キンパを作る前に
今週の日曜は、節分の日。恵方巻の代わりに日本人の夫も好きなキンパを作ろうと思い、YouTubeで料理上手な韓国の主婦のレシピを探してみました。
「キンパ 作り方」と韓国語で検索すると一番上に出るのがこの動画でした。
キンパを作る流れがコンパクトにまとまっています。
下記の記事では、本場の色んなキンパの種類と韓国人のレシピについて紹介しています。
こちらの記事では、キンパの基本レシピについて紹介します~。
一番基本となるキンパの作り方
基本のレシピで、一番分かりやすいものを選ぶとしたら、下記のEBSチャンネルの動画だと思います。EBSは、日本でいうとNHK教育です。
こちらは、EBSで放送している韓国版『きょうの料理』といえる番組ですが、料理研究家が丁寧に作り方を説明しています。
何年も前のものなので映像が少々古い感じがしますが、キンパの基本の作り方として良かったので、まずこの動画のレシピ内容を紹介したいと思います。
下記の記事では、写真付きでもっと分かりやすくまとめました!
韓国の海苔巻きキンパのレシピ。本場でよく入れる基本具材で色鮮やかに
材料:キンパ3本の目安(8本)
- ごぼう 1/2本 (1本半)
- 人参 1個 (3個)
- 卵 2-3個 (5個)
- ほうれん草 半束 (1~2束)
- たくあん 3本 (8本)
- ご飯 1.5合 (4合)
- のり 3枚 (8枚)
- 調味料:醤油、塩、ごま油、ごま、砂糖(水飴)、料理酒、サラダ油
※好みによって、さつま揚げ、ハム、カニカマを追加(下に追加説明)
韓国の一般家庭でキンパを作るときは、8本くらい多めに作ることが多いです。材料さえ揃えれば、作るのは簡単なので、材料を増やしてたくさん作るのがおすすめです!
ひと目で分かるレシピ
- 1ごぼうを千切り。醤油(大1.5)・みりん(大1)・砂糖(大1.5)・お水(2/3コップ)を入れ煮詰める
- 2人参を千切り。強火で炒める。最後に塩少々で味付け
- 3ほうれん草は軽くゆでる。塩、ごま油、ゴマで味付け
- 4卵に料理酒(大1)と塩少々を入れて焼く。細長く切る
- 5たくあんを細長く切る
- 6ごはんは、塩とごま油で味付け
- 7海苔の上に材料を載せて巻いた後、切る
※調味料はキンパ3本の場合の分量
★ごぼうには、こちらのレシピのように後半にひき肉を入れても美味しいです。
詳しいレシピ
上記のレシピ動画をもとに、少し説明を追加してレシピを整理しました。
1ごぼう(1/2本)を千切りする
- Tip:ごぼうは太すぎないものが美味しい
2人参(1/4個)を千切りする
- Tip:千切りが苦手な方は、スライサーを使ってもOK
3熱くなったフライパンにサラダ油(大さじ 1/2)を入れて、2で千切りした人参を炒める
- Tip:塩は最後に入れたほうが良い。人参の色が鮮明になる。
- Tip:強火で短い時間で炒めるのがポイント
4鍋に1で千切りしたごぼうと下記調味料を入れてよく混ぜたあと、強火で煮詰める
- 調味料:醤油(大さじ1+1/2)、みりん(大さじ1)、水あめ(大さじ1+1/2)、お水(2/3コップ)
- Tip:お水を入れて煮詰めることで柔らかいごぼうに仕上がる。
- カライチTip:韓国では水あめをよく使いますが、代わりに砂糖でOK
5卵焼きを作る → 1cmの厚さに切る
卵(3個)を入れたお皿に料理酒(大さじ1)と塩少々を入れて混ぜる。
中火でフライパンをまんべんなく熱くしたあと、サラダ油(大さじ1/2)を入れる。
紙でフライパンにサラダ油をまんべんなくつける
- Tip:油が多いと、卵焼きにむれができて良くない
- カライチTip:動画の3:10くらいから卵焼きが見られます。
日本の卵焼きの作り方で大丈夫です。ただ、海苔の長さに合わせて長めに作る必要があります。
簡単に大きいフライパンに卵を一気に入れて作る人も多いです(冒頭の動画のように)。
6ほうれん草は沸いたお湯に塩を少しだけ入れて軽くゆでる。
あとに冷たいお水にさらしたあと、ギュッと絞り、「塩、ごま油、ゴマ」を少々入れて味付け
7たくあんを切って準備する
- カライチTip:たくあんは「甘め」がおすすめ。
8ごはんに「塩」と「ごま油」で味付けする。切るように混ぜる
- カライチTip:他の具のしょっぱさがあるので、軽く味付けする感じで
9海苔の上に材料を載せて巻く
海苔の70~80%の面積に薄くご飯を広げる
- Tip:のりはざらざらしたところが中になるように。
- Tip:ごはんを伸さずに軽く
敷いたごはんの中央に、ほうれん草、人参、卵、たくあん、ごぼうをのせる
ごはんの最後が少し見えるように重ねる。
海苔の最後に、残ったご飯つぶをつけて、最後まで巻く。
ぎゅっとしめずに、軽く均等に力を入れて巻く。
- 動画の7:25くらいから巻き方が見られます。
10食べやすい大きさに切る
- Tip:キンパを切るときに時々、ぬらした綿の布巾に包丁をふきながら切ると、ご飯などがくっつかずきれいに切れる。
韓国の海苔巻きキンパのレシピ。本場でよく入れる基本具材で色鮮やかに
キンパの具について
上で紹介したレシピに入っている「ごぼう、人参、卵、たくあん、ほうれん草」の5つは基本の具材です。
これだけでも十分美味しいです。
「ほうれん草」の代わりに「キュウリ」を入れる家庭も多いです。
韓国人の間ではキュウリのほうが好き~ほうれん草のほうが好き~と話したりします。ちなみに私はほうれん草派^^ キュウリを入れるほうが簡単ですけどね。
基本から追加する具とおすすめの具
その基本5つの具からよく追加するものとして、「さつま揚げ、ハム、カニカマ」があります。
一番トップの動画もこの3つを追加しています。
その中でおすすめする具は「さつま揚げ」です。
韓国でキンパ用で出ているさつま揚げは、薄いものですが、日本で売っている厚いものを薄めに切って入れても美味しいです。
卵の主役の有名なキンパレシピ
最後にもう一つおすすめ動画を紹介します。韓国で地方都市「慶州」にある有名な「ギョリキンパ」というお店がありますが、そのレシピを再現したものです。料理上手な韓国の主婦のレシピがとても美味しそうでした。
具材は基本からあまり変わりませんが、薄く焼いた卵をいっぱい入れたのが特徴です。
詳しくは動画で確認してください!最初の卵焼きの作り方に注目です~。
あとがき:今年の恵方巻きキンパ
こちらのレシピをもとに、節分の日に作ったキンパです。基本具材5種だけを入れてシンプルに作りました。
夕飯の時に撮ったので写真が暗くて美味しそう見えませんが…
翌日、残りの具材とキムチと甘辛く煮た豚肉を入れた夫作のキンパ。
ご飯は酢飯で、キンパの国際結婚でした。キンパは基本何もつけずにそのまま食べますが、醤油好きの夫はよく醤油につけて食べます。
美味しかったです。恵方巻きキンパも食べましたし、今年の縁起がよくなることを祈るのみです。