素朴だけど美味しいケランチム
ケランチム(계란찜)は、茶碗蒸しのような韓国の卵料理です。
韓国語を直訳すると「卵蒸し」ですが、茶碗ではなく、鍋で作ります。
ふんわりとした卵の食感が美味しいです。入る具材が少ないからダイレクトに卵の味を楽しめます。
もともと韓国ではお店のメニューとして人気でしたが、最近はお店みたいに作れるコツがテレビやネットで取り上げられ、家でも楽しむ人が増えた気がします。
簡単ながらも美味しくできちゃう韓国で人気のレシピを紹介します。後半には違う作り方として韓国人主婦の動画レシピも2つ載せたので、アレンジレシピとして参考にしてください!
材料と調味料
- 卵3個
- ネギ少し
- ◎水100ml
- ◎塩大さじ1/3
- ◎砂糖大さじ1/3
- ごま油・白ごま(仕上げ・好み)少々
- 【塩】代わりに「アミの塩辛」を入れるレシピも人気。エビの風味が加わります。韓国人気の魚醤「アミの塩辛」については調味料記事を参考にしてください。
- 【鍋】写真のトゥッペギ(Amazon)や磁器(Amazon)のような厚めの鍋がおすすめです。
ひと目で分かるレシピ
- 1鍋に卵を割り入れ、しっかりと溶きます。調味料◎を加えてよく混ぜます。
- 2中火で60%くらい火が通るまで、底と縁を中心に全体をスプーンでかき混ぜます。様子を見て弱火に変えます。
- 3薄切りにしたネギを乗せ、蓋をして弱火で4分ほど蒸します。仕上げに好みによってごま油と白ごまを少々加えて完成です♪
参考になる韓国レシピ動画
今回のレシピは、人気料理研究家ペク・ジョンウォンさんのレシピを参考に作りました。ペク・ジョンウォンさんのレシピの中でも韓国人に人気のレシピです。
右下の最初のアイコンをクリックすると、日本語の字幕でも見られます。
どんな鍋で作るかが大事で、トゥッペギ鍋や磁器のような厚めの鍋がおすすめです。テフロン加工のフライパンで作ったこともありますが、磁器やトゥッペギよりはふんわりとした出来上がりは難しかったです。
蒸す時にしっかりはまる蓋は必ず必要です。動画では、2つのトゥッペギ鍋を使い、1つは蓋として使っていますが、普通の蓋でも大丈夫です。蒸す時にふわっと上がってくるので、卵の量は鍋の7~8割くらいにします。
動画の最後に、レシピの全体の流れが分かるように、要約内容が流れます。
写真付きの詳しい作り方
Step1鍋に卵を割り入れ、しっかりと溶きます。
調味料◎を加えてよく混ぜます。
◎水 100ml
◎塩 大さじ1/3
◎砂糖 大さじ1/3
◎砂糖 大さじ1/3
ペク・ジョンウォンさんは、砂糖を入れたほうが後味が美味しいと言っています。
◎塩 大さじ1/3
卵3個分の塩の量は、このくらいがちょうど良かったです。
塩でも十分美味しいですが、ある方は、代わりに「アミの塩辛」をみじん切りにして入れてくださいね。
水 100mlも加えてよく混ぜたら、火をつけます!
蒸したら、量が増えて来るので、量は7~8割くらいがちょうど良いです。
Step2中火で60%くらい火が通るまで、底と縁を中心に全体をスプーンでかき混ぜます。
全体に火がまんべんなく通るように、よくスプーンでかき混ぜます。
様子を見て弱火に変えます。
底は焦げやすいので、火が強すぎる感じがしましたら、弱火に変えます。
Step3薄切りにしたネギを乗せ、蓋をして弱火で4分ほど蒸します。
このくらいに全体の色が変わってきたら、ネギを乗せて蓋をします。
ここは必ず弱火にします。
4分蒸したら、ふんわりと美味しそうな感じに仕上がります!
さっき鍋の7割くらいの量が9割を超えてきました~
仕上げに好みによってごま油と白ごまを少々加えて完成です♪
トゥッペギ鍋と卵の間から美味しそうな蒸気が上がってきます~。
じんわりと美味しいケランチム。
一度作ったら、すぐ覚えちゃう簡単なレシピなので、
おかずもう一品欲しいなという時に、さっと作っています。
卵が3個も入っているんですが、ふんわりとした食感だからなのか、あっという間に食べちゃいます。
昔は卵って1日1個食べるようにとか言われていましたが、最近の研究結果では、1日に何個も食べても体に悪くないらしいです。
違う作り方。韓国人主婦の動画レシピ
他の料理でもよく紹介しているシムバンゴル主婦(심방골주부)のレシピです。
水の代わりに米のとぎ汁を入れていて、砂糖は入れていません。
最初米のとぎ汁だけ入れて沸騰したら、溶いた卵を入れる流れになっています。溶いた卵には、みじん切りのネギと唐辛子もたっぷり入れています。
底が焦げないように、サラダ油を少し塗っています。ペク・ジョンウォンさんのレシピで作ってもそんなに焦げたりしないのですが、サラダ油を塗るとさらに安心ですね。
もう一つ、他の主婦のレシピを紹介します。
厚めの鍋を使わなくても、こんな感じで作れるので参考になりました。
こちらの方も先に水を沸かしていますね。水には「ダシダ大さじ1+塩小さじ1」を入れています。
ダシダは、韓国のほんだしみたいな調味料で、こちらの調味料記事にも紹介しています。
お湯が湧いたら、みじん切りにした玉ねぎもたっぷりと入れて、溶いた卵3個を入れて箸でよく混ぜます。
輪切りにした小ねぎ、粉唐辛子、白ごまをふりかけてから、3分ほど弱火で蒸せば完成。
美味しそうですね!
ソウルのタッカルビのお店でサービスで頂いたケランチムです!
人参とネギのみじん切りがちょこっと入っている感じですね。
ふんわりと美味しかったです~。ちょっとピリ辛のタッカルビとも合いました。
他にケランを使ったレシピはこちら~♪
丸いフライパンで簡単!卵焼きのレシピ ♪野菜たっぷりのケランマリ