栄養満点。ニラのナムル
ニラには栄養がたっぷりあるということで、韓国では朝鮮人参とも交換しないという話があります。特に春のニラはそれくらいの価値があるとよく言います。
そういう栄養たっぷりのニラだけで作るナムルのレシピを紹介します。作り置きのおかずにも、ビビンパの具にもおすすめです。
アレンジにも役に立つ韓国のレシピ動画3つも合わせてお届けします~。
材料と調味料
- ニラ2袋
- ◎ おろしにんにく小さじ1
- ◎ 醤油小さじ1
- ◎ 塩小さじ1/4
- ◎ ごま油大さじ1
- ◎ 白ごま大さじ1
- 【ヤンニョム◎】塩は少しずつ入れながら好みの塩加減に調整。チューブではなく生のにんにくを使う時は少なめで良いです。
ひと目で分かるレシピ
- 1にらの根本の先を切り落とし、熱湯でさっとゆでます。水にさらし、水気をよく絞ります。
- 2ボウルに食べやすい長さに切ったニラ+調味料◎を入れて和えたら、完成です。
- 根本が太いニラは、根本から入れて根本を少し長めに茹でます。
- 根本が細いニラの場合は、食べやすい長さに切ってから茹でても良いです。
韓国のレシピ動画3選
写真付きのレシピの前に、参考になる韓国人のレシピ動画を紹介します。
2,3番目はヤンニョム(味付け)が少し違うので、アレンジの際に活用してください~。
彩りよく、基本ヤンニョムで
みじん切りにした赤唐辛子入りで、色のアクセントも入った美味しそうなナムルです。
味付けと作り方は、紹介した内容とほぼ一緒です。
動画のタイトルに、朝鮮人参(인삼)とも交換しないというニラ、と書いてあります。
イワシの魚醤入りのナムル
最初の画面に書いてある「부추나물 ブチュ ナムル」が韓国語の料理名です。
ニラのことを、ブチュ(부추)と言います。漢字がない韓国の固有語ですが、昔から身近な食材の場合は、このように漢字がない言葉が多いように思います。
こちらの方は、塩を省略してイワシの魚醤で塩加減を調整しています。
醤油 大さじ1/2
イワシの魚醤 大さじ1/3
すりごま
ごま油、えごま油
韓国ではナムルに魚醤を入れる人もいます。イワシの魚醤はキムチを漬ける時など韓国でよく使われる魚醤です(Amazon 楽天)。
キムチチゲやチヂミなど、韓国料理でニラはよく使われますが、こちらの方は洗ったニラをカットして冷凍保存しているそうです。
韓国ニラで、ピリ辛ナムル
普通のニラより細い種類のニラで作っています。韓国語で영양부추(栄養ブチュ)、조선부추(朝鮮ブチュ)と呼ばれるものですが、昔のニラは、全部この種類だったらしいです。
ヤンニョムは、下記の調味料でピリ辛な味付けです。
粉唐辛子
醤油(手作り+市販)
ごま油、煎りごま
こちらの主婦の方は、韓国でも料理が美味しいと言われている全羅道という地方の方ですが、全羅道ではこの栄養ブチュを「ソル 솔」と呼んでいたらしいです。
昔、大きな釜でご飯を炊いていた時には、ご飯が出来たあと、その上にこのブチュを乗せて蒸してからナムルを作っていたそうです。私にはそんな経験がないですが、なんだか温かみのある風景だなと話を聞いて思いました^^
写真付きの詳しい作り方
Step1にらの根本の先を切り落とします。
傷んだところは取り除き、流水で綺麗に洗います。
熱湯でさっとゆでます。
根本が太いニラだったので、根本から入れて根本を少し長めに茹でました。
全て入れてさっと茹でます。
少しだけしんなりしてきたら終わり~。入れてすぐです。
湯気が上がってきました。
根本が細いニラの場合は、火が通る時間があまり変わらないので、食べやすい長さに切ってから茹でたりもします。
水にさらし、水気をよく絞ります。
水で熱気を冷まします。レシピ動画3番目の方は、さらさずに冷ましていました。
Step2ボウルに食べやすい長さに切ったニラ+調味料◎を入れます。
好みの塩加減に合わせて、塩は少しずつ入れながら調整します。味が馴染みやすい野菜なので、他のナムルより少なめでちょうどいい感じになります。
◎ おろしにんにく 小さじ1
◎ 醤油 小さじ1
◎ 塩 小さじ1/4
◎ ごま油 大さじ1
◎ 白ごま 大さじ1
和えたら、完成です。
お皿に盛って、白ごまも少し~。
緑色で輝くブチュナムルの出来上がりです。
ニラの甘みとごま油の香りが美味しいです。
シンプルなナムルの味付けで十分美味しいですが、旨みをもっと足したい方は、砂糖やダシダ、鶏ガラスープの素を少し追加しても良いですね。
今回のニラは、見切り品で2袋100円。
少しかためのニラでしたが、ナムルにして美味しくいただきました♪
他のナムルと同じく、作り置きのバンチャン(おかず)にも良いです。冷蔵庫に入れといたナムルは、味が馴染んでいて美味しく感じます。
ニラを食べると、なんだかすごく元気になりますが、
疲労回復に良い「βカロテン」や、ニンニクにも含まれている「アリシン」など、多くの栄養が含まれているからだそうです。にらの驚くべき効果効能(exciteニュース)
ニラにたっぷり入っているアリシンは、疲労回復に良いビタミンB1の吸収を助けてくれる作用もあるので、ビタミンB1が入っている「豚肉」料理に添えて食べるのがおすすめです。アリシンは熱に弱いので、生にらのキムチやヤンニョムジャンはさらに相性が良いです~。