さっぱりと美味しい。健康にも良い水キムチ
消化にも良いことから韓国で人気の水キムチ。
白菜をたっぷり入れて作る水キムチもありますが、今回作った水キムチは大根が主役の「동치미 トンチミ」というものです。
水キムチの汁には、普通のキムチより乳酸菌が多く含まれていて、その乳酸菌はヨーグルトやチーズに含まれる動物性乳酸菌ではなく、酸などに強い植物性乳酸菌のため、生きたまま腸まで届くらしいです。
それが腸内環境の改善に抜群に良い理由ですが、効能だけでなく、冷たい汁はさっぱりスッキリとした味でとても美味しいです!
ダイエット、美肌にも良い水キムチ。
調味料もシンプルで、作り方も難しくないです。
参考にした韓国の人気レシピ+動画も載せたので、合わせてチェックしてください~。
材料と調味料
- 大根1本
- 小ネギ1束
- 玉ねぎ1個
- りんご1個
- ◯ もち米粉(または小麦粉)大さじ1+1/2
- ◯ 塩大さじ1+1/2
- ◯ 水2L
- □ 塩(あれば粗塩) 大さじ2
- □ 砂糖 大さじ2
- ◎ にんにく(すりおろし)大さじ3
- ◎ 生姜(すりおろし)大さじ1
- ◎ 玉ねぎ(すりおろし)1/2個
- ◎ 梨(すりおろし)1/2個
- 【おすすめ追加具材】白菜を追加しても美味しいです。赤唐辛子を入れると彩りもよくなります。
- 【梨】がなければ、リンゴ、玉ねぎ、大根のすりおろしでも良いです。
- 【調味料のアレンジ】◯塩の一部を「いわしの魚醤」に代えたり、□砂糖を省略して汁に「梅シロップ」を追加しても良いです。韓国の調味料についてはこちらの記事を参考にしてください。
- 【大きい保存容器】熟成のため密閉容器が良いです。今回の量は4.6Lサイズの容器にちょうど入る量です。こちらの密封保存容器(Amazon)を使用。
ひと目で分かるレシピ
- 1大根を洗い、汚れている皮の部分はピーラーで剥きます。全体を4センチの長さで切り、1センチの厚さで拍子木切りにします。
- 2切った大根を保存容器に入れ、□塩2と砂糖2を混ぜ合わせて30分置きます(時々上下を裏返します)。☆漬けたあとの大根は洗いません。
- 3鍋に400ml(分量外)と◯もち米粉1.5を入れ、中火でよく溶けるまでかき混ぜます。◯塩1.5と水2L(一部でも)を加えて混ぜておきます。
- 4◎薬味と果物をすりおろしにします(ミキサーでもOK)。
- 5小ネギは3cmの長さに切り、玉ねぎとリンゴは薄切りにします。
- 6保存容器に3+4+5(+水2Lの残り)をすべて加えて混ぜ合わせたら、完成です♪
- 【汁の塩加減】完成時には少し塩辛いのが良いです。味見をして薄い場合は塩を追加し、塩辛すぎる場合は水を追加します。
- 【熟成期間】1~2日間常温保存、5日間冷蔵保存で発酵させてからお召し上がりください。
- 【3※】水道水の場合、一度沸かしてから冷まします。
- 【6※】3+4を入れる時に、こし器やこし布を使用して入れるときれいな汁になります。
参考になる韓国のレシピ+動画
今回は、韓国レシピサイトの下記レシピを一番参考にしました。
갈비집에 가면 나오는~ 무물김치 맛있게 담그는 비법(만개의 레시피)
ちょうど大根一本で作るレシピだったので、塩などの分量も分かりやすく、ほぼ同じ感じで作りました。
↓ 韓国語のタイトルを直訳するとこの意味です。
「焼き肉屋さんに行くと出てくる大根の水キムチを美味しく作るコツ」
消化にもよくさっぱりするキムチなので、韓国の焼肉屋さんでよく出てきます。
コメントを見たら、日本人らしい方が「初めて水キムチを作ってみましたが、とても美味しくて感動しました」と韓国語で書いてありました。
↓ いつも見ている「シムバンコル ジュブ 심방골 주부」のレシピ動画も参考にしました。
「물김치 ムルキムチ」と書いてありますが、「水キムチ」の意味です。「물 ムル」=「水」です。
リンゴは、すりおろして入れることもありますが、このように切って入れると色鮮やかで良いですね。
リンゴを入れると、発酵が進みやすくなる効果もあるとのことです。
小ネギは、根のところから半分くらいを使い、端っこのところは入れてないです。そうすることで、見た目がより綺麗になります。
カライチ「キムチ」レシピ一覧
写真付きの詳しい作り方
Step1大根を洗い、全体を4センチの長さで切り、1センチの厚さで拍子木切りにします。
皮はついているままで良いですが、汚れている部分があれば、ピーラーで剥きます。
動画の方は、もう少し幅広く切っていますが、好みによって調整してくださいね。
Step2切った大根は、保存容器に入れます。
漬けた後の大根は洗わないので、保存容器に入れてしまっても大丈夫です。
□塩と砂糖を混ぜ合わせて30分置きます(時々上下を裏返します)。
□ 塩 大さじ2
□ 砂糖 大さじ2
砂糖を入れることで、大根の歯ごたえが悪くなると言う人もいます。省略して「梨のすりおろし」や「梅シロップ」を入れても良いです!
Step3鍋に400ml(分量外)と◯もち米粉を入れ、中火でよく溶けるまでかき混ぜます。
◯ もち米粉(小麦粉でもOK)大さじ1+1/2
◯塩と水を加えて混ぜておきます。
◯ 塩 大さじ1+1/2
◯ 水 2L
塩は、熱いうちに入れてよく溶かしてから、水を加えて冷ましておきます。
水2Lが鍋に全て入らなければ、残りは最後のステップで容器に直接入れます。
汁を楽しむキムチなので、美味しい水が良いですが、水道水の場合は一度沸かしてから冷まします。
Step4◎薬味と果物をすりおろしにします。
◎ にんにく(すりおろし) 大さじ3
◎ 生姜(すりおろし) 大さじ1
◎ 玉ねぎ(すりおろし) 1/2個
◎ 梨(すりおろし) 1/2個
梨の甘みが美味しいので、韓国では基本梨を入れますが… なかったので、玉ねぎを1個分すりおろしました。
おろし器でも、ミキサーでも大丈夫です。
今回は、久しぶりにミキサーを使いました。
Step5小ネギは3cmの長さに切り、玉ねぎとリンゴは薄切りにします。
玉ねぎと小ネギの他に「白菜」を入れても美味しいです。塩漬けせずに切って入れるだけで良いです。
切った玉ねぎとリンゴは、保存容器に入れます。
Step6保存容器に3+4+5をすべて加えて混ぜ合わせたら、完成です♪
☆3+4は、こし器やこし布を使用して入れると、きれいな汁になります。
↓下記のようなこし器、こし布があれば良かったのですが… なかったので、わりと目の細かい水切り用のザルを使って入れました。
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「こし布」人気商品(Amazon)
完成です!
水2Lもすべて入りました。
こし器を使わなかったので、少し汁が濁ってはいましたが、美味しい汁になりそうな予感がしました。
汁の塩加減ですが、完成時には少し塩辛いのが良いので、
味見をして薄い場合は塩を追加して、塩辛すぎる場合は水を追加してください~。
熟成して食べるキムチなので、この時味見しても美味しく感じませんでしたが、
見た目は、とりあえずいい感じ!
リンゴが入っていて華やかですね^^
熟成期間
常温保存期間の目安は、1日くらい。
1日とちょっと常温保存してから冷蔵庫に入れました。
夏場は1日くらいが良いと思いますが、1日~2日以内で調整する人が多いです。冬は2日くらいに。
気になって、冷蔵庫に入れてから3日目に味見をしてみました。
蓋に水滴がついていました。発酵も進んでいる証拠かな?
ちゃんと密閉されている感じですね。
蓋を開けたら、水キムチの良い匂いがふわっと~
作ったばかりのときより、汁が綺麗に澄んでいました。
リンゴとネギが軽いから上に浮いていますが、
「自分たちが主役ですけど」
と大根が下から叫んでいます^^
汁の色も韓国で見てきた色に近かったです。
味見したら、新玉ねぎがめちゃくちゃ美味しくて!
上下を混ぜておきました。
作ったばかりの時は、しょっぱいかなと思いましたが、熟成後はちょうどいい塩加減になっていました。
美味しかったのですが、
全体的にはさらに熟成が必要そうな感じでもうちょっと冷蔵保存しました。
冷蔵保存して5日が過ぎてからは、少しずつ出して食べていますが、
10日以降がかなり美味しくなる感じです。
汁も大根もだんだん味に深みが出てきています。
キムチは、発酵によって変化していく味がとても楽しみです。
さっぱりした酸味と甘味が美味しいです。
腸内環境が整うことで、ダイエット、美肌効果にもつながるらしいので、密かに期待しながら少しずつ食べています^^
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