父が作ってくれたポッサム
今年の2月、ソウルの実家で2週間いましたが、その時に父が作ってくれた料理の中でいちばん記憶に残る料理がこのポッサムです。
がんで食欲を失ってしまった父も美味しそうに食べていて、、気分も良かったおうちごはんの思い出です。
ポッサム(보쌈)は、ゆで豚にキムチを添えて食べる料理ではありますが、
エビの塩辛のタレにつけて食べたり、サンチュで巻いて食べたり、食べ方はいろいろあります。
ポッサムを食べた時の写真と合わせて、韓国人の献立レシピと食べ方も紹介します♪
韓国のおうちごはんブログ
友達と下記の望遠市場で遊んでから、家への帰り道。
活気のある望遠市場で食べ歩き。グルメ、買い物、カフェ、雑貨が楽しい♪
バスから孔徳のお店が見えました。족발(チョッパル)の激戦区です。
ちょうど帰宅時間だったので、バスには人がいっぱいでした。
家に帰ったら、父がすぐ晩ごはんの準備をしてくれました。
残りの海鮮スープを温めて、、
ポッサム用の豚肉を切りました。
豚肉は温めるために蒸し器に入れてありましたが、昼間じっくり茹でておいたと聞きました。
ポッサムの豚肉は、(↓)無水分で蒸して作ることもできますが
ポッサムの韓国人気レシピ。柔らかい蒸し豚にキムチとタレを添えて
(↓)茹でて作るほうが定番ではあります。茹でるといい感じに脂が抜けて美味しくなると言います。
ポッサムが好きなので紹介したレシピはいくつかあります。
茹でる時に、しょうが、にんにく、ネギなどを入れるとお肉に香りがついて美味しいですが、シンプルに茹でても美味しいです。
豚肉が新鮮で程よく脂がついているのかが一番大事かなと思います。
父が切ったポッサム肉は、見るから美味しそうでした!
脂もふにゃふにゃしてなく弾力があって。
タレが3つ置いてありますが、サンチュで巻いて食べる時によく使う味噌だれ(쌈장・サムジャン)
赤く見えるのが、粉唐辛子入りのアミの塩辛のタレ(새우젓・セウジョッ)
醤油だれは、サラダ用のものでポッサムと関係ないものです。
母は、醤油と酢と梅シロップを同じ比率で入れて作っていましたが、爽やかで美味しかったです。
白菜キムチは、熟成キムチだから酸味がありました。
お店に行くと、ポッサム用のキムチは甘めの大根キムチが出てくることが多いですが、
酸味のある白菜キムチも、美味しい豚肉の脂に合わないわけがないですよね。
豚肉とにんにく入りのキムチは、栄養面でも相性がいいです。
ビタミンBは疲労回復に効果がありますが、豚肉に入っているビタミンBの吸収をにんにくに入っているアリシンが助けるんだそうです。
なのでポッサムやサムギョプサルを食べると、元気が出ます💪
ポッサムの食べ方いろいろ
いただきましゅー。
生マッコリで乾杯しました〜
サンチュに豚肉とあみ(えび)の塩辛のタレとキムチを巻いて食べたり〜
シンプルに、あみの塩辛のタレ(セウジョッ)にゆで豚をつけて食べたり〜
タレはピリ辛塩味ですが、ほんのりエビの香りがします!
キムチを添えてゆで豚を食べたり〜
味噌だれとキムチを添えて、サンチュで巻いて食べたり〜
サンチュで巻いて食べる時のタレは、やっぱり味噌だれ(サムジャン)がいちばん美味しいです。
ゆで豚を全部食べたので、父が追加で切って持ってきました!
お肉がとっても美味しかったです。父の切り方も良かったですね👍️
変化球で酢醤油ドレッシングがかかったサラダと一緒に食べてみてもさっぱりと美味しかったです。
父が作った海鮮スープは、辛くないからスープの出汁ももっと感じられて良かったです。
美味しい具がたっぷり入っていて、おつまみにもなりました!
温もりのある父の手料理、美味しかった晩ごはんの思い出。
私がいる間、父が普段よりたくさん食べられたと言っていたので嬉しかったです。
2ヶ月経たないうちに父が亡くなるとは思いもしませんでした。
でも、この時期に実家に帰って、父と一緒にたくさん食事ができて本当に良かったなと思っています。