韓国式酢豚を手軽に
中華料理は韓国でもすごく人気です。出前でもよく頼んで食べます。
人気なだけに、韓国人の口に合うように本場の味と食べ方から変わってきたところがありますが、酢豚も中国や日本で食べるのとかなり違います。
酢豚のことを、韓国語ではタンスユク(탕수육 糖水肉)と言います。
韓国の中華屋さんでタンスユクを頼むと、写真のように揚げたお肉と野菜入りのタレが別々で出てきます。別々で出てくる理由は、お肉の衣のサクサク感を残すためです。
この甘酸っぱいタレが美味しいですが、熱々のタレにお肉をつけて食べる人も、タレをいっきにお肉にかけてしまう人もいます。
では、韓国の人気レシピからアレンジした簡単レシピを紹介します。お肉は揚げずにフライパンで焼いて作りました。野菜をたっぷり入れてタレを作りましたが、お店では半分以下の量が入っているので、好みで調整してくださいね。
揚げてお店にもっと近い感じで作りたい方は、載せた韓国のレシピ動画を参考に作ってみてください。
材料と調味料(2~3人前)
- 豚肉(とんかつ用・厚切りロース)300g
- 玉ねぎ1/2個
- 人参1/2個
- キュウリ1個
- ◯ 酒大さじ1
- ◯ 塩コショウ少々
- ◯ おろしにんにく大さじ1/2
- 片栗粉適量
- ◎ 醤油大さじ3
- ◎ 砂糖(ハチミツ)大さじ3
- ◎ お酢大さじ3+1/2
- ◎ ケチャップ大さじ1
- ◎ オイスタソース(省略可)大さじ1/3
- ◎ おろし生姜大さじ1/4
- ◎ 水(1カップ)200ml
- 水溶き片栗粉大さじ1+1/2
- 【タレにオススメ】フルーツカクテル(Amazon)やパイナップルを追加すると美味しいです。
ひと目で分かるレシピ
- 1豚肉を1.5cm幅に細長く切り、調味料◯を入れて下味をつけます。
- 2玉ねぎ・人参・キュウリを薄切りにします。
- 3豚肉に片栗粉をまぶします。
- 4熱したフライパンにサラダ油を入れ、豚肉の表面がカラッとなるように中火で焼きます。お皿に盛ります。
- 5タレを作ります。フライパンに切った野菜をすべて入れ、軽く炒めます。
- 6調味料◎を加えて中火で煮込みます。野菜に火が通ったら、水溶き片栗粉を加え、とろみをつけて完成です。
参考になる韓国の人気レシピ
最初、下記の韓国人のBlogのレシピを見て、美味しそうだなと思って作ってみました。
맛남의 광장 백종원 마늘 탕수육 만들기(Naver Blog)
タイトルには「백종원 마늘 탕수육 ペク・ジョンウォン ニンニク酢豚」と書いてありますが、ある番組で料理研究家ペク・ジョンウォンさんが紹介した内容をもとに作ったレシピです。
こちらのレシピから、タレの調味料を好みで調整し、焼いたりと簡単な作り方でアレンジしました。
衣を厚目にして揚げる作り方の場合
厚目の衣にして、カリッと揚げたい場合は、「天ぷら粉+水+サラダ油少し」で衣を作ります。この場合は、下味に入れるニンニクもたっぷり入れたほうが美味しいと思います。
詳しくは、ペク・ジョンウォンさんの公式YouTubeチャンネルでもレシピがあったので、こちらも合わせて参考にしてください。日本語字幕もあります~。
「마늘탕수육 マヌル タンスユク」と書いてありますが、マヌル(마늘)はニンニクの意味です。
写真付きの詳しい作り方
Step1豚肉を1.5cm幅に細長く切ります。
タンスユクは、細長い形が多いですが、一口サイズでも良いです。
調味料◯を入れて下味をつけます。
◯ 酒 大さじ1
◯ 塩 コショウ少々
◯ おろしにんにく 大さじ1/2
衣を薄めにするので、ニンニクをこのくらい入れましたが、厚目の衣であれば、動画のように生のニンニクを使ってもっとたっぷり入れましょう~。
Step2玉ねぎ・人参・キュウリを薄切りにします。
Step3豚肉に片栗粉をまぶします。
片栗粉は、隙間のないようにたっぷりと。
Step4熱したフライパンにサラダ油を入れ、豚肉の表面がカラッとなるように中火で焼きます。
フライパンでも、わりとカリッと焼けます。
お皿に盛ります。お肉の完成~。
Step5タレを作ります。フライパンに切った野菜をすべて入れ、軽く炒めます。
フライパンに残っている油を使って炒めます。
Step6調味料◎を加えて中火で煮込みます。
◎ 醤油 大さじ3
◎ 砂糖(ハチミツ)大さじ3
◎ お酢 大さじ3+1/2
◎ ケチャップ 大さじ1
◎ オイスタソース(省略可)大さじ1/3
◎ おろし生姜 大さじ1/4
◎ 水(1カップ)200ml
入る調味料は日本の酢豚とそれほど変わらない感じです。私はこれで良かったのですが、甘みが足りなければペク・ジョンウォンさんのレシピどおりに砂糖をもっと追加してください。
野菜に火が通ったら、水溶き片栗粉を加え、とろみをつけます。
片栗粉と水各大さじ1+1/2混ぜたものを入れました。
小さいフライパンのまま食卓に持っていきたくて、途中で移しました~。
タレの完成です。
たっぷり入れた野菜からも出汁が出ています。
甘い玉ねぎも美味しいし、キュウリもタレを吸い込んで良い味です。
待機したお肉と並べたら、
韓国式の酢豚、タンスユクの完成です^^
甘酸っぱいタレと野菜は、お肉をさらに美味しくしてくれます。
タレを作っている間、お肉は少し冷めてしまいますが、タレが熱いからそんなに気にならないです。
両方熱々で食べたい方は、同時に作らないといけませんが、タレの野菜は炒めず煮るだけで作っても大丈夫です。
お肉は豚肉の代わりに鶏肉で作っても美味しかったです!
チェジュ島の旅行中に食べたタンスユク。この店のお肉は細長い形ではなかったです。