韓国のプルコギキンパ
口に入れた瞬間、甘辛い牛肉の味が口の中に広がるプルコギ入りキ
韓国ではプルコギキンパ(불고기김밥)または、牛肉キンパ(소고기김밥・ソゴギキンパ)と言います。
今回、5つの具材で作りました。甘辛いプルコギがしっかりと主役になってくれるので、具材が少なくても美味しい気がします。
韓国の人気レシピ3選も紹介したので、具材のアレンジの際にも参考にしてください!
材料と調味料(5本分)
プルコギに、キンパの基本具材となるたくあん、卵、人参、キュウリを加えて5種類の材料で作りました。キュウリはさっぱりとした味がプルコギによく合いますが、ほうれん草ナムルに代えても良いです。
- 牛肉(薄切り・ひき肉ok)300g
- 人参2個
- 卵4個
- キュウリ(ほうれん草)2本
- たくあん(甘口がおすすめ)1/3袋
- ご飯2合半くらい
- 海苔5枚
- 【調味料】 醤油、塩、みりん、酒、砂糖、にんにく、お酢、ごま油、白ごま、サラダ油
- おすすめの追加具材:サンチュ、エゴマの葉(シソ)、甘辛ごぼう、さつま揚げ、ちくわ、カニカマ、ピーマン、キムチ
ひと目で分かるレシピ
![プルコギキンパの作り方+韓国の人気レシピ。5種類の基本具材とアレンジ](https://karaichi.com/wp-content/uploads/2022/04/DSC_1837.jpg)
※計量単位がない調味料は「大さじ」です。
- 1プルコギを作ります。牛肉に砂糖2/3、みりん1、醤油3、おろしにんにく2/3、ごま油2/3、コショウ少々で下味をつけます。(炒めるのは他の具材を用意してから最後に)フライパンで汁気がなくなるまで中〜強火で炒めます。
- 2キュウリの酢漬けを作ります(生のキュウリを入れてもok)。細長く切り、真ん中の種のところを切り落とします。砂糖1、お酢2、塩1/4を加えてよく和えます。10分以上置いてから水気を切ります。
- 3卵に酒1、塩小さじ1/3を加えてよく溶きます。フライパンにサラダ油をひき、溶き卵を入れます。弱〜中火で両面を焼いた後、包丁で細長く切ります。
- 4人参を千切りにします。フライパンにサラダ油をひき、人参を中〜強火で炒めます。塩で薄めに味付けします。
- 5たくあんを細長く切ります。(この辺でプルコギ肉を炒め、キュウリの水気を切る)
- 6温かいご飯に、ごま油1、塩 小さじ1/2〜2/3を入れて混ぜます。
- 7海苔の手前3/4に均一にご飯を広げ、すべての具材を乗せて巻きます(巻き終わりを下にしておく)。海苔の外側にごま油を薄く塗り、食べやすく包丁で切ります。白ごまをかけて完成です♪
- ・残ったキンパは1本ずつアルミホイルに包んで保存するのがオススメ。常温で半日~1日間日持ちします(夏場は早めに冷蔵庫に)。
- 【※2】緑の具材として、ほうれん草のナムルやサンチュも良いです。ほうれん草のナムルはごま油、白ごま(すりごま)、塩で味付けします。サンチュ・エゴマの葉・シソは洗って水気をよく切って用意します。
- 【※5】カニカマやさつま揚げ、ちくわ、ピーマンを入れる場合、細長く切ります。さつま揚げは炒めて用意します。甘辛ごぼう(レシピ)も少し入れても美味しいし、プルコギを作る際にごぼうを加えても良いです。
ご飯は手前3/4に薄めに。その上に具をたっぷりのせます。
手前の海苔が上のご飯にくっつくように巻けば、ほどけません。
刷毛を使ってもいいですが、海苔の外側にごま油を薄く塗る際にポリ手袋を使うと便利です。
ポリ手袋をつけた左手で外側にごま油をつけてから、右手で食べやすい太さに切る流れ♪
キンパは巻いてからすぐ食べても美味しいです。
何時間か置いてから食べると、味が馴染んで美味しいですが、夏場は早めに食べるようにします。
冷蔵保存して固くなったキンパは、チヂミにして食べました^^
キンパでチヂミ!冷蔵庫保存で固くなったキンパを美味しく食べる方法
では、詳しいレシピ+Blogの前に、参考になる韓国のレシピを紹介します。
韓国の人気レシピ3選
本場で人気のプルコギキンパレシピ動画の中で、おすすめの3つをピックアップしてお届けします。
母が作ってくれるキンパ
タイトルにも書いてありますが、韓国のオンマ(엄마 母)が作ってくれるようなスタイルに近い気がします。一番基本となるプルコギキンパの形ではないかなと思います。
こちらのレシピも5つの具材ですが、キュウリの代わりにほうれん草のナムルが入っています。
■材料(12本分)
牛肉 600g、たくあん 370g、ほうれん草1束、人参2個、卵7個、米5カップ
■味付け(軽量は普通のスプーンなので、1=大さじ2/3くらい)
☆プルコギ:下味をつけて30分おく
醤油3、コショウ少々、みりん1、ごま1、梅シロップ1、砂糖1/2、酒1、水飴1、にんにくのみじん切り1、玉ねぎ1/4個のみじん切り、長ねぎ1/2本のみじん切り、ごま油1
☆ほうれん草
塩1、ごま油1、ニンニクのみじん切り1/2、小ねぎor長ねぎのみじん切り1、コショウ少し
☆卵
塩 1/2、酒 1/2
☆ごはん
塩1、ごま油2
ほうれん草は、ナムルの味付けをしたあと、フライパンで軽く炒めています。和えたものをそのまま入れてもいいですけど、味がよく染み込んでいいかもしれませんね。
味付けの調味料を見ると、プルコギは薄味で、野菜と卵は結構しっかりと味をつけている感じです。
具材の塩加減のバランスは、けっこう好みが分かれる気がしますが、
キンパは醤油などタレにつけて食べないので、そのまま食べた時に、全体の塩加減が薄くも濃くもないように調整するのが大事です。
酢漬けとサンチュ入り!おしゃれキンパ
プルコギキンパには、サンチュ入りも人気です。
また、酢漬けした紫キャベツで、おしゃれで彩りもよく、爽やかな旨味もアップです。
★英語字幕があります
■材料(3本分)
牛肉 200g、人参1/2本、キュウリ1/2本、紫キャベツ1/6個、サンチュ、海苔3枚、ご飯3茶碗、サラダ油
■味付け
☆プルコギ
醤油1+1/2、砂糖1/2、みりん1、にんにく1/3、ごま油1、コショウ少し
☆紫キャベツの酢漬け
水1/2カップ、お酢3、砂糖3、塩 小さじ1/2
☆ごはん
ごま油2、塩 小さじ1/2、ごま少し
韓国人がプルコギなど、お肉料理を食べる時に葉野菜で包んで食べたり、甘酢漬けを添えて食べたりするので、そのような食べ方がキンパの具にも反映された形です。
人気の無印良品のキンパを、韓国スタイルに
こちらのレシピ動画が一番オススメ! 映像も綺麗なのでぜひ見てみてください。
すごく美味しそうで綺麗なキンパなので、今度真似してみたいです。卵をだし巻き卵のように厚めで作ってたっぷり入れていますね。
★英語字幕があります。
■材料(6本分)
海苔6枚、たくあん、カニカマ、甘辛ごぼう、人参、ほうれん草300g、牛肉350g、卵6個、ごはん
■味付け
☆ほうれん草ナムル
塩 小さじ1/3、ごま1/2、ごま油
☆プルコギ
梨汁3、生姜汁小さじ2、醤油2、にんいく1/3、ネギ1/3、オリゴ糖1、ごま油1、コショウ少々
無印の冷凍プルコギキンパの基本具から、カニカマなどを追加して作ったそうです。
無印キンパは、ご飯に味付けしないらしくて、それを真似して作ったけど美味しかったとのこと。韓国でも味付けしない普通のごはんで作る人もいますが、基本はごま油と塩でほんのりと味付けします。
私は無印のキンパはまだ食べたことがなくて、こちらの無印のWEB販売ページの写真と見比べてみましたが、結構違う感じでした。
無印は結構ご飯が多めですが、韓国のキンパはこちらのレシピ動画のように、ご飯少なめで具たっぷりで作るスタイルが多いし人気です。
ちなみに、こちらのレシピ動画の方は、麻薬卵レシピにも参考レシピ動画を載せてありますが、撮影編集のセンスもよく、料理の腕前が素晴らしくて料理YouTuberとして人気です!
写真付きの詳しい作り方+Blog
中〜大サイズのフライパン1つが必要です。この流れで作ると、フライパンを洗わずに済みます。
ほうれん草ナムルを入れる場合は、茹でる鍋も♪
プルコギ用の牛肉は、薄切りか、ひき肉が良いです。
お好みの部位で良いですが、脂が多すぎると、冷めた時に美味しくないから程よく脂がある部位がおすすめです〜。
この日はすき焼き用の薄切りでしたが、もう少し脂少なめがいいかなって感じでした。
Step1プルコギを作ります。
牛肉300gに「砂糖2/3、みりん1、醤油3、おろしにんにく2/3、ごま油2/3、コショウ少々」で下味をつけます。
炒めるのは、他の具材を用意してから最後にします。
Step2キュウリの酢漬けを作ります。
細長く切り、真ん中の種のところを切り落とします。
「砂糖1、お酢2、塩1/4」を加えてよく和えます。カンタン酢などを使っても良いですね〜
10分以上置いてから水気を切ります。
キュウリを生のままで入れても大丈夫ですが、酢漬けにすると、甘酸っぱさも良いですし、水気もなくなるところが良いです。
Step3卵に酒1、塩小さじ1/3を加えてよく溶きます。
フライパンにサラダ油をひき、溶き卵を入れます。
弱〜中火で両面を焼いた後、包丁で細長く切ります。
3番目動画のように、だし巻き卵のような作り方ですると、さらに美味しそうに見える気がしますが、普通に一気焼きで作りました〜
Step4人参を千切りにします。
フライパンにサラダ油をひき、人参を中〜強火で炒めます。
塩で薄めに味付けします。
Step5たくあんを細長く切ります。
今回、甘口のたくあんではなかったのですが、黄色の甘口のほうが韓国で使うたくあんに近いです。
追加の具材で、ソーセージとピーマンも用意しました。
無視してください^^
最後に、下味をつけたプルコギをフライパンに投入!
フライパンで汁気がなくなるまで中〜強火で炒めます。
プルコギの美味しそうな匂いに包まれる時間です。
お皿に盛って、熱気を冷まします。
Step6温かいご飯に、ごま油1、塩 小さじ1/2〜2/3を入れて混ぜます。
塩の量は、お好みの塩加減に合わせて調整してください。
キンパに入るものが、全部揃いました!
あとは、巻くのみ!
Step7海苔の手前3/4に均一にご飯を広げ、すべての具材を乗せて巻きます。
巻く時に、手前の海苔が上のご飯にくっつくように巻けば、ほどけません。
私は先に素手で巻いてから、巻き簾で形を整える流れが好きです。(巻き簾の使い方が下手だからかもしれませんが)
巻き終わりを下にしておきます。
下にしておくことで、水などつけなくても、よくくっつきます。
だんだん具材の量が増えていきます^^
最後のプルコギキンパを巻いてから、
ソーセージキンパも3本巻きました。
8本を巻いて終わり! 野菜の具材が少し残りました〜
食べやすい大きさに切ります。
包丁、ポリ手袋、ごま油、ごまを出しました〜
海苔の外側にごま油を薄く塗り、食べやすく包丁で切ります。
白ごまをかけて完成です♪
お皿に盛って〜
盛りながら、口にもひとつ♪
美味しいですけど、最初に巻いたキンパはプルコギが少なめだったから、少し味が薄い感じ。
プルコギを多めに入れたキンパのほうが
しっかりと美味しい感じでした。
お昼ご飯として4本を切りました^^
(あとで追加で1本切って、ふたりで5本も…)
プルコギキンパ3本と、ソーセージキンパ1本。
味噌汁を作る気力はなかったので、トマトだけ切ってお昼ごはんです。笑
いただきましゅー
キンパだよ、マシュー。
キンパを作る時に、すごく食べたがる顔をしていたマシューの顔が思い浮かびます。
牛肉と野菜と卵入りのプルコギキンパ。
ビビンバのように、いろんな旨味が感じられて幸せな気分になりました。
海苔が好きだからなのか、手前の盛り方がなんだか美味しそうに見える気がします。
韓国のキンパ専門店でも手前のように盛り付けてくれます。
中身が乾かないところもいいですね!
冷蔵庫で保存したキンパでチヂミ
翌日の夜。
冷蔵保存したキンパ3本を出してチヂミにしました。
溶き卵につけて、両面を焼くだけでOK
とても簡単ですし、レンチンより美味しい気がします。
酢醤油につけて食べてもいいし、キムチを添えて食べても美味しいです。
この前作った長ねぎのキムチ♪
ここにもう一本焼いて追加。美味しい晩ごはんでした。
写真が多かったですが、最後まで見てくださってありがとうございます^^
プルコギキンパを作る際に参考になれば嬉しいです!