骨付きスペアリブの韓国式甘辛煮
韓国のテジカルビチム(돼지갈비찜)を作りました。テジは豚、チムは蒸すという意味です。
スペアリブや厚めの豚肉をじっくり煮込む料理で、醤油味または辛い味付けで仕上げます。
今回はコチュジャン入りのメウン(=辛い 매운)カルビチムの作り方を紹介します。
美味しそうな韓国料理店の料理長のレシピ動画と合わせてお届けします~。
材料と調味料(4人前)
- 豚スペアリブ900g
- 大根1/4個
- かぼちゃ(またはじゃがいも)1/6個
- 玉ねぎ(または長ねぎ)1個
- いんげん(省略可)ひとつかみ
- ◯ 生姜(スライス)ひとかけ
- ◯ 酒大さじ3
- ◎ コチュジャン大さじ2
- ◎ 粉唐辛子大さじ3
- ◎ 醤油大さじ5
- ◎ オイスターソース大さじ2
- ◎ 塩コショウ少々
- ◎ 砂糖大さじ2
- ◎ みりん大さじ3
- ◎ にんにく(すりおろし)大さじ3
- ◎ 玉ねぎ(すりおろし)1/2~1個
- ◎ リンゴ100%ジュース200ml
- 【豚スペアリブ】角煮用の肩ロースやバラ肉のブロックでも良いです。
- 【野菜】上記野菜以外に「人参」「キノコ」も人気具材です。
- 【リンゴ100%ジュース】パイナップル・梨のジュースでもOK。リンゴや梨のすりおろしを入れるとさらに良いです。
- 【コチュジャンと粉唐辛子】韓国ではもっと粉唐辛子を多めに入れるので、好みの辛さで調整してください。韓国大手食品会社CJのコチュジャン(Amazon 楽天)。韓国の調味料についてはこちらの記事を参考にしてください。
ひと目で分かるレシピ
- 1砂糖大さじ2を混ぜた水に豚スペアリブを20分間つけて、血を抜きます(省略OK)
- 2調味料◎を全て混ぜ合わせて、ヤンニョムソースを作ります。
- 3野菜を食べやすい大きさに切ります。大根は厚さ2cmの半月切りにします。
- 4下茹でをします。鍋に水をたっぷり入れて強火にかけ、沸騰したら豚スペアリブと◯生姜と酒を入れます。蓋をせず中火で20~30分間ゆでた後、ざるに上げます(お肉の厚さによって時間調整)
- 5鍋をさっと洗い、大根やじゃがいものように火が通りにくいものを下にして野菜(玉ねぎ・ネギは除いて)を入れます。スペアリブを乗せ、混ぜ合わせた2の調味料◎をかけます。具材が2/3くらい浸るくらいの水(ジュース、下茹で汁、お米のとぎ汁でもOK)も加えます。
- 6蓋をして30分ほど中火で煮込みます。時々混ぜ合わせます。後半に玉ねぎ・ネギを加えます。野菜に火が通り、味が馴染んできたら完成です♪
参考にした人気の韓国レシピ動画
今回は、下記の美味しそうなレシピを参考にして作りました。
「韓国料理店の料理長の売っても良い辛口骨付きカルビチムの作り方」というタイトルで、調理師と栄養士の夫婦でYouTubeチャンネルを運営している方の動画です。
下記の部分をアレンジしました。こちらのレシピでは、
- ・具材:じゃがいも、長ねぎ、えのき、うどん、トック(お餅)
- ・◎ヤンニョム:リンゴジュースの代わりに「リンゴ1/2個分」、生の唐辛子、玉ねぎ、米とぎ汁をミキサーにかけて入れています。
- ・下茹での際に醤油100mlを入れて軽くお肉に味をつけて、◎ヤンニョムには醤油を少なめに。
お肉に火が通る前に醤油を入れると、お肉が固くなりやすいという意見もあるので、下茹でのときは醤油を入れずにヤンニョムのほうに多めに入れました。好みのスタイルで作ってください~。
また、辛いものに強くない人と住んでいるので、粉唐辛子を動画より少なめに調整しました。
にんにくをたっぷり入れるのも、美味しさのコツとのことです。
下茹でについて
今回のレシピのように、お肉を下茹でするのが韓国では主流の作り方だと思います。下茹でしたお肉を煮込むことでさっぱりとした味わいに仕上がります。
下茹でしたスープには、脂や臭みも入っている反面、豚肉のうまみも溶け込んでいるので、お肉の濃厚な味わいが好きな方は、煮込む際に下茹で汁を使ってください。
下記のレシピで紹介した料理研究家の簡単カルビチムでは、下茹でを省略しています。
写真付きの詳しい作り方
豚肉のスペアリブ、または肩ロースやバラ肉のブロックを用意します。ブロック肉は、角煮料理のサイズに切ります(スペアリブ肉の厚さにそろえて)
豚もも肉のブロックも角煮用でよく売っていますが、もも肉は脂が少なく、長時間煮込まないと固いので、今回のレシピのように1時間くらい煮込むなら、少し脂がある部位がおすすめです。
スペアリブのように、骨付近のお肉が柔らかくてわりと短時間で美味しく出来上がります。
Step1砂糖大さじ2を混ぜた水に豚スペアリブを20分間つけて、血を抜きます。
砂糖を入れることで、お肉が柔らかくなり、血が抜けやすくなる効果があるそうです。
鶏の胸肉を柔らかくする時もよく砂糖を活用しますよね~。
血をぬいて臭みを取ります。
時間がない時は省略することもあります。
Step2調味料◎を全て混ぜ合わせて、ヤンニョムソースを作ります。
まず、調味料集合です~。
真ん中にあるものは、玉ねぎとにんにくのすりおろし。
リンゴの代わりに、リンゴジュースを使いました。
玉ねぎとにんにくのすりおろしは、もっとたっぷり入れても美味しいです~。
◎ コチュジャン 大さじ2
◎ 粉唐辛子 大さじ3
◎ 醤油 大さじ5
◎ オイスターソース 大さじ2
◎ 塩コショウ 少々
◎ 砂糖 大さじ2
◎ みりん 大さじ3
◎ にんにく(すりおろし)大さじ3
◎ 玉ねぎ(すりおろし)1/2~1個
◎ リンゴ100%ジュース 200ml(1カップ)
ここにリンゴジュースも入れます。
韓国では「リンゴ」や「梨」のすりおろしをよく入れますが、手軽に100%ジュースを入れました。
果物の爽やかな甘さがお肉料理をさらに美味しくしてくれます。お肉を柔らかくする効果もあります。
Step3野菜を食べやすい大きさに切ります。
基本、家にある野菜で大丈夫です^^
いんげんって韓国で見たことがないですが… 煮込み料理によく合いますし、緑で彩りも良いので入れました。
大根は厚さ2cmの半月切りにします。
動画では、じゃがいも、長ねぎ、えのきを入れています。
ネギを入れると美味しいですが、最近長ねぎが高くて…;
Step4下茹でをします。鍋に水をたっぷり入れて強火にかけ、沸騰したら豚スペアリブと◯生姜と酒を入れます。
動画では、醤油100ml、みりん、酒、生姜、ローリエ、コショウを入れていますが、もろもろ省略しました。
蓋をせず中火で20~30分間ゆでた後、ざるに上げます。
お肉が厚めだったので30分くらいにしましたが、薄めのスペアリブならもっと短めで良いと思います。
用事があったので、茹でたものを冷蔵庫に入れて、翌日この続きを~。
混ぜ合わせたヤンニョムも冷蔵庫に一晩入れておきました。
粉唐辛子が入っているヤンニョムは、少し熟成させたほうが粉っぽさがなくなって、味に深みが出るので良いです。
Step5鍋をさっと洗い、大根やじゃがいものように火が通りにくいものを下にして野菜を入れます。
好みですが、玉ねぎやネギはすぐ火が通りますし、食感を残したいので、後半に入れます。
スペアリブを乗せ、混ぜ合わせた2の調味料◎をかけます。具材が2/3くらい浸るくらいの水も加えます。
水の代わりに、ジュース、下茹で汁、お米のとぎ汁でもOK。
下茹で汁で作るのも好きですが、ゆるくダイエット中なので、今回はジュースにしました。
Step6蓋をして30分ほど中火で煮込みます。
時々混ぜ合わせます。
後半に玉ねぎ・ネギを加えます。
野菜に火が通り、味が馴染んできたら完成です♪
30分くらい加熱しました。
長ければ長いほど、お肉が柔らかくなります~。
味見!
一番左に見えるお肉が角煮用のもも肉です。夫が買ってきたもも肉があったので今回入れましたが、やっぱり脂の少ないもも肉は少し固い感じがありました。
もも肉の場合は、もっと長めに煮込むか、圧力鍋やシャットルシェフを利用したほうが良いですね。
スペアリブや、大根、かぼちゃは美味しかったです。
下茹でしたから、スープがさっぱり目で、味付けがバッチリでした。
では、簡単サラダとご飯だけで食事開始です~。
辛いものが少々苦手な夫も、かれぃ~と言いながら美味しそうに食べていました。
辛いものがやや強い私は、もうちょっと辛くてもいいかなって感じでしたが… あまり辛すぎるのも胃に良くないから、このくらいでちょうど良いかもしれません。
ご飯がすすみました!
残りのカルビチムは、晩ごはんでチンして食べました。
完成の写真がちょっとイマイチだったので、美味しさがよく伝わらないかもしれませんが、美味しく頂きました^^
以前紹介したこちらの下茹でしない作り方も好きで、時々作って食べています。
私の韓国料理はカライチさんのレシピが頼り。昨晩は買っておいたスペアリブを何とかしたいと検索し、デジキムチキムに挑戦。
圧力なべも使ってあっという間に完成!超絶のうまさ!!今朝はカレーの様にごはんにかけて食べています!!いつも助かります。
韓国のご家族に会えず、つらい日々ですよね・・私にとっても第2の故郷のような韓国・・コロナが終息したら実家よりも先に韓国に行きたい!!まずは健康第一でこのコロナ禍を乗り越えましょう!
>豆にいにさん
コメント、ありがとうございます!
とてもとても嬉しい内容ですが、見落としたみたいで2年後に返信します>< 申し訳ないです!
キムチも入れて、デジキムチキムを作られたんですね。
圧力鍋があるのに、今回も普通の鍋に作っちゃいました!今度は私も圧力鍋で作ってみます^^
この時はコロナで韓国に行けなかったですね!
実家よりも先に韓国に行かれましたか。(笑)
今はどこにも行けるから、この自由を楽しまなきゃですね〜〜