ポッサム肉の付け合わせに人気の大根キムチ
ポッサムは、茹で豚にキムチを添えて食べたり、葉野菜に巻いて食べたりする韓国料理です。
柔らかい豚肉とパンチのあるキムチの相性がよく、とても美味しいです。
今回は、ポッサムの付け合わせとして人気の大根キムチのレシピを紹介します。
ちなみに「ポッサムキムチ」といえば、辞書では下記のようなものが出てきますが、北朝鮮のほうの料理ということもあり、あまり馴染みのないキムチです。私は食べたことがないです。
浅漬けにした大根と白菜を切って薬味をまぶし、白菜の葉で包んで漬けたキムチ。食べるときは、テナガダコや、あわび、牡蠣、栗などの具を一緒に楽しむ。
韓国のレシピサイトで検索すると、今回紹介する大根のキムチが出てくることが多いです。
この大根のキムチは、韓国のポッサム屋さんでよく出てきますが、特徴としては、大根が太くて短く、干し大根のように歯ごたえが良いことです。
また、甘めの味付けですが、これが茹でた豚肉とばっちり合います! 熟成キムチではないので、作ってすぐ食べても美味しいです。
では、参考にした韓国教育放送の料理番組レシピ動画と合わせてお届けします。
材料と調味料
- 大根(900g)1本
- 長ねぎ(小ネギ)1/2本
- にら、せり(省略可)1/2袋
- ◯ 塩大さじ1+1/2
- ◯ 砂糖大さじ1
- ◯ 水飴大さじ3
- 小麦粉(もち米)大さじ1
- ◎ 粉唐辛子大さじ5
- ◎ イワシの魚醤大さじ3
- ◎ にんにく(すりおろし)大さじ2
- ◎ ハチミツ大さじ3
- 白ごま適量
- 【◯ 水飴】がなければ、砂糖を大さじ1 ⇒ 大さじ3にします。
- 【◎ ハチミツ】砂糖、梅シロップ、オリゴ糖、水飴でもOK。砂糖なら大さじ1~2に調整します。
- 【イワシの魚醤】韓国でよく使われる魚醤のひとつです(Amazon 楽天)。なければ塩大さじ1/2~1で調整します。魚醤についてはこちらの記事を参考にしてください。
ひと目で分かるレシピ
- 1大根を1cm弱の太さで千切りにします。
- 2大根に調味料◯を加えてよく混ぜ合わせてから1時間置きます(時々上下を裏返します)。軽く洗ってから、水気を切ります。★大根を手で絞ってしっかりと水気を切ることで歯ごたえUP
- 3キムチのり※を作ります。小麦粉大さじ1+水4をよく混ぜてから、電子レンジ(600W)で20秒~30秒程加熱後、よく混ぜ合わせます。とろみが出たらOK
- 4キムチのり+調味料◎をすべて混ぜ合わせ、ヤンニョムを用意します。長ねぎはみじん切り、にら(小ねぎ、せり)は3cmの長さで切り、追加野菜も用意します。
- 5ヤンニョムに大根を加えてまんべんなく和えてから、ネギやにらも加えて和えます。白ごまをかけて完成です。
- ※キムチのりは、ヤンニョムを野菜によく絡ませる+発酵を進ませるために入れます。鍋でかき混ぜながら作ってもOK!
柔らかいポッサムの茹で豚(蒸し豚)のレシピはこちら
参考にした韓国版『きょうの料理』番組
今回は、NHKの『きょうの料理』にあたる位置づけの韓国教育放送の料理番組レシピを参考にして作りました。
ボッサム用の茹で豚(蒸し豚)とキムチのレシピを両方とも紹介していますが、ポッサムキムチのところからスタートします。
紹介したレシピより2/3くらいの大根の量(600g)で作っています。
キムチのヤンニョム(味付け)で違うところは下記2点です。
アミの塩辛 大さじ1/2 追加
ハチミツの代わりに、梅シロップ 大さじ2
アミの塩辛(Amazonで検索)は今回省略しましたが、ある方はぜひ。
追加具として、イカ、梨の千切り、小ねぎ、せり、ナツメ、生の栗を入れて豪華に作っています。イカのコリコリ感とせりの香りが加わったらさらに美味しそうです。
動画の前半で紹介しているポッサム用のお肉はこちらのレシピで紹介していた作り方のように蒸す感じで作っていますが、水2カップ+焼酎1カップをかけて低水分の蒸し方をしています。
後半で試食しているところが出ています。お肉にキムチを乗せて食べたり、柔らかい白菜にお肉とキムチを巻いて食べたり♪
写真付きの詳しい作り方
Step1大根を1cm弱の太さで千切りにします。
ポッサム用の大根キムチは、太くて短いのが特徴です。1cm弱の太さで輪切りにしてから千切りにしました。
Step2大根に調味料◯を加えてよく混ぜ合わせてから1時間置きます。
◯ 塩 大さじ1+1/2
◯ 砂糖 大さじ1
◯ 水飴 大さじ3
水飴がなければ、砂糖を大さじ3くらいにします。
韓国で買ってきた水飴が残っていたので使いました~。
「水飴」を入れると大根の食感がよくなるということで人気ですが、砂糖で作る人もいます。
時々上下を裏返します。
どんどん水が出てきます。
1時間後に、大根がしなやかになっているかチェックします。
もっと大根がしなやかな感じが好みであれば、1時間半くらい漬けても良いと思います。
軽く洗ってから、しっかりと水気を切ります。
大根を手で絞ってしっかりと水気を切ることで歯ごたえがよくなります。
絞る時に、下記のようなこし布を使うとさらに良いです。
Step3キムチのりを作ります。
小麦粉大さじ1+水4をよく混ぜてから、電子レンジ(600W)で20秒~30秒程加熱後、よく混ぜ合わせます。
とろみが出たら、出来上がりです。
料理研究家の方は、40秒と言っていましたが、電子レンジによって微妙に違うので… うちは25秒くらいがちょうど良いです。
普通に鍋でかき混ぜて作っても良いです~。
Step4キムチのり+調味料◎をすべて混ぜ合わせ、ヤンニョムを用意します。
◎ 粉唐辛子 大さじ5
◎ イワシの魚醤 大さじ3
◎ にんにく(すりおろし)大さじ2
◎ ハチミツ 大さじ3
ハチミツの代わりに、梅シロップ、砂糖、オリゴ糖、水飴でもOK。
砂糖なら大さじ3は多すぎるので、大さじ1~2に調整します。
ソウルの実家から持ってきたアカシアの蜂蜜がまだ残っていたので入れました^^
長ねぎはみじん切り、にら(小ねぎ、せり)は3cmの長さで切り、追加野菜も用意します。
しっかり水気を絞った大根、ヤンニョム、追加野菜がそろったので、あとは和えるのみ~。
Step5ヤンニョムに大根を加えてまんべんなく和えます。
ヤンニョムも大根も水気があまりないので、手でしっかり和えます。
まんべんなく和えます。
味見! ぽりぽりと食感と甘辛くて美味しいです~
私は特に追加してないですが、好みの味によって塩や砂糖などで微調整します。
ネギやにらも加えて和えます。
にらの緑が良い感じです。
番組では、小ねぎとセリを入れているので、好みの野菜を入れてくださいね~
白ごまをかけて完成です。
ポッサム ムキムチ(보쌈 무김치)の出来上がりです。ムは大根の意味。
ポッサムのお肉も用意して~
食事開始!
この大根のキムチは、作ってすぐ食べられるから良いですね。
ぽりぽりとした食感と甘めの味付けが、柔らかいお肉と相性が合います。
お肉がさらに美味しくなるキムチ。
この日は、巻いて食べずに、お肉にキムチを添えて食べました。
キムチの味がしっかりしているので、これだけでも十分美味しいです。
匂いに敏感なマシューが下で興味津々の顔をしていました。
残りのキムチは少しずつおかずとして食べて、
最後の残りはもう一度ポッサム!
この日は、蒸したキャベツや、味付け味噌サムジャン、えごまの葉の漬物を用意して本格的に包んで食べました。
ポッサムはいつも美味しいです^^
柔らかい茹で豚(蒸し豚)の作り方は、こちらのレシピをチェックしてください。最近電子レンジで簡単に作っているので、そのレシピも次回に紹介します!