きゅうりたっぷりの水キムチ
暑いですね~!夏にぴったりの水キムチを紹介します。
旬の野菜、きゅうりで作る水キムチです。
韓国語では、オイムルキムチ(오이물김치)と言います。オイはきゅうりで、真ん中の「ムル 물」は水の意味です。
ひんやりと冷たく、酸味のある汁がとても美味しいです。乳酸菌もたっぷり~。
ぽりぽりきゅうりと甘みのある白菜も美味しいです。熟成期間が短く、早めに楽しめます。
韓国人主婦の人気レシピ動画と合わせて、本場の作り方とアレンジできる内容も紹介します。
熟成による変化は、写真と合わせてお届けします!
材料と調味料+レシピ
メイン野菜は、きゅうりと白菜。きゅうりだけで作る際には、下記2番目レシピ動画も参考にしてください。
この日、小ねぎがなく長ねぎを入れましたが、水キムチには小ねぎが見た目も香りもよくおすすめです。玉ねぎや大根を入れても美味しいです。
赤と黄色のパプリカを入れましたが、韓国では赤唐辛子を入れることが多いです。彩りのためなので省略しても大丈夫です。他の水キムチのレシピで紹介したように、りんごを皮付きで切って入れても色鮮やかで美味しいですし、発酵にも役立ちます。
- きゅうり5本
- 白菜1/4株
- 小ネギ(長ねぎ・玉ねぎ)1袋
- パプリカ(赤唐辛子・りんご)1個
- 塩(塩漬け用)大さじ3
- ◎ にんにく7かけ
- ◎ 生姜1かけ
- ◎ 玉ねぎ1/2個
- ◎ ごはん1/3茶碗
- ◯ 水1.5~2L
- ◯ 塩大さじ2
- ◯ イワシの魚醤(省略可)大さじ1
- ◯ 100%りんごジュース300ml
- 【ごはん】キムチのりの代わりです。こちらのレシピのように水と小麦粉を加熱して作っても良いです。ミキサーを使わない作り方としても参考になります。
- 【イワシの魚醤】塩や、アミの塩辛、イカナゴの魚醤で調整しても良いです。イワシの魚醤は韓国でよく使われる魚醤です(Amazon 楽天)
- 【りんごジュース】サイダーでもOK。甘みを足すために入れます。梨や、リンゴ、大根を◎に加えるのもおすすめです。
ひと目で分かるレシピ
- 1きゅうりは長さを4等分に切り、タテに4つ切りにします。塩大さじ1.5を混ぜ合わせて10分ほど置きます。お湯を沸かし、ひたひたになるくらいにかけます。10分後、軽く洗って水気を切ります。
- 2白菜は食べやすい大きさに切り、塩大さじ1.5を混ぜ合わせて10分ほど置きます。軽く洗って水気を切ります。
- 3小ネギは3cmの長さに切ります。パプリカは細切りにします。(あれば、玉ねぎや大根、りんごも食べやすい大きさに)
- 4◎をミキサーにかけます。保存容器にこし器やこし布を使用して入れます。(ミキサーにかけやすいように、こし器ですべてのエキスが出やすいように、水を適量追加しても)
- 5保存容器に1+2+3のすべての野菜と◯を加え、混ぜ合わせます。味見をして少しだけ塩辛い程度で調整して完成です♪
- 【熟成期間】1日間常温保存、2日間冷蔵保存後、お召し上がりください。
- 【※1】沸騰させたお湯をかけることで、きゅうりの歯ごたえがよくなります。ビタミンは熱に弱いので、栄養を考えて省略しても良いです。
冷蔵庫に入れる前に、塩加減と匂いのチェック
野菜から水が出るので、美味しいと思う塩加減から少しだけ塩辛い程度で調整します。
1日常温熟成後、冷蔵庫に入れる前に、もう一度味見して薄かったら塩で調整します。塩辛い場合は水を追加しても良いです。
熟成がかなり進んだあとで塩を入れると、苦くなったりするので、調整は冷蔵庫に入れる前に済ませてください。
少し熟成された匂いがしてから、冷蔵庫に入れるのが美味しいです。
夏は1日で十分な感じですが、匂いがあまりしなかったら、常温でもう少し置いてくださいね。
暑い日は、味噌汁の代わりに^^
では、写真付きの詳しい作り方の前に、参考になる韓国のレシピを紹介します。
韓国人主婦の人気レシピ
今回のレシピは、下記のレシピを参考に作ったので、動画を見ると分かりやすいと思います。
作り方はほぼ一緒ですが、材料と調味料の中でないものをアレンジしました。
■材料
きゅうり6本、白菜(小)2株
パプリカ1個、赤唐辛子2本、小ねぎ
塩 大さじ4
■キムチのヤンニョム(調味料)
にんにく100g、大根150g
唐辛子(辛い)5本、生姜5g
玉ねぎ1/2個、アミの塩辛1
ごはん2、水5L
塩3.5、砂糖 小さじ1、梅シロップ100ml
辛い唐辛子もミキサーにかけて入れているので、赤くなくてもピリ辛い汁になると思います。
アミの塩辛(Amazonで見る)も入れていますが、私のように魚醤を入れてもいいですし、塩だけで調整しても美味しいです。イワシの魚醤は入れすぎると魚臭いので少しだけ入れます~。
梅シロップで甘みを加えています。韓国人はキムチなど料理にも梅シロップ(レシピ)をよく使います。
砂糖を入れると、熟成後に野菜の歯ごたえが悪くなったり、
少しアレンジを加えたところはありましたが、こちらのレシピを参考に美味しくできました!
ピリ辛。赤い水キムチにアレンジ
粉唐辛子を使って汁を赤く染めた水キムチもあります。ピリ辛い汁がお好みであれば、こちらも試してみてください。
白菜なしで、きゅうりたっぷりで作るレシピです。
■材料
きゅうり10本、小ねぎ、赤唐辛子、玉ねぎ
■キムチのヤンニョム ※大さじ
大根(145g)のすりおろし
みじん切りのにんにく2
みじん切りの生姜1
粉唐辛子7、梅シロップ6、塩2.5
キムチのり(小麦粉1+水500mlを混ぜながら加熱したもの)
汁のヤンニョムの作り方は、動画の2:30から確認できます。
こし袋に大根・生姜・にんにく・粉唐辛子を入れて揉みながら、キムチのりを赤く染めていきます。キムチのりの代わりに水を染めても良いです。
こちらのレシピでも赤い水キムチを紹介したので、合わせて参考にしてください。
にんにくと生姜の味が強くないほうがよければ、ミキサーにかけずに、この方のようにこし袋でもんで汁に香りを移す方法がおすすめです。
上記2つのレシピを見ると、ヤンニョムに大根のすりおろしが入っています。大根のさっぱりとした味で水キムチの汁がさらに美味しくなるので、あればぜひ入れてください~。
写真付きの詳しい作り方+Blog
Step1きゅうりは長さを4等分に切り、タテに4つ切りにします。
塩大さじ1.5を混ぜ合わせて10分ほど置きます。
きゅうり用のお湯を沸かします。
沸騰させたお湯をかけることで、きゅうりの歯ごたえがよくなるので、オイキムチ(レシピ)を作る時にも同じ感じで塩漬けします。
でも、ビタミンは熱に弱いので、歯ごたえより栄養を優先するなら、省略しても良いです~。
お湯をひたひたになるくらいにかけます。10分後、軽く洗って水気を切ります。
Step2白菜は食べやすい大きさに切り、塩大さじ1.5を混ぜ合わせて10分ほど置きます。軽く洗って水気を切ります。
白菜は、塩漬けを省略しても美味しいです。
塩漬けを省略すると、その分、熟成中に水がたくさん出るので、1日後に汁の塩加減が薄くなりやすいです~
Step3小ネギは3cmの長さに切ります。パプリカは細切りにします。
玉ねぎや、大根を入れても美味しいです。
Step4◎をミキサーにかけます。
◎ にんにく 7かけ
◎ 生姜 1かけ
◎ 玉ねぎ 1/2個
◎ ごはん 1/3茶碗
ミキサーにかけやすいように、水も1カップくらい入れました~。
ごはんを入れると、別途キムチのりを作らなくてもいいから楽です。
ごはんやキムチのりは、発酵に役立ちます。キムチのりの作り方は、大根の水キムチのレシピからも確認できます。水キムチ用のキムチのりは薄い濃度で作ります。
今回の水キムチに、軽井沢のお土産として知り合いからもらった100%りんごジュースを使うことにしました。
すっきりとした甘さだったので、水キムチにもよく合いそうでした~。
疲れたので、炭酸割りでいっぱい飲みました。笑
そして、材料とヤンニョムの準備は完了です♪
保存容器にこし器やこし布を使用して入れます。
ですが、この日は、こし器など使わずに入れちゃいました^^;
それでも問題はないですが、綺麗な汁のためには、こし器やこし布を使うのが良いです。
Step5保存容器に1+2+3のすべての野菜と◯を加え、混ぜ合わせます。
◯ 水 1.5~2L
◯ 塩 大さじ2
◯ イワシの魚醤(省略可)大さじ1
◯ 100%りんごジュース 300ml
100%りんごジュースは、甘みを足すために入れましたが、
りんごや梨のすりおろしや、梅シロップ、サイダーもおすすめです。何もなければ、省略しても、砂糖を少し入れても良いです。
水の量は、お好みですが、私は野菜がひたひたになる高さから2倍弱の高さまで入れました。
ミキサーに入れた水も含めて、1.5~2Lの量です。
水道水を沸かして、一部はきゅうりにかけて、残った水を冷まして入れました。
残りの1Lは、炭酸水を!
シュワシュワ~~。
炭酸は、発酵にも役立つと聞いたことがあるので、今回試しで入れましたが、それほど大きな影響はない気がします。
味見をして少しだけ塩辛い程度で調整して完成です♪
熟成前は、味見しても、ちょっと分からない感じはありますが、少しだけ塩辛い程度に。
熟成期間が短いのでそんなに塩辛くしないほうが良いです。
美味しくなってくれぃ~
と祈って蓋を閉じます。
通りすぎる夫が、団子を置いて行きました。
ほんのり抹茶味がしたような…
キムチ漬けのあとのお団子、美味しかったです。
熟成期間と味見
常温で1日置いて冷蔵庫に入れましたが、
入れる前に、蓋を開けて味見をしました。
ふわっとちょっと酸っぱい匂いがします。発酵が進んでいる証拠ですね。
味見したら、ちょっと薄い気がしました。
塩を小さじ1。
前日、魚醤1+塩大さじ2弱入れたので、塩は合わせて大さじ2くらい入れたことになります~。
入れた水の量と、お好みの塩加減によってちょっと変わってきますが、参考にしてください。
この日も、味見する時に美味しいと感じなかったです。ぬるいこともありますが…
蓋をして冷蔵庫に入れました~。
通り過ぎる夫が、みたらし団子を置いていきました。
冷蔵保存2日後から実食!
冷蔵庫に入れてから、2日が過ぎました。
蓋を開けると、さらに熟成された匂いがしました!
汁の見た目も、2日前とかなり違います。
美味しそうな白さに変わりました。
おたまで全体をぐるぐる混ぜ合わせました。
白菜ときゅうりもたっぷり。
長ねぎを小ねぎのような感じで切って入れましたが、ほぼ見えませんでした^^;
熟成3日目の味。
まだ熟成が浅いから酸味は物足りない感じはしますが、十分美味しかったです。
味噌汁の代わりに夏はこれですね。
熟成6日目。
この日も味噌汁の茶碗に、水キムチを。
ししとうのピリ辛和えを作った日でした。
今日も作りました~^^ ネギなど抜きに。
熟成7日目。
実は、白菜の塩漬けを10分ではなく、30分ほど置いてしまったので、白菜のサクサク感がちょっと物足りない感じでした。
水キムチの白菜は、塩漬けを省略する人もいるくらい、塩漬けを軽くしたほうが良いですが…
韓国で白キムチ(백김치)と言う真っ白い白菜キムチのような食感というか…
この日は、スパム入りのチャーハンの付け合わせに♪
この上に卵をのせて、ケチャップをかけて食べました。
汁が美味しくて、一口で半分くらいなくなることが多かったです。
熟成10日目。最後の写真です^^;
酸味が増して、おいしい~~ 熟成キムチの味です。
とんかつの付け合わせに♪
普通の作り方ではなく、ヘルシーレシピにチャレンジしてみましたが、やっぱりトンカツは普通に衣をつけて作ったほうが美味しいなと思いました。
さっぱりしているから、お肉料理の付け合わせにももってこいです。
では、夏の食卓にぴったりのオイムルキムチ、ぜひ作ってみてくださいね!