茹でたネギの甘みにコチュジャンだれ
母が時々作ってくれたおかずです。
茹でた小ねぎ(万能ねぎ)を一本ずつ巻いて、タレにつけて食べる料理ですが、ネギの甘さと食感をまるごと楽しめます。
タレは、酢コチュジャンだれが定番です。日本のぬたのように甘酸っぱい味ですが、味噌の代わりにコチュジャンで作ります。
韓国ではお刺身も酢コチュジャンにつけて食べる習慣があるので、この料理の名前にはお刺身という言葉が入っています。
茹でイカや、カニカマに小ねぎを巻くレシピも人気!
韓国のレシピと合わせて、アレンジできる内容もお届けするので、好きなものと組み合わせて楽しんでください。
材料と調味料+レシピ
- 小ねぎ(万能ねぎ)1袋
- 塩(茹でる時・省略可)大さじ1/3
- ◎ コチュジャン大さじ1/2
- ◎ 砂糖・醤油各 大さじ1/2
- ◎ お酢大さじ1
- ◎ おろしにんにく少し
- ◎ 白ごま・ごま油(お好みで)適量
ひと目で分かるレシピ
- 1小ねぎの根本のを切り落とし、洗います。
- 2鍋にお湯を沸かし、塩を入れます。沸騰したら、小ねぎを根本から入れ、20秒ほどさっとゆでます。水にさらし、水気を切ります。
- 3小ねぎを一本ずつ巻いていきます。青い部分の全体を手でスッと触って先っぽをちぎったりして空気を抜き、白い部分に青い部分をぐるぐる巻きます。
- 4調味料◎を混ぜてタレを作ります。巻いた小ねぎをタレにつけて召し上がってください。
- 【※3】解けないように、青い部分の先っぽを穴ができたところに入れても良いです。詳しい巻き方は下記動画を参考にしてください。
- 【コチュジャン】韓国大手食品会社CJのコチュジャン(Amazon 楽天)・韓国の調味料について詳しくはこちら
巻いた小ねぎを冷蔵庫で冷やしておくと、さらに食感もよく美味しいです。
タレは、こちらのレシピで紹介したチョジャン(酢コチュジャン)に近いものです。キュウリやブロッコリー、わかめなど、いろんな野菜のタレとしてもよく合うので、作り置きしておくと便利です。
では、写真付きの詳しい作り方の前に、韓国のレシピをお届けします。
韓国のレシピ。基本とアレンジ
参考になる韓国人のレシピ動画3選をピックアップしました。
基本の巻き方
こちらは、茹でた小ねぎの基本の巻き方がよく分かる動画です。
巻くところから始まるので、最初から見たい方は戻してくださいね~。
茹でた小ねぎは、青いところに空気が入っていたりするので、一度スッと手で空気を抜きます。青いところの先っぽを少しちぎっても良いです。
ぐるぐる巻くだけでも簡単には解けないですが、小ねぎを巻いて出来た穴に青い部分の先っぽを入れると、解けにくくなります。
和えても良し!2種類のタレ
巻いた小ねぎをタレで和えて作る人もいます。
巻くところから始まります。1番目のレシピと少し巻き方が違います。こちらの方は、茹でた小ねぎを水にさらさないほうがネギの甘みが残って美味しいと言っています。
多めで作って、下記2種類のタレで和えています。ネギの大量消費にも良いですね。
■コチュジャンだれ
コチュジャン1、粉唐辛子1、醤油1
みじん切りのにんにく1/2
スープ用醤油2、ごま油1/2
梅シロップ1、お酢1、塩、ごま1
■醤油だれ
スープ用醤油2、粉唐辛子1
ごま油1/2、梅シロップ1、塩、ごま1
韓国のスープ用醤油(국간장)は、色が薄くて塩分が高い日本のうすくち醤油に近いものです。
梅シロップは、甘酸っぱい味付けにするときによく使われますが、韓国の調味料記事でも紹介しました。ないときは、砂糖(+お酢)で調整しています。
コチュジャンがなければ、こちらの醤油だれで作ってみるのも良いですね。
茹でイカに小ねぎを巻くのも人気
酢コチュジャンだれは、ゆでイカにもよく合うので、イカに小ねぎを巻くレシピも人気です。
イカと小ねぎの味と食感のハーモニーを楽しめますね。
こちらのおばあちゃんのレシピ動画もぜひ~。巻くところから始まります。
最初の画面に書いてある「쪽파 강회 チョッパ カンフェ」が今回料理の韓国語名です。쪽파(チョッパ)は小ねぎで、강회(カンフェ)は茹でたセリや小ねぎをぐるぐる巻いて酢コチュジャンだれにつけて食べる料理を指します。普通のお魚のお刺身を 회(フェ)と言います。
おばあちゃんは、市販の酢コチュジャンだれを使っているようです。酢コチュジャンだれ(チョジャン)は、韓国でコチュジャンと同じくらい売れている人気のタレです。手作りチョジャンのレシピはこちら
ゆでイカに、赤・黄色のパプリカも加えて巻くのも彩りが綺麗でおもてなし料理としても人気です。
上記のように韓国のサイトでこの料理の画像検索結果を見ると、カニカマを巻くのも人気の様子です。
そのほか、卵、スパム、キュウリ、わかめなど。
お好みの具材を小ねぎで巻いて、いろんなアレンジが楽しめます。
写真付きの詳しい作り方+Blog
レシピの前に、マシューとの思い出の写真をひとつ…。
4年前のマシュー。食べられないネギにも食べたがる顔をしてそばにいました。
もう、ネギも一緒に食べられるね、マシュー。
では、マシューが向こうで寝ている時に密かに作っていた小ねぎのレシピを。
1小ねぎの根本のを切り落とし、洗います。
2鍋にお湯を沸かし、塩を入れます。小ねぎを根本から入れ、20秒ほどさっとゆでます。
塩を入れると、小ねぎの青さがもっと鮮明になると言います。私は省略する時も多いですが…
水にさらし、水気を切ります。
2番目の動画のように、水にさらさなくても良いですが、
冷蔵庫で冷やさずにすぐ食べる場合は、水にさらし、熱気を冷ましたほうが美味しいかなと思います。
3小ねぎを一本ずつ巻いていきます。
青い部分の全体を手で触って空気を抜いてから、白い部分に青い部分をぐるぐる巻きます。
手際がよくなくて、綺麗に巻けていないところがありますが… ;
4調味料◎を混ぜてタレを作ります。
◎ コチュジャン 大さじ1/2
◎ 砂糖・醤油 各大さじ1/2
◎ お酢 大さじ1
◎ おろしにんにく 少し
◎ 白ごま・ごま油(お好み)適量
さっぱり味が好きなら、ごま油抜きにします。
必ず入る調味料は、コチュジャン・砂糖・お酢です。その割合と、追加調味料はお好みでアレンジしても良いです。
酢コチュジャンだれの出来上がり!
レシピの2倍くらいの量で、多めに作りました。
巻いた小ねぎをタレにつけて召し上がってください。
小ねぎをタレで和えても良いですが、
実家でいつも食べていたスタイルで、つけて食べました。
甘辛い酢コチュジャンだれが、ネギの甘みを引き立たせます。
冷蔵庫で冷やしてから食べましたが、食感もよく、美味しかったです。辛いものが苦手な夫も美味しそうに食べてくれました。
この日は、魚屋さんで買ってきた新鮮なホタルイカがあったので一緒に添えて食べました。
いま、旬ですよね、ホタルイカ。
魚屋さんの売り場に書いてあったとおりに、ホタルイカをレンチン。
酢味噌の代わりに、残りの酢コチュジャンだれを豪華にかけて食べてみました。
茹でた小ねぎは、ほんのりと甘くて、さっぱりしてて、ホタルイカともよく合いました。
いろんなものの付け合わせに良いですね。
実家の食卓から、イカと酢コチュジャン(レシピ)。マッコリのおつまみに。
イカは、生も茹でたものも、酢コチュジャンだれとよく合います。
悲しくも… 夫がイカもタコもカニカマもだめで、小ねぎで巻いたりは出来なさそうですが、好きな方はぜひです。