鶏肉を使った韓国定番の家庭料理
タットリタン(タッポックムタン)は、鶏肉と野菜を甘辛く煮込む韓国の家庭料理です。
子供の時にタットリタンが食卓に出ると嬉しかったです。好きな韓国人が多い人気料理です。
日本で知られているチーズタッカルビより手軽に作れるのでオススメです!
タッカルビはお店で食べる人が多いですが、タットリタンは家で作って食べる人が多いです。
まず韓国の人気レシピの中で、一番簡単な作り方を紹介します。
後半では、韓国の人気レシピ動画とアレンジできる内容を紹介したので、ぜひ参考にしてください。
材料と調味料(4人前)
- 鶏肉650g
- じゃがいも3個
- 玉ねぎ1個
- ネギ1本
- 人参(あれば)1個
- ◎ 砂糖大さじ3
- ◎ 料理酒大さじ2
- ◎ 粉唐辛子大さじ2
- ◎ コチュジャン大さじ2
- ◎ 醤油大さじ4
- ◎ にんにく(みじん切り)大さじ1
- ◎ 塩コショウ少々
- ◎ ごま油(好みで・仕上げ)少し
- 【おすすめの追加ヤンニョム】すりおろしの玉ねぎ、鶏がらスープの素を入れるとさらに美味しくなります。後半にチーズを入れてもコクが出て美味しいです。
- 【鶏肉】もも肉、手羽元、手羽先がおすすめ。韓国では鶏肉全部位を入れて作る人が多いです。
- 【コチュジャン】韓国大手食品会社のコチュジャンがこちら(Amazon、楽天)。韓国の調味料についてはこちらの記事を参考にしてください。
- 【辛さ】もっと辛くしたい方は生の唐辛子や乾燥唐辛子を追加。マイルドにしたい方はミックスチーズ(とろけるチーズ)を後半に追加します。
- 【春雨】最後に春雨、タンミョン(さつまいも春雨)を入れても美味しいです。韓国人気のタンミョンはオトギ(Amazon)
ひと目で分かるレシピ
- 1鶏肉を下処理(軽く下茹でしても)してから、鍋に入れる
- 2鶏肉がひたるくらいの「水」と「砂糖3・料理酒2」を鍋に入れて中強火をかける
- 3野菜を食べやすい大きさに切る(ニンニクはみじん切りにする)
- 4お湯が沸き始めたら、アクを取り、「ネギ以外の野菜すべて」「みじん切りのニンニク 1」を入れる
- 5じゃがいもに半分くらい火が通ったら「粉唐辛子2・コチュジャン2・醤油4」を入れて、味が染み込むまで煮込む
- 6味見をして塩加減を「塩コショウ」「醤油」で調整する。甘み・コクが足りなかったら「砂糖」または【おすすめの追加ヤンニョム】を少し追加する
- 7最後にネギを入れて、ネギに火が通ったら完成♪
★下記レシピでは、定番の作り方を紹介したので好きな方はこちらも試してみてください。
写真付きの詳しい作り方
1鶏肉を下処理してから、鍋に入れる
・鶏肉の臭みをしっかり取りたい場合は、牛乳またはお米のとぎ汁に30分ほどつけておくか、軽く下茹でをします。
2鶏肉がひたるくらいの「水」と「砂糖3・料理酒2」を鍋に入れて中強火をかける
・砂糖を先に入れることで臭み除去、味が早く染みるなどの効果があるそうです。
3野菜を食べやすい大きさに切る(ニンニクはみじん切りにする)
・ジャガイモ 2~4等分切り、玉ねぎは大きめにくし切り、ニンジンは太めの半月切り
・急にピーマン登場… 違う日にピーマンを入れて作りました。
4お湯が沸き始めたら、アクを取る
ネギ以外の野菜をすべて入れる
・野菜を入れたあと、水が足りなければ、水を足します
「みじん切りのニンニク1」を入れる
・ニンニクが好きな方ももっとたっぷり入れても!
5じゃがいもに半分くらい火が通ったら「粉唐辛子2・コチュジャン2・醤油4」を入れて、味が染み込むまで煮込む
・水の量によってヤンニョムの量を調整してくださいね。
6味見をして塩加減を「塩コショウ」「醤油」で調整する。
・甘み・コクが足りなかったら「砂糖」またはおすすめの追加ヤンニョム(チーズ、鶏がらスープの素)を少し追加
・春雨、タンミョンがあれば追加します。
7最後にネギを入れて、ネギに火が通ったら完成♪
・好みによって、ごま油を少し追加します
タットリタンの出来上がり!
家族に辛いものが苦手な人がいるので、コチュジャンと粉唐辛子の量を少し控えめにしました。レシピ通りに作るともっと濃い色になると思います^^
鶏肉やジャガイモも美味しいんですけど、スープをご飯にかけて食べるとまた美味しいです~
タットリタンには、ホクホク系のジャガイモがよく合いますが、このときはジャガイモの種類がねっとり系だったのがちょっと残念でした。
おすすめの追加ヤンニョム
すりおろしの玉ねぎや鶏がらスープの素、ミックスチーズ(とろけるチーズ)を入れるとさらにスープにコクが出ます。
特に「すりおろしの玉ねぎ」は、オススメ!韓国のお店でもよく入れるらしいです。
春雨、タンミョンを追加しても美味しい
タンミョン(韓国の春雨)を入れて作った日。
タンミョンはスープを吸っちゃうので、最後の残りに入れるのがおすすめです。
この日はすりおろしの玉ねぎを追加して作りましたが、深みのある甘みが出て美味しかったです!
チーズを入れても美味しい
この日は、少し味付けを辛めにしてしまったので、ミックスチーズを入れてマイルドにしました。
コクも出て美味しかったです。
参考にした韓国のレシピ動画
今回は韓国の人気料理家ペク・ジョンウォン(백종원)さんのレシピを一番参考にしました。一番簡単で、一番人気のレシピです!
こちらのレシピ動画も合わせて参考にしてください。
- 1番目は、ペク・ジョンウォンさんのYouTubeチャンネルレシピ(アップグレードVer)★日本語字幕あります
- 2番目は、ペク・ジョンウォンさんの料理番組でレシピを紹介する内容(簡単Ver)
- 3番目は、他のレシピでも紹介した人気主婦のレシピ動画です。作り方が少し違いますが、入るヤンニョムはほぼ同じです。しょうがシロップを追加しています。
ヤンニョムを先に
粉唐辛子、醤油、コチュジャンなどのヤンニョムを、鍋に入れる前に先に混ぜ合わせておく人も多いです。
粉唐辛子から旨味も出て、味が馴染みやすくなります。
下記レシピも参考になると思いますが、お肉の臭みを取るために牛乳につけてから下茹でをしています。
닭볶음탕 진짜진짜 황금레시피 알려드려요(만개의 레시피)
すべてのヤンニョムを先に作ってから、お肉とお水とヤンニョムを入れて火をつけています。ヤンニョムにはすりおろしの玉ねぎも入れています。水の代わりに「昆布、煮干しなどの出汁」を!
濃厚 or さらっと
ペク・ジョンウォンレシピはコチュジャンを入れずに「粉唐辛子だけ」を入れています。さらっとした辛さが好きな人は、粉唐辛子だけ多めに入れてみてください〜。
でもコチュジャンを入れたほうがスープが濃厚になるので、入れる人のほうが多いと思います。私も入れる派です。
鶏肉の下茹でをする人も多い
1番目と3番目のレシピでは、鶏肉を一度軽く茹でています。
鶏肉の脂や臭みが気になる方にオススメです。
3番目の韓国人主婦のレシピを詳しく見たい方はこちらのレシピをチェックしてください。
タットリタンの韓国語
タットリタンは、韓国語なので発音はそのままで、ハングルの表記は「닭도리탕」です。
実は、この料理は名前が二つあります^^;
「タク(닭)」は鶏を意味し、「タン(탕)」は漢字の「湯」であるが、「トリ(도리)」が日本語の「鳥(鶏)」に由来するとされるため、1997年に国語醇化政策の一環で「タッポックムタン」(닭볶음탕/鶏炒めスープ)が標準語に制定された。
また本来「タン」は具の少ない、一人ずつ供されるスープ料理を指すが、この料理はチゲ並みに数人がつついて食べるほど具が多い。
確かに、タットリタンは具がたくさんあるから、タンよりチゲに近い感じですね。
真ん中の「とり」は日本語の影響ということで、最近は「タッポックムタン 닭볶음탕」が正式名になっています。真ん中の「ポックム」は炒めるという意味です。
最後に二日目のタッポックムタン
二日目のカレーのように、二日目のタットリタンはさらに美味しいです。
お肉にも味がしっかり馴染んでいて、ホロホロと柔らかいです。
簡単で美味しいから、粉唐辛子やコチュジャンがあったら、ぜひ!
たくさん作って二日目の美味しさも楽しんでくださいね。