簡単だけど本格な味のカルグクス
韓国式うどんのカルグクスは、あさり出汁で作るものやお肉の出汁で作るものなど、いろいろあります。
その中で、今回は鶏肉を使ったレシピを紹介します。タッカンマリという鶏鍋料理がありますが、その〆で入れるカルグクスのような感じで!
参考になる韓国の動画レシピと料理番組も載せたので合わせてチェックしてください。麺を別途茹でない簡単なレシピです。
カルグクスで使用するうどんの麺について
スーパーの冷蔵コーナーで売っている生のうどん麺がおすすめです!このように粉がついているもの。
カルグクスの麺にいちばん近くて、別途茹でなくて済むので作るのが楽です。今回のレシピも、生の麺を使いました~。
乾燥麺も美味しいですが、別途茹でたほうが良いので少し面倒です…。冷凍うどんは太い麺が多くて、カルグクスの麺と似てないです。
材料と調味料(3人前)
- 鶏もも300g~400g
- うどん3人前
- 長ねぎ1本
- 玉ねぎ1個
- じゃがいも2個
- サラダ油大さじ2
- ◎ 塩大さじ3/4
- ◎ イワシの魚醤(★)大さじ2
- ◎ 鶏ガラスープの素大さじ1
- にんにく(すりおろし)大さじ1
- コショウ少々
- 【鶏もも】韓国では全体の部位を入れます。1つの部位なら、もも肉・手羽先・手羽元のような柔らかい部位がおすすめです。
- 【★イワシの魚醤】ない場合は、醤油・塩で大丈夫です。韓国の魚醤について詳しくは調味料記事のリスト6番目
ひと目で分かるレシピ
- 1玉ねぎは薄切り、じゃがいもは厚切り、長ねぎは斜め薄切りにします。もも肉は食べやすい大きさに切ります。
- 2鍋にサラダ油ともも肉を入れて、中火でお肉に焼き目をつけながら焼きます。玉ねぎも加えて炒めます。
- 3水6カップ+調味料◎を加えてひと煮立ちさせた後、じゃがいもを入れます。(具に味付けしやすくするために、ここではスープをしょっぱめにして後で薄めます)
- 4じゃがいもにほぼ火が通ってきたら、水1〜2カップ+にんにくを加えます。(水の量は、味見をしながら調整します)
- 5うどんは入れる直前に水で軽く洗い、粉をなくしたあと、鍋に入れます。麺をほぐしながら、火を通らせます。
- 6ねぎを加え、仕上げにコショウを少々ふったら完成です♪
※1カップ=200ml
参考になる韓国の料理番組
今回のレシピは、韓国の人気料理研究家のベク・ジョンウォン(백종원)さんのレシピを少しアレンジしたものです。下記の料理番組で料理をしている方がベク・ジョンウォンさん。レシピの後半部分から始まります。
こちらのレシピでは、「イワシの魚醤」を多めに入れています。上記レシピの量の2倍以上(大さじ4+1/2)。
イワシの魚醤を入れることで、食欲をそそる深い味わいになりますが、同じ分量で作ってみたところ、少しイワシの魚臭さが目立つ感じだったので、半分くらいに減らしました。その代わりに、足りない旨味は「鶏ガラスープの素」で補う形にしました。
「鶏ガラスープの素」を入れたくない方は、入れる鶏肉の量を増やすか、煮干し・昆布などの出汁を入れる手もあります。
流れが分かりやすい動画レシピ
ベク・ジョンウォンさんのレシピが人気なので、そのレシピをもとに分かりやすくコンパクトなレシピ動画で作ってくれた方がいました。
一人前なので、全体的に量を少なめに入れています。
写真付きの詳しい作り方
Step1玉ねぎは薄切り、じゃがいもは厚切り、長ねぎは斜め薄切りにします。もも肉は食べやすい大きさに切ります。
参考レシピでは全体部位を入れていますが、食べやすくもも肉だけ入れました。骨から出汁が出るので手羽先・手羽元を入れても美味しいと思います。
(ネギが多かったので、一部は太めに切って玉ねぎを炒める時に一緒に入れました。参考レシピでは、最後の仕上げにドバっと入れるだけなので、薄切りのほうが良いです)
Step2鍋にサラダ油ともも肉を入れて、中火でお肉に焼き目をつけながら焼きます。玉ねぎも加えて炒めます。
鶏肉と玉ねぎを炒めることによって、スープの旨味がアップ+鶏肉の臭み消しといった効果があるそうです。
Step3水6カップ+調味料を加えてひと煮立ちさせます。
調味料
- 塩 大さじ3/4
- イワシの魚醤 大さじ2
- 鶏ガラスープの素 大さじ1
具に味付けしやすくするために、ここではスープをしょっぱめにして後で薄めます。
じゃがいもを入れて煮込みます。
イワシの魚醤を入れると、深みのある味にはなりますが、少々癖のある味にもなりますので、
癖のある味が嫌いな方やシンプルに鶏肉の出汁を楽しみたい方は、醤油と塩で調整してください。
Step4じゃがいもにほぼ火が通ってきたら、水1〜2カップ+にんにくを加えます
水の量は、味見をしながら好みの塩加減に調整します。私は1+1/2カップくらい入れました。
にんにくのすりおろしを最初ではなく、このタイミングに入れることでにんにくの風味が少しスープに残って美味しいです。チゲとかを作るときもかなり後半に入れることが多いです。
Step5うどんは入れる直前に水で軽く洗い、粉をなくしたあと、鍋に入れます。麺をほぐしながら、火を通らせます。
別途、麺を茹でなくて済むので簡単!ただ、洗うと麺がくっつきやすいので、入れる直前に軽く洗ってすぐ入れるのがポイントです。
より澄んだスープを楽しみたい方や、乾燥うどんを入れる方は別途茹でてから入れます。
Step6ねぎを加え、仕上げにコショウを少々ふったら完成です♪
麺にほぼ火が通ってきたら、ねぎとコショウを入れて色味と風味を豊かに~。
鍋をもって食卓へ。
優しい味ですが、出汁と塩加減がしっかり効いていて美味しいです~。
そのままでも美味しいですが、カルグクスにはキムチが合うので
コッチョリと一緒に食べました~!
美味しい~~~^^
実は、この時、欲張って4人前の麺を入れたので、スープの色が濁ってしまいましたが、
以前、夜ご飯のカルグクスの時は、
麺を2人前だけ入れたので、スープもわりと澄んでいました。
3人前入れるのが、スープの感じとバランス的にちょうど良い感じだったのでレシピは3人前にしました。
大食い夫婦なので3人前も4人前も二人で食べちゃうのですが…^^;
韓国語の料理名は?
韓国語では
닭칼국수 タッカルグクス
と言います。今までのレシピでよく出ているのでご存知の方も多いと思いますが、最初についている「닭 タッ」は、鶏肉の意味です。
タッカルビ、タッカンマリ、タットリタン、、などすべて鶏肉の料理なので、最初についています。
麺の代わりにすいとんを入れている人もいましたが、それも美味しそうでした。
では、手軽にタッカルグクスを作ってみてください~。