韓国の薬峴聖堂(カトリック教会)
最近、日曜は母と一緒にカトリック教会に通っています。
私はクリスチャンではないですが、母の通っている薬峴聖堂は好きです。
母の希望で、父のお葬式は基本キリスト教式で行われました。
左に、약현성당(薬峴聖堂)とハングルが書いてありますが、お通夜の時に薬峴聖堂から神父の方も来て葬式ミサもしました。
亡くなった人のための50日間のミサ(연미사・煉ミサ)も母が献金を出して申し込んだので、、韓国にいる間は母と一緒に教会に行くことにしました。
ソウルのカトリック教会といえば、명동성당(明洞聖堂)がいちばん有名ですが、ソウル駅から近い약현성당(薬峴聖堂・ヤキョンソンダン)は明洞聖堂とほぼ同じ時代にできた歴史のある聖堂です。
特に、1893年に建てられたこの建物は、韓国初の西洋式レンガ造りのゴシック教会として、韓国の建築史上にも意味がある建物らしいです。
薬峴聖堂はソウル駅から近いし、ミサは誰でも参加できるので、韓国のカトリック教会に興味のある方は行ってみるのもいいかなと思いました。
ソウル駅から歩いて10〜15分かかります(Naverマップはこちら、Googleマップはこちら)
薬峴聖堂のミサとお昼ごはん(Blog)
日曜の9時半に始まるミサに参加するために、母と一緒に薬峴聖堂へ。
向こうに入口が見えてきました。
右に綺麗な韓屋があったので、母に聞いてみたら、最近できた韓国料理屋さんとのこと。
私もお店の中を覗いてみました。綺麗な雰囲気。
ミサが終わったあと、ここでごはんを食べても良さそうだね、と母が言いました。
入口に、천주교 중림동 약현성당(天主教 中林洞 薬峴聖堂)と書いてあります。
ここの地域を、중림동(中林洞)と言います。
ちなみに韓国は、カトリックの天主教より、プロテスタント教会のほうの信者が圧倒的に多いです。
10数年か前に、母は50代だった頃、なにか信仰を持ちたいと思ったらしく。。
最初、汝矣島の大きいプロテスタント教会に行ってみたところ、周りが熱すぎてついていけなかったそうです(笑)
韓国のプロテスタント教会は何故か熱い雰囲気なんですよね。あーめんという祈りも叫ぶようにします。
ついていけなかった母が次にチャレンジ?したところは、カトリック教会でした。
父はカトリック信者ではなかったですが、カトリック教会に通っていた知人を母に紹介したり、洗礼を受ける前の勉強会に車で送り迎えもしたりと協力的だったから、母は感謝している様子でした。
丘を登ると、綺麗な教会堂が出てきます。
登ってきた道。
急ではないけど、丘だから、息が上がってきました。
今回は姉も参加するから、教会堂の前で姉を待ちました。
教会堂の前のお花が綺麗だったので写真を撮りました。
聖母マリアがツツジ(철쭉)に囲まれていました。
日曜の9時半のミサは、青少年ミサなので、子どももたくさん参加します。
みんないい子だから静か。
日曜の新しい神父がすごく良いと母が言いましたが、その通りでした。
子どもに話しかける時の神父のツッコミが面白くて何回も笑っちゃいました。
クリスチャンではないけど、ミサが終わったあと、少し心が洗われる気がします。
父のことも祈りました。
Instagramでも父が亡くなったことを知らせましたが、お葬式の写真を見てキリスト教に気づいてくださった方が、函館のトラピスチヌ修道院を訪ねた時に撮ったというこちらのマリア様の写真を送ってくださいました。
ある方からは「旅立ったかたを想うたびに、そのかたのそばに、お花がひとつずつ咲くそうです」と温かいメッセージも頂きました。
先週は、復活祭だったから可愛いゆで卵ももらいました。
ミサが終わったあと、母は仲の良い教会の知人と一緒に雑談しながら帰るのがルーティンみたいです。
帰り道にも、綺麗なツツジがあっちこっちに見えてきました。
こんな良い季節、父も楽しんでいるかしら。
ソウル駅の前にあるスタバで待っていた甥っ子と義兄と合流して、お昼ごはんを食べに行きました。
薬峴聖堂の近くにあった韓屋のレストランではなく、行きつけのお店へ。
ここのおかずとキムチは新鮮で全部おいしいです。
私は、ユッケビビンパ。
コチュジャンソースとごはんを入れてよく混ぜます。
具は、サニーレタス、人参ナムル、大根ナムル、韓国のり、ユッケなど
味見してソースを追加。
美味しい。ここの熟成カクテキも大好きです。
母はシザーハンズになって、骨付きカルビタンと奮闘していました。
そういえば、ここは2月にソウルに来た時に、父と最後に食事をしたお店でした。何年か前に紹介した記事もありますが…。
ソウル駅近くでランチ。ユッケビビンバ、カルビタンが美味しかった〜地元の人に人気
ごはんの話で終わりましたが^^;
韓国のカトリック教会や建物に興味のある方に、薬峴聖堂を紹介したかったです。