韓国で魚の煮付けには、コチュジャンと粉唐辛子
魚の煮付けを作る時、韓国では粉唐辛子やコチュジャンを入れて辛めの味付けにします。
スパイシーな調味料を入れることで、臭みを消し、魚の甘みも際立ちます。カレー粉も魚料理によく利用されますよね。
今回はさばに大根をたっぷり入れて、煮付けを作りました。
参考になる韓国人のレシピと合わせて作り方を紹介します!
材料と調味料
- 鯖1匹
- 大根1/4本
- ネギ1本
- 玉ねぎ(省略可)1個
- ◎ 醤油大さじ4
- ◎ コチュジャン大さじ2
- ◎ 粉唐辛子大さじ1
- ◎ 料理酒大さじ2
- ◎ みりん大さじ2
- ◎ 砂糖大さじ1
- ◎ にんにく(みじん切り)大さじ2
- ◎ 生姜(みじん切り)大さじ1
- ◎ 塩コショウ少々
- 【コチュジャン・粉唐辛子】好きな辛さに合わせて調整します。コチュジャンを少なめに入れる方は、醤油か味噌で調整してください。韓国大手食品会社CJのコチュジャン:Amazon 楽天
- 【砂糖】韓国では代わりに梅シロップを入れる人も多いです。梅シロップについては、韓国調味料の記事で詳しく紹介しています。
ひと目で分かるレシピ
- 1鯖を綺麗に洗い、食べやすい大きさに切ります。
- 2大根は半月切り、ネギと玉ねぎは薄切りにします。
- 3調味料◎をすべて入れて混ぜます。
- 4大根を一番下に敷いて、玉ねぎとネギと鯖をその上に乗せます。混ぜた調味料◎をかけ、野菜が隠れるくらいの水を入れます(※)
- 5最初は強火で、煮立ってきたら弱中火に変えます。時々鯖に汁をかけます。汁の味見をして塩などで調整します。煮詰まってきたら完成です。
※大根を厚めに切った場合は、先に煮てから、鯖や調味料を加える流れにします。水の代わりに昆布や煮干の出汁を入れるとさらに美味しくなります。
参考にした韓国人のレシピ+動画
サムジャンレシピの時に紹介した韓国人主婦のレシピ動画です。
調味料は今回紹介したレシピと少し違いますが、大根を最初に煮込む流れなどを参考にしています。
唐辛子と大根の葉っぱも入れています。
最後に試食シーンで美味しい~って感じの微笑みが可愛いです^^
人気の簡単レシピ&韓国語の料理名
韓国のレシピサイトで人気の下記レシピからヤンニョム(調味料)の分量を参考にしました。
大根を薄く切り、全ての材料を最初に入れてから煮込む流れです。時間がない時は、シンプルにこの作り方でも良いですね。
調味料は載せたレシピとほぼ同じ分量ですが、大根を少なく入れて、玉ねぎも入れてないので、もっと濃い色で煮詰められています。
韓国語のタイトルが「고등어 무조림」と書いていますが、今回の料理名です。
- 고등어 (コドゥンオ)⇒ 鯖
- 무(ム)⇒ 大根
- 조림(チョリム)⇒ 煮付け
こちらの方も同じタイトル!最後の「반찬 バンチャン」はおかずという意味です。
ほぼ同じ作り方ですが、味噌を少し入れています。コチュジャンの一部を味噌に変えても美味しそうですね。
写真付きの詳しい作り方
1鯖を綺麗に洗い、食べやすい大きさに切ります。
魚を切る写真がなかったので、今回鯖を購入した魚屋さんの写真を代わりに^^
こちらの石川生まれの鯖を、煮付け用に捌いてもらいました。とっても新鮮です!
コチュジャン煮は、塩サバではなく、生サバで作ります。身が柔らかくて美味しいです。
2大根は半月切り、ネギと玉ねぎは薄切りにします。
最初から鯖などすべて入れて煮込む場合は、大根を写真より薄く切ったほうが良いです。
私は厚く切って、お水と入れて先に煮はじめました。玉ねぎ半分も~。玉ねぎは必須ではないですが、甘みが出るので入れるのが好きです。
水の代わりに昆布や煮干の出汁を入れるとより美味しくなります。うちの父は野菜から取った出汁をよく入れます。
大根を煮ている間、長ねぎを薄切りに。
ニンニクと生姜のみじん切りも用意します。
3調味料◎をすべて入れて混ぜます。
ヤンニョム◎※大さじ
醤油4、コチュジャン2、粉唐辛子1
酒2、みりん2、砂糖1
にんにく(みじん切り)2
生姜(みじん切り)1
塩コショウ 少々
4大根を一番下に敷いて、玉ねぎとネギと鯖をその上に乗せます。調味料◎をかけ、野菜が隠れるくらいの水を入れます(※大根を先に煮てから、鯖と調味料などを入れても大丈夫です)
今回は※のやり方で。大根が半分くらい煮えてきたので、他の具材と調味料を追加しました。
残りの玉ねぎとネギを入れて、調味料の半分をかけ、
鯖をその上に乗せて、調味料の残りの半分をかけました。
野菜から水が出てくるので水の追加はしなかったです。
5最初は強火で、煮立ってきたら弱中火に変えます。
時々鯖に汁をかけます。
汁の味見をして塩などで調整します。
20分くらい、煮込みました。
アルミホイルで落し蓋をしてしばらく~。
煮詰まってきたら、完成です。
今回大根を入れすぎて、汁がなかなか減らなかったのですが、大根と鯖にしっかり火が通ったので火を止めました。
もともとは、このように汁がもうちょっと濃い色になったほうが良いです。
違う日に同じ調味料で作った時の写真ですが、大根と水が少なめだったので、いい感じに煮詰められました。
レシピのあとがき
鯖のコチュジャン煮を梅酒と一緒に実食!
韓国人は梅シロップを砂糖の代わりによく入れますが、梅酒の原液を入れても美味しいかな?と思ったり〜。
鯖はコチュジャンやニンニクが効いて臭みを感じにくく、美味しかったです。大根もピリ辛~
少し時間を置いて、食事の前に温め直して食べましたが、さらに味が馴染んで美味しかったです。
夫が最初、大根も辛い!と言っていましたが、少し冷めたら辛さがマイルドになって美味しいとのこと。
でも夫はそもそも魚の煮付け料理をそれほど好きではないので、テンションは高くならない様子でした…。
大根をたくさん入れたので汁が減らず、お豆腐も投入。辛いスープに豆腐は美味しいですよね~
ほぼチゲのような感じに^^;
下記の記事では、太刀魚のチゲについて紹介しました。
この日は、春菊入りの鯖のコチュジャン煮
こちらのレシピでも韓国の人気レシピを2つ紹介しましたが、1番目の料理研究家のレシピ動画のように少しチゲに近いスタイルで作る人もいます!