おでん出汁、韓国と日本の違い
韓国人はスープが大好きで、おでんもスープにけっこう力を入れて作ります。
屋台で串に刺さったおでんを食べたあとも、紙コップにスープを注いで1,2杯は飲みます〜^^
おでんスープの違いとして、日本は「かつお節の出汁」が基本だと思いますが、韓国は「煮干しの出汁」が基本です。昆布を入れるのは一緒ですね。
また、韓国は大根や玉ねぎ、長ねぎの野菜からの出汁も活用します。
唐辛子を少し入れてほんのりとピリ辛にすることも多いです。スープの旨味を損なうほどには辛くしないです。唐辛子を入れたかはっきり分からないくらい、ほんのりピリ辛です。
煮干しや野菜、唐辛子の旨味がバランスよくスープに溶け込んで、すっきりと美味しいです。
今回、韓国式でおでんスープを作って、日本のおでんを入れて仕上げました。
参考になる韓国の人気レシピも合わせてお届けします!
串の刺し方が分かる動画ものせたので、四角い韓国おでんの具がある方は、ぜひ試してみてくださいね。
材料と調味料+レシピ
- おでん1袋
- 大根1/5本
- 玉ねぎ1個
- 水1.5L
- ◯ 煮干し25匹
- ◯ 乾燥唐辛子2本
- ◎ にんにく(おろし・みじん切り)小さじ1
- ◎ めんつゆ(3倍濃縮)大さじ3
- ◎ 塩小さじ1/2
- 【◯ 出汁】昆布もあればぜひ。乾燥唐辛子の代わりに、辛い青唐辛子を後半で入れても良いです。
- 【◎ スープの味付け】麺つゆの代わりに、醤油+みりん(+砂糖)で調整しても良いです。
ひと目で分かるレシピ
- 1だしパックに煮干しと乾燥唐辛子(半分にちぎり、タネも入れる)を入れます。鍋に水1.5L+だしパックを入れて中火で加熱します。
- 2大根は厚さ1cmの半月切りに、玉ねぎは半分に切ります(芯を取り除かない)。切った野菜を鍋に入れます。
- 3沸騰してから、5分後にだしパックを取り出します。大根が透明になってきたら、おでんの具を入れて煮込みます。
- 45分くらい煮込んで具から出汁が出てきたら、◎にんにく+めんつゆ+塩を加えて味を整えます。さらに煮込み、全ての具に火が通ったら完成です。
- 【※1】煮干しは内蔵(黒い部分)を取り除かなくても良いです。昆布も入れる場合は、だしパックと一緒に入れて沸騰してから取り出します。
昆布も定番出汁の材料ですが、煮干しだけでも美味しいです。
乾燥唐辛子は半分に千切ってタネも一緒に入れます。2本入れましたが、好みで1本でも省略しても良いです。
玉ねぎはバラバラにならないように、芯がついているまま入れます。
出汁用ではありますが、大根と同じく、再度温めて食べる時にスープがよく馴染んでいるから美味しく食べられます。
スープは、すっきりと深い味わいです!
↓ この前、Twitterで韓国おでんがちょっと話題になっていたので、民俗村の屋台で食べたおでんの話をしましたが、
韓国おでんがなぜかトレンドに入っていたので^^
昔、韓国民俗村で食べた屋台のおでんを思い出しました。
シンプルな練り物(어묵=オムク)ですけど、これが美味しいんです。醤油だれがスプレーボトルに入っていました。
そこで食べたトッポギにもオムクが☺️ #韓国おでんhttps://t.co/BYhMbzkb0M pic.twitter.com/yQw4gjrpcE— カライチ。韓国人が見てる韓国料理レシピ (@sumomomomokoda) December 3, 2022
韓国おでんの具「オムク・어묵」は、醤油だれにつけて食べることが多いです。
今回、スープは韓国式だったけど、日本のおでんだったので、普通にからしをつけて食べました^^
では、写真付きのレシピ+Blogの前に、韓国のレシピをお届けします。
韓国の人気レシピ
韓国おでんを作る際に参考になるレシピを2つ紹介します。
お店レシピ。人気のおでんスープのコツは?
韓国の人気番組で紹介されたお店のおでんスープレシピです。
おでんスープが美味しいと評判のお店です。
美味しさのコツは、大根と玉ねぎの出汁にありました! 普通に鍋で煮込むのではなく、千切りした大根と玉ねぎに塩を少し入れて、じっくり煮込んでから出てくる濃厚な汁を活用しています。
ベースは、煮干しと昆布出汁です。
大根と玉ねぎが韓国おでんスープに大事な野菜なんだなと改めて気づきました。
下記のレシピでもそうですし、他の韓国人のレシピを見ても両方入れて作るレシピが多いです。
こちらの店はトッポギも美味しいと評判らしいですが、トッポギにおでんスープを入れて作るお店が多いので、両方美味しい時も多いです^^
屋台の韓国おでん。串の刺し方も
韓国おでんの具の中で、大きい四角おでんがいちばん人気です。
串に刺して屋台などで売っていますが、それを再現した人気レシピがありました。
2種類の串の刺し方も紹介しているので、韓国の四角おでんがある方は参考にしてください♪
★日本語字幕あります。
■材料と調味料
オムク(韓国のおでん)
水2L
煮干しなどのだしパック
大根1/2本、玉ねぎ1個、長ねぎ1本
青唐辛子4本(省略可)
牛肉ダシダ2、味の素1/4、コショウ1/3、いわし魚醤4※大さじ
スープの味付け調味料を見ると、ダシダや魚醤が入っていますね。
ダシダをお持ちの方は、少し入れてみるのも良いと思いますが、煮干し出汁だけでも美味しいので、まずは、入れない作り方がおすすめです!
私は日本で手に入りやすい乾燥唐辛子を使いましたが、韓国では辛い青唐辛子入りで作る人が多いです。
韓国の四角おでん(釜山おでん)は、トッポギなど辛い味付けにもよく合いますが、このような辛いチャプチェの材料としても人気です。
5分で完成!もやしと練り物入り【辛口チャプチェ】韓国の人気レシピ
あと、海苔巻きキンパの具としてよく使われます♪
写真付きの詳しい作り方+Blog
Step1だしパックに煮干しと乾燥唐辛子(半分にちぎり、タネも入れる)を入れます。
煮出す時間が短いので、煮干しは内蔵を取り除かずにそのまま入れます!
鍋に水1.5L+だしパックを入れて中火で加熱します。
本当は弱火でじっくりがいいですが、時間がかかるので中火で^^
Step2大根は厚さ1cmの半月切りに、玉ねぎは半分に切ります(芯を取り除かない)。
切った野菜は鍋に入れます。
大根の厚さは好みで変えてもいいです!
厚いと時間がかかるから、1cmくらいの厚さが好きです。
Step3沸騰してから、5分後にだしパックを取り出します。
煮干しは長く煮出すと、苦味が出るので5分で救出。
昆布は、湧いてから1分くらいで救出しましょう♪
大根が透明になってきたら、おでんの具を入れて煮込みます。
がんもはあとのほうがいいけど、、袋から全部出てしまったので^^;
5分くらい煮込んで具から出汁が出てきたら、
おでんの具からも美味しい出汁が出てくるので、後で味付けをしています。韓国おでんでも一緒です。
Step4◎にんにく+めんつゆ+塩を加えて味を整えます。
にんにくを少し入れると美味しいです。おろしでも、みじん切りでも良いです!
私は手軽にめんつゆを使いました。(韓国にいる方ならマグロ魚醤=참치액がおすすめ)
もちろん、醤油やみりん、砂糖で調整しても良いです! さっぱりとしたスープが美味しいから、甘くはしないのがおすすめです。
味見をしながら、塩で味を整えます。
さらに煮込み、全ての具に火が通ったら完成です。
玉ねぎは出汁用だから、食べない人が多いですが、もったいなくて食べたくなります。
煮込み時間が長くはなかったから、大根も玉ねぎもすぐはそれほど美味しくなかったですが、再度温めた時に、とても美味しかったです。
晩ごはんで、おでん。白菜ナムルの残りがあったので、添えて食べました。
ひんやりと、さっぱりと甘くて、おでんの良い付け合わせになりました〜!
日本人夫もスープが美味しいとすごく気に入ってます^^
夫は辛いものが苦手だから、辛いものを食べると、からっ!と言いながら頭を掻く癖がありますが、全然そんなリアクションもなく、唐辛子入りも気にならない様子でした。
韓国の市場にある屋台で飲んだおでんスープが美味しかったから、レシピが知りたいと、インスグラムからリクエストをいただいたので、紹介するきっかけになりました。
日本のおでんを使っても、スープが結構違うので、新しい楽しみ方があります。ぜひ試してみてくださいね^^