栄養たっぷり、ニンニクの芽の和え物
ニンニクの芽は、日本ではそんなに食べないイメージがありますが、韓国では人気の野菜です。栄養も豊富でニンニクと同じくらいスタミナがつきます。
スーパーに行くと、プルコギの味付けされたお肉ににんにくの芽が一緒に入っている時がありますが、そのようにお肉と一緒に焼いて食べてもいいですし、
醤油で漬物にしたり、コチュジャンで和え物にしたり、色んな食べ方があります。
今回は、コチュジャン和えの簡単レシピをお届けします。ピリ辛の常備菜としで食卓でアクセントになる一品です。
5月末から収穫時期とのことなので今がちょうど旬! ニンニクの芽を見つけたらぜひ作ってみてください。
材料とヤンニョム(大容器1個分)
- ニンニクの芽2袋(写真)
- ◎コチュジャン大さじ1
- ◎粉唐辛子大さじ3
- ◎醤油大さじ2
- ◎砂糖(ハチミツ)大さじ1
- ◎みりん(または水)大さじ2
- ◎ごま油大さじ1
- ◎白ごま適量
- 【コチュジャン】韓国大手食品会社のコチュジャンはこちら(Amazon 楽天)。韓国の調味料についてはこちらの記事を参考にしてください。
- 【粉唐辛子】粉唐辛子によって辛さが違うので、好みの辛さで調整してください。
ひと目で分かるレシピ
- 1ニンニクの芽を5cmくらいに切って洗います。
- 2お湯に塩大さじ1を入れて、15秒くらい茹でます。冷たい水にさらして冷やし、水気を切ります。(生のニンニクの芽を楽しみたい方は、茹でずに)
- 3ボールに調味料◎を入れ混ぜます。ニンニクの芽を加えて和えたら、完成です♪
写真付きの詳しい作り方
1ニンニクの芽を5cmくらいに切って洗います。
両側の汚れているところだけ少し切り捨てます。
2お湯に塩大さじ1を入れて、15秒くらい茹でます。
茹ですぎると食感が悪くなるので短めに茹でてください。
韓国では生のニンニクの芽を茹でずに、そのまま和える人もいます。辛い生ニンニクの芽を楽しみたい方は、この茹でるところはパスしてください~。
冷たい水にさらして冷やし、水気を切ります。
3ボールに調味料◎を入れ混ぜます。
写真は、にんにくの芽1袋で作った時のヤンニョムなので、下記のレシピ調味料の半分を入れています。
◎コチュジャン 大さじ1
◎粉唐辛子 大さじ3
◎醤油 大さじ2
◎砂糖(ハチミツ)大さじ1
◎みりん(または水)大さじ2
◎ごま油 大さじ1
◎白ごま 適量
粉唐辛子によって辛さが違うので、少な目に入れてから調整してください。
ニンニクの芽を加えて和えます。
ニンニクの芽は、お箸やスプーンでも和えやすいです。
ハチミツがあれば、砂糖の代わりに入れてくださいね。
味見をして、塩加減と辛さの加減を調整します。
お酢や、韓国人がよく使う梅シロップ(メシルチョン)を少し入れても美味しいです。
完成です♪
ニンニクの芽自体の辛さと甘みに、甘辛いタレが美味しいです。
夜、炒めた牛バラをこのニンニクの芽のキムチと一緒に食べたら、すごくご飯がすすみました~
そういえば、すき家か松屋かで、牛丼の上に辛いニンニクの芽がトッピングされているメニューを見たことがありますが、このキムチに近いものかなと思います。食べたことはないのですが、見た目が似ているので。
一度軽く茹でることによって、ニンニクの芽の辛さも和らいで、辛いものが苦手な夫も美味しく食べていました。
生で和えたときは、夫は辛くて食べられなかったのですが… 私は美味しくいただきました。
一袋で作ったときの写真。
日持ちするので、作り置きにも向いています。
参考にした韓国のレシピ
韓国の料理バライティーの中で、年配の女優さんが料理を教える人気番組があります。
女優さんのお名前が「キム・スミ 김수미」で、「スミさんの家のおかず 수미네 반찬」という番組です。
今回紹介したレシピは、その番組で紹介されたレシピから少しだけアレンジしたものです。
ニンニクの芽を茹でる派と茹でない派
キムスミさんは、生のニンニクの芽を茹でずに和えています。確かに、韓国で食べる時は生のほうが多かったような気がします。
生だと、もっと強烈なパンチがある味になります。強い胃をお持ちの方は、生を試してみてください^^
でも、韓国人の中でも茹でる人も多い感じです。下記のブログを書いている韓国の方も、茹でています。記事は「スミネ バンチャン 수미네 반찬」レシピを紹介する内容ですが、やっぱり生は苦手と言いながら茹でています。
수미네반찬 마늘쫑 고추장무침 요리레시피, 초간단이야 (Naver Blog)
上記のブログタイトルを見ると、「마늘쫑 고추장무침」と書いてありますよね。これが今回の料理名です…!
料理名は「マヌルチョン ムチム 마늘종 무침」
ニンニクの芽を韓国語で「マヌルチョン」と言います。ハングルでは「마늘종」が正しいですが、「마늘쫑」と書いたり発音する人が多いです(最後の文字が微妙に違います^^)。
「和える」の意味の「ムチム 무침」は、違う料理でもよく出る表現なので、覚えている方もいるかもしれませんね!
今回の料理名は、この二つをあわせて
マヌルチョン ムチム 마늘종 무침
もっと細かく言ったら「マヌルチョン コチュジャン ムチム 마늘종 고추장 무침」とも言います。
でも、ニンニクの芽を和える時は、だいたいコチュジャンを使うので、特にコチュジャンをつけなくても良いです。
ニンニクの芽について気になったこと
初めてニンニクの芽のレシピを書いたので、気になっていたことを調べてみました。
なぜ中国産が多いのか?
日本では、東北地方がにんにくの産地として有名ですが、寒冷地のにんにくは芽が育つ前に球の収穫期を迎えるため、芽摘みを行う必要がほとんどありません。
そのため、日本でにんにくの芽が収穫されるのは、青森県の一部の地域か温暖な四国・九州の地域にほぼ限定されます。
上記ページを見て、いろいろニンニクの芽に関する疑問が解けました。日本で流通しているニンニクの芽の約99%は中国産だそうです!
また、私たちが食べているニンニクの芽は実は、「芽」の部分ではなくて、花をつけるために伸ばす「花茎(かけい)」と呼ばれる部分とのこと~。
ニンニクの芽って日本の普通のスーパーに行くと、おいてなかったり、高かったりするので、業務スーパーでよく買っています。中国産ですが、安いしいつも置いてあるので助かります。農薬を気にする方もいるかもしれませんが、一度茹でるから大丈夫かなと思ったり^^
栄養について
成分の構成は生にんにくとほぼ同等で、ビタミンB1の吸収を助け疲労回復などに効果があるアリシンの元の成分「アリイン」が含まれていて、「ビタミンC」「カルシウム」などは、生にんにくよりも多く含まれているそうです。
ニンニクの芽は醤油漬けも人気なので、今度作ってみたいなと思っています。
では、甘辛いマヌルチョンムチム、ぜひ作ってみてください。