キムチと餃子入りの簡単鍋
寒い時には、鍋料理がやっぱり良いですよね。
今回は、餃子とキムチを入れて作る韓国の鍋料理を紹介します。
出汁とキムチを入れるので、スープの味付けは簡単! 野菜もたっぷり取れるし、食べごたえもあります。
では、韓国人の作り方がよく分かる人気レシピや番組映像と合わせてお届けします♪
材料と調味料+レシピ
焼き餃子用の餃子は、破れやすいので(スープは美味しくなりますが、餃子を楽しむには)水餃子がおすすめです。
- 餃子(水餃子)250g
- 白菜キムチ2/3茶碗分
- 長ねぎ2本
- 玉ねぎ1個
- キノコ(白菜・ニラ・春菊でも)適量
- うどん2玉
- お好みでトック(切り餅)・卵・豆腐
- 水(5カップ)1000ml
- ◎ あごだしの素大さじ1
- ◎ 粉唐辛子(お好み)大さじ1
- ◎ 魚醤(醤油でも)大さじ1
- ◎ にんにく(みじん切り・おろし)大さじ1
- 【あごだしの素】オカベ(Amazon)のあごだしの素を使用。他の出汁の素に代えてもOK。韓国では煮干しと昆布の出汁が一番人気です。鶏がらスープの素、ダシダでも良いです。
- 【魚醤】キムチによく使われるイワシの魚醤を使用しました。魚醤について詳しくはこちら
ひと目で分かるレシピ
- 1長ねぎを縦半分に切って4cm程の長さに切ります。玉ねぎを薄切りにします。キノコや白菜も食べやすい大きさで用意します。
- 2鍋に野菜+キムチ+餃子+調味料◎と水5カップを入れて強火で加熱します。(ニラや春菊のように火が通りやすい野菜は後で入れます)
- 3沸騰してきたら、中火に変えて10分ほど煮込みます。味見をして味を整えます。餅やうどんなど入れて火が通ったら出来上がり♪
- 【※1 粉唐辛子】粉唐辛子入りで作る方は、先に調味料◎を水(みりんでも)少しと混ぜ合わせておくと、スープに馴染みやすいです。粉唐辛子を省略したり、キムチやコチュジャンで辛さを調整しても良いです。
- 【※3 お餅】切り餅は4等分に切ってから入れるのがおすすめ(うどんより先に入れます)。韓国のお餅(トック)は崩れないので早めに入れても大丈夫です。

煮込むだけで簡単です〜!
韓国料理には、あごだしの素が合うのでおすすめです。なければ他のだしの素やダシダでも良いです。(韓国で一番定番の煮干しと昆布の出汁で作りたい方は、下記の韓国レシピ動画を参考にしてくださいね)
具材を綺麗に並べても、煮込んだらぐちゃぐちゃになるので、家で気楽に楽しむ時には、汁を加熱しながら切った材料をどんどん入れて作ることが多いです。
キムチと使う出汁の素によって、塩分量など味に差があるので、少し煮込んだあと、味を整えます。
出汁とキムチが美味しければ、調味料はシンプルでも美味しいです。
ニラや春菊のように火が通りやすい野菜、うどん、餅を加えて出来上がり!
では、詳しいレシピの前に、韓国の人気レシピを紹介します。
韓国人の人気レシピ+三食ごはん
去年のお正月にアップされた韓国人主婦の人気レシピです。
大きく違うところは、煮干しと昆布出汁、餃子、餅です。肉餃子とキムチ入りの餃子ですが、具がぎっしりで美味しそうですね^^
■材料
肉餃子7個、キムチ餃子8個
トック200g、キムチ1/5本分
しいたけ2個、しめじ150g
玉ねぎ1/2個、ネギ1本
■出汁 ※15分煮る、昆布は沸騰してから取る
煮干し12匹、昆布1枚、水1.3mL
■ヤンニョム(味付け)
粉唐辛子(盛って)1、にんにく(盛って)1、みりん2、薄口醤油2、魚醤2
煮干しと昆布の出汁は、韓国で定番の出汁です。
作り方は、15分煮るだけです。昆布は先に取り出します。
韓国でも正月にお雑煮を食べますが、お雑煮用の薄いお餅トック(Amazonで検索)も入れています。
トックは、最初から入れて煮込んでいます。日本の切り餅は形が崩れやすいので、後半に入れたほうが良いです。
韓国の人気番組「三食ごはん」のレシピ
三食ごはん(삼시세끼)は、芸能人が田舎で料理をする人気バラエティー番組ですが、そこで作ったキムチ餃子鍋が人気でした。
こちらも韓国人の作り方として、参考になると思います。
このシーズンのキャストは、映画『パラサイト』やドラマ『SKYキャッスル』に出ていた人気女優さん3人でした。両方とも見ましたが、面白かったです〜。
粉唐辛子は入れず、キムチをたっぷり入れて作っています。
野菜は、キノコや春菊、人参、もやしなど色々。サンチュ、えごまの葉も見えますね〜
出汁の作り方はこの映像では出なかったのですが、おそらく煮干しと昆布だと思います。そこに薄口醤油と魚醤を加えています。みじん切りのにんにくもたっぷり。
あとはキムチから美味しい出汁が出てくるので、キムチにおまかせですね^^
料理名は、マンドゥ ジョンゴル
動画のタイトルと最初の画面に書いてありますが、韓国語の料理名は
김치 만두 전골
キムチ マンドゥ ジョンゴル
「만두 マンドゥ」は、餃子の意味です。
最後についている「전골 ジョンゴル」は、下記記事でもその名前を触れたことがありますが、
動画で見る通りに、ジョンゴルは浅い鍋に材料を綺麗に並べて出汁をかけて煮込みながら楽しむ料理です。
チゲのスープは濃い反面、ジョンゴルは濃くなくて、澄んでいるものが多いです。具もたっぷりですが、出汁の味を楽しめる料理でもありますね。
写真付きの詳しい作り方+Blog
ご飯ものにもなるように、
元日にお雑煮を食べてから残った切り餅3つ、うどん2玉を入れて作りました。
当然のことですが、入れるキムチの味によってスープの味が変わります。
熟成キムチで作ると酸味のあるスープに、日本の市販キムチで作ると甘めのスープになることが多いです♪
この日は、去年作った白菜キムチの残り汁とヤンニョムソ(大根の千切りやネギ)を使いました。
キムチがあれば、スープが美味しくなりやすいですが、ない場合は、キムチの味付けに入る粉唐辛子と魚醤で調整しても良いです。そこに白菜を入れれば、なんとなくキムチ感が出ます^^
粉唐辛子入りで作る方は、調味料◎を混ぜ合わせておくと良いです。
粉っぽさがなくなり、スープに馴染みやすくなります〜
◎ あごだしの素 大さじ1
◎ 粉唐辛子 大さじ1
◎ 魚醤(醤油でも)大さじ1
◎ にんにく(みじん切り・おろし)大さじ1水(みりんでも) 大さじ2
あごだしの素は、韓国料理によく合うのでおすすめですが、なければかつお出汁など家にあるもので大丈夫です! 濃い味が好みの方は、ダシダや鶏ガラスープの素でも良いです。
韓国のレシピ動画の方は、みりん入りでしたが、お肉も入らないので水のほうがさっぱりと美味しかったです。
Step1長ねぎを縦半分に切って4cm程の長さに切ります。玉ねぎを薄切りにします。キノコや白菜も食べやすい大きさで用意します。
この日、長ねぎをぶつ切りにしました。形は綺麗ですが、食べる時に火傷しやすいし、半分に切ったほうが食べやすくて良かったです。
切ったものは、鍋に!
野菜を切る間、少し粉っぽさがなくなったヤンニョム(調味料合わせ)も鍋にかけます。
早めに作って冷蔵保存しておくと、もっといいですね〜
Step2鍋に野菜+キムチ+餃子+調味料◎と水5カップを入れて強火で加熱します。
うどん、切り餅、春菊やニラのように火が通りやすい野菜を除いてすべて入れちゃいます。
水は、具の2/3以下の量(5カップ)を入れます。写真よりもっと少なめでも良いです。
あとは煮込むだけ!
煮込んでいる間に後半に入れるものを用意。切り餅、冷凍うどん、ネギ。
切り餅は4等分に切ったほうが食べやすくておすすめです。韓国のトックのようにもっと薄く切っても良いかも… 今度試してみたいです。
Step3沸騰してきたら、中火に変えて10分ほど煮込みます。
アクは悪ではない(健康に悪くない)から取らなくてもいいという人もいますが、
見た目が綺麗じゃないので取りました〜
味見をして味を整えます。
魚醤や醤油で、好みの塩加減に調整します。
あごだしの素 大さじ1に、キムチをたっぷり入れると、追加で何も入れなくてもいい感じですが、
もし旨みが足りなかったら、素や砂糖を追加したり、餃子を何個か潰しちゃっても良いです。
好みの味になったら、このままご飯のおかずとして食べてもいいのですが、
餅やうどんなど入れて、火が通ったら出来上がり♪
切り餅は、焼いてから入れても、そのまま入れてもOK!
そのまま入れる場合は、少し時間がかかるから、うどんよりは先に入れたほうが良いです。
お好みで卵や豆腐も。辛いスープによく合いますからね。
韓国では溶き卵を入れることが多いですが、半熟が好きなので…
キムチの代わりに、白菜でも
少ない量で作ることも多いですが、キムチがない時には、白菜を入れて作っても美味しいです!
先程書いたように、粉唐辛子+魚醤+にんにくでスープに少しキムチ感を。
鍋ではなく、スープなのでうどんや餅は入れず… 卵でしめます♪
辛さゼロの餃子スープも美味しいです。この日も白菜と椎茸入り。
焼き魚の付け合わせに♪
韓国のお雑煮には餃子(マンドゥ)入りが人気ですが、
韓国式のお雑煮や、マンドゥの作り方もまだ紹介できてないですね…^^;
辛くない餃子スープのレシピはこちら