なぜ「네(ネ)」が「デ」に聞こえますか?
アンニョンハセヨ!
韓国は今日「ハングルの日(한글의 날)」 で祝日です。記念日ということもあり、韓国語について^^
この前、Instagramで下記の質問をいただきました。
「네」がデェーに聞こえるのが疑問です!
韓国語のドラマとか見ると、はい!YES!の意味の「네(ネ)」がよく出てきます。
私はあまり気になりませんでしたが、こちらの方のように、「네(ネ)」が時々「デ」に聞こえる方もいるみたいです。
その理由について、韓国語&日本語の仕事をしている夫が下記のように説明していますが、参考にしてくださいね!

네코(ねこ)のくろちゃん。今回の記事と全く関係ありません。
韓国語の「네(ネ)」が「デ」に聞こえる理由
子音の話ですが、わかりやすくするために子音と母音を合わせて、日本語の「ネ」と「デ」で説明します。
日本語で「ナヌネノ」と何度も発音してみると、舌の先が歯茎に当たるのが分かると思います。少し専門的な話になりますが、このとき、舌の先を「調音者」、歯茎を「調音点」と呼びます。(※「ニ」は調音点がもっと後ろです)
「ナヌネノ」は、舌の先を歯茎に当てて呼気を止め、呼気が鼻の方に抜けることで音が出ます。こういう音を「鼻音」と言います。日本語の鼻音は基本的にすべて有声音(声帯が震える)です。
一方、日本語の「タテト」ですが、何度も発音してみると、舌の先が歯茎に当たるのが分かると思います。つまり、日本語のナヌネノとタテトは「調音点と調音者が同じ」ということです。
何が違うかというと、「タテト」は、鼻音ではなく、「破裂音」と言って、歯茎と舌で呼気を止めてから解放する(舌が歯茎から外れる)ことで音を出します。
「タテト」の子音は無声音ですが、「ダデド」の子音は濁音ですから、もちろん「有声音」です。
ただ、「ネネネネ」と発音してみると、舌が歯茎から外れるのが分かると思います。これはネの子音の部分が鼻音であり、母音はまた別だからです。
★つまり、ネとデの違いは、子音の呼気が鼻に抜けるか、抜けないか程度しかないことになります。
韓国語が話せる人、韓国語話者にとっては「네(ネ)」と「데(デ)」は使う場面がまったく異なるため、「네(ネ)」という場面で「데(デ)」と言っても、「네(ネ)」と聞き取ってしまうかもしれません。
少なくとも私は、「네(ネ)」が「デ」と聞こえたことはありませんが、言われてみれば、韓国人が舌足らずな感じで「네~(ネ〜)」と伸ばしていると、「でぇ~」と聞こえるような気もします。
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