大根の韓国式煮物
大根だけで作る韓国定番のおかず「무조림(ムチョリム)」を紹介します。
煮て甘くなった大根に、煮干し出汁とピリ辛ヤンニョムが染み込んでいて美味しいです。
ごはんがすすむ作り置きおかず(パンチャン)として人気!
辛さは、粉唐辛子の量で調整できます。
基本、煮干し入りで作りますが、韓国の人気レシピと合わせて、アレンジできるところもお届けします。
材料と調味料+レシピ
- 大根1/2本
- 煮干し20匹
- 長ねぎ1本
- 玉ねぎ(省略可)1/2個
- ◎ 粉唐辛子大さじ1
- ◎ 醤油大さじ5
- ◎ 砂糖大さじ1
- ◎ みりん大さじ3
- ◎ にんにく(みじん切り)大さじ1/2
- 【煮干し】出汁用の大きい煮干しで作りました。小さめの煮干し(いりこ)を使っても良いです。
ひと目で分かるレシピ
- 1鍋に2カップの水+煮干しを入れ、蓋をせず中火にかけます。沸騰した後、5〜7分間煮出してから煮干しを取り除きます。(煮干しを具として使う作り方※1)
- 2大根を1.2cm程の厚さに切り、2等分か4等分にします(半月切りorいちょう切り)。鍋に入れます。
- 3調味料◎+長ネギや玉ねぎの薄切りも加えます。時々上下を混ぜながら、蓋をして15分ほど弱めの中火で煮込みます。
- 4煮つまってきたら、汁の味見をして味を整えます。全体に味が染み込んできたら完成です。(さらに柔らかい食感にしたい時は、蓋をしてしばらく蒸らします)
- 【※1 煮干しを具として使う作り方】苦味が出る煮干しの内蔵と頭を取り除いてから、鍋に入れます(小さめの煮干しの場合は、そのまま入れてもok)。出汁を別途取らなくていいので、すぐ大根と調味料を入れて一緒に煮込んでも良いです。
煮干しで出汁をとってから、大根とヤンニョム調味料と長ねぎを入れて煮込むだけです。
基本ヤンニョムの調味料は、韓国式魚の煮付け料理に近いです。
出汁を別途とらず、内蔵と頭を取り除いた煮干しの身入りで作っても良いです。
小さめの煮干しなら、そのまま入れてもOK!
詳しくは、下記韓国レシピでも紹介しました。
温かい時も美味しいけど、冷めると、味がスッと染み込んで美味しいから、
作り置きおかずとして活躍します。
下記レシピもオススメです^^
煮干しがなければ、サバ缶やツナ缶、いりこ出汁の素などでアレンジするのもアリです!
韓国の人気レシピ3+1選
本場発信のレシピ動画と合わせて、韓国人の作り方とアレンジできる内容をお届けします。
小さめの煮干し入りが人気
大きい煮干しではなく、小さめの煮干し(いりこ)を使っているので、内蔵を取り除かずにそのまま入れて作れます。
煮干しの魚臭さが気になる方は、こちらの方のように乾煎りするのが良いですね。電子レンジでラップをしないで1分加熱する人もいます。
■材料
大根1/2個、にぼし(小さめ)20g、玉ねぎ1/2個、長ねぎ1/2本
辛い青唐辛子2本、赤唐辛子1本、昆布3枚
■ヤンニョムの調味料(大さじ)
水500mL、にんにくのみじん切り1、粉唐辛子2
醤油2、薄口醤油(국간장)2、マグロ魚醤(참치액)1、みりん3、オリゴ糖1、えごま油2
昆布も入れて旨味アップです。小さめの煮干しは大きい煮干しより出汁が出ないので、昆布も入れたほうがいいかもしれません。
粉唐辛子だけではなく、辛い青唐辛子も入れて辛さアップです。
調味料を見ると、魚醤がありますが、魚醤をお持ちの方は魚醤も少し入れてアレンジしてみてください。韓国と日本の魚醤についてはこちら
すべて入れて煮込むだけ。干しえび入り
上記と同じ韓国人主婦のチャンネルですが、少し違う作り方です。こちらも美味しそうでした^^
もっと濃いヤンニョムなので、ごはんがすすみそうな仕上がりです。
こちらのように、最初からすべての調味料を入れて大根と一緒に煮込む人も多いので、好きな作り方でOKです!
■材料
大根1本、玉ねぎ1/2個、長ねぎ1本
辛い青唐辛子4本、赤唐辛子1本、煮干し25匹、干しえび1つかみ
■ヤンニョムの調味料(大さじ)
粉唐辛子 山盛り2、醤油2、薄口醤油(국간장)2
生姜酒2、みじん切りのにんにく 山盛り1、オリゴ糖1、昆布出汁水500mL、えごま油1
煮干しのほか、干しエビも入れて旨味アップです。食感も良いとのことです。
生姜酒は、焼酎に生姜汁を入れて作ったものなので、おろし生姜など追加するのも良いと思います。
大根の煮物には、ごま油よりえごま油のほうが人気なので、荏胡麻油がある方はぜひ〜。
大きい煮干しを使った人気レシピ
こちらのレシピが人気でしたが、大きい煮干しを具として使います。出汁をとって取り除く流れではないです。
内蔵と頭から苦味が出るので、取り除いて入れます。
最初の画面に韓国語の料理名「무조림(ムチョリム)」が書いてあります。무(ム)は大根で、조림(チョリム)は煮物、煮付けの意味です。
■材料
大根1kg、煮干し50g、昆布1枚、長ねぎ1本
■ヤンニョムの調味料(大さじ)
水200mL、醤油200mL、砂糖1、粉唐辛子1/2〜1、にんにくのみじん切り1/2
調味料なども最初から入れて煮込むだけです。
水の量が少ないので、蒸らして柔らかくしていますが、このレシピに近い形で試してみましたが、やっぱり水は多めのほうが、味が染み込みやすくて良い感じでした。
醤油の量も多いので、このまま作るとかなり塩辛いと思います^^; コメントを見たら、同じ意見があったので、調味料の割合はおすすめしないですが、、出汁用煮干しを使ったレシピとして参考になったので!
椎茸入りも美味しい
下記のレシピ動画も人気でしたが、サイトに載せられなかったので興味のある方はYouTubeからチェックしてくださいね。
무조림이 왜 이렇게 맛있을까요? ‘이것’을 넣었습니다(YouTube)
■材料
大根1kg、長ねぎ1本、辛い唐辛子1本、煮干し(中サイズ)30g
■ヤンニョムの調味料(大さじ)
水500g、粉唐辛子3、椎茸の粉末1
醤油4、薄口醤油(국간장)2、砂糖1、みじん切りのにんにく1、みりん3、えごま油1、ごま1/2
こちらのレシピは、「椎茸の粉末」を入れて旨味アップです。
干し椎茸や生のしいたけを入れて作る人もいるので、しいたけが好きな方は追加してくださいね。
写真付きの詳しい作り方+Blog
Step1鍋に2カップの水+煮干しを入れ、蓋をせず中火にかけます。
汁多めが好きな方は、もっと水多めでも良いです。
沸騰した後、5〜7分間煮出してから煮干しを取り除きます。
一番いいのは、30分以上水につけておいてから、弱火にかけてじっくり煮出すことですけど、時間がない時は中火でも良い感じです。
Step2大根を1.2cm程の厚さに切り、2等分か4等分にします。鍋に入れます。
写真より薄くても大丈夫です。
輪切りで作る人もいますが、2等分の半月切りか、4等分のいちょう切りが食べやすいから良いかなと思います。
Step3調味料◎+長ネギや玉ねぎの薄切りを加えます。
◎ 粉唐辛子 大さじ1
◎ 醤油 大さじ5
◎ 砂糖 大さじ1
◎ みりん 大さじ3
◎ にんにく(みじん切り)大さじ1/2
少ししっかり目のヤンニョムなので、薄味が好きな方は、醤油を少し減らします。
この日は、長ねぎだけ。
玉ねぎも少し入れると、甘くて美味しいです。
にんにくのみじん切りも入れました。あれば、生姜も少し。
生姜は入れすぎると苦いですが、にんにくは入れすぎても美味しくなくなることがないので、思う存分入れてください^^
時々上下を混ぜながら、蓋をして15分ほど弱めの中火で煮込みます。
Step4煮つまってきたら、汁の味見をして味を整えます。
塩加減や甘さを調整します。
ちょうど良い感じだったので、私は追加しなかったです。
全体に味が染み込んできたら完成です。
さらに柔らかい食感にしたい時は、火を止めてから、蓋をしてしばらく蒸らします。
大根のピリ辛煮物「ムチョリム」の出来上がり♪
お皿に移して、、お昼ごはんの準備です。
ステーキの予定だったので、新玉ねぎのキムチを取り出しました〜
しっかり熟成させたので、酸味も出てきました!
ほうれん草のポン酢かけも用意して、副菜の準備は完了。
あとは、3分ステーキです。
強火で1分、裏返して1分、蓋をして火を止めて1分蒸らして出来上がり♪
半額で買ったサーロインステーキ肉^^
消費期限が12時間切れていましたが、全然大丈夫でした!
では、いただきましゅー。
ステーキは塩につけて食べます。
マシューたちにもお供え。
ステーキが一番喜んでもらえるかな。
Netflixで人気のイルタ・スキャンダルを見ながら食事しました〜
主人公がパンチャンカゲ(惣菜屋さん)をやっているので、韓国のおかずを作るシーンがたくさん出てきます。
昼寝から起きたくろちゃんに、出汁をとった煮干しを少しあげたら、めちゃくちゃ美味しそうに食べていました^^
玉三郎は食べないですけど、くろちゃんは完全なる魚派のようです。
鍋に残っていた大根のピリ辛煮物は、さらに味が馴染んでいる感じ。
冷めても、冷やしても美味しいです。むしろ、そっちのほうが美味しいかもしれませんね。
一回ずつ食べれる分量を小さい容器に入れて、冷蔵保存。
これは晩ごはんのおかずに。
ふたりで4食分の副菜として消費できました〜
煮干しを具として入れて作った日
週末、遠出した時に、寄った野菜直売所で、三太郎という大根を見かけました。
「煮大根に最適です」と書いてあったので、韓国のムチョリムが脳裏をよぎり、購入。
煮干しは出汁をとる形ではなく、内蔵と頭を取り除いて、身だけ入れることにしました。
魚派のくろちゃんがやってきました。
ふとんの中で昼寝してたのに、ふとんの中でも匂いを嗅ぐなんてすごい!
煮干し、たべたいにゃーー
と、主張が強かったので^^; 猫用の塩気のない煮干しをあげました。
人間用は出汁をとったものはいいけど、そのままは塩辛いからよくないみたいです。
煮干しの頭からも苦味が出ると言って、入れない人が多いですが、もったいないから、少し入れました〜
すべての調味料も先に入れました。
大根と長ねぎも入れて、あとは煮込むだけ!
時々混ぜながら、
弱火〜中火で20分間煮込みます。
この日は粉唐辛子を大さじ1/2くらい入れたからあまり赤くなかったです。
辛いものが苦手な夫も全然辛くなかったと言ってたので、、うちは大さじ1の粉唐辛子がちょうどいいかなって感じでした。
好みの辛さに合わせて調整してくださいね。
大根の韓国式煮物の出来上がり!
汁の量も好みで調整ですが、
写真よりはもっとあったほうがいいかもしれません、作り置きした時に汁から味がさらに馴染むので。
煮干しにもヤンニョムがよく染み込んでいるから、煮干しでもごはんがすすみます!
冷蔵庫で冷やして、翌日のお昼ごはん。
味がよく馴染んでいて美味しかったです!
納豆と最後の水キムチと目玉焼きなど用意して、いただきましゅー。
煮干し入りで作るのも、出汁だけとって作るのも美味しいので、好みの作り方で作ってみてください。
小さめの煮干しや干しエビを入れて作るのも良いですね!
ごはんが美味しくなるおかずです^^