韓国人気のおやつ、トッポギ
韓国の代表的なおやつといえば、トッポギです。
韓国語に近づけて表記するとトッポッキ(떡볶이)になりますが、トッ(떡)はお餅、ポッキ(볶이)は炒めるの意味です。
お餅を甘辛いコチュジャンタレで煮込んだ料理ですが、練り物とゆで卵が定番の具材としてよく入っています。
トッポギ専用の長細いツルッとしたお餅がありますが、今回は日本のお餅を半分に切って作りました。
では、トッポギのレシピを紹介します。
韓国人が作る基本のタレ(ヤンニョム)の作り方と、アレンジの調味料について詳しくお届けします。
材料と調味料(2人前)
- お餅4袋
- 練り物1箱
- 卵2個
- ネギ適量
- キャベツ(省略可)少し
- ◎ コチュジャン大さじ2
- ◎ 粉唐辛子大さじ1~2
- ◎ 醤油大さじ1
- ◎ 砂糖大さじ3
- 水(3カップ)600ml
- あごだし粉末(省略可)1袋
- 【あごだし粉末】省略、または他の出汁に代えても良いです。昆布と煮干しの出汁が一番定番で、あご出汁粉末・いりこ出汁粉末・オイスターソースが手軽で良いです。レシピの後にもうひとつ詳しく!
- 【粉唐辛子】粗挽きではなく細かいほうがおすすめ。好みの辛さによって量を調整してください。
- 【コチュジャン】韓国大手食品会社のコチュジャンがこちら(Amazon、楽天)。韓国の調味料についてはこちらの記事を参考にしてください。
ひと目で分かるレシピ
- 1具材と野菜を食べやすい大きさに切ります。卵は沸騰したお湯に入れて9分ほど茹でます。
- 2鍋に水(+あごだし粉末)を入れて沸騰したら、調味料◎を加えてよく混ぜます。
- 3お餅などの具材と野菜をすべて加えて、しばらく煮込んだら完成です♪
- 【調味料の熟成】調味料◎を先に混ぜ合わせておいて、しばらく冷蔵庫で熟成させてから入れると、さらに美味しいです。粉唐辛子の粉っぽさもなくなります。
- 【お餅】日本のお餅は半分に切ります。オーブントースターで少し焼くか、サラダ油で焼いてから入れても美味しいです。韓国のお餅は少し水につけてから入れるとモチモチ感がアップします。
人気具材と、基本&アレンジ調味料について
作り方は簡単なので、詳しいレシピの前に具材と調味料についてもう一つ詳しく~!
トッポギに入れる具材は?
冒頭で書いたとおりに、お餅と練り物とゆで卵は基本でよく入れるものです。
野菜はネギを基本的に入れます。今回小ネギを入れましたが、長ねぎでももちろん良いです。
ネギの次に人気の野菜は、キャベツです。キャベツの甘みが良い働きをしてくれます。
トッポギに麺類を入れるのも人気ですが、一番人気なのがインスタントラーメンです。餅よりラーメンが主役のラッポギのレシピはこちら
また、タンミョン(韓国の春雨)を入れても美味しいです。モチモチした麺に甘辛いタレがよく絡みます。30分ほど水につけておいたタンミョンを入れるだけでOK。
写真はソウルの姉の家で出前で食べたチーズトッポギですが、ここにもタンミョンが入っていました。
チーズ入りのトッポギも人気です。モッツアレラチーズがタレに溶け過ぎなくておすすめです。
必須調味料とアレンジできる調味料
基本の調味料は、下記の4つです。
コチュジャン
粉唐辛子
醤油
砂糖
韓国人は「粉唐辛子」も基本入れますが、なければコチュジャンだけでも大丈夫です。
粉唐辛子は、キムチ用の粗挽きよりは、細かいほうが良いですが、なければ粗挽きで問題ないです。
今回、写真のあごだし粉末を入れて作ったのですが、これは韓国でよく入れる煮干し出汁の代わりとして入れました。
出汁なしでも美味しいですが、もう少し深みのある味を求める方は下記の出汁、調味料からアレンジしてみてください。
昆布と煮干しの出汁
あごだし粉末
いりこ出汁の粉末
おでんのスープ
ダシダ
味の素
オイスターソース
トッポギに合う定番の出汁は、昆布と煮干しの出汁です。かつお出汁はトッポギに合わないと感じました。
手軽に「いりこ出汁の粉末」「あごだし粉末」も良いです。
おでんのスープでトッポギを作っても美味しいです。残り汁があればぜひトッポギを!
韓国の屋台ではおでんとトッポギを一緒に売っていることが多いですが、トッポギを作る時におでんのスープを入れることが多いんです。
一方、韓国の万能調味料ダシダを入れても美味しいです。ダシダについてはこちらの記事を参考にしてください。「味の素」を少し入れて簡単にお店の味に近く作る手もあります。
私は入れたことがないですが、オイスターソースを少し入れる人も多いです。オイスターソースでは、おでんのスープも簡単に作れますが、おでん繋がりでトッポギによく合いそうです。
上記の出汁や調味料を入れて作る場合は、砂糖の量を少し減らしても美味しいです。また、オイスターソースやおでんのスープで作る場合は、塩気が含まれているので、醤油とコチュジャンの量を減らしたほうが良いと思います。
写真付きの詳しい作り方
1具材と野菜を食べやすい大きさに切ります。
卵は沸騰したお湯に入れて9分ほど茹でます。少し半熟が残るくらいが好みで9分ほどにしていますが、完熟が好きな方は10分以上茹でます。
日本のお餅は真ん中に切り込みが入っていることが多いのでそれに沿って切ると良いですね~。
小ネギだったので2cmくらいの長さに切りました。
長ねぎの場合は、みじん切りがタレに馴染みやすくて良いです。
2鍋に水(+あごだし粉末)を入れて沸騰したら、調味料◎を加えてよく混ぜます。
鍋でも良いですが、フライパンでよく作ります。
あごだし粉末は、省略しても、他の出汁に代えても良いです。
あごだし粉末、いりこだし粉末は煮干しに近い味で韓国料理によく合いますし、手軽なのでおすすめです。
調味料◎を入れてタレを作ります。大さじ1の写真です。
砂糖は、大さじ3
ですが、あごだし粉末を入れたので、2+1/2入れました。
水飴(オリゴ糖)があったら、砂糖2+水飴2くらいに。トッポギには水飴が口当たりがよくなるのでおすすめです。
粉唐辛子は、大さじ1~2
私は大さじ2近く入れましたが、辛いものが苦手な方は1くらいが良いと思います。
コチュジャンは、大さじ2
醤油は、大さじ1
お好みの塩加減に調整しますが、トッポギはしょっぱいと美味しくないです。
3お餅などの具材と野菜をすべて加えて、しばらく煮込んだら完成です。
お餅が主役なので、好きな方はもっと入れてください。
私はお餅より練り物が好きなので、このくらいがちょうど良かったです~。これでも一人あたりお餅2個分を食べることになるので、カロリー的にちょうど良い量かもしれません。
すべて入れて煮込みます!
ネギもたっぷり入れました~。野菜は少なめでも良いです。
お好みでチーズ、麺類も追加します。
お餅が柔らかくなって、具材全体に味が馴染んできたら出来上がりです♪
フライパンそのまま食卓において食べることが多いです。
汁が多そうに見えますが、
卵と一緒に食べたりするのでこの量でちょうど良いです。
日本の餅で作ると、形がちょっと崩れやすいです。
オーブントースターで焼いてから入れると、少し崩れにくくなります。
サラダ油で焼いて入れても美味しいですが、ちょっとカロリーアップしちゃいますね。
韓国のお餅トックで作った時。
下記の韓国人のレシピにも同じお餅が写っていますが、トッポギ専用なだけに形が崩れにくく食べやすいです。
떡볶이 황금레시피 분식집맛 양념장 만들기(Naver Blog)
では、実食~!
お餅も練り物も美味しいけど、私にとってハイライトは卵^^
トッポギのゆで卵は完熟が人気ですが、ほんの少し半熟にしました。
お餅は、韓国のトッポギ餅に比べてツルッとした感じはないですが、美味しいです~。
日本の甘い練り物とゆで卵も、トッポギの甘辛いタレに添えて。
小学生の時、帰り道にトッポギ屋さんに寄って、友達と一緒によく食べていました。
トッポギに卵と天ぷらを追加して500ウォン(50円)くらいだったような気がします。週2,3は行ってたような…
友達とトッポギを食べる時間って幸せでした。
子供も好きですけど、大人になってもよく食べるおやつ。
おやつより軽食に近いかもしれませんね…。お餅だから腹持ちもよくて。
写真のキムマリも、トッポギによく合うので良かったら作ってみてください! レシピはこちら
姉の家で食べたチーズトッポギとキンパの話はこちら
ラーメン+トッポギ=ラポッキのレシピはこちら
こんにちは。いつも楽しく読ませてもらっています。
これ絶対おいしいですよね。出しについてはあごだし、昆布、Oソースで代用が効くのですね。なるほど!早速やってみます。
それとコチュジャン使うと何でこんなにおいしくなるのでしょう。
タッカルビに始まり、ニャンヨム、タットリタン等々もう止まりません笑
でも最近どこにも行けなくなって買い物にも制約が・・
すももさんのおすすめネットショップでまとめて買おうかなと思っています。
最近のおすすめあったらまた記事にしてくださいね。
>ふうりんさん
こんばんは!
こちらこそいつも見て下さってありがとうございます~。
シンプルに作っても美味しいですが、アレンジできる出汁や調味料を整理してみたので、参考にしていただければ嬉しいです。
私も今度オイスターソースを試してみようと思っています。
コチュジャンの味付け、気に入っていらっしゃるんですね^^
当分韓国に行けなさそうなので、私も日本で買わないとです。
コチュジャンがそろそろなくなるところでしたが、ちょうどイオンで安く売っていたのでラッキーでした。