おうちで美味しい本格カクテキを
大根のキムチ、カクテキ(깍두기 カクトゥギ)の韓国レシピを紹介します。
味付けに入るアミの塩辛か魚醤さえあれば、本格味のカクテキを作るのは本当に簡単です。
ぽりぽりと美味しい食感のカクテキを作るためには、しっかりと水を切ることが重要です。和えた後も、大根から水があまり出ないので、汁たくさんのカクテキにしたくない方にもおすすめです。
では、参考になる本場の人気レシピ動画と合わせて作り方をお届けします。
材料と調味料(ヤンニョム)
- 大根1本
- 小ねぎ(または長ねぎ)1袋
- 塩(つける時・あれば粗塩)大さじ2
- 砂糖(つける時)大さじ1
- 粉唐辛子大さじ2+◎4
- ◎ アミの塩辛大さじ2
- ◎ イワシの魚醤大さじ2
- ◎ にんにく(すりおろし)大さじ2
- ◎ 生姜(すりおろし)大さじ1/2
- もち米粉(小麦粉)大さじ3
- 【梨やリンゴのすりおろし】をヤンニョム◎に加えると、さらに美味しいです。
- 【アミの塩辛・イワシの魚醤】アミの塩辛かイワシの魚醤のどちらかがなければ、あるほうを大さじ4くらいに増やすか、ないほうのかわりに塩大さじ1/2~1にして塩分を調整してください。韓国の魚醤について詳しくは調味料記事のリスト6番目を参考にしてください。
- 【甘さの調整】甘くない大根で作る場合や、甘めの味付けが好みの場合は、つける時の砂糖を大さじ2に増やすか、仕上げの際に砂糖(ハチミツ)を追加します。
ひと目で分かるレシピ
- 1大根をいちょう切り、または四角い形に切ります。塩と砂糖を加えてよく混ぜ合わせてから1時間置きます(時々上下を裏返します)。洗わずに水気を切ります。★歯ごたえをよくしたい場合は、ざるに上げたまま1時間程おきます。
- 2キムチのり※を作ります。鍋にもち米粉(小麦粉)大さじ3+水(粉の3倍くらい、粉がよく溶ける量)を入れ混ぜます。弱火でよくかき混ぜ、とろみが出たら火を止め、冷ましておきます。
- 3小ねぎを長さ3cm程に切ります。にんにく・生姜のすりおろしも用意します。
- 4大根をボウルに入れ、粉唐辛子大さじ2を加えて大根に色づけます。
- 5キムチのり+調味料◎をよく混ぜ合わせます。大根に加えて和えてから、ネギも加えます。
- 6味見をしてハチミツ(砂糖)、塩で好みの味に調整したら、完成です。
- 【熟成期間】1日間常温保存、6日間冷蔵保存後、お召し上がりください(熟成中は蓋を開けない)
※キムチのりは、ヤンニョムを野菜によく絡ませる+発酵を進ませるために入れます。
参考になる韓国レシピ動画
今回のレシピは、下記のレシピ動画を参考にして作りました。
「ソルロンタン屋さんのカクテキ 설렁탕집 깍두기」というタイトルの人気レシピ動画です。
牛骨を長時間煮込んで作るソルロンタンスープの専門店では、副菜でカクテキがよく出てくるので、カクテキが美味しいお店が多いです。ソルロンタン屋さんのカクテキは、歯ごたえもよく、いちょう切りで大きめのお店が多いです。
紹介したレシピより、大量で作っていますが、作り方はほぼ同じです。
つける時に入れる塩と砂糖が同量というところだけ違います。甘めのカクテキが好きな方は、砂糖の量を増やしてくださいね。
今回のレシピでは、アミの塩辛(Amazon検索結果)とイワシの魚醤(Amazon商品情報)を両方とも入れています。
以前紹介した下記のレシピでは「アミの塩辛」だけ入れていますが、両方とも入れると発酵が早く進むような気がします。複雑な味がして美味しかったのですが、片方だけ入れても大丈夫なのでお好みやあるもので作ってみてください!
写真付きの詳しい作り方
Step1大根をいちょう切り、または四角い形に切ります。
大根の皮が綺麗な状態であれば、剥かずに切ります。
四角い形でも良いですが、ソルロンタン屋さんのように厚さ1cm程のいちょう切りにしました。
塩と砂糖を加えてよく混ぜ合わせてから1時間置きます。
時々上下を裏返します。洗わずに水気を切ります。
韓国の人気料理レシピや料理研究家のレシピを見ると、洗わないほうが美味しく出来上がるそうです。実際作ってみても、大根の美味しさがしっかり残っているような気がして、洗わない作り方が好きです。
歯ごたえをよくしたい場合は、ざるに上げたまま1時間程おきます。
大根から水分がしっかり抜けることで、歯ごたえがアップします。
お店によっては、このまま冷蔵庫で何時間もおくところもあるらしいです。
Step2キムチのりを作ります。
鍋にもち米粉大さじ3+水(粉の3倍くらい、粉がよく溶ける量)を入れ混ぜます。
もち米粉の代わりに、小麦粉でもOKです。
弱火でよくかき混ぜ、とろみが出たら火を止め、冷ましておきます。
キムチのりは、ヤンニョムを野菜によく絡ませる+発酵を進ませるために入れます。
Step3小ねぎを長さ3cm程に切ります。
長ねぎなら、みじん切りに。
にんにく・生姜のすりおろしも用意します。
生姜のすりおろしは、そのまま入れても、汁だけ絞って入れても良いです。
大根は、水切りをしたまま、1時間半くらいおきました。
キムチのり、小ねぎ、ヤンニョムのすりおろしが揃ったので、混ぜて和えるのみです~。
Step4大根をボウルに入れ、粉唐辛子大さじ2を加えて大根に色づけます。
手でまんべんなく和えます。ビニール手袋をつけるのが良いですね。
大根が赤く染まったら、次へ。
Step5キムチのり+調味料◎をよく混ぜ合わせます。
◎ 粉唐辛子 大さじ4
◎ アミの塩辛 大さじ2
◎ イワシの魚醤 大さじ2
◎ にんにく(すりおろし)大さじ2
◎ 生姜(すりおろし)大さじ1/2
アミの塩辛かイワシの魚醤のどちらかがなければ、あるほうを大さじ4くらいに増やすか、ないほうのかわりに塩大さじ1/2~1にして塩分を調整してください。
アミの塩辛は、包丁で細かく刻んでから入れる人もいますが、混ぜるときに潰れるのでそのままでも良いです。
大根に加えて和えます。
キムチのりを入れたので、大根にヤンニョムがよく絡みます。
ネギも加えます。
最後に、ネギを入れて軽く和えます~。
Step6味見をしてハチミツ(砂糖)、塩で好みの味に調整したら、完成です。
私は今回甘い大根で作ったので、特に入れてないですが、お好みで調味料を少々追加します。
水切りをしっかりしたので、大根がヤンニョムを吸い込みやすくなっています。
保存容器は、密閉容器がよく熟成されるのでおすすめです。
ちょうど入る容器がなかったので、大きい密閉容器に入れちゃいました。ちょっとスカスカですが…
食卓の下で、マシューが「キムチの匂いがするね」と^^
熟成期間と味の変化
1日間常温保存後、冷蔵庫に入れます。
冷蔵庫の中での熟成期間は、6日間を目安に。
冷蔵保管してから5日目のカクテキです。
酸味も出ていて美味しかったです。
魚醤とアミの塩辛を両方とも入れたためか、アミの塩辛だけ入れた時より早く熟成キムチの味がしました。
この日は、しゃぶしゃるの残り汁でうどんを作りました~。日報にも書きましたが…
麺が伸びるのが嫌いな夫の箸が超高速で動きます。
ソルロンタン、コムタン、うどん、カルグクスのように白いスープの副菜でばっちりです。
消化にも良いので、脂っぽいお肉料理や、ラーメンにもよく合います。
ぽりぽりと、大根の歯ごたえも良かったです!
7日目のカクテキです。
もう少し大根から水気が出ていますが、水切り後すぐ和えた時に比べると半分くらいの水の量です。
汁が少なめなので、開ける度に全体をよく混ぜ合わせました。
少ない分、汁も濃い味です。
大根の歯ごたえも楽しめる美味しいカクテキ、ぜひ作ってみてください~。