豆腐たっぷりの本格チゲ
豆腐ってチゲによく合いますよね。それで、キムチチゲや味噌チゲなど、いろんなチゲ料理に入っていることが多いです。
豆腐がメイン具材となるスンドゥブチゲがあるくらいです。
スンドゥブチゲは、おぼろ豆腐で作りますが、今回紹介するレシピは、普通の豆腐で作る豆腐チゲです。
普通のチゲには崩れない木綿豆腐が人気ですが、絹でも美味しいです。
まず、豚肉入りのレシピを紹介します。
韓国人主婦の人気レシピ動画と合わせて、お肉なしのレシピなど、アレンジできる作り方もお届けします。
材料と調味料
- 豆腐400g
- 豚肉200g
- えのき(キノコ類OK)1袋
- 長ねぎ1本
- 玉ねぎ小1個
- 水(3カップ)600ml
- ◯ にんにく(すりおろし)大さじ1
- ◯ みりん(酒)大さじ1
- ◯ 醤油大さじ2
- ◯ 砂糖大さじ1/3
- 粉唐辛子大さじ3
- ◎ イワシの魚醤(※)大さじ1
- ◎ 醤油大さじ1
- ◎ コショウ少々
- 【豚肉】ひき肉、バラ肉のように脂のあるところがおすすめです。
- 【※イワシの魚醤】キムチを漬ける時に入れる魚醤です(Amazon 楽天)。代わりに「アミの塩辛」「キムチ」「ナンプラー」「醤油追加」で調整しても良いです。
- 【粉唐辛子とコチュジャン】濃いスープがお好みなら、粉唐辛子を減らしてコチュジャンを入れます。韓国の調味料について
ひと目で分かるレシピ
- 1豚肉に◯で下味をつけ、10分ほど置きます。(※豚肉が大きい場合は一口大に切る)
- 2豆腐とキノコは食べやすい大きさに切り、玉ねぎとネギは薄切りにします。
- 3豚肉を炒めます。(※脂の少ないお肉はサラダ油をひく)
- 4粉唐辛子を加えて炒めてから、水+玉ねぎ+キノコを加えて煮込みます。(※油に粉唐辛子の味を馴染ませるのが良いですが、土鍋の場合は粉唐辛子が焦げやすいので気をつけてください)
- 5沸騰したら調味料◎でスープに味付けをし、塩か醤油でお好みの塩加減に調整します。
- 6豆腐+長ねぎを加えて少し煮込んだら完成です。
韓国人主婦の人気レシピ
豆腐チゲとして人気のレシピ動画を2つ紹介します!
豚肉入りの豆腐チゲ
動画の最初の画面に「두부찌개 ドゥブチゲ」と料理名が書いてあります。
スンドゥブチゲにも「ドゥブ 두부」が入っているんですが、ドゥブは豆腐の意味です。スンドゥブは、おぼろ豆腐です。
紹介したレシピと違うところだけ紹介すると、
お肉の下味に、自家製の「生姜酒」と「オリゴ糖」を入れていますが、代わりにみりん(酒)と砂糖を入れました。粉唐辛子大さじ3に「唐辛子の油 大さじ2」も入れてさらに辛く味付けしています。唐辛子の油はラー油とは少し違いますが、ラー油追加などでアレンジしてみるのも良いと思います。
スープの味付けに、イワシの魚醤より少し魚の癖が少ない「イカナゴの魚醤 까나리액젓」を入れています。イワシの魚醤でも全然大丈夫ですし、美味しかったです~。
「干し鱈の粉」も大さじ1入れていますが、「煮干しの粉」や「ダシダ」で調整しても良いとコメントが書いてありました。特に煮干しの粉は、天然調味料としてチゲやキムチに入れる韓国人が多いです。ダシダの代わりに鶏ガラスープの素でも良いのでお好みで追加してくださいね。
ひき肉を使っていますが、ひき肉や豚バラはお肉から油がたっぷり出てくるので、粉唐辛子と炒めると美味しい唐辛子の油になります。こちらのレシピで紹介したスンドゥブチゲの素も似たような作り方でした。
お肉なし!煮干しと昆布出汁の豆腐チゲ
さらにさっぱりとした辛うまスープを楽しみたい方は、こちらのレシピがおすすめです。
お肉を入れず、煮干しと昆布の濃い出汁で作る豆腐チゲです。
キノコもたっぷりです~。
こちらのレシピはシンプルです。出汁を作り、食べやすく切った具材と混ぜといたタデギを入れて煮込むだけ!
■具材
豆腐1丁、ズッキーニ(エホバク)1/2個
玉ねぎ1個、ネギ1本、キノコたっぷり、唐辛子■出汁
乾燥しいたけ1つかみ、煮干し2つかみ、
昆布、玉ねぎ、生姜シロップ1/2、水1L■タデギ(チゲの素)
コチュジャン1、アミの塩辛2、
粉唐辛子1、みじん切りのにんにく1、水少し
タデギに、イワシの魚醤の代わりに「アミの塩辛」を入れています。これもキムチに入る魚醤のひとつです。
熟成キムチがなくても、イワシの魚醤やアミの塩辛を入れることで、本格な味のチゲを簡単に作れるので、ある方はぜひ入れてみてください。韓国の魚醤については、こちらの調味料記事のリスト6番目で紹介したので参考にしてください。
写真付きの詳しい作り方+ブログ
Step1豚肉に◯で下味をつけ、10分ほど置きます。
◯ にんにく(すりおろし)大さじ1
◯ みりん(酒)大さじ1
◯ 醤油 大さじ2
◯ 砂糖 大さじ1/3
このまま炒めるので、鍋の中で下味をつけました。にんにくはたっぷりが美味しいです。
豚肉が大きい場合は一口大に切ってから
この日はトンカツ用のロースが一枚残っていたのでこれで作りました。
Step2豆腐とキノコは食べやすい大きさに切り、玉ねぎとネギは薄切りにします。
白菜も少し入れました。白菜の固いところはレンチンしてマシューに…
Step3豚肉を炒めます。
ひき肉より脂が少ないので、サラダ油を少し追加しました。
Step4粉唐辛子を加えて炒めます。
じっくり炒めて油に粉唐辛子の味を馴染ませるのが良いですが、
土鍋の場合は粉唐辛子が焦げやすいので軽く炒めてから水を加えました。
水+玉ねぎ+キノコを加えて煮込みます。
キノコやネギからも美味しい出汁が出ます。大根を入れてもスープが美味しくなりますが、火が通るまで少し時間がかかりますね~。
Step5沸騰したら調味料◎でスープに味付けをし、塩か醤油でお好みの塩加減に調整します。
◎ イワシの魚醤(※)大さじ1
◎ 醤油 大さじ1
◎ コショウ 少々
イワシの魚醤の代わりに「アミの塩辛」「キムチ」「ナンプラー」「醤油追加」で調整しても良いです。
イワシの魚醤や、アミの塩辛を入れると、魚の出汁と熟成キムチの味を感じる美味しいスープになるのである方はぜひ!
お好みで、牛肉や煮干し出汁のダシダを少し入れても良いです。代わりに鶏ガラスープの素でもOK。
ダシダや鶏ガラスープの素を入れると、スープは美味しくなりますが、さっぱり感は魚醤よりない気がします。
Step6豆腐+長ねぎを加えて少し煮込んだら完成です。
にんにくは煮込むと辛味は消えて甘みしか残らないので… にんにくが好きな韓国人は後半に追加したりもします。
豆腐チゲの出来上がり!
夕日が落ちる食卓へ。
体が温まるチゲ。
寒い季節にぴったりですね。
スープもさっぱりと美味しくて、
淡白な豆腐もあつあつで美味しかったです!
冬の白菜は甘いから、白菜からも良い出汁が出てきたような気がしました。
結構多めに作ったので、2食もふたりで食べてから…
残りは、レンチンして食べました。
煮詰められたスープは濃厚になって、煮込むほど辛さもだんだん和らぐ感じになります。
チゲは美味しいキムチさえあれば、簡単に美味しく作れますが、キムチを入れない場合は、キムチの調味料になる魚醤やアミの塩辛を入れて作る韓国人が多いです。
ということは… やっぱりチゲにはキムチの存在がどこかにあるって感じですね^^
寒い日が続いていますが、
健康にもダイエットにも良い豆腐をたっぷり入れて、熱々のドゥブチゲをぜひ楽しんでくださいね。