ねぎキムチは、韓国の人気キムチ
日本ではそんなに知られてないような気がしますが、韓国ではねぎキムチが結構人気です。
ネギの風味が、キムチのヤンニョム(味付け)とよく合うからだと思います。白菜キムチなど、ほとんどのキムチにネギが基本入るくらいですから、合わないわけがないですね〜!
ねぎキムチは、長ねぎではなく小ねぎ、万能ねぎ、わけぎのような青ねぎで作ります。小ねぎを大量消費したい方にもオススメ。
作るのは簡単です。韓国のレシピを見ていると「この大根キムチがキムチの中で一番簡単です。この水キムチがキムチの中で一番簡単です。」とどのキムチでも一番簡単だという話をしますが… このねぎキムチは確かに簡単です。笑
では、ベテラン韓国人主婦のレシピ動画を参考に作ったレシピをお届けします。
材料と調味料(ヤンニョム)
- 小ねぎ(万能ねぎ)2袋
- ○ もち米粉(小麦粉でも・省略可)大さじ1
- ○ 水(省略可)大さじ5
- ◎ 粉唐辛子大さじ4
- ◎ イワシの魚醤大さじ4
- ◎ ハチミツ大さじ1
- ◎ 生姜(すりおろし)大さじ1/2
- 白ごま(仕上げに好みで)少々
- 【イワシの魚醤】ねぎキムチによく合う魚醤です。韓国と日本のイワシ魚醤について詳しくはこちら
- 【ハチミツ】オリゴ糖や、砂糖、梅シロップで調整しても良いです。
- 【生姜】「にんにく」に代えるか追加しても良いです。
ひと目で分かるレシピ
- 1キムチのり(省略可)を作ります。鍋に○を入れ、弱火でよくかき混ぜます。とろみが出たら火を止め、冷ましておきます。
- 2小ねぎは根のところを切り、綺麗に洗います。
- 3ボウルにキムチのり+調味料◎を入れて混ぜ合わせます。小ねぎを加え、よく和えたら完成です♪
- 【※1】キムチのりは、調味料(ヤンニョム)を野菜によく絡ませる+発酵を進ませるために入れます。省略しても大丈夫です。
- 【※2】小ねぎを食べやすい長さに切って作る簡単レシピはこちらで紹介しました。
本格なネギキムチ、出来ました♪
即席で食べても良いですが、2日以上熟成させるとさらに美味しくなります。常温で1日くらい置いてから冷蔵庫で保存します。
参考にした韓国のレシピ
今回のレシピは、韓国人主婦の人気チャンネル「シムバンゴル シュブ 심방골 주부」のレシピ動画を参考に作りました。
動画より量を減らして作りましたが、入る調味料は一緒です。
最初の画面に書いてある「파김치 パキムチ」が今回の料理名です。ネギのことを韓国語で「파 パ」と言います。
韓国のレシピサイトから違う作り方
こちらの方は、生姜の代わりににんにくを、ハチミツの代わりに梅シロップ(レシピ)を入れています。
キムチのりは入れてないです。ねぎキムチには、キムチのりを入れなくても美味しいと言う人が結構います。
タイトルを直訳すると「サムギョプサルによく合う小ねぎキムチ」。一部は作ってすぐサムギョプサルに添えて食べたそうです。
レシピの⑦番の写真を見ると、1個ずつくるくる巻いてありますが、食べやすくこんなふうにしておく人もいます。作り置きしたものは、取り出す分量で4~5個ずつ巻いておいたりも~。
写真付きの詳しい作り方
Step1キムチのり(省略可)を作ります。鍋に○を入れ、弱火でよくかき混ぜます。
○ もち米粉(小麦粉) 大さじ1
○ 水 大さじ5
とろみが出たら火を止め、冷ましておきます。
(電子レンジで簡単に作る方法もありますが、白菜キムチのレシピではそのやり方で作りました。レンチンの際は、時間調整が大事です)
Step2小ねぎは根のところを切り、綺麗に洗います。
そのまま漬けることが一般的ですが、食べやすい長さに切っても良いです、和えてすぐ食べる時は特に。
日本の小ねぎは韓国より長いような気がします…。ネギキムチで使われる小ねぎ(万能ねぎ)は、長さが短めが良いです。
熟成すると、青い部分が風船のように膨らむことがあるので、先っぽを少しちぎるのが良いです。
Step3ボウルにキムチのり+調味料◎を入れて混ぜ合わせます。
◎ 粉唐辛子 大さじ4
◎ イワシの魚醤 大さじ4
◎ ハチミツ(オリゴ糖、砂糖、梅シロップでも) 大さじ1
◎ 生姜(すりおろし) 大さじ1/2
ネギキムチには、塩/醤油/他の魚醤を入れずに「イワシの魚醤」だけを入れるのが一般的です。
イワシの魚醤の癖のある味が、ネギの風味と相性が合って美味しいです。
魚醤がなければ醤油でも良いと思いますが、味が少しシンプルになると思います。
キムチのりを入れ過ぎたので、少し水っぽくなりましたが、これより水気がないほうが良いです。(レシピではキムチのりの量を適切に調整しました)
このヤンニョムの濃度は、上記で紹介した韓国人のレシピも参考になると思います。
小ねぎを加え、よく和えます。
青い部分は、すぐ味が馴染むので、ネギの根に近い部分を中心にヤンニョムをつけます。
ヤンニョムする前に、ネギの根に近い部分だけイワシ魚醤を入れて20分ほどつけておく人もいます。
完成です♪
小ねぎはわりと味が馴染みやすいので、和えてすぐ食べても良いですが、
熟成させるとネギの風味と甘みが増してもっと美味しくなります。
すぐ食べないので、密閉容器に移しました。
作ってすぐ冷蔵庫に入れる人もいれば、室温でしばらく発酵させてから冷蔵庫に入れる人も。
私は、熟成したねぎキムチの味が好きなので、常温で1日置いてから冷蔵庫に入れました。
常温におく期間は、他のキムチと同様に、半日〜2日を目安に。
冷蔵庫に入れても、発酵は進みます〜。
4日間冷蔵保存してから開けたら、こんな感じ!
白ごまを入れるのをうっかりしてたので、ふりかけました^^
見た目もしんなりしていて、味も馴染んでいます。
韓国ではすごく疲れてくたくたになっている時に、
「パキムチになった 파김치가 됐다」という表現をよく使いますが、こんなイメージです。笑
魚醤を少しでも入れると「臭い!」と言いながらあまり食べてくれない夫が
「美味しいね、ネギが甘い」と言うのでびっくりしました。
そう言ってくれたので、安心してレシピをアップします^^
小ねぎを食べやすい大きさに切って作るパキムチのレシピもあるので、手軽に作ってみてください〜。
ねぎキムチを添えて食べると美味しい料理はこちら。