ミョルチポックムの作り方
小魚とくるみで、にんにく香るミョルチポックムを作りました。
ミョルチポックムは、小魚や、煮干し、ちりめんじゃこで作る韓国式佃煮ですが、韓国人の好きな定番のおかずです。日持ちするので、作りおきにもお弁当にも良いです。
韓国人料理研究家の人気レシピから少しアレンジして作ったのですが、参考にしたレシピ動画と合わせてお届けします。
コチュジャンベースの味付けも人気なので、そのレシピも一緒に紹介します。
材料と調味料+レシピ
- 小魚(いりこ・じゃこOK)50g
- くるみひとつかみ
- にんにく3かけ
- サラダ油大さじ2
- ◎ みりん大さじ2
- ◎ 醤油(※)大さじ2
- ◎ 砂糖大さじ1
- 白ごま大さじ1
- 【◎醤油※】塩無添加の場合。塩辛いじゃこ・小魚で作る場合は少なめに調整します。
- 【◎砂糖】代わりにオリゴ糖や水飴、ハチミツで調整するとさらにツヤのある仕上がりになります。
ひと目で分かるレシピ
- 1にんにくの芯が真ん中に来るようにスライスします。くるみを包丁でざく切りにします。
- 2フライパンに小魚とクルミを入れ、中火で3分ほど乾煎りします。
- 3真ん中にスペースを空け、サラダ油とにんにくを加えます。にんにくが柔らかくなってきたら、全体と混ぜて炒めます。
- 4火を止め、調味料◎を加えて絡めます。味見をして調整します。
- 5火をつけて1分ほど軽く炒めます。仕上げに白ごまを混ぜて完成です。
- 【※2 乾煎り】匂いの除去と小魚のカリカリ感アップのために乾煎りをします。
小魚とクルミの香ばしさと甘辛い味付けでご飯がすすむおかずに~。
1~2日で食べるなら常温保存でも大丈夫です。冷蔵保存では一週間以上日持ちするので、つくりおきにもオススメです。
では、写真付きの作り方の前に、韓国のレシピを紹介します。
韓国の人気料理研究家のレシピ
今回のレシピは、下記のレシピを参考に作りました。
『きょうの料理』のような韓国の料理番組にもよく出演する人気料理研究家のYouTubeレシピチャンネルです。
画面下の黄色のハングル「멸치볶음 ミョルチボックム」が韓国語の料理名です。멸치(ミョルチ)は、ちりめんじゃこ、イワシ、煮干し、いりこ、小魚を包括する意味があります。볶음(ボックム)は、炒めもの。料理名を直訳すると、じゃこ炒め、いりこ炒めになります。
■材料
ちりめんじゃこ 100g
スライスにんにく 1/2カップ、青唐辛子1個
松の実 1/3カップ、くるみ 1/2カップ、ピーナツ 1/2カップ
■調味料(大さじ)
炒める時に:サラダ油3、醤油1、清酒2、砂糖1
火を止めて仕上げに:オリゴ糖2、ごま1、すりごま少々
材料と調味料の中でなかったものを少しアレンジしました。
こちらで使用しているじゃこは、塩辛いものなので、醤油は大さじ1しか入れてないですが、私が使ったような小魚は、塩無添加のものだったので追加調整しました。清酒とオリゴ糖がなかったので、代わりにみりんを入れました。
こちらのレシピは辛い青唐辛子も入っているので、ちょっとピリ辛味も~。
冒頭で紹介したレシピと作り方はほぼ一緒ですが、ナッツ類をじゃこと別々で乾煎りするのと入れるタイミングをアレンジして、もっと手軽に作れるように調整しました。
小魚、煮干しは辛い味付けも人気
同じ料理研究家のコチュジャン入りのレシピです。
画面下の黄色のハングル「멸치 조림 ミョルチ チョリム」が韓国語の料理名です。コチュジャンだれで煮詰めるから、조림(チョリム=煮つめ)です。「고추장 멸치볶음 コチュジャン ミョルチボックム」とも言います。
■材料
小魚(いりこ、煮干し) 100g
■調味料(大さじ)
【コチュジャンだれ】
サラダ油3、コチュジャン4、醤油1、みりん2、みじん切りのにんにく1、しょうが汁 小さじ1/2、砂糖2
【火を止めて仕上げに】
水飴2、小ねぎのみじん切り(省略可)2、白ごま1、すりごま1
火をつける前に、コチュジャンだれの調味料をすべて入れます。混ぜながら煮つめ、小魚を加えたタイミングで一度火を止めます。
ヤンニョム(タレ)を絡めてから、再度火をつけて軽く炒めます。そうすることで、ヤンニョムが焦げず、まんべんなくヤンニョムが小魚に染み込みます。
醤油ベースはどちらかというと、小魚よりちりめんじゃこのほうが人気ですが、コチュジャン入りのレシピは、小魚、煮干しで作るのも人気です。
コチュジャン入りのレシピはこちらでむかし紹介したことがあるので、こちらも参考にしてくださいね。
写真付きの詳しい作り方+Blog
1にんにくの芯が真ん中に来るようにスライスします。くるみを包丁でざく切りにします。
スライスにんにくは、形が潰れにくく、芯が真ん中にくるように切ります。
今回使ったミョルチは、小魚(いりこ)です。煮干しより小さいサイズ。
醤油ベースの味付けは、ちりめんじゃこのほうが人気ではありますが、小魚でも美味しいです。
2フライパンに小魚とクルミを入れ、中火で3分ほど乾煎りします。
乾煎りをする理由は、匂いの除去と小魚のカリカリ感アップのため。
丁寧に作る人は、小魚から出た細かい粉は捨てますが… 家で食べるものだから、パスです。その粉にも栄養が入っているのでもったいないですね。
3真ん中にスペースを空け、サラダ油とにんにくを加えます。
ミョルチポックムに、必ずスライスにんにくを入れないといけないことはないので、みじん切りにしてスペースを空けずにぱっと入れちゃっても良さそうです。
生のにんにくが美味しいですが、なければチューブでも~。
にんにくが柔らかくなってきたら、全体と混ぜて炒めます。
小魚とくるみに油が回るように混ぜてから
4火を止め、調味料◎を加えて絡めます。味見をして調整します。
◎ みりん 大さじ2
◎ 醤油 大さじ2
◎ 砂糖 大さじ1
塩辛いじゃこや、小魚で作る場合は醤油を少なめに入れます。
5火をつけて1分ほど軽く炒めます。仕上げに白ごまを混ぜて完成です。
味見すると、小魚とクルミの香ばしさに、甘辛いヤンニョムが美味しくて何個も食べちゃいます。
小魚とクルミは、違う種類の香ばしさがあるので、味の相性も良い感じです。
ピーナツなどに代えても良いですが、クルミ入りのミョルチポックムが好きです。
日本も似たような味付けで小魚の佃煮を作りますが、にんにくは入らないような気がしますね。
ふたりで3食分のおかずになりました。
炊きたてのご飯にのせて、マシューへのお供え物に。
マシュー、美味しかった?
違う日にもご飯と一緒に。
くるみも入っているので、おやつとか、おつまみにも良いと思いますが、やぱりご飯が一番ですね。
では、カルシウムたっぷりの小魚やじゃこで、ミョルチボックムを楽しんでください~。