黒糖梅シロップの作り方
炭酸割りなどで飲んでも美味しいし、キムチなど韓国料理の調味料としても活用できる梅シロップ。
今年は、黒砂糖で梅シロップを作りました〜。
きび砂糖でも作って溶け具合を比べてみたので、写真と合わせてお届けします。
韓国料理を作るために、メシルチョン(梅シロップ)を購入する方もいるようですが、簡単なので自家製をぜひ作ってみてください!
必須材料は、梅+砂糖+瓶
梅と同じ量の砂糖が必要です。2瓶を作るので、梅と砂糖を2kgずつ用意しました。
砂糖は「きび砂糖」「粉末の黒糖」にしました。ちなみに、今回の砂糖は両方とも業務スーパーで購入したもので400円ちょいでした^^
氷砂糖、白砂糖、てんさい糖などOK。黒糖はかたまりのものでも大丈夫です。
作る前の準備。瓶のアルコール消毒
失敗の原因は、カビ!
カビを防止するために、アルコール消毒液を活用しています。
熱湯消毒をする人が多いですが、うちにある瓶は熱湯消毒をしてはいけないものなので、代わりにアルコール消毒をしています。
まず、瓶を綺麗に洗ってから、水滴がないようにキッチンペーパーで拭き取ります(逆さにしてしばたく乾かしてもok)。それから、中に十分アルコール液をかけて消毒します。
写真のアルコール消毒液も業務スーパーで売っているものですが、食品に使っても良いものなので、アルコール消毒液が少しついているまま、梅を入れても問題ないです。
ひと目で分かるレシピ
- 1梅のヘタを取り除きます。(傷ついている梅があれば取り除く)
- 2綺麗に洗ってから、水気をしっかりとります。(しばらく置いてからキッチンペーパーで拭く)
- 3アルコール消毒(熱湯消毒ok)した瓶に、砂糖と梅を交互に詰めて完成です♪ 空気が触れないように、上には砂糖をたっぷりかけます。
- ・直射日光があたらない冷暗所に保存。溶けてきたら瓶を時々振ります。
- ・1ヶ月以降梅の実が縮まったら、取り出してエキスを飲料や料理に活用してください(好みで3ヶ月〜1年長期熟成ok)
「てんさい糖」「氷砂糖」で作る方は、下記レシピも参考にしてください。作り方は変わらないです。
■簡単!梅シロップの作り方。砂糖・てんさい糖・氷砂糖(熟成による変化と1年後)
Step1梅のヘタを取り除きます。
つま楊枝や竹串など家にあるもので、黒いヘタのところを取り除きます。
簡単に気持ちよく取れます!
ヘタを取り除くのは、洗ってから最後にやっても良いですが、私は最初にする派です。
傷ついている梅があれば取り除く
カビ+発酵対策として、傷ついているものや柔らかすぎるものがあれば取り除いたほうが安心です。
すぐ終わりました。
梅の香りに包まれて幸せな時間でした〜
猫たちがなぜか興味津々で周りをうろうろしてました。笑
今回は香りの良い「南高梅」で作りましたが、「青梅」で作ってもさっぱりと美味しいので、、どちらで作っても良いです!
ちなみに、今回の南高梅1kgは400円で購入。安いですよね^^
取り除いた3つの柔らかすぎた梅は、洗ってそのままかじって食べました(夫に原始人を見る目で見られました)
すももの味とまったく同じでした。英語では梅もすももも区別なく、Plumなだけに味が一緒なんですね〜
Step2綺麗に洗います。
しばらく水に漬けてから、表面を軽く手でこすって洗いました。1個1個すごい丁寧にしなくてもいい感じです。
傷がつくと水が入って、カビの原因になるので、それだけ注意しています。
水気をしっかりとります。
時間がなければすぐキッチンペーパーで水気を拭き取ってから瓶に詰めてもいいと思いますが、
私は1〜2時間置いて、ある程度乾かしてから、瓶に詰めることが多いです。梅に水気が残っていたらキッチンペーパで拭き取りながら。
Step3アルコール消毒した瓶に、砂糖と梅を交互に詰めます。
砂糖が梅の周りにしっかりついていると、空気との接触がなくなって、カビ対策にもいいです。
なので、黒糖のかたまりよりは粉末のほうが失敗率が低いと思います。
梅が見えないように、上には砂糖をたっぷりかけて空気を遮断します。
出来上がりです^^ 左はきび砂糖で、右は黒糖の粉末で作ったもの。
熟成による溶け具合+Blog
2日目(翌日)
作った翌日。黒砂糖で作った梅シロップは早くも溶け始めていました!
きび砂糖は、ほぼ変化ないのに…
実は時間がなく急いで詰めたので、真ん中辺に空いているところがあり^^;不安になったので、、瓶を転がして、なるべく空いている空間を無くしました。
転がしたら、上のところにペコッと梅が出てきたので、仕方なく蓋を空けて、綺麗なスプーンで梅の上に砂糖をかけて、、とりあえず安心。
この日のお昼ごはんは、ミルフィーユ鍋。
らっきょうキムチを添えて、いただきましゅー。
ミルフィーユ鍋にポン酢は欠かせませんね〜
梅シロップは、直射日光があたらない冷暗所におくのがベストですが、今のところ窓際に置いて様子を見ています。
こちらの窓際は、強い日差しが入ってこないし、ドラマを見るために、カーテンをかけていることが多いので。笑
熟成3日目の黒糖梅シロップ
3日目は、もう液体になって下に溜まってきました!
4日目。液体が出来たら瓶を振る
液体が下に溜まってきたら、瓶を振って全体の梅に回るようにします。
砂糖も溶けやすくなるし、保存力もアップします。
きび砂糖に比べて、黒砂糖のほうが非常に早く溶けてきました。粉末ではなく、かたまりだったらもっと時間がかかったかもしれませんが…
■簡単!梅シロップの作り方。砂糖・てんさい糖・氷砂糖(熟成による変化と1年後)
てんさい糖で作った時に比べても、粉末の黒砂糖がいちばん早かったです!
この日は、ホームセンターでテーブルクロスを買ってきたので、早速かけてみました。
可愛らしい猫の模様が入っていて、彩りも好きな感じ!
梅シロップ兄弟を置いて^^
くろちゃんと見つめ合いながら遊びました。
熟成7日目
この日もミルフィーユ鍋^^ ニラ入りで作りました。
Netflixで『医師チャ・ジョンスク』を見ていました〜 夫が韓国に住んでいる時に一度だけ芸能人のファンミーティングに行ったことがありますけど、それが画面に出てるミョン・セビンという女優さんでした。笑
天気はだいぶ暑くなってきて〜 猫たちが床で大の字になっていることが多く。
一週間経った梅シロップ!
黒糖で作ったほうは、ほぼ溶けていて、下に砂糖が沈んでいました。
きび砂糖のほうも液体がかなり出来ていたので、毎日2回くらいは瓶を振って
美味しくなれ♪と祈りました。
熟成8日目。泡と発酵について
梅シロップが発酵したら、アルコールの味がしたり、
梅シロップ本来の味が変わってしまうので、発酵させてはいけないです。
発酵の症状として、すごく泡が出てきますが、
写真は瓶を振った時に出てきた泡で時間が経ったら消えるものなので大丈夫です^^
発酵による泡は、だんだん増えていくらしいです。
私もまだ経験がないので写真だけ見ましたが、上に泡がたくさん出来る感じでした。
13日目。種を取り出す+飲める時期はいつ?
きび砂糖も溶けたら、黒砂糖と同じ色になりました。笑
てんさい糖の時も黒でした〜。氷砂糖・上白糖で作ると、透明なので綺麗です。
砂糖がたくさん残っている左のほうが「きび砂糖」で漬けたものです。
沈んでいる砂糖は、瓶を振ると、だんだん溶けていきますが、
もう安定期に入ったので^^綺麗なスプーンを入れて混ぜたりしても大丈夫です。
下記で紹介した韓国人のレシピ動画を見ると、ワイルドに手を入れて沈んでいる砂糖を混ぜる人もいました。
■梅シロップの人気レシピ。韓国料理の調味料にも♪メシルチョン(매실청)
私は今のところ瓶を振るだけにしています。
梅の実を取り出すタイミングと飲める時期は、梅の実が小さくなってもうエキスが出なさそうな感じであればOK
日本では3週間後くらいに実を取り出して飲む人がいるようですが、韓国は3ヶ月後とか1年後とかにする人も多いので、、梅の実の様子を見て好みの時期に取り出すので良いです。
一週間前の写真↑と比べると、梅の実がかなりしわしわになってきたのが分かります。
この前作ったときは、1年後から飲み始めましたが、今回は早めに飲もうと思っています^^
黒糖梅シロップはコクがあって美味しそうですよね。楽しみです!
キムチなど料理に使う時には、黒糖の癖が邪魔になる可能性もあるので、使ってみて感想も追記したいと思います。