作り置きしてみてくださいね~。