鶏肉でコムタン!夏のスタミナ食
韓国で夏のスタミナ食といえば、サムゲタンですが、タッコムタンも人気です!
タッコムタン(닭곰탕)は、タッ(닭・鶏肉)をコム(곰・じっくり煮込んで出汁を取る)して作ったタン(탕・スープ)です。コムタンだけでいうと、牛肉で作ったものです。
サムゲタンと違うところは、漢方を入れないのと、コムタンなのでスープもメインということです。参鶏湯はスープよりお肉を楽しむイメージが強いですが。
煮込んだ鶏肉を食べやすく手で割いて作るのも、参鶏湯との違いですね。
先に、韓国版『きょうの料理』を参考にしたレシピを紹介します。簡単ですが、美味しくてお気に入りです。
タッコムタンの韓国人気レシピから、基本の作り方とアレンジできる内容もお届けします。
材料と調味料+レシピ
- 手羽元5本
- 玉ねぎ1/2個
- 白菜1/6個
- ごま油大さじ1~2
- ◎ にんにく(みじん切り/おろし)大さじ1
- ◎ 塩小さじ1
- 【手羽元】骨付きの部位が出汁が出やすいのでおすすめ。他の部位を混ぜても良いです。
ひと目で分かるレシピ
- 1鍋にごま油をひき、手羽元を焼きます。両面焼き目がついたら、水5カップ(お肉がかぶるくらいに)を加えて15分ほど煮込みます。アクをとります。
- 2玉ねぎを千切りにします。白菜を食べやすい大きさに切ります。にんにくはみじん切りかすりおろしにします。
- 3お肉に火が通り出汁が出てきたら、玉ねぎ+◎にんにく1を加えて軽く火を通します。
- 4白菜を加えます。しんなりしてきたら、味見をして◎塩(小さじ1)で調整して完成です。
- 【※1】ごま油で焼くのは省略しても良いです。胸肉・ささみを入れる場合は3か4のステップで入れます。
- 【※4】出汁の旨味が足りない時は、鶏がらスープの素を少し追加します。
簡単タッコムタン♪ 2~3人前の出来上がりです。
鶏肉の出汁と白菜の甘みで身にしみるスープになります。
シンプルな調味料で作りましたが、にんにくもきいていて美味しいです。
クッパのように食べても良いです。
副菜には、やっぱりキムチですね。カクテキもよく合います。
お肉はサムゲタンのように、塩につけて食べても良いですし、こちらのレシピで紹介したタッカンマリのようにタデギや醤油だれにつけて食べても美味しいです。
では、写真付きの作り方の前に、参考になる韓国のレシピを紹介します。
韓国の人気レシピ3選
参考にした料理番組のレシピと、タッコムタンの人気レシピから本場の作り方を詳しく紹介します。
料理番組のレシピ
お気に入りのレシピはこちら。韓国版『きょうの料理』のような料理番組で紹介されたレシピです。
完成と作り方のまとめから始まるように動画を設定しましたが、最初から見たい方は戻してくださいね~。ヘルシーなごぼうチャプチェも一緒に作っています。
■材料
鶏肉 1匹、白菜 1/2個
ごま油 多め、日本酒(清酒) 1カップ
豆 2カップ、乾燥赤唐辛子 2本
にんにく 12個、粒コショウ 20個
長ネギのみじん切り 大さじ2
ほぼ同じ感じで作りましたが、こちらのレシピでは、お肉の臭み取りのため日本酒を多めに入れています。
にんにくを入れるタイミングで、水につけておいた豆、乾燥唐辛子、粒コショウも入れています。にんにくはみじん切りではなく、まるごとで入れているので入れるタイミングが早いです。
亡くなったおばあちゃんがよく作ってくれた料理とのこと。白菜がこのコムタンにすごく合うと言いましたが、本当にそのとおりで美味しかったです!
ペクジョンウォンのレシピ
タッコムタンで検索した時に一番トップに出るレシピです。ペク・ジョンウォンさんは韓国では知らないひとがいないほど有名な料理研究家兼フランチャイズ経営者です。
最初の画面に料理名の韓国語「닭곰탕 タッコムタン」が書いてあります。
★日本語字幕もあります。
■材料
鶏肉 1匹玉ねぎ、長ねぎ
塩 大さじ1
お好みで味の素か、チキンパウダー(鶏がらスープの素)を少し
※食べる時に、長ねぎのみじん切り、コショウをかける
タッコムタンは、もともとは煮込んだお肉を取り出して丁寧に骨の以外のお肉を食べやすい大きさに手で割いて作ります。
割いたお肉は、器に入れて熱々のスープをかけて食べます。もしくは、下記の韓国人主婦のレシピのように、鍋に戻して軽く温めます。
そうすることでお肉は柔らかさも保てますし、食べやすくなります。
1番目に紹介したレシピは、割いたお肉ではないからなのか、タッコムタンではなく、タッタン(닭탕)という料理名になっています。コム抜きですね^^
韓国人主婦の人気レシピ
こちらのレシピも美味しそうです。
作り方はペク・ジョンウォンさんのレシピに近いですが、大根や長ねぎの追加野菜をたっぷり入れています。
■材料
鶏肉 1.2kg水1.5L、焼酎 100ml、生姜20g
大根 500g、玉ねぎ 1/2個、長ネギ3本
にんにく(みじん切り)2、コショウ、塩 1/2
にんにくは、後半でたっぷり。
早く入れると、甘みしか残らないので、後半に入れる人も多いです。にんにくの風味をより楽しめます。
写真付きの詳しい作り方+Blog
この日は、手羽元4本とささみ3本で!
夫が手羽元があまり好きではなくて… ささみを混ぜて作りました。
Step1鍋にごま油をひき、手羽元を両面焼きます。
1番目に紹介した料理研究家は焼いて作っていますが、2,3番目のタッコムタンレシピでは焼かないです。1匹まるごとですしね…
水5カップ(お肉がかぶるくらいに)を加えて煮込みます。
お好みで酒かみりんを少し入れてください。新鮮なお肉なら省略しても~。
アクをとります。
骨付きの手羽元からは、取りごたえのあるアクが出てきます。
Step2玉ねぎを千切りにします。白菜を食べやすい大きさに切ります。にんにくはみじん切りかすりおろしにします。
煮込んでいる間に、ちょんちょんちょんします。
Step3お肉に火が通り出汁が出てきたら、玉ねぎ+にんにくを加えて軽く火を通します。
切られているお肉なので、15分ほどたったら良い感じに出汁が出てきます。時間があったら30分くらい煮込んでも良いです。
にんにくは大さじ1。たっぷり入れたほうが美味しいです。
にんにくと玉ねぎは、お肉の臭み取りにも良いです。
軽く煮込んで、玉ねぎに火が通ってきたら、
Step4白菜を加えます。
白菜と一緒に、ささみも入れました。
ささみと胸肉は火が通り過ぎると美味しくないから、このタイミングがちょうど良かったです。
しんなりしてきたら、味見をして塩で調整して完成です。
白菜からも出汁が出るから、スープがさらに美味しくなっています。
塩は、小さじ1くらいがちょうど良い感じでした。
手羽元から出汁が十分出ていたので、他の調味料を入れなくても美味しかったです。
タッコムタンの出来上がり♪
鍋を持って、食卓へ。
ささみもワイルドにまるごとで入れました。
まるごとのほうが柔らかく仕上がるので~
器によそい、お昼ごはんの準備を!
ちょうど二人前。大盛りですけど…
夫には、ささみと手羽元1本を。
残りの手羽元は、すべて私の器に。
塩とにんにくだけで作ったことを夫が信じてくれないくらい^^;美味しいスープでした。
手羽元とニンニクを十分入れたのと、最初ごま油で焼いたのが良かったのかもしれません。
ご飯の残り半分は、スープに入れて食べました。
この日は、手作りキムチではなかったです~。
bibigoという韓国ブランドのキムチが近所のスーパーでびっくりするくらいにセールをしてて試しで買ってきたもの♪
手羽元2本でコムタン!アレンジ
1番目のレシピ動画を見て初めて作った日。
初めて作った日のほうがアレンジしていました。笑
手羽元は、焼かず、水から煮込みました。
「お肉を楽しむ料理はお湯から、スープを楽しむ料理は水から」
お肉を入れるタイミングについて料理番組から学んだ豆知識です。
玉ねぎを入れて…
白菜もたっぷり。
隣の鍋には、そばを入れました。
この日は、ニンニクを白菜のあとで入れて、
味見して塩加減は、塩こんぶと塩で調整。
手羽元2本だけでは旨味が足りない感じだったので、鶏がらスープの素も少し。
出来上がり♪
スープが少し塩昆布色に。
そばの付け合わせとして実食~
冷たい蕎麦に、温かいタッコムタン。
良い組み合わせでした。
私は、蕎麦を入れて食べたりも^^
お肉と野菜から栄養も取れて、何より簡単で美味しいから気にいっています。
サムゲタンや、タッカンマリが食べたいなと思う時にもぜひ~。