野菜たっぷりのビビン麺、チョル麺
韓国には、チョル麺(쫄면・チョルミョン)という麺料理があります。
辞書を見ると、チョルミョンとは
쫄깃한 국수에 채소와 고추장 양념을 비벼서 먹는 음식
シコシコした麺に野菜とコチュジャンだれを混ぜて食べる食べ物
他の麺料理より、生野菜たっぷりという特徴があります~。
タレは、ビビン素麺やビビン冷麺のコチュジャンだれに近いですが、酸っぱさがもう少し強い感じです。
↓ 麺は、冷麺より太くてしこしこした食感のチョル麺が使われます。
チョル麺の名前は、チョルギッ(쫄깃=しこしこ)という韓国語から名付けられているだけあってシコシコしてて美味しいです。
今回、新大久保のスーパーで購入したチョル麺を使いましたが、チョル麺がなければ、そうめんや冷麺、インスタントラーメンの麺などでアレンジしてください。ダイエット中であれば、糸こんにゃくもおすすめです!
では、韓国のレシピと合わせて、チョル麺の基本の作り方とアレンジできる内容を紹介します。
材料と調味料(2人前)+レシピ
以前、新大久保のソウル市場というスーパーで購入したものですが、記事はこちら
チョル麺は、左下の「宋家のチョル麺」というものを使いました。たれセットの商品がAmazonで売っています。商品情報はこちら
野菜の具材として、「キャベツ」と「もやし」は基本でよく入っています。その他は、きゅうり、サニーレタス、サンチュ、人参が人気です。
- チョル麺2人前
- キャベツ1/6玉
- もやし1/2袋
- キュウリ(サニーレタス)1/2本
- 人参(省略可)1/3個
- ゆで卵2個
- ◎ コチュジャン大さじ2
- ◎ 粉唐辛子大さじ1/2
- ◎ 醤油大さじ1
- ◎ 砂糖(ハチミツ)大さじ2~3
- ◎ 酢(あればリンゴ酢)大さじ3
- ◎ ごま油大さじ1
- ◎ おろしにんにく大さじ1/3
- 白ごま適量
- 【◎辛さのアレンジ】辛いものが苦手な方は、コチュジャンや粉唐辛子を減らしてください。焼肉のタレを少し入れて調整するのも良いです。
- 【◎甘さのアレンジ】水飴・オリゴ糖・ハチミツ・梅シロップでもOK。りんごのすりおろし(ジュース)やサイダーを追加しても良いです。
- 韓国大手食品会社CJのコチュジャン(Amazon 楽天)・韓国の調味料について詳しくはこちら
ひと目で分かるレシピ
- 1卵を沸騰したお湯に入れて11分ほど茹でます。調味料◎の全て混ぜ合わせてタレを作ります。
- 2もやしはレンジで加熱後、流水で冷やします。キャベツ・きゅうり・人参は千切りにします。(サニーレタスは食べやすい大きさにちぎります)
- 3鍋に湯を沸かし、チョル麺を茹でます。流水で洗ってから氷水で冷やします。しっかり水切りをします。
- 4お皿に麺を盛り付け、野菜とゆで卵を乗せ、タレをかけます。ごま油(お好み)とごまをかけて完成です♪
- 【食べ方とタレ】ビビンバのようによく混ぜてから召し上がりください。タレは最初少なめに入れて、混ぜて味見してから好きな辛さで追加調整します。
- 【※1】ゆで卵は完熟の時間です。半熟が好きなら8分ほど茹でます。
具材の準備完了。写真は3人前の分量です^^
冷やし中華のように、ハムや、チャーシュー、カニカマを入れても美味しいと思います。
キムチや、ツナ、ゆでイカ、サラダチキンなど、下記ビビン麺で紹介した具もよく合います。韓国のりや普通の海苔をちぎって入れても美味しいです。
基本は、野菜たっぷりにゆで卵ですが、好きな具材を追加してアレンジも楽しんでくださいね。
では、写真付きのレシピの前に、韓国のレシピをお届けします~。
韓国の人気レシピ+よく合う料理
韓国人のレシピを紹介します。
作り方は上記で紹介したものと変わらないですが、具材とタレのアレンジの際にも参考になると思います。
簡単美味しい!タレの作り置き
韓国語のチョルミョンで検索した時に一番トップに出てくるレシピです。
独特の喋り方で人気のレシピチャンネルです~。
■野菜の具材
きゅうり、キャベツ、人参、もやし、玉ねぎ、えごまの葉、卵
■タレ(5~6人前)
コチュジャン8、粉唐辛子1、お酢7、砂糖1+1/2、水飴5、サイダー4、水2、にんにく3かけ分
仕上げに、ごま油、ごま
野菜の具材に「えごまの葉」が入っていますね。
韓国では、香りの良い野菜としてえごまの葉を入れるのが好きですが、シソでも美味しいと思います。違う香りではありますが、香りのある野菜を入れると味付けを少し薄くても美味しいですよね~。
ヤンニョムジャン(=タレ)の調味料を見ると「サイダー」が入っています。
サイダーは、タレを混ぜやすい濃度にするために+甘さを加えるために入れます。こちらのレシピで紹介した韓国の人気たれチョジャンを作る際にも入れたりします。
ペク・ジョンウォンさんのレシピ
人気料理研究家&実業家のペク・ジョンウォンさんのレシピチャンネルです。
最初の画面に「쫄면 チョルミョン」と韓国の料理名が大きく書いてあります。その上に書いてある韓国語の意味は「매콤새콤달콤 辛い酸っぱい甘い」。タレの味の特徴です。
★日本語字幕があります。
■野菜の具材
もやし、わかめ、キャベツ、サンチュ、人参、卵
■タレ(1~2人前)
コチュジャン2+2/3、粉唐辛子1/2、砂糖2、お酢3+1/2、おろしにんにく1/2、醤油1/2、ごま油1/2
野菜の具材に「わかめ」と「サンチュ」が入っています。
わかめ入りも美味しそうですね! ワカメは、甘酸っぱいコチュジャンだれによく合います。わかめのピリ辛酢の物の韓国レシピ
サンチュやサニーレタスは、ビビンバ・ビビン麺の人気野菜です。
タレには、りんごジュースやりんごのすりおろしを追加しても美味しいとのこと。その他、梨のすりおろし入りも人気です。果物で甘みを足すと優しい甘みがあって美味しいです。
チョル麺によく合う食べ物
チョルミョンは、韓国のキンパ専門店でもよく売っていますが、キンパと一緒に食べても美味しいです!
また、餃子と一緒によく食べていた記憶があります^^ 野菜たっぷりでお酢の効いたタレなので、脂っぽいものもよく合います。
写真付きの詳しい作り方+Blog
Step1卵を沸騰したお湯に入れて11分ほど茹でます。
茹でる写真がなくて他のレシピに載せた写真を…
今回も水を少しだけ入れて6分間弱火で蓋をして加熱後、火を止めて8分ほど蒸らす感じに(しようとしましたが、火を止めるのを忘れたので、11分くらい加熱して完熟に近い感じになりました…笑)
レシピには、分かりやすくお湯からの作り方を記載しました^^;
調味料◎の全て混ぜ合わせてタレを作ります。
◎ コチュジャン 大さじ2
◎ 粉唐辛子 大さじ1/2
◎ 醤油 大さじ1
◎ 砂糖(ハチミツ)大さじ2~3
◎ 酢(あればリンゴ酢)大さじ3
◎ ごま油 大さじ1
◎ おろしにんにく 大さじ1/3
砂糖は、好きな甘さで調整してください~。私は、砂糖2とこの前ハチミツで作った生姜シロップがあったのでそれを1くらい入れました。
Step2もやしはレンジで加熱後、流水で冷やします。キャベツ・きゅうり・人参は千切りにします。
もやしは、もちろん鍋で茹でても~ 最近暑いからできるものは全部レンチンしちゃいます。
サニーレタスやサンチュがあれば、食べやすい大きさに手でちぎります。
具材の出来上がり!
基本はこんな感じですが、ハムやサラダチキンなど好きな具材があれば、用意します。冷えているものなら大丈夫です。
卵はタレによく合いますし、辛さも和らげてくれるので、好きな方は2個でも^^
Step3鍋に湯を沸かし、チョル麺を茹でます。
レシピ動画を見ると、もっと乾燥してて硬い感じですが、これは半生麺だったのでわりと柔らかったです。
生麺ではない場合、くっついているので、水の中でほぐしてからお湯に入れます。
袋に書いてある時間通りに3分半くらい茹でました~。
流水で洗ってから氷水で冷やします。しっかり水切りをします。
麺を食べてみたら、しこしこもちもちで美味しかったです!
Step4お皿に麺を盛り付け、野菜とゆで卵を乗せ、タレをかけます。
卵は普段切らずにぽんと置きますが…
タレは、最初は少なめに入れます。
ごまをかけて完成です♪
好きな方は、ごま油も追加で垂らします~。
ごま油の匂いが良い韓国海苔をちぎって入れても美味しいです。
ビビンパのようによく混ぜてから、味見してタレを追加します。
隣で夫が辛い!と言っていました^^;
夫のためにコチュジャンを少なめにして焼肉のタレを足すことが多いですが、この日は普通に辛めに作っちゃいました。
わたしも少し辛かったですが、美味しくいただきました^^
冷麺の麺もシコシコしていますが、太麺だからまた違う感じで美味しいです。
辛いものが苦手な夫は、このチョルミョンが意外と好きで、韓国のお店で時々注文していました。
タレの酸っぱさと野菜たっぷりなところが好きだったようです。
ビビン麺といえば、ふるるのビビン冷麺もすごく美味しいです。
日本の業務スーパーとかでも安く売っているので、まだ食べたことのない方はぜひ!
麺も結構本格で、タレも美味しいです。
水冷麺も美味しかったのですが、ビビン冷麺のほうが好みでした。
ソウルの姉のお家で食べた時の写真。記事はこちら
チョルミョンはここにないですが、トッポギや、キンパなどが売っている軽食屋さん(분식점)でよく売っています。
韓国旅行に行った際にも機会があればぜひ食べてみてください~。