韓国の万能味噌、サムジャンとは
サムジャンは、味噌とコチュジャンをベースに、ニンニクなどの薬味を加えて作る韓国の甘辛味噌です。
ソウルの実家に帰った時。食卓によく出るのが父の手作りサムジャン。
この日は、青い唐辛子をつけて食べました。
キュウリなどの野菜スティックにつけて食べることも多いです~。
この日は、蒸したカボチャの葉にご飯とサムジャンだけ乗せて。
お肉がなくても、これだけで十分美味しいです。
サンチュにお肉を包んで食べる時にも~。
ソウルで骨付きカルビのお店でランチした時の写真。
サムギョプサル(豚バラ)を食べる時に入れる味噌だれもこのサムジャンです。
簡単レシピ
さっと作りたい時には、大さじで「味噌3+コチュジャン1+砂糖1/2+みりん1」を混ぜるだけで良いです。好みでごま油や、白ごまを追加します。
よりちゃんと作りたい方は、下記のレシピで!
父のサムジャンが美味しいので、聞いたレシピをもとに作ってみました。
後半には、他の韓国人の作り方3選をレシピ動画と合わせて紹介したので、ぜひ参考にしてください。
父のサムジャンのレシピ
サムジャンの材料
味噌(あればデンジャン)3/4カップ
コチュジャン 1/4カップ
砂糖(蜂蜜・水飴)大さじ1にんにくのみじん切り 大さじ2
玉ねぎのみじん切り 1/2個分
細かく切った青唐辛子 好みの量ごま油 大さじ1
白ごま
※味噌とコチュジャンは3:1なので、少量で作る時にもこの割合で調整します。後半に紹介した韓国人のレシピNo.1も少量で作る時に参考になります。
★味噌とコチュジャンの割合は人によってそれぞれですが、2:1 から 3:1の割合が人気です。味噌が主役なんで味噌を多めに入れます。
私は今回日本の合わせ味噌で作りましたが、本格的に作りたい方は韓国の味噌「テンジャン」で作ってみてください。
作り方は、切って混ぜるだけ!
野菜は、すべて細かくみじん切りにします。
玉ねぎの分量はメモに書いてなかったのですが、今回1個をすべて入れてみたら、玉ねぎから水分が結構出たので1/2個くらいがちょうど良いと思います。
青唐辛子は細かく切るか、輪切りにして存在感を残すか、好みによって♪
みじん切りにした野菜とすべての調味料をボウルに入れます。
父のサムジャンには、青唐辛子の種が入っていたので入れました。後半のレシピ動画の方のように、入れない人もいます。
味噌 3/4カップ+コチュジャン 1/4カップ
コチュジャンは、味噌に比べて1/3くらいの分量ですが、好みによってコチュジャンの割合を多めにしても良いです。
父からレシピを聞いた時に、
砂糖の量が意外と少なかったので、なんでこんなに甘いの?と聞いたのですが、
サムジャンの甘みは玉ねぎからと言いました。ということでたっぷり入れました^^
まんべんなく混ぜたらサムジャンの完成です!
最初は水分が少なくて混ぜにくいですが、玉ねぎから水分が出るのでだんだん混ぜやすくなります。
ごま油と白ごまも入れます。
★ごま油は酸化しやすいので、作り置きする時は食べる直前に入れるのがオススメです。
青唐辛子につけて味見をしてみました。
色合いも味わいも良い感じでした^^
韓国の味噌テンジャンのほうが色が濃いから、父のサムジャンがもっと濃い色ですが、こんな色のサムジャンも韓国でよく見かけます。
玉ねぎをたくさん入れたせいか、そんなにしょっぱくなかったです。
大きい容器の半分くらい入る量。
多めに作りましたが、父のサムジャンも1ヶ月は大丈夫だったので、短くても2週間はもつと思います。
玉ねぎや青唐辛子の生野菜が入ってなければもっともちますが。
翌日のサムジャン。
玉ねぎの辛さは甘さに変わって行きます。
韓国人のレシピ3選
サムジャンの下記の動画レシピ2編+ブログレシピも参考にしてください。
少量で作る時に参考になる動画レシピNo.1
こちらの方は、味噌:コチュジャン=2:1 の割合で作っています。
味噌(デンジャン) 大さじ2(山盛り)
コチュジャン 大さじ1(山盛り)
にんにくのみじん切り 大さじ1
梅シロップ 大さじ1
ごま油 大さじ2/3
白ごま 大さじ1/2
みりん 大さじ1/2
水飴 大さじ1/2
細かく切った青唐辛子:1個
梅シロップがなければ、砂糖・水飴・ハチミツでも良いです。※梅シロップ記事
玉ねぎを入れないレシピは「みりん」を入れる人が多かったです。よく混ぜ合わせるためにも必要かなと思います。
韓国人主婦が丁寧に説明してくれる動画No.2
こちらの方も、味噌:コチュジャン=2:1 の割合で作っています。
味噌(デンジャン) 大さじ2(かなり山盛り)
コチュジャン 大さじ1(かなり山盛り)
梅シロップ 大さじ2
にんにくのみじん切り 多め
みじん切りの玉ねぎ 1/4個
細かく切った青唐辛子 2個
白ごま 適量
父と同じく、玉ねぎを入れています。味噌などの正確な分量は動画からチェックしてください。
ニンニクや青唐辛子は、存在感を残す切り方をしていますが、結構辛いと思います。
玉ねぎと味噌を炒めて作るサムジャンNo.3
こちらのブログのレシピも簡単で美味しそうです。5分ほど蒸したキャベツにご飯とサムジャンを乗せて食べている写真も載っています。
된장, 양파 끝! 초간단 쌈장 만드는 법 (Naver Blog)
玉ねぎを炒めるので、優しい味のサムジャンになると思います。作り方は、
- 玉ねぎ2個をみじん切りにする
- 味噌(玉ねぎの半分分量)と玉ねぎを入れてフライパンで7分くらい炒める
- 好みによってナッツ類(クルミやピーナツなど)を入れてもう少し炒める
この方は韓国のテンジャンだけで作っていますが、日本の味噌で作る時はコチュジャンを入れたほうがアクセントになって良いかなと思います。
最後に、実家の食卓からサムジャンの使い方
父が何か切っています。料理をするのが好きです。
母と結婚する前、ピクニックに手作りのお弁当を持ってきたそうです。
朝から、カルビタンが出ました。
私だけ立派な器に。笑
サムジャンのとなりには、私の好きなアルタリキムチ。食べやすくハサミで切ってあります。
左上にあるのは、タラのエラで作った塩辛アガミジョッ(아가미젓)だったと思います。チャンジャなど韓国塩辛の記事はこちら
ごまの葉にお肉に包んで食べる時もサムジャンを少し。
この日は牛肉でしたが、サムギョプサルの時にもサムジャンです~。
使い方は、サムジャンの韓国語通り
サム(쌈)は「包む」という意味です。
쌈장 サムジャン
ジャン(장 醤)は、コチュジャンやカンジャン(醤油)と同じく、味噌・醤油のこと。
つまり、野菜に包んで食べる時に入れる味噌、という名前どおりの使い方が多いです。
大好きな蒸したカボチャの葉っぱにご飯を包んで食べる時にも、サムジャンが出番。
軽く蒸したキャベツに包んで食べても美味しいです。
では、手作りのサムジャンをぜひ作ってみてくださいね~。
カライチ「サムジャン・サムジャンに合う料理」レシピ一覧