蓮根のチヂミ
秋が深まり、れんこんをスーパーでよく見かけるようになりました。
天ぷらでも美味しいですが、チヂミにしても美味しいです。フライパンで作れるから楽〜♪
時短にもなるので、私は刻んで大きいサイズのチヂミにするのが好きです。
輪切りで切って作るチヂミ(ジョン)もあります。
写真のような華やな三色チヂミや、豚肉入りのアレンジも韓国レシピと合わせて紹介します。
まず、簡単レシピから!
簡単レシピ
蓮根を荒くみじん切りにして、フライパンいっぱいに大きいチヂミを作ります。
薄いほうが美味しいので、多ければ2枚に分けてくださいね。
材料と調味料(1〜2枚分)
- れんこん(写真)4節
- サラダ油適量
- ◎ 小麦粉(チヂミ粉ok)大さじ5
- ◎ 米粉(片栗粉ok)大さじ3
- ◎ 卵1個
- ◎ 塩小さじ1/2
- ◎ 水大さじ2〜3
- 【◎ 生地】米粉または片栗粉を追加するとカリッと仕上がりやすいですが、小麦粉またはチヂミ粉だけで作っても良いです。卵を省略して、水を少し多めに調整しても美味しいです。
- 【追加しても美味しい野菜】長ねぎ、玉ねぎ、人参、青唐辛子、にら
ひと目で分かるレシピ
- 1れんこんの皮を剥き、荒くみじん切りにします。(千切り用スライサーでおろしてから、残りをみじん切りにしてもok)
- 2ボウルにれんこん+生地◎を入れ、よく混ぜ合わせます。
- 3熱したフライパンにサラダ油 大さじ2〜3をひき、2を薄めに広げます。強めの中火で焼き、まんべんなく焼き目が付くように、フライ返しで時々押します。下の全体がカリカリと固まってきたら、返します。
- 4油が足りなくなったら少し追加し、まんべんなく油がつくようにフライパンを回します。両面焼き目がついたら完成です。
- 【※1】蓮根の穴部分が少し黒かったり汚れている場合は、輪切りにしてお酢入り水にしばらくつけておきます。
生地は少なめがおすすめです。小麦粉や米粉の量はまぶして、全体につくくらい。
それから卵と水を加えて濃度を調整すると、生地の量を調整しやすいです。
この日は卵抜きで水だけで濃度を調整しました。卵は必須ではないです。
生地が少ないと、裏返すときに折れたりバラバラになりやすいですが、蓮根の味が濃くて美味しいです〜。
大きめにみじん切りにすると、蓮根の食感も楽しめます♪
生地の量を少し増やして作った日。カリッともちっと美味しいです。
ご飯の代わりにも、おつまみにも良いです!
蓮根チヂミに、長ねぎを追加して作りました。
甘い玉ねぎと人参、ピリ辛い青唐辛子、香りの良いニラを入れても美味しいです♪
チヂミのタレ(ヤンニョムジャン)は、青唐辛子の醤油漬け(レシピ)に、スライス玉ねぎ・お酢・砂糖・粉唐辛子を追加してたっぷり作りました。
下記でも本格ヤンニョムジャンレシピを紹介したので参考にしてください。
簡単に、酢醤油かポン酢でもOK! でも、ヤンニョムジャンがあると、普通のチヂミが美味しいチヂミに変わったりするので^^
チヂミのレシピの中で、下記のじゃがいも入りニラチヂミが好評だったのでぜひ試してみてください。
■にらのチヂミ!韓国の人気レシピ+本場お店の作り方。カリッと野菜たっぷり
では、詳しいレシピ+Blogの前に、韓国のレシピを紹介します。
韓国人の作り方3選
れんこんチヂミを韓国語では「연근전・ヨングンジョン」と言います。ヨングン(연근)は蓮根、ジョン(전)はチヂミの意味があります。
ヨングンジョンの韓国人気レシピを紹介します。
下記3つはそれぞれ違うスタイルの作り方です。レシピの要約を書いたので、動画と合わせてチェックしてください。
すりおろしで!蓮根チヂミ
韓国版『きょうの料理』のレシピ番組で放送された内容です。
8年前の映像で結構古いですが、人気料理研究家のレシピです。
下記は番組後半のレシピ要約+試食の放送内容です。2つのレシピを紹介していますが、蓮根チヂミから始まるように設定しました。
■レシピ
1)蓮根をすりおろす
2)みじん切りの青唐辛子、赤唐辛子、玉ねぎ、塩、小麦粉を入れて混ぜ合わせる
3)サラダ油をひいて、一口大のチヂミをのせて両面を焼いて完成
※醤油、お酢、水、砂糖で作った酢醤油につけて食べる
私は蓮根の食感が残るようにみじん切りにしましたが、こちらではすりおろしにしています。
唐辛子と玉ねぎ入りで食感、甘み、ピリ辛を足す感じです。
栗入りの牛肉包みも美味しそうです〜
キム・ハジンという人気料理研究家ですが、下記の大根ナムルレシピでも紹介したことがあります。
華やか!三色れんこんチヂミ
韓国語で蓮根チヂミを検索した時に、下記のレシピがすぐ目に入りました。
人気の韓国人主婦のレシピチャンネルで紹介されたレシピですが、とっても綺麗ですよね!
少し手間がかかりますが、作り方はそんなに難しくないです。
■レシピ
1)蓮根を輪切りにして水にさらす
2)沸かしたお湯に塩大さじ1を入れて、蓮根を5分間下茹でをしてから冷ます
3)チヂミ粉大さじ3+三色の汁大さじ5を混ぜ合わせて生地を作る☆
4)蓮根に片栗粉をまぶしてから、☆生地をつけて焼く。両面焼けたら、完成!
■三色の出し方(下記の汁を使う)
黄色:クチナシの実を割って水に漬けておく
赤色:ビート(+水少し)をミキサーにかけてから、絞る
緑色:にら(+水少し)をミキサーにかけてから、絞る ※ほうれん草でもOK
焼く時間が長いと、綺麗に仕上がらないので、下茹でをしています。生地の濃度を薄めにするのも綺麗に仕上がるポイントになります。
くちなしの実は、沢庵にもよく入っているものですよね。水につけるだけなので一番簡単です。
レシピのコメントを見たら、高級な韓定食屋さんのバンチャン(=おかず)として、三色ヨングンジョンが出てきたそうです。
そして、醤油色に輝く下記の蓮根バンチャンがいちばん定番です!
豚肉入りのタネで、さらに美味しく
下記のレシピも人気でした。
お肉入りのタネをつけるから、味が豊かになりますね。
■レシピ
1)輪切りにした蓮根を塩水(水1.5L+塩1/3T)にさらす。キッチンペーパーで水気をふく。
2)玉ねぎ、人参、辛い青唐辛子、長ねぎをみじん切りにする
3)豚ひき肉+みじんぎりにした野菜+◎タネの調味料をよく混ぜ合わせてタネを作る
4)蓮根にタネをつけてから、チヂミ粉(小麦粉)をまぶす
5)溶き卵をつけてから、弱火〜中火で焼いて完成
◎タネの調味料
醤油1/2T、塩1/3t、みじん切りのにんにく2/3T、みじん切りの生姜1/2t、ごま油1/2t、コショウ少し
※T=大さじ、t=小さじ
牛肉&豚肉チヂミレシピでも紹介しましたが、粉をまぶした後、溶き卵をつける作り方は、韓国のジョン(小さいチヂミ)の基本と言える作り方です。
ジョンは、お正月や秋夕(お盆)のような節分の時によく作ります。お墓参りの時にも持って行って、お酒と一緒にお供えすることも多いです^^
写真付きの詳しい作り方+Blog
1れんこんの皮を剥き、荒くみじん切りにします。
半分は、穴のところが少し黒くなっていたので、輪切りにしてお酢(大さじ1)入りの水に少しつけておきました。
水にさらしても白くはならないですが、少し黒くても、体に悪くないらしいです。
千切り用スライサーでおろしてから、残りをみじん切りにしてもok
全部、包丁で刻んでも良いですが、時間短縮になるので、スライサーも使うことが多いです。
この日は、みじん切りが細かいほうでしたが、食感が残るように、もっと大きめがおすすめです〜。
2ボウルにれんこん+生地◎を入れ、よく混ぜ合わせます。
◎ 小麦粉(チヂミ粉ok)大さじ5
◎ 米粉(片栗粉ok)大さじ3
◎ 卵 1個
◎ 塩 小さじ1/2
◎ 水 大さじ2〜3
小麦粉だけ、または、チヂミ粉だけでも良いです。
水は最後に入れて濃度を調整します。
卵は、お好みで♪
水を少しずつ入れて混ぜます。
3熱したフライパンにサラダ油 大さじ2〜3をひき、2を薄めに広げます。
強めの中火で焼き、まんべんなく焼き目が付くように、フライ返しで時々押します。
チヂミって、ごま油で焼くものだと思われている方が多いようですが、韓国人はサラダ油で焼きます〜。えごま油かごま油を少し混ぜたりもしますが。
下の全体がカリカリと固まってきたら、返します。
フライパンを回すと、下が固くなってきたな〜となんとなく分かりますが、フライ返しでちらっと見るのが確実ですね^^
4油が足りなくなったら少し追加し、まんべんなく油がつくようにフライパンを回します。
フライパンに蓮根をいれてから、フライ返しで周りを整うと、綺麗に丸くなりますが、
一個しかないフライ返しが皿洗い台にあったので、、洗っていたら、整えるタイミングを逃しました(涙
両面焼き目がついたら完成です。
でも、そこが美味しそうに見える気もします^^;
食卓へ。
お皿に盛って、れんこんチヂミの出来上がり♪
チヂミのタレ
れんこんチヂミを作る前に、
少し残っていた青唐辛子の醤油漬けを活用してチヂミのタレを作っておきました。
■韓国式!青唐辛子の保存方法+レシピ。調味料で使える醤油/砂糖漬け
1/2個分のスライス玉ねぎ、お酢4、砂糖1、粉唐辛子1/3を入れて混ぜるだけ!
玉ねぎがたっぷりだから、タレというより、副菜やキムチのような感じもありますが、
チヂミを作っている間に、玉ねぎから水が出て、タレ感が出てきました〜
青唐辛子のピリ辛も良い感じで、チヂミによく合いました!
長ねぎ入りのアレンジ
実は、もう一枚チヂミを作りたいなと思って、れんこんを少し残しておきました。
立派な長ねぎがあったので、白い部分をたっぷり入れて、生地も増量!
ほぼ長ねぎチヂミです^^
もう少し薄く広げたかったけど、
2枚で分けると時間がかかっちゃうので、全部入れちゃいました。笑
フライパンを振ってチヂミをうまく裏返すと、気分がすごく良いです。
裏返してから油を少し追加すると、下も美味しく焼けますが、
だいたい最初裏返した面が綺麗です^^
綺麗な面を上にして、食卓へ。
いただきましゅー。チヂミだけでお昼ごはんです。笑
夫には、ご飯たっぷり。
私は、天気が良かったので(?)ランチビールにご飯少し。
チヂミってちぎって食べたほうが美味しいと韓国人がよく言いますが、おそらく切るのが面倒だからかもしれません。
日本人の夫も韓国スタイルで実食。
夫がチヂミをちぎりました。お箸で取ってごはんの上に。
玉ねぎ入りのタレをスプーンにのせて、ごはんの上のチヂミにかけました。
私も同じ感じで自分のごはんのうえに。
カリッとねっとり美味しい蓮根チヂミにピリ辛タレが美味しくて、ごはんがすすみます。
ビールもすすみます。
最近見ている韓国ドラマで、若い男の主人公が有吉に似ているから、有吉と呼んでいます。
夜のれんこんチヂミ
この日は、もっと適当に作った日ですが、
もっと美味しく出来ました!^^;
私は、このくらいの生地の量が一番好きかもしれません。そして、薄く作ったほうがやっぱり美味しいです〜
2枚を作って、青唐辛子の醤油漬けにお酢を入れたタレにつけて食べました〜
大きめにみじん切りしたから、食感もよく、もっちりの中に少しシャキシャキ感もあって最高でした。
写真はいまいちですけどね。
この蓮根チヂミって、見た目がじゃがいもチヂミにも似ていますけど、
韓国のレシピを見ていたら、じゃがいもチヂミを超える美味しさと言う人がいました〜
じゃがいもチヂミも美味しいですけどね^^