野菜たっぷり蒸し鶏の冷菜
前回、韓国の冷菜料理、ネンチェ(냉채)について紹介しましたが、和えるのではなく、サラダのように楽しむ形もあります。
今回は、サラダネンチェの簡単&本格な作り方を韓国のレシピと合わせてお届けします。
ツーンと甘酸っぱい辛子タレは、万能ソースとして人気です。
材料と調味料+レシピ
ネンチェ定番の人気野菜は、キュウリとパプリカと大豆もやしです。お好みに合わせてサラダに合う野菜を用意します。
- 鶏むね肉(350g)1枚
- キュウリ1本
- パプリカ1/2個
- もやし(大豆もやしがおすすめ)150g
- レタス(省略可)少し
- ※カニカマ、玉ねぎも定番なのであれば少し
- ◎ 練りからし大さじ1/2
- ◎ おろしにんにく大さじ1/3
- ◎ 酢大さじ3
- ◎ 醤油大さじ1
- ◎ 塩(省略して醤油3でもok)大さじ1/3
- ◎ 砂糖大さじ1
- ◎ 梅シロップ(オリゴ糖・蜂蜜)大さじ2
- ◎ 白ごまorすりごま大さじ1
- 【◎辛子タレ】砕いたピーナッツやピーナッツバターを入れるのも人気。詳しくは下記の韓国レシピを参考にしてください。
- 【梅シロップ】オリゴ糖やハチミツに代えてもok。省略して砂糖を大さじ2くらいに調整しても良いです。梅シロップの作り方&活用レシピ一覧
ひと目で分かるレシピ
- 1耐熱容器に胸肉を入れ、ふんわりラップをかけます。電子レンジ600Wで6分加熱してから冷まします(時間があれば、冷蔵庫に1時間以上置く)。手で細かく裂きます。
- 2キュウリとパプリカを千切りにします。もやしは茹でるかレンチン後、氷水で締めます。追加具材も食べやすい大きさに。
- 3調味料◎を混ぜ合わせて、辛子タレを作ります。
- 4器に野菜を彩りよく盛り付け、真ん中に胸肉を盛ります。胸肉の上にタレをかけて完成です。
- 【※1】レンチン後は中まで火が通るようにラップをかけたまま5分以上置くのがおすすめ。ささみで作る際のレンジ加熱時間は1本あたり1分弱くらい。茹でてもOK
ツンと甘酸っぱい辛子タレ。
お好みのツンに合わせて、からしの量を調整してくださいね。韓国人は結構たっぷり入れます。
醤油が好きな方は、塩を省略して「醤油 大さじ3」にしても良いです。(塩分量は塩小さじ1=醤油大さじ2くらい)
真ん中に盛り付けたむね肉のほうにタレをかけます。むね肉をタレで和えてから盛り付けても良いです。
タレがついているむね肉を、シャキシャキ野菜に添えて食べます♪
私の盛り付け方が綺麗じゃないので、下記にのせた韓国のレシピも合わせてチェックしてくださいね。
サラダネンチェは、ビビン麺の付け合わせにもよかったです♪
では、写真付きのレシピ+Blogの前に韓国のレシピをお届けします。
参考になる韓国のレシピ3選
韓国発信のレシピから、韓国冷菜=ネンチェの作り方を詳しく紹介します。
1分で分かる韓国冷菜レシピ
韓国の大きいレシピサイトで作られたレシピ動画ですが、コンパクトな映像なので韓国ネンチェの作り方がすぐ分かりやすいです。
野菜と具材、盛り付けをこのようにする韓国人が多いです。
※日本語字幕があります。
■材料
胸肉、大豆もやし、きゅうり1本、紫玉ねぎ1/2個、カニカマ4本
■タレ(大さじ)
醤油1、からし1、酢2、みりん1、ハチミツ1
にんにくのみじん切り1/2、ナッツを砕けたもの1
タレは、ナッツ入り! コクをアップし、塩辛さをまろやかにするから、ナッツ入りが人気です。
辛子は大さじ1で多めですね。
甘みは、みりんとハチミツで調整しています。
この動画のタイトルを見ると、下記のように書いてありますが、
닭가슴살냉채♥ 여름다이어트식단으로 픽!
鶏むね肉の冷菜♥ 夏のダイエット献立としてピックアップ!
低脂肪高タンパク質のむね肉料理なので、やっぱりダイエット食にも人気です。
前回、こちらのレシピでも紹介したタッカスムネンチェ(닭가슴살 냉채)が書いてありますね。和えるか、タレをかけるか、形は違いますが、料理名は一緒です。
万能辛子ソース。ピーナッツバターもok
冷菜の味の決め手は、辛子ソース!
人気の料理研究家&実業家のペク・ジョンウォンさんの料理番組で紹介された辛子ソースレシピも人気なので、アレンジの際に参考にしてください。
■タレの調味料
砂糖2、酢3、醤油3、辛子2、ピーナッツバター1
■お好みで下記のアレンジもOK
1)砂糖の代わりに、ハチミツ
2)ピーナッツバターを省略
ピーナッツバター入りも美味しいとのことです。ピーナッツ入りが人気なので、ピーナッツバター入りが美味しいことも想像できますね!
アレンジのハチミツ入りVerとピーナッツバター省略Verで作って、3つのソースを食べ比べています。
ピーナッツバター入りVerは、子供も好きそうな味で、省略Verはさっぱり美味しいけど、ツンとする辛子味が強め。ハチミツ入りはヘルシーで良いですね。
辛子は大さじ2とかなり多めです。ツンとする味が好きなら、たっぷり入れてみてください〜。
韓国人料理研究家の本格ネンチェ
韓国版きょうの料理から、料理研究家のレシピです。
参鶏湯と同じく、鶏一羽で作ります。
盛り付けは14:00からです。動画が少し長めなので、完成から見たい方はそこから!
■材料
鶏肉1羽、キュウリ、人参、梨、栗
■辛子ソースの調味料
梨(200g)、砂糖(3T)、塩(2t)、醤油(2t)
にんにくのみじん切り(2t)、辛子(1T)、酢(1/2カップ)
(※T=大さじ、t=小さじ)
■レシピ
1. 鶏肉1羽を水で洗ってから、しっぽなどを切り除く
2. 鍋に水(3L)、鶏肉、長ねぎ(100g)、にんにく(5かけ)、漢方のファンギ(10g)、朝鮮人参(10g)を入れて40分ほど煮込む
3. ミキサーにタレの調味料をすべて入れてかけてから、ザルにかけて辛子ソースを作る。
4. 茹でた鶏肉を手で裂いて、塩とコショウ少しで下味をつける。
5. 器に野菜を盛り付け、辛子ソースをかけて出来上がり。
生の栗を添えていますが、栗は生でも甘くて美味しいです。
韓国では、栗を生でも食べるのですが、生の栗を食べている私を夫は宇宙人でも見るような目で見ます。日本では普通食べないんですね^^;
辛子タレは、梨入りです♪
松の実で作るスープ素麺も一緒に作っていますが、これも美味しそうですね〜。伝統料理として、昔は身分の高い人しか食べられなかった料理だったそうです。
レシピはそんなに難しくなくて、鶏肉の茹で汁2〜3カップ+松の実150g+塩少々をミキサーにかけたものがスープになります。
鶏肉を茹で汁には、ネギやにんにく、朝鮮人参が入っているから深みがありそうですね。ファンギという漢方材料は、サムゲタンの韓国レシピでも紹介したことがあります。
写真付きの詳しい作り方+Blog
Step1耐熱容器に胸肉を入れ、ふんわりラップをかけます。電子レンジ600Wで6分加熱してから冷まします(時間があれば、冷蔵庫に1時間以上置く)
写真は、冷蔵庫に5時間おいたものです。余分な脂が白く固まっているので、取り除いて使います。
ひんやりと美味しいですが、常温で冷ましたものも柔らかくても美味しいので、冷蔵庫保存は好みで!
手で細かく裂きます。
むね肉を裂くの、あまり手間ではないです〜。なぜか楽しい作業。
むね肉をレンチンすると出てくる汁(冷蔵庫保存時に透明になるところ)は、
鶏肉の出汁も入っているから、味噌汁や炒めものに入れることが多いですが、この日はニラをレンチンする時にかけちゃいました。
Step2もやしは茹でるかレンチン後、氷水で締めます。
キュウリとパプリカを千切りにします。追加具材も食べやすい大きさに。
氷水で締めて、シャキシャキもやしを。
大豆もやしのほうが、豆の香ばしさもあるから、辛子タレによく合いますけど、なかったので普通のもやしに。
Step3調味料◎を混ぜ合わせて、辛子タレを作ります。
◎ 練りからし 大さじ1/2
◎ おろしにんにく 大さじ1/3
◎ 酢 大さじ3
◎ 醤油 大さじ1
◎ 塩(省略して醤油3でもok)大さじ1/3
◎ 砂糖 大さじ1
◎ 梅シロップ(オリゴ糖・ハチミツok)大さじ2
◎ 白ごまorすりごま 大さじ1
去年漬けた梅シロップ(レシピ)の中で、てんさい糖で漬けたものを使いました。
黒いですね〜 氷砂糖で漬けたものと色味が全然違います。
辛子は小さじ1くらい入れましたが、ツンがそんなに強くはないので、
好みのツンに合わせて、もっとたっぷり入れても良いです!
からしをよく溶かします。
氷も一つ入れました。
ひんやりと美味しいけど、タレが薄くなるから、省略しても!
Step4器に野菜を彩りよく盛り付け、真ん中に胸肉を盛ります。
胸肉の上にタレをかけて完成です。
タレがついているむね肉に、野菜を添えて食べる感じです。
もっと味が馴染みやすいように、むね肉をタレで和えてから、盛り付けたりもします。
ひきつづき、お昼の準備を〜!
ビビン麺の付け合わせに
ごはんが一杯しかなくて、焼きそばにするか、ビビン麺にするか悩んだあげく、
さっぱり冷菜には焼きそばがよく合いそうだから、焼きそばにしよう!!
と、決めましたが、
夫がビビン麺のほうが食べたいと言うので、結局ビビン麺(비빔면)に決定。
韓国に住んでいるときによく食べていたインスタントラーメンですが、
最近、近くのスーパーで結構安く売っているらしくて、夫が買ってきました〜
夏はビビン麺♪
麺には油がついているから、水でさらすビビン麺は他のインスタント麺よりヘルシーな気がします。
甘酸っぱいりんご入りソースがすごく美味しくて〜 下記の記事にも書きましたが、ソースだけ韓国で買ってくることがあります。
お土産にもおすすめ。韓国のスーパーで購入する調味料・食べ物17選+
8番目に書いたものです。
冷蔵庫に入れといたごはん一杯もレンチン。
少し置いたら、ラップがごはんにくっついてギュッとなりました^^;
冷菜サラダの野菜とむね肉は、ビビン麺にも入れようと思ったので、タレを全部かけませんでした〜
ビビン(비빔)は混ぜ、の意味だから、混ぜます♪
ちなみに、動詞の混ぜるは、ビビダ(비비다)ですが、動詞が名詞になる時に下に四角の文字「ㅁ」が付くからビビン(비빔)になります。
麺だけだと、ちょっと辛いので、野菜を入れるとちょうどいい感じです。
野菜は山盛りあるし^^
韓国生まれのマシューとミルにもお供え。
いただきましゅー!
辛いものがあまり好きじゃない夫ですが、このビビン麺は結構好きです。
子供の時から辛いものを食べる訓練を受けた私は野菜と鶏肉を少しだけ。
夫は辛さを落とすために、いつもたっぷり〜
ビビン麺、美味しい!
という話をするために今回のレシピを書いたわけではないですが^^; ネンチェの付け合わせにも良かったです。
冷菜ネンチェは、辛子タレをかけて完食!
タレはあっさりとツンと美味しいですが、次回は砕いたピーナッツを入れたりアレンジもしてみたいです。
韓国ではチョッパル(豚足)のネンチェも人気ですが、豚しゃぶなどで作っても美味しそうですね^^
前回紹介したこちらの冷菜レシピは、おかず・おつまみとしておすすめ♪