韓国家庭の朝ごはん、定番の汁物
韓国人は汁物が好きで、ご飯の隣にクッ(국)があるか、それとも食卓の真ん中にチゲ(찌개)があります。
クッは、チゲと違って味が薄めのスープを指しますが、人気のクッが、このもやしスープ。
昆布や煮干しの出汁に、もやしの美味しい出汁が加わって優しい味ですが、にんにくや唐辛子も入っているので、元気になる味でもあります。
では、本場の簡単で美味しいレシピを紹介します。
材料と調味料(3人前)
- もやし1袋
- 長ねぎ1/2本
- 青唐辛子(省略可)2個
- ◎ 水(5カップ)1000ml
- ◎ 昆布大きめ一枚
- ◎ 塩大さじ1/2
- ◎ ニンニク(すりおろし)大さじ1
- 【昆布】あれば追加で煮干しも。出汁の代わりに韓国のダシダ(Amazon 楽天)・鶏ガラスープの素を入れても美味しいです。ダシダの量は、大さじ1/2~1がおすすめ。
- 【粉唐辛子】仕上げに少し入れても美味しいです。韓国でよく使う調味料についてはこちらの記事を参考にしてください。
ひと目で分かるレシピ
- 1もやしを洗います。ネギ・青唐辛子を薄切りに、にんにくはすりおろします。
- 2鍋に水と昆布を入れて火をつけます。沸騰したら、昆布を取ります。
- 3もやしと塩を加え、中火で加熱します。※塩は少なめに入れ、にんにくを入れたあとで整えるのがおすすめ
- 4もやしに火が通ってきたら、ネギ・青唐辛子・おろしにんにくを加えて少し煮込んで完成です♪
★「おろしニンニク」で結構味が変わるので、ぜひ入れてくださいね♪
参考にした韓国レシピ
韓国のレシピサイトで人気のこちらのレシピを参考に作りました。
간단하지만 깔끔하고 매콤한 콩나물국 황금레시피(만개의 레시피)
つくれぽ、コメントがたくさんついており、美味しかったという声が多く寄せられているレシピです。シンプルな作り方ながらも、美味しく出来上がりました。
写真付きの詳しい作り方
1もやしを洗います。ネギ・青唐辛子を薄切りに、にんにくはすりおろします。
にんにくは、すりおろしにしたのですが、もっと見た目を綺麗にしたい方は、千切りか薄切りにしても良いです。チューブでも大丈夫です。
2鍋に水と昆布を入れて火をつけます。沸騰したら、昆布を取ります。
水は1000ml(5カップ)です。
煮干しがある方は、煮干しも~。ネギの青い部分や野菜のくずを入れて出汁を取っても美味しいです。
簡単に、ダシダか鶏ガラスープの素を大さじ1/2~1入れても良いです。
3もやしと塩を加え、中火で加熱します。
韓国では豆がついているもやしをよく使います。
姉からもらったちょっと良い塩を使いました~。写真から少し追加しましたが、お好みの塩加減で調整してくださいね。
少なめに入れてから、にんにくを入れたあとで味を整えるのが良いです。
4もやしに火が通ってきたら、ネギ・青唐辛子・おろしにんにくを加えて少し煮込んで完成です♪
青唐辛子を入れることでちょっとピリ辛味になりますが、なくても大丈夫です。粉唐辛子を少し入れたりもします。
「おろしニンニク」で味がガラッと変わります。もやしスープの味を決める大事なものだと思います。
もやしスープの出来上がり!
入れる調味料も塩だけでシンプルですが、ほっとする味です。
もやしスープを飲むと胃腸が癒やされます。
二日酔いにもよく効くので、酒飲みの多い(?)韓国では、朝ごはんの時にもよく出てきます。
この日は、ご飯ではなく、焼きそばの付け合わせで。^^;
春キャベツをたっぷり入れて作りました~。
豚バラも少し。
韓国にいる日本の方が、まるちゃん焼きそばが食べたいとコメントしているのを見ました^^
食べられないと余計に食べたくなりますよね~
焼きそばの少々こってりとした味を、もやしスープがすっきりと。
相性の良い組み合わせでした~!
韓国語の料理名は、コンナムルクッ
冒頭に書いたように、チゲと違って味が薄めのスープを「~クッ(국)」と言いますが、今回の料理名は
콩나물국 コンナムルクッ
前についているコンナムル(콩나물)は、もやしの意味です。
韓国はナムルがついている野菜名がいくつかありますが、そのひとつがコンナムル。
コンは、豆の意味です。
コンナムルクッは、冷やしても美味しいので、夏場とかは冷蔵庫の中に入れて冷やして食べたりします。
ソウルの実家に帰った時に、家で焼き肉を食べたのですが、その時もコンナムルクッが出てきました。
母は粉唐辛子を少し入れてピリ辛味に~。