唐辛子の長期保存方法
韓国料理には、唐辛子がよく使われます。
粉唐辛子もよく使われますが、生の唐辛子もほぼ同じくらい使われています。乾燥唐辛子では味わえないフレッシュな辛さが楽しめますよね。
たくさん使うだけあって、旬の時に新鮮なものを安く購入して長期保存する人が多いです。
韓国発信の情報と合わせて、様々な保存方法とレシピについて詳しく紹介します。すべて調味料として活用できます!
- 【基本】丸ごと or 切って冷蔵冷凍保存
- 【簡単】醤油漬け、砂糖漬け、乾燥保存
- 【半乾燥保存】料理に使う時に形が綺麗
- 【唐辛子シロップ】オリゴ糖入りも人気(コチュチョン)
- 写真付きの詳しい作り方+Blog
丸ごと or 切って冷蔵冷凍保存
唐辛子やししとうは、ヘタと種から悪くなります。
スーパーで買ってきたものをそのまま冷蔵保存すると、1〜2週間もちますが、保存期間を伸ばす方法を紹介します。
まず、まるごと綺麗に洗ってから、しっかり水気を切ります。
しばらくそのまま置いたり、キッチンペーパーなどで拭き取ったりして、水気が全くないようにします。
それから、写真のように、ヘタを手で取ります。
ヘタを取る時に穴ができてしまうことがあるので、洗ってからヘタを取るのが人が多いです。
ここまでは、醤油漬けなどにする時も同じです。
そのまま、丸ごと保存
青唐辛子を丸ごと、保存容器やフリーザーバッグに入れて保存する際に、キッチンペーパーを敷くのが良いです。
冷蔵・冷凍の際に出来た水分が吸収され、鮮度が長持ちします。
丸ごと、または切って保存する方法について、下記の韓国人主婦の動画が分かりやすいので、合わせてチェックしてください。
こちらの方のように、赤唐辛子も混ぜて保存すると、料理の色味もよくなるから良いです!
輪切りにして保存
みじん切りでも良いですが、輪切りのほうが見た目が良いです。
軽く振って種を少し落としてから、保存容器やフリーザーバッグに入れます。鮮度が落ちると、種が黒くなっていきますし、料理に種をたくさん入れなくてもいいので、そうする人が多いです。
ちなみに、唐辛子の中で一番辛いところは、種ではなく、種がついている白いワタ(胎座)だそうです。辛いもの好きの方は、ワタのところを種と一緒に落とさないようにしましょう〜。
保存期間
冷蔵では3週間くらい、冷凍では1年が目安です。
冷凍保存で1年だといっても、なるべく鮮度が良いうちに使ったほうがいいですね。
写真は、冷蔵保存して3週間くらい。種が少し茶色くなっていますが、まだ使える状態です。
いろんな料理に具や調味料として
ピザを作る時に、ピーマンの代わりにのせたりしました〜
辛い種類の青唐辛子であれば、チゲやチヂミに少し入れると、ピリッと美味しいです。粉唐辛子のように調味料的な役割を果たしてくれます。
【簡単】醤油漬け、砂糖漬け、乾燥保存
醤油漬け、砂糖漬け、乾燥保存すると、生よりさらに日持ちします。
下記の動画では、醤油漬け、砂糖漬け、乾燥保存する方法がすべて紹介されています。
3つのレシピが簡単シンプル! 調味料としても活用しやすいです。
■基本の準備
洗ってから水気がないようにする。ヘタを取る。
※辛い唐辛子は、ポリ手袋、マスク、サングラス(ゴーグル)を着用してから切る
■醤油漬け
輪切りにして、醤油2カップ+みりん1カップで作ったタレで漬け込む。
■砂糖漬け
輪切りにして、砂糖で和える。1日置いて水気が出てきたら、冷蔵保存。
■乾燥保存
縦半分に切って、食品乾燥機に入れて完全に乾燥させる。
ミキサーにかけて粉にする。
醤油漬けは、醤油を入れる料理に調味料として使えます。ご飯にかけてごま油を垂らして食べても美味しいとのことでしたが、試してみたら美味しかったです♪
砂糖漬けは、砂糖を入れる料理に使えるから便利です。これも結構人気なので、下記で詳しく紹介しました。
乾燥保存は、食品乾燥機さえあれば、とても簡単ですね。
検索してみたら、1万円で良さそうなものがあったので買いたくなりましたが、キッチンに置くところがなくて…
【醤油漬け】醤油とみりんの割合は、2:1
一番簡単な醤油漬けを作りました。
醤油とみりんを2:1に入れて出来上がり!
醤油漬け、砂糖漬けにする際には、辛い種類の唐辛子で作ったほうがタレにも辛みが移りやすくて美味しい調味料になります。辛いものが苦手な方は、少し混ぜて作るのも良いですね。
韓国料理も日本料理も醤油が入る料理が多いから、使いみちがとっても多いです。
青唐辛子の醤油漬けを入れて作ったタッポックムタン(タットリタン)です。
こちらは、下記で紹介した醤油漬けですが、
■青唐辛子の醤油漬け(酢漬け)のレシピ。韓国のおかず♪コチュチャンアチ
ニンニク、酢、砂糖入りなので、そのまま食べても美味しいです。
おかずや、タレとして活用したい方におすすめです!
【半乾燥保存】料理に使う時に形が綺麗
以前、青唐辛子を丸ごとラップで巻いて冷凍保存してみたら、自然解凍した際に、水分で青唐辛子の形がふにゃふにゃになったことがあります。
軽く乾燥させると、そのような問題が起きないらしいです。
半日乾かすことで、長期保存時にも食感が悪くならず、風味も生に近く美味しいとのことですが、詳しくは下記の動画をチェックしてください。
■作り方の要約
洗って乾かす。ヘタを取る。
切り方は用途によって2つに。斜めの輪切りはチゲなどスープ用で、縦で切って2等分にしたものは炒め(ポックム)料理用。
日向で半日〜1日置いて少し乾燥させる
容器に入れて冷凍保存
乾燥させることで、日持ちもするし、ボリュームも減るので保存スペーズの節約にもいいですね。
天気の良い日に、ベランダや庭で半日乾かすだけなので、そんなに負担にならないし、今度やってみたいと思います。
動画の方が、こちらのレシピで紹介した「ミョムチポックム(じゃこ炒め)」でも使えるという話をしていました〜。
【唐辛子シロップ】オリゴ糖入りも人気
下記動画の赤文字でコチュチョン(고추청)と書いてありますが、韓国のレシピを見ていると、調味料に自家製のコチュチョンが書いてあるのを時々見かけます。
コチュ(고추)が唐辛子で、チョン(청)はハチミツや砂糖など甘い調味料で漬けるシロップの意味があります。
シンプルに1:1で砂糖漬けにしても良いですが、オリゴ糖入りの下記レシピも人気でした。
■材料
辛い青唐辛子250g、赤唐辛子250g
砂糖 250ml、オリゴ糖 300ml
酢入り水に20分間青唐辛子を入れて殺菌消毒
天日塩 大さじ1〜2(上にかける)
彩りよく、青唐辛子と赤唐辛子を半分ずつ!
オリゴ糖は、砂糖より甘くないので、少し多めに。1時間置いて水分が出てきたら、瓶に詰めます。
仕上げに、カビ防止のため、上に塩をかけています。
ちなみに、韓国で調味料としてよく使う梅シロップはメシルチョン(매실청)。コチュチョンと同じく、チョンで終わります。
砂糖を使うより、コチュチョンやメシルチョンを使うほうが、風味も加わってその分たくさん入れなくなるからヘルシーで良いですね。
写真付きの詳しい作り方+Blog
先月の休みの日に、川越に行きました。
マシューとの思い出のある、ましゅましゅ農家カフェにも寄って、
千円のましゅましゅカフェごはんを食べたり、スーパー銭湯に行ったり♪
帰り道に、農産物直売所に寄りましたが、新鮮そうな青唐辛子が売っていたのでたくさん買ってきました。
その川越生まれの青唐辛子。
1〜2週間冷蔵保存しましたが、鮮度が落ちてきたので、もっと悪くなる前にどうにかしないとと思って!(購入してすぐやったほうが良かったですが^^;)
綺麗に洗って、キッチンペーパーで水気を拭き取り、ヘタを手で取って、、
包丁で輪切りに!
しばらく冷蔵保存したものだから、種が茶色く変わっているところがありました。
茶色くなった種を食べても死なないですが、鮮度は落ちているので、振ってなるべく取り除きました。
左は、味付けせずそのまま保存。
右は、醤油漬けに。
醤油とみりんの割合は、2:1
ひたひたになるくらいに調整して完成!
漬け込んでから、すぐ冷蔵保存しました。
砂糖漬けのように、しばらく置いてから冷蔵保存でも良いと思います。
翌日、青唐辛子にタレが少し染み込んでいる感じでした。
タレのほうは、ほんのり青唐辛子の味がしました。
お昼ごはんのおかずは、餃子だったので、
お酢を入れて、餃子のタレとして使うことに。
ご飯は、ダイエット用のおかゆ沼。
お酢を入れる前に、お粥にのせて食べてみましたが、醤油とみりんだけなので、そのままではあまり美味しくなかったです。
動画の韓国人主婦が言ってたように、ごま油を少し垂らしてみたら美味しい♪
お酢入りは、餃子のタレとして良かったです。
チヂミ(レシピ)のタレを作る時にも活用できますね!
これは、輪切りにした日の写真。
2週間近く冷蔵保存したものだから、種が少し茶色でしたが、
それから一週間冷蔵保存したら、もう少し茶色になっていました。
でも、青い本体も新鮮な感じで、あまり悪くなってなかったです。
この日は、ピザを食べようと思ったら、ピーマンがなくて〜
同じ色だし、同じ色だし、青唐辛子にしよう!
味も見た目も、全然違和感なく。
ほんのりピリッと美味しかったです。
辛いものが苦手な夫も文句を言わない辛さ… 私はタバスコをかけて食べました♪
一方、醤油漬けのほうは、タッポックムタンに活用。
熱を通すと、辛みが和らぐので、最後に味を整えるタイミングに入れました。
それでも、辛さがちょっと物足りなかったですが、美味しかったです!
今度はもっと辛い青唐辛子で醤油漬けをしようと思いました^^
秋になり、青唐辛子は旬が終わる頃ですが、
見つけたらぜひ逮捕して醤油漬けやコチュチョンにしましょう♪