ソーセージとラーメン入りの韓国鍋
プデチゲは、ハムやソーセージを主材料に、キムチや豚肉、豆腐を加え、辛味のスープで煮込んだ韓国の鍋料理です。インスタントラーメンも入れることが多いです。
漢字を当てると「部隊チゲ 부대찌개」となりますが、朝鮮戦争時に在韓米軍部隊からもらったハムなどの保存食をもとに作られたと言われています。暗い過去から生まれた料理ですが、今は韓国人に人気の鍋料理で、専門のチェーン店もあるくらいです。
プデチゲの美味しい作り方や、出汁と具の種類を紹介します。参考になる韓国の人気レシピと合わせてチェックしてください~。
スパムとソーセージの底力がすごいので、美味しく作るのはそんなに難しくないです。
気取らないプデチゲ。
ご飯の友としてもお酒の友としても人気です!
材料と調味料(3人前)
- スパム1/2〜1缶
- ソーセージ5~10本
- キムチ1/4茶碗分
- 豆腐1/2丁
- 長ねぎ1本
- 玉ねぎ1個
- インスタントラーメン(辛ラーメン)1袋
- スライスチーズ2枚
- 市販のコムタン1袋(一人前)
- ◎ 粉唐辛子大さじ3~4
- ◎ コチュジャン(もしくは味噌)大さじ1
- ◎ 醤油大さじ2
- ◎ 料理酒大さじ2
- ◎ 砂糖大さじ1
- ◎ にんにく(すりおろし)大さじ2
- 塩コショウ少々
- 【その他の具材】あれば豚肉・餃子を少し入れるのがおすすめ。好みによって生の唐辛子・春菊・トック(お餅)を入れたりもします。
- 【市販のコムタン】牛骨出汁のコムタンスープを入れるのが人気ですが、煮干しと昆布の出汁や米とぎ汁に代えても良いです(後半の韓国の人気レシピで詳しく記載)
- 【コチュジャン】辛いものが好きな方はコチュジャン、マイルドにしたい方は味噌で。
- コムタン、コチュジャンについては、韓国の調味料記事を参考にしてください。
ひと目で分かるレシピ
- 1長ねぎは斜め薄切り、玉ねぎは薄切りにします。スパムやソーセージ、豆腐を食べやすい大きさに切ります。
- 2鍋にすべての具材を入れます。混ぜ合わせた調味料◎を乗せ、市販のコムタンスープと水(材料が全部つかる量)を入れます。
- 3火をつけて具材に味が染みてきたら、ラーメンを入れてチーズを乗せます。麺が好みの硬さになったら、完成♪
つまり、具材+ヤンニョム(調味料◎)+出汁を入れて煮込むだけで終わり~!プデチゲの作り方は簡単です。
写真付きの詳しいレシピの前に韓国のレシピをお届けします。
韓国の人気レシピ+動画3選
アレンジに参考になる韓国の人気レシピを紹介します。
コムタンスープで作るプデチゲ
今回のレシピは、下記のレシピを参考に作りました。日本のつくれぽみたいなものが650もついている人気レシピです。トック(韓国のお餅)も入れています。
부대찌개 양념 만드는법 홀릭되는 맛임(韓国のレシピサイト:만개의레시피)
プデチゲはコチュジャンを入れる人が多く、私もいつも入れていましたが、こちらはコチュジャンを入れないレシピです。粉唐辛子だけ入れることでさっぱりとしたスープになりました。
ちなみに、下記のレシピも人気でしたが、コチュジャンも豚肉のひき肉も入れています。
부대찌개 황금레시피 만드는법(韓国のレシピサイト:만개의레시피)
下記の簡単レシピ動画も今回紹介したレシピに近かったのですが、少量で作るレシピです。
1人前くらいですね。日本語字幕もあります。
上記3つのレシピとも市販のコムタンスープを使っています。韓国ではコムタンスープが安いので、こちらの商品を使って手軽に作る人が多いです。
- ・コムタン(オットギ): Amazon / 楽天
- ・日本で買うなら、CJのコムタンがお手頃です。Amazon「CJ 牛骨コムタンスープ」
米のとぎ汁を入れてさっぱりプデチゲ
他のレシピでもよく紹介している「シムバンゴルジュブ 심방골주부」のレシピ動画です。
コムタンのスープなどの出汁を入れずに、米のとぎ汁を入れています。米とぎ汁(お米を洗う時2回目以降に出る水)を入れるレシピも時々見かけますが、さっぱりで美味しいみたいなので今度作ってみたいと思っています。
豚肉を少し追加しています。入れる前に生姜シロップとコショウで少し揉み込んで10分おいています。
調味料は、味噌ではなくコチュジャンを入れて、粉唐辛子は少し少なめに。
入れるキムチがめちゃくちゃ美味しそうです~!
ベイクドビーンズも入れて本格プデチゲ
綺麗な映像と手のこんだ料理で人気の「妻の食卓 아내의 식탁」のレシピ動画です。
英語の字幕があります。
ひき肉は豚肉を使う人が多いですが、この方は牛肉を入れています。
豆を入れていますが、「ベイクドビーンズ」というものです。韓国のお店で食べるプデチゲには必ず入っています。トマトソースの甘辛い味付けの豆なので、代わりにケチャップを入れる韓国人もいます。
出汁は、市販のコムタンスープ(牛骨の出汁)を入れています。
昆布と煮干しの出汁でも美味しい
今回紹介したレシピには、なかったのですが、昆布と煮干しの出汁で作っても美味しいです。
私は出汁を作った鍋から昆布と煮干しを取って、そこに具材とヤンニョムを入れて煮込む流れで作ることも多いです。
韓国では煮干しと昆布の出汁が定番ですが、好きな出汁があれば、それを活用してくださいね。
写真付きの詳しい作り方+Blog
Step1長ねぎは斜め薄切り、玉ねぎは薄切りにします。
にんにくはすりおろし(みじん切り)にします。大きいキムチなら切ります。
必須野菜といえるのは、ネギ。玉ねぎは入れない人もいます。
最後に春菊を入れたりもしますが、香りがよいのでオススメです~。
スパムやソーセージ、豆腐を食べやすい大きさに切ります。
ソーセージから出汁が出るので、切って入れるのが良いですが… パリッとした歯ごたえも残したかったので、半分だけ切りました(笑
豚肉のひき肉や豚バラを少し入れても美味しいです。
餃子を入れようと思って買っておいたのですが、うっかりして入れるのを忘れました!餃子もおすすめです。
Step2鍋にすべての具材を入れます。
もっと濃いスープにしたい方は、スパム+ソーセージの分量を写真より多めに入れてください。豚肉を追加してもいいです。今回は通常より少なめに入れました。
キムチは多すぎると、キムチチゲになっちゃうので、写真と同量か、もう少し少なめでも良いです。
混ぜ合わせた調味料◎を乗せます。
◎ 粉唐辛子 大さじ3~4
◎ コチュジャン(もしくは味噌)大さじ1
◎ 醤油 大さじ2
◎ 料理酒 大さじ2
◎ 砂糖 大さじ1
◎ にんにく(すりおろし)大さじ2
今回、味噌を入れましたが、コチュジャンを入れる人のほうが多いです。
コチュジャンを入れる場合は、粉唐辛子を大さじ2~3くらいに少し減らしたほうが良いです。
市販のコムタンスープと水(材料が全部つかる量)を入れます。
これは、韓国で売っている市販のコムタンスープ(一人前・350ml)です。100円くらいでお手頃な値段なので、家庭でプデチゲを作る時に入れる主婦が多いです。
調味料の記事にも書きましたが、「コムタン 곰탕」とは、牛肉や牛骨を長時間煮込んで作るスープです。「ソルロンタン 설렁탕」と似たようなものです。
このスープを入れることで、お店で出ているような濃い出汁のプデチゲが作れます。
混ぜ合わせた調味料を少し残しておいて、後で追加する形で調整しています。
このくらいの水を入れて火にかけます!
残りのものは、こんな感じです~。ネギは少し残しておいて後で入れました。
プデチゲのインスタントラーメン
日本のインスタントラーメンも入れてみましたが、辛ラーメンがいちばん美味しかったです。
辛ラーメンの麺は辛いスープに合うように作られているので、プデチゲにちょうど合う太さとモチモチ感があって良いのかなと思います。
韓国のインスタントラーメンは太麺が多いので、辛ラーメンではないものでも美味しいと思いますが、、今のところ日本では辛ラーメンが一番求めやすいですよね〜。
Step3火をつけて具材に味が染みてくるのを待ちます。
色加減などを見て、残りのヤンニョム(調味料合わせ)を追加。
結局、すべて入れました~。
沸騰してから具に味が染みるまで15分くらいはかかったと思います。
良い感じで染みてきたら、
ラーメンを入れてチーズを乗せます。
辛ラーメンに入っている乾燥具材も入れました。
まず、プデチゲの具をご飯と食べたい人は、麺は後で〆で入れますが、うちは最初に入れる派です。
少し残しておいたネギとチーズも乗せてから、
麺が好みの硬さになったら、完成♪
麺のコシにうるさい夫が急いで麺をすくいました。
美味しい~♪
ソーセージ、パリッと♪
豆腐も美味しい~。
ラーメンがやはり美味しいので、結局もう一袋開けました。
1枚残っていたチーズも乗せて~。
バーナーで温めながら、食べていたので、具材にも味がより染みてきてだんだん美味しくなります。
キャンプとかで食べたら、もっと美味しいでしょうね!
この前作ったカクテキを添えて~。
韓国で会社につとめている時に、ランチでもプデチゲを食べによく行っていました。
わいわいとプデチゲを食べて、いつもお腹ぱんぱんになっていました。^^