ご飯がすすむ!定番の韓国料理のパンチャン
ちりめんじゃこはカルシウムがたっぷり入っていて骨の強化にも良いですよね。
このちりめんじゃこを炒めたものは、韓国の家庭の食卓によく出てくるおかず(パンチャン)です。
味付けは、日本のように「醤油」ベースで作るものと、「コチュジャン」ベースで作るもの、2種類に分かれますが、今回はコチュジャンベースのレシピを紹介します!
煮干しで作っても美味しいですが、後半に韓国人の動画レシピと合わせて違う作り方も紹介します。
作り置きにも向いているおかずなので、ぜひ活用してください♪
材料と調味料
- ちりめんじゃこ150g ※
- サラダ油大さじ 2
- 白ごま(仕上げ)適量
- ◎ コチュジャン大さじ 1+1/2
- ◎ 醤油大さじ 2
- ◎ みりん(または水)大さじ 2
- ◎ 砂糖(またはハチミツ)大さじ 2
- ◎ ごま油大さじ1
- ◎ ニンニク(すりおろし)大さじ1/2
- 【ちりめんじゃこ】柔らかいものではなくて完全に乾燥しているものを使います。
- ※量を正確に測っていませんが、写真からひとつかみくらい追加した量で作りました。
- 【ナッツ】アーモンド、クルミなどのナッツを追加しても美味しいです。
- 【コチュジャン】韓国大手食品会社のコチュジャンがこちら(Amazon、楽天)。韓国の調味料についてはこちらの記事を参考にしてください。
ひと目で分かるレシピ
- 1調味料◎を混ぜておきます
- 2フライパンでちりめんじゃこを炒めます(表面が少し白くなるまで)
- 3サラダ油2を入れて、カリカリになるまで炒めます
- 41の調味料を加えてちりめんじゃこにまんべんなく絡めます。火はすぐ止めます。仕上げに白ごまをかけて完成です♪
材料のちりめんじゃこ(しらす)について
ちりめんじゃこは、柔らかいものではなくて、写真のように乾燥しているものを使います。
今回のレシピを書きながら、「しらす」と「ちりめんじゃこ」が紛らわしく調べましたが、地域によって呼び方が違ったりしますね!
下記サイトの説明によると「じっくり干して乾燥させた、ちりめんじゃこ」が今回の料理に適合しています。
一般的には、
「釜茹でしたのみ」のものを「しらす(釜揚げしらす)」
「釜茹で後に少し干したもの」を「しらす干し」
「じっくり干して乾燥させたもの」を「ちりめんじゃこ」
と呼びます。簡単にまとめると、「しらす」→「しらす干し」→「ちりめんじゃこ」の順に乾燥度が高くなります。
今回のちりめんじゃこは、お土産記事のソウルの中部市場で買ったもの。オレンジ色は卵だと聞いたような気がします。
日本のスーパーでは少量しか売ってないことが多いので、ネットで購入するのもいいかもしれませんね。Amazon「しらす・ちりめん」カテゴリー
韓国では、ちりめんじゃこの消費量が多いのでたくさん買って冷凍保管しておきます。
良い状態でかなり長く保存できるので、おかずがない時にこのようなおかずを作ったり、人気の食材です。
写真付きの詳しい作り方
1ヤンニョム(味付けの意味 양념)を混ぜておきます。
ヤンニョム(大さじ)
- 醤油 2
- ニンニク(すりおろし)1/2
- みりん(または水)2
- 砂糖(またはハチミツ) 2
- コチュジャン 1+1/2
- ごま油 1
2フライパンでちりめんじゃこを炒めます。
ちりめんじゃこは、28cmフライパンの底が隠れる量を入れました。
表面が少し白くなるまで炒めます。
そうすることで消毒もなりますし、生臭さが消えます。
3サラダ油2を入れて、カリカリになるまで炒めます
より綺麗で丁寧に作りたい人は、油を入れる前にちりめんじゃこから出た白い粉を一度捨てます。
粉にも栄養があると思うのでなんか勿体ない気がして私はパスしますが…
アーモンド、クルミなどのナッツがあれば、このタイミングに追加します。ちりめんじゃこのしょっぱさとナッツの香ばしさが最高に合います。
油を入れる前と後とそれぞれ3分くらい炒めたような気がします。
カリカリしているか見た目をチェックしたり味見をしながら、調整してくださいね。
ふにゃふにゃしていたちりめんじゃこが、油を入れて炒めることで、歯ごたえが出てきます。
41のヤンニョムをすべて入れて、ちりめんじゃこにまんべんなく絡めます。
ちりめんじゃこを隅っこにどかしてヤンニョムを少し温めてから、全体を絡めましたが、
直接ちりめんじゃこの上にぶっかけても、ケンチャナヨ~(大丈夫です)
ヤンニョムは焦げやすいから気をつけてください。
ある程度全体にヤンニョムが絡んだら、火はすぐ止めます。
仕上げには、白ごまを。
出来上がりです♪
私にはちょうど良い甘さと辛さでしたが、
ちりめんじゃこによって塩分の違いもありますし、味が濃過ぎると感じたら次回はヤンニョムの量を減らしてくださいね。
小さい容器に3個分くらい入る量が出来上がりました。
味がしっかりしているおかずなので、1つの容器の量を2回に分けて食べました。
一週間以上もちます。
お弁当のごはんの上にも乗せたり。冷めても美味しいですが、ごはんと一緒にチンして食べても美味しいです~。
ご飯がかなりすすむので、ご注意を^^
でも、歯ごたえがあってゆっくり食べられるから良いですね。
韓国人のレシピ紹介:煮干しでも美味しい!
少しだけ違う作り方として、時々紹介している60代主婦のYouTuberのレシピを紹介したいと思います。
こちらの方は、ちりめんじゃこではなくて「煮干し」を使っています。
韓国でちりめんじゃこの味付けをする時に、日本と同じく醤油ベースにするか、コチュジャンベースにするかに分かれますが、コチュジャンの味付けは煮干しや大きいちりめんじゃこで作っても美味しいです。
おうちにもし煮干しがあったら煮干しで作ってみてください!
最初の部分に煮干しの下処理のやり方が出てきます。頭と内臓の部分を取ります。
動画の方はカリカリより柔らかいほうが良いとのことで、最初に油にちりめんじゃこを炒める過程をパスしています。フライパンでヤンニョムを作って煮干しを入れて混ぜる流れです。
煮干しは大きいのでカリカリだと食べにくいですし、柔らかい食感のほうが良いと思います。
こちらのレシピのヤンニョム(大さじ)は、コチュジャン2.5、みりん2、生姜シロップ1、水飴2、ハチミツ1、白ごま です。
砂糖の代わりに、ハチミツはヘルシーで良いですね。
水飴は韓国でよく使いますが、代わりに砂糖で大丈夫です。
料理名は、ミョルチボックム(멸치볶음)
今回の料理名は「ミョルチ ボックム」と言いますが、下記の二つの言葉の組み合わせです!
- ミョルチ 멸치 カタクチイワシ
- ボックム 볶음 炒め
ちりめんじゃこから煮干しみたいな大きなものも全部「ミョルチ」と言います。
ミョルチ(멸치)は韓国料理で欠かせないものです。炒めたり、スープの出汁を作ったり。
キムチの魚醤としてもよく使われます!
キンパの具材紹介記事に入れていませんが、キンパの具としても人気です!
ミョルチキンパ(멸치김밥)という言葉もあるくらい~。
では、ちりめんじゃこか、煮干しがあったら、このミョルチボックムをぜひ作ってみてくださいね。