韓国の市場で人気のミニキンパ
来週は節分ですが、恵方巻きの代わりに韓国の海苔巻きキンパを作っている方もいるようです。
普通のキンパも良いですが、このミニキンパもオススメです。
美味しそうで以前から作ってみたいなと思っていましたが、作ってみたら思った以上に美味しくて家族にも好評でした。
作るのが簡単なところも良かったです。具材も手軽で、巻き簾なしでも作れます。
韓国語では、コマキンパ(꼬마김밥)と呼ばれていますが、コマは「小型、ちび、ちびっ子」という意味があります。
直訳すると、チビキンパ☆
韓国ソウルにある広蔵市場という大きい市場で、このコマキンパを売っている人気店がありますが、麻薬キンパ(마약김밥)という名前で売っています。
名前通りに中毒性のある味らしくて、キンパも美味しいけど、このカラシ入りの醤油だれにつけて食べるのがまた美味しいとのこと。実際作ってみたら、本当にキンパによ~く合いました。
麻薬キンパの具材は、たくあんと人参のみですが、その他人気の具材ほうれん草と辛いさつま揚げ炒めも追加して作りました。
韓国の人気レシピ動画と合わせて、アレンジできる具材なども紹介します。
材料と調味料(20本分、2~3人前)
- 人参2本
- たくあん(甘口がおすすめ)1/2袋
- ほうれん草1袋
- さつま揚げ1袋
- ご飯2~3茶碗
- 海苔5枚
- 調味料 醤油、塩、みりん、砂糖、ごま油、白ごま、サラダ油、おろしにんにく、粉唐辛子(好み)
- 【具材】基本具材は、たくあんと人参です。その他の追加具材は好きなものを用意してもOK。韓国の人気キンパ具材についてはこちらの記事で紹介しました。
- 【海苔】韓国のりではなく、普通の海苔を用意します。
ひと目で分かるレシピ
※計量単位を書いてない調味料は「大さじ」です。
- 1タレを作ります。水2(ぬるま湯)にからし1/3をよく混ぜてから、醤油2+お酢2+砂糖1を加えて混ぜます。冷蔵庫で冷やしておきます。
- 2人参を千切りにします(なるべく長めに切る)。フライパンにサラダ油をひき、人参を中火で炒めます。塩を入れて薄めに味付けします。
- 3さつま揚げを細長く切り、サラダ油で炒めます。おろしにんにく1/3+醤油1.5+みりん2+粉唐辛子(お好み)1/2を加えて味付けします。
- 4ほうれん草の根本を切り落とし、綺麗に洗ってから30秒間茹でます。水気をよく絞ってから、ごま油1、塩少々、おろしにんにく1/3、白ごま(すりごま)1を入れて和えます。
- 5たくあんを細長く切ります(普通のキンパより細めに)。
- 6温かいご飯に、ごま油1、塩少々、白ごまを入れて切るように混ぜます(お好みで味付けは省略してもOK※)。海苔はハサミで4等分に切ります。
- 7巻きます。海苔の手前3/4に、1~2スプーンのご飯を均一に薄く広げ、具材を乗せて巻きます(巻き終わりを下にしておく)。全部巻き終わったら、海苔の外側にごま油を軽く塗って白ごまをかけます。完成です♪
- 【ご飯※】味の濃いさつま揚げ炒めが入る場合は、ごま油などの味付けをしなくても美味しかったです。キンパのご飯は少しだけ水を多めにして炊くのが良いです。
- 【残りのキンパ】アルミホイルに包んで保存するのがオススメ。常温で半日~1日間日持ちします。
韓国の人気レシピ動画
写真付きの詳しい作り方の前に、参考になる韓国の人気レシピ動画を紹介します。
美味しそうなレシピがたくさんありましたが、下記の2つのレシピ動画が特に良かったです!
基本の麻薬キンパ+アレンジ
コマキンパ(麻薬キンパ)において、再生数トップの人気No.1レシピ動画です。
最初画面の上に「인생마약김밥 人生麻薬キンパ」と書いてあります。韓国では自分が大好きなものに「人生~」と言う表現をよくします。人生ドラマなど^^
★日本語字幕もあります。機械翻訳なのでおかしいところはあります…
動画では、2つのレシピを紹介していますが、具材は下記の通りです。
■麻薬キンパの基本レシピ
人参+たくあん
■アレンジレシピ
焼いたハム(昔のソーセージ)+さつま揚げ炒め(醤油とオリゴ糖で味付け)+たくあん
ご飯はそのまま食べても美味しいくらいに、ごま油、塩、白ごまで味付けしてくださいとコメントがありました。
麻薬キンパのように具材が少ない場合は、そうしたほうが良いですね!
やみつき人気具材、辛いさつま揚げ炒め
こちらのレシピでは、韓国で流行っているキンパの具材、辛いさつま揚げ炒めなどを入れて作っています。
最初の画面に「꼬마김밥 コマキンパ」と韓国語の料理名が書いてあります。
紹介したレシピと少しだけ味付けが違いますが、青唐辛子も入っているからもっと辛そうです。一緒に入れる具材の卵が辛さを和らげてくれます。
■辛いさつま揚げ炒め
「醤油3、みりん1、水飴2、粉唐辛子1/2、青唐辛子、ごま油、白ごま」で味付け
卵やハムも用意して、いろんな組み合わせでコマキンパを作っています。食べる時にいろんな味が楽しめて良いですね^^
動画の5:00からキンパを巻くシーンが出ますが、4つをまとめて作っています。効率的ですね~。
写真付きの詳しい作り方+ブログ
Step1タレを作ります。水2にからし1/3をよく混ぜます。
韓国のレシピは、カラシがもう少し多めでしたが、このくらいでちょうど良かったです。
混ぜやすく、ぬるま湯で混ぜました。
醤油2+お酢2+砂糖1を加えて混ぜます。
これでタレの完成! 冷蔵庫で冷やしておきます。
Step2人参を千切りにします。
食べる時に具材が落ちないように長めに切るのが良いです。
2番目の参考レシピ動画のようにピーラーで切ってみましたが、普通に包丁で切ったほうが美味しいような気がします^^;
フライパンにサラダ油をひき、人参を中火で炒めます。
「塩」を入れて薄めに味付けします。
このコマキンパは人参がポイント具材なので、写真より2~3倍は用意したほうが良いですが、
前日は普通のキンパだったので、残りの具材を使いたくて追加で少しだけ用意しました。
Step3さつま揚げを細長く切り、サラダ油で炒めます。
普段はサラダ油を使いますが、この日はオリーブオイルでもう少しヘルシーに。
にんにくの良い香りがします。ちょっとたっぷり目に入れました。
醤油1.5+みりん2+粉唐辛子1/2を加えて味付けします。
煮詰めたら、完成です。
これが辛いさつま揚げ炒めですが、青唐辛子も入ってないのでピリ辛程度です^^
辛いものが苦手な方は粉唐辛子を省略しても良いです。
Step4ほうれん草のナムルを作ります。
根本を切り落とし、綺麗に洗ってから30秒間茹でます。
水気をよく絞ってから、ごま油1、塩少々、おろしにんにく1/3、白ごま(すりごま)1を入れて和えます。
Step5たくあんを細長く切ります。
普通のキンパより細めに切ったほうが良いです。
人参は、前日の残りも合わせて~。
これで、キンパ具材の出来上がりです☆
Step6温かいご飯に、ごま油1、塩少々、白ごまを入れて切るように混ぜます。
私は、ご飯の味付けは省略。冷めていたご飯だったのでレンチンで温めるだけにしました。
人参とたくあんだけのシンプルな具材の場合は、ちゃんと味付けするのがおすすめです☆
海苔はハサミで4等分に切ります。
巻き簾は要らないですが、飾りで置きました~。
Step7海苔の手前3/4に、1~2スプーンのご飯を均一に薄く広げ、具材を乗せて巻きます。
海苔のザラザラした面を上向きにします。
ごはんは写真よりもっと少なめでも良かったです。
かわいい^^
両側に具材が少し出るように巻くのが人気です。
辛いさつま揚げ炒め入りのコマキンパも。
写真は、さつま揚げ炒めが上にありますが、巻く時にヤンニョム(味付けのたれ)が手についてしまうので、下に入れたほうが良いです。たくあんを一番上にして…
巻きながら、辛いさつま揚げ炒めをつまんだり。
そのまま、おかずとしても食べても美味しいですが、キンパの具材としても人気です。下記レシピのようにちくわで作っても良いと思います。
どんどん巻いていきます。
海苔がしっかりくっつくように、巻き終わりを下にしておきます。
巻き終わりました!
具材と海苔は残りましたが、ご飯が切れたので…
冷蔵庫で冷やしたからしの醤油だれも出しました。
輝いているからしの醤油だれと一緒に、実食前の記念写真を。
写真を撮っていたら、海苔の外側にごま油と白ごまをかけなかったことに気が付きました。
そのまま食べても良いのですが、せっかくなので…
スプーンで塗っても良いですし、たこ焼きのソースを塗るもの(名前が分からなくて)を使っても良いですし…
この日はビニールの手袋にごま油を少しつけて、全体に軽く塗りました。
これでよし! タレにつけて実食です。
平日だったので、すごく急いで食べました^^;
前日も実はこのコマキンパを作りたかったのですが、夫が普通のキンパのほうが良いと言って作れなかったです。
翌日、残りのキンパ具材もあるし、念願のコマキンパを作ってみましたが、
普通のキンパが良いと言っていた夫が、意外とすごく気に入ってくれて… 美味しいと言いながら食べていました。
確かに美味しかったです。
からしの醤油だれが噂通りに良い仕事していました^^
簡単で美味しいのでぜひ~! キンパを綺麗に巻くのが苦手という方にもおすすめです。
韓国では流行っている料理に麻薬という名前がよくついているのですが、こちらのレシピで紹介した麻薬卵も美味しいです。