ネギの甘さ100%ナムル
茹でて甘くなったネギを、ごま油香るナムルに!
小ねぎだけでも美味しいですが、海苔入りのレシピも人気です。
茹でるとボリュームがかなり減るので、ネギを大量消費したい方にもおすすめ。
韓国のレシピと合わせて、アレンジできる内容もお届けします〜。
材料と調味料
韓国では長ねぎではなく青ねぎで作ります。小ねぎや分葱、万能ねぎ、細ねぎで。
- 小ねぎ(万能ねぎ・わけぎ)3〜4束
- 海苔4枚
- 塩(茹でる時・省略可)大さじ1/2
- ◎ 醤油大さじ1
- ◎ イワシの魚醤大さじ1
- ◎ 砂糖大さじ1/2
- ◎ ごま油大さじ1
- ◎ 白ごま大さじ2
- 【◎ヤンニョム】おろしニンニクを少し追加しても美味しいです。
- 【イワシの魚醤】醤油か塩で調整してもOK。日本のよしる(Amazon)を使用。韓国のイワシ魚醤は癖があるので少なめに入れてください。魚醤について詳しくはこちら
ひと目で分かるレシピ
- 1小ねぎの根本を切り落とし、5cmの長さに切ります。鍋にお湯を沸かし、塩を入れます。沸騰したら、白い部分を入れて15秒(太いものは長めに調整)茹でてから、青い部分を加えて10秒ほど茹でます。水にさらし、水気をよく絞ります。
- 2海苔をパリッと焼きます。お皿に海苔をのせてラップをせず、レンジ500Wで1分加熱し、海苔を裏返して1分加熱します。
- 3ボウルに調味料◎を入れ混ぜてから、小ねぎを和えます。千切った海苔を加えて和えます。味を整えたら完成です。
- 【※1】小ねぎは切らず根本から茹でてから、食べやすい長さに切っても良いです。
- 【※2】フライパンで一枚ずつフライ返しで押しながら焼くとさらに美味しいです。
韓国ではナムルと言ったら、茹でるか炒めて火を通すものが多いです。
茹でて甘くなった小ねぎは、ごま油や醤油のシンプルな調味料でも結構美味しいですが、イワシの魚醤と砂糖でさらに美味しく♪
ナムルは塩辛くないほうが良いので、調味料を入れすぎないように、小ねぎの量に合わせて調整してください。
和える前に海苔を焼く理由は、海苔の歯ごたえと味がよくなるからです。
海苔は、小ねぎを和えてから入れることで、かたまりになりにくいです〜。韓国のりで作っても良いですが、調味料は少なめに調整します。
ネギの大量消費には、ナムルが良いですが、韓国式ぬたのようなこちらのレシピもおすすめです。コチュジャンだれはつけて食べても和えて食べても美味しいです。
では、写真付きのレシピの前に、参考になる韓国のレシピを紹介します。
韓国の人気レシピ3選
1番目のレシピは、海苔入りのレシピで、2番目のレシピは、小ねぎだけで作るレシピです。
この2つが一般的なレシピですが、3番目のようにキノコ入りも美味しそうです。味付けのヤンニョムも少しずつ違うので、アレンジの際に活用してください~。
No.1 韓国版『きょうの料理』番組のレシピ
韓国の教育放送で長年やっているレシピ番組です。日本の『きょうの料理』のように料理研究家が丁寧に作り方を紹介します。
■材料
小ねぎ120g、海苔3枚、塩1T(茹でる時)
■ヤンニョム(味付け)
醤油1t、薄口醤油1/2t、イワシの魚醤1t、梅シロップ1t、砂糖1/2t、みじん切りのにんにく1t、ごま油1t、MSG少々、ごま1t
※T=大さじ、t=小さじ
作る流れはほぼ一緒ですが、ヤンニョムが紹介したものと少し違います。
いろんな調味料を少しずつ入れています。にんにくも梅シロップ(レシピ)も入ります。
MSGは旨味調味料のことですが、この番組で出てくるのはちょっと驚きました。ナムルを作る時に少し入れる韓国人も多いですが、毛嫌う人も多いので〜。
ちなみに、日本でも味の素をはじめ、鶏がらスープの素、麺つゆ、塩昆布などにも少しずつMSGが入っています。アミノ酸と表記されていますが、意外と多いですよね。
海苔は、普通はフライパンでフライ返しで押しながら、一枚ずつ焼くのが良いのですが、私はレンチンのほうが手軽で好きです。
レンジで作る海苔の和え物(レシピ)もあるので、海苔が好きな方はこちらもぜひ!
No.2 小ねぎだけで。シンプルな調味料でも美味しい
韓国人主婦の人気料理チャンネルから一つお届けします。
材料はネギだけですし、調味料もシンプルで作りやすいです。ネギの甘さを100%楽しみたい方におすすめのレシピです。
■材料
小ねぎ 3〜4束
■ヤンニョム(調味料)
いかなごの魚醤(カナリ魚醤)1T
醤油1T、ごま油1T、ごま1T
茹でてから、水にさらさないです。さらさないほうが美味しいという人もいますが、余熱で火が通り過ぎないように注意が必要です。
小ねぎが短いから切らないまま和えています。日本の小ねぎはもっと長いから、切らないと食べにくいですね。
ヤンニョムに入る調味料で、いかなごの魚醤はイワシの魚醤より癖が少なくてナムルにもよく使われていますが、日本のイワシの魚醤も癖がないのでナムルにも良かったです。
イワシの魚醤やいかなごの魚醤については、こちらの記事で紹介したので参考にしてください。
最後のコメントに「ダイエットにも良いおかずです〜」と言いましたが、確かにそんな感じがします。
No.3 キノコ入りのアレンジレシピも
人気のレシピチャンネルから、もう一つ違う作り方を紹介します。
茹でたキノコも入っているので違う食感と味も加わって美味しそうです。赤唐辛子も入れているので彩りが良いですね!
■材料
小ねぎ 150g、海苔5枚、キノコ100g、赤唐辛子3本、塩1T
■ヤンニョム(味付け)
醤油2T、薄口醤油1T、みりん2T、梅シロップ3T、にんにく1/2T、えごま油2、ごま少し
※1T=普通のスプーンなので、大さじ2/3くらい
きのこは、さっと茹でて火を通します。水気を切って小ねぎと赤唐辛子と一緒に和えるだけです。
塩加減は魚醤を使わず、醤油だけで。
みりんと梅シロップで甘みを、えごま油で美味しい香りを〜♪
海苔は、こちらのレシピのように袋に入れて細かくしても良いですが、手で千切ってもすぐなので!
韓国語の料理名は、쪽파 나물(チョッパ ナムル)または、쪽파 무침(チョッパ ムチム)です。ネギは、パ(파)で、チョッパ(쪽파)は、青ねぎや小ねぎのこと。ムチム(무침)は和え物の意味です。
海苔はキム(김)なので、海苔入りの場合は、쪽파김무침(チョッパ キム ムチム) または、김쪽파무침(キム チョッパ ムチム)と言います!
写真付きの詳しい作り方+Blog
Step1小ねぎの根本を切り落とし、5cmの長さに切ります。
茹でてから切りたい方は、このまま根本から茹でます。
今回、量が多いこともあったので、切ってから茹でることに〜。
鍋にお湯を沸かし、塩 大さじ1/2を入れます。
沸騰したら、白い部分を入れて15秒茹でます。
普通の小ねぎなら15秒くらいですが、かなり太い小ねぎ(分葱)だったので45秒くらい茹でました。
青い部分を加えて10秒ほど茹でます。
青いところは、すぐ火が通りますね〜
水にさらし、水気をよく絞ります。
手で絞ります。
切ったものを絞ると、白いところから芯が出やすいから、茹でてから切ったほうが良いかもしれませんが、大きな問題ではない感じです。
Step2お皿に海苔をのせてラップをせず、レンジ500Wで1分加熱し、海苔を裏返して1分加熱します。
海苔がパリッとなります。
丁寧に作りたい方は、フライパンで一枚ずつフライ返しで押しながら焼いてください〜。
ヤンニョムに入る調味料を集合!
Step3ボウルに調味料◎を入れ混ぜてから、小ねぎを和えます。
◎ 醤油 大さじ1
◎ イワシの魚醤 大さじ1
◎ 砂糖 大さじ1/2
◎ ごま油 大さじ1
◎ 白ごま 大さじ2
小ねぎを和えてから海苔を和えると、海苔がかたまりにならなくて良いです。
この時も味見しましたが、ネギが甘くて美味しい!
千切った海苔を加えて和えます。
海苔を入れなくても十分美味しいですが、海苔を入れると磯の香りが加わって美味しさアップです。
味を整えたら完成です。
イワシの魚醤を少し追加しました。
塩ででも、醤油でも良いです。お好みの調味料で調整してくださいね。
海苔入りの小ねぎナムルの出来上がり!
茹でたネギの食感と甘みが美味しいから、ずっと食べ続けられそうな感じです。
作り置き容器に入れて、冷蔵保存しました〜
ごま油入りなので、早めに食べたほうが良いですね。
日持ちは3日を目安に。
その日の夜は、サバを焼いてご飯!
1/3くらい出して、おかずに^^
翌日のお昼。
2袋の量が多すぎたので、少し残してナムルにしましたが、残りのネギに玉ねぎを入れてチヂミに。
フライ返しで適当に切ってお皿に。うどんと一緒に食べました〜
その日の晩ごはんは、金曜日だったので(?)近所の魚屋さんでお寿司を買ってきました。
小ねぎナムルや、道志菜の煮浸し、カブの漬物も出して、いただきましゅー
良いお寿司ですけど、半額でした♪ ネタが厚くて新鮮!
小ねぎと海苔のナムルは、1/3くらい出しましたが、結局残りも出して全部食べちゃいました。
夫が寿司だけでは足りないとご飯も食べていましたが、おかずとして良かったみたいです。私はおつまみとして良かったです〜
今回、買った小ねぎは、先週富士山を見に行った時に、山梨の野菜販売所で買ったものです。
買ってきた野菜^^
ナムルにした真ん中の小ねぎは、1袋100円でしたが、近所のスーパーの小ねぎより2倍太くて、2倍多い量でした。
太くてこれは長ネギではなかろうか、とナムルを作りながら思いましたが、写真でとなりの長ネギと比べてみたら、やっぱり長ネギではなかったようです。