衣がサクッと美味しい酢豚
美味しそうなロース肉があったので、酢豚タンスユク(탕수육)を作りました。
人気の韓国中華のひとつで、以前揚げない簡単レシピを紹介しましたが、今回はしっかりとした衣をつけて揚げました。
韓国の酢豚タンスユクは、タレを絡めずに別途出てくるのが特徴です。
上記はかけた写真ですが、かけずに、そのタレにお肉をつけて食べる人も多いです。
なので、サクッとした衣の酢豚が人気です!
今回は、韓国で中国料理のシェフとして人気No.1のプロ料理人のレシピを参考に作りました。
衣の作り方など、美味しい酢豚のレシピを紹介した番組放送映像と合わせてお届けします。
サクサク食感の揚げ物が好きな方は、日本の酢豚のアレンジとしてぜひ活用していただきたいです。
材料と調味料(2~3人前)
- ■お肉・下味と衣
- 豚肉(とんかつ用・厚切りロース)350g
- ◯ 酒大さじ1
- ◯ 塩コショウ少々
- ◯ おろしにんにく(しょうが汁)大さじ1/2
- ☆ 片栗粉150ml
- ☆ サラダ油大さじ2
- ☆ 卵(省略、白身だけでもOK)小1個
- ■タレ(タンスユクソース)の具材と調味料
- 玉ねぎ1/2個
- 人参1/2個
- りんご(省略可)1/2個
- ◎ 醤油大さじ4
- ◎ 砂糖大さじ4
- ◎ お酢大さじ6
- ◎ 水300ml
- 水溶き片栗粉大さじ2
- 【タレの具材】フルーツカクテル缶(Amazon)やパイナップル、キュウリ、きくらげも人気です。
- 【タレの調味料◎】お好みでケチャップや、オイスターソース、レモン汁、生姜汁など、少し追加しても美味しいです。
ひと目で分かるレシピ
- 1衣用の☆片栗粉 150mlに水を加えてよく混ぜます。1~4時間そのまま置きます(時間がなければ、片栗粉の1/2~2/3の水を混ぜて使う)
- 2豚肉を1.5cm幅に細長く切り、調味料◯で下味をつけます。
- 3玉ねぎ・人参を薄切りにします。りんごは細かく切ります。
- 41で出来た水は捨て、沈んだ片栗粉をボウルに入れます。☆サラダ油と卵(省略可)を加えてよく混ぜ合わせて衣を作ります。
- 5揚げ油を170~180℃に熱し、衣をつけた豚肉を揚げます。2度揚げするとさらにカラッとした出来上がりになります。
- 6タレを作ります。鍋に切った野菜と調味料◎をすべて入れ、煮込みます。野菜に火が通ったら、水溶き片栗粉を少しずつ加え、とろみをつけます。
- ・サクッと美味しいお肉にタレをつけて(かけて)お召し上がりください。
水を混ぜておいた片栗粉は、沈んだものだけ使います。
それにサラダ油と卵を入れて混ぜ合わせれば衣の完成です。シェフのレシピでは、卵は少量入れているので、省略するか、白身だけを入れても良いです!
サラダ油でカラッとした食感に
衣に入れたサラダ油は揚げるときに出るので、たっぷり入れても体に悪くないとのことです。
また、この油が出る過程で衣に空気が入るので、サクッとした食感になるのだそうです。
韓国式酢豚、人気No1レシピ
中国料理の料理人として著名なイ・ヨンボク(이연복)シェフのレシピを参考にしました。
韓国のサイトで中国料理のレシピを検索すると、この方のレシピがよく出てきます。今は中国料理のレストランのオーナーシェフですが、台湾大使館の料理人として勤めた経歴もあります。
テレビ番組で紹介した作り方
イ・ヨンボクさんがテレビの番組で韓国の酢豚タンスユクの作り方を紹介した放送分2つを紹介します。
下記は『현지에서먹힐까? 本場で通用する?』というバライティー料理番組ですが、中国現地で中国料理屋さんを開く内容です。衣を作るところから始まります~。
★でん粉(전분 ジョンブン)は、「片栗粉」だけではなく、
サツマイモのでん粉:じゃがいものでん粉(片栗粉):とうもろこしのでん粉(コーンスターチ)を7:2:1の割合でブレンドして作っています。
衣は、チーズフォンデュのような感じになるとちょうど良いらしいです! 映像を見ると分かりやすいと思います。
この衣は、酢豚以外の揚げ物にも使える万能衣とのこと♪
下記は、イ・ヨンボク(이연복)さんのお家でタンスユクを作る番組内容ですが、上記の動画よりコンパクトな内容になっています。
映画「パラサイト」に出てくる家ほどではないですが、良いお家に住んでますね^^
この方を見ていると、なんとなく日本の料理研究家の栗原はるみさんが思い浮かびます。ほっぺのところが似ているんですかね…
真似して作った韓国人のレシピも参考になる
イ・ヨンボクシェフのレシピを分かりやすく、作りやすくまとめたこちらのレシピ動画も結構参考になりました。
ちなみに、チャンネル名が「만기의레시피 マンギのレシピ」になっていますが、韓国の人気レシピサイト「만개의레시피 マンゲ(万個)のレシピ」のパクリみたいな感じで面白かったです。アイコンも寄せています。
映像の最初にタレが映っているんですが、韓国のタレは、こんな感じで野菜少なめで、強くとろみをつけてない感じが多いですね。本当にタレ感覚です。私はいつも野菜多めで作っちゃいますが…
탕수육소스만들기,이연복탕수육만들기면충분해(韓国Naver Blog)
↑「이연복탕수육 イ・ヨンボク タンスユク」のレシピで作った韓国のブログ記事も多かったので、いくつか参考にしました。
★揚げないタンスユクはこちらのレシピで以前紹介しましたが、簡単でわりとヘルシーなので興味のある方はぜひ^^
写真付きの詳しい作り方+ブログ
Step1衣用の☆片栗粉 150mlに水を加えてよく混ぜます。
1~4時間そのまま置きます。
時間がなければ、片栗粉の2/3の水を混ぜて使いますが、卵を入れるんだったら、もっと少なめで良いと思います。
Step2豚肉を1.5cm幅に細長く切ります。
下でマシューがぼおっとしていました。
調味料◯で下味をつけます。
◯ 酒 大さじ1
◯ 塩コショウ 少々
◯ おろしにんにく(しょうが汁)大さじ1/2
新鮮なお肉だったので、にんにく(生姜)を省略しましたが、やっぱり下味に少し入れたほうが美味しいなと思いました。
Step3玉ねぎ・人参を薄切りにします。りんごは細かく切ります。
ソースに、フルーツカクテル缶やパイナップルを入れる人が多いですが、りんごがあったので代わりに~。
切ったりんごをマシューにおすそ分けしたら、目がちょっとバッチリとなりました。
Step41で出来た水は捨て、沈んだ片栗粉をボウルに入れます。☆サラダ油と卵を加えてよく混ぜ合わせて衣を作ります。
このくらいの衣の量でしたら、卵は省略したほうが良いかもしれません。シェフはたくさんの片栗粉に対して卵をちょろっと入れていたので…
サラダ油ですが、番組では正確な軽量情報がなかったので、他の韓国人レシピを参考に大さじ2くらい入れましたが、もっとたっぷり入れても良いかなと思います。
揚げるときにサラダ油は出るらしいですし!
沈んだ片栗粉は最初、石みたいに固いですが、混ぜたら柔らかくなります。
Step5揚げ油を170~180℃に熱し、衣をつけた豚肉を揚げます。
油たっぷりでちゃんと揚げたほうが良いですけど…
油をたくさん使いたくなかったので、お肉が半分くらい浸かるくらいの油で揚げました。でもこれでも結構良い感じに。
一個食べてみたら、衣がサクサクで美味しい!
2度揚げするとさらにカラッとした出来上がりになります。
最初揚げたときに、火を通したお肉から水分が出て衣が濡れてしまうので、2度揚げで衣の水分を飛ばし、カラッとなります。
映像でも出ていましたが、揚げている途中にちょっと取り出して戻してを繰り返しても水分が抜けてカラッと仕上がります。
1度揚げでもわりとカラッと仕上がったし、早く食べたかったので… 結局2度揚げは省略したんですけど^^;(シェフのレシピはもちろん2度揚げです)
Step6タレを作ります。鍋に切った野菜と調味料◎をすべて入れ、煮込みます。
◎ 醤油 大さじ4
◎ 砂糖 大さじ4
◎ お酢 大さじ6
◎ 水 300ml
韓国のタンスユクソースってシロップみたいな感じなので、砂糖はもっと多めに大さじ6くらい入れる人もいましたが、りんごも入れたし、このくらいに。
最近の流行りはケチャップ抜きらしいですね~。
野菜に火が通ったら、水溶き片栗粉を少しずつ加え、とろみをつけます。
揚げている間にずっと煮込ませていましたが、
野菜に火が通るくらいに煮込んで野菜の色味を残したほうが綺麗は綺麗ですね。
りんご入りのタンスユクソースの出来上がり♪
完成したタレを食卓に。
お肉もお皿に盛って、
あとは、食べるのみです^^
お肉にタレをつけて食べてもいいですし、
お肉のほうにタレをかけて食べても良いですが、
お皿の真ん中に穴を掘って(?)タレを収納してみました。
最後まで衣のサクサク感を感じながら食べました^^
りんご入りのソースも美味しかったです。
作るのに少し時間がかかりましたが、食べ終わるのは、あっという間でした^^;
タンスユクの簡単レシピで紹介した韓国のレシピ動画でも衣に「サラダ油」が入っていましたが、片栗粉ではなく「天ぷら粉 튀김가루」に混ぜる作り方でした。どっちがもっとサクッと仕上がりますかね。この作り方も今度試してみたいです。
酢豚のような揚げ物には、消化に良い大根の水キムチがよく合います。水キムチはこちらのレシピで紹介しましたが、今週末は白菜も入れて作ろうと思っています!