牡蠣と相性が抜群の大根キムチ
牡蠣が美味しくなる季節になると、韓国人は大根のキムチに生の牡蠣を入れたりします。
大根は消化にも良いですし、味も牡蠣とよく合うからなのか、大根のキムチによく入れます。カクテキに入れることもありますが、千切りにして入れることが多いです。
このキムチが大好きですが、作るのは初めてでした。下記に載せた韓国人主婦のレシピ動画を参考に作りましたが、結構美味しかったので共有します。
千切り大根のキムチに牡蠣を入れる流れなので、もし生牡蠣が駄目な方は入れずに普通の大根キムチとして楽しんでください〜。
材料と調味料
- 大根1/2本
- 生牡蠣150g~300g
- 玉ねぎ1/4個
- ネギ1/2本
- ニラ、せり(あれば)少し
- 粉唐辛子大さじ3〜4
- ◎ イワシの魚醤大さじ3
- ◎ アミの塩辛大さじ1
- ◎ 塩大さじ2/3
- ◎ 砂糖大さじ2〜3
- ◎ にんにく(すりおろし)大さじ1
- ◎ 生姜汁大さじ1
- 白ごま(好み・仕上げ)適量
- 【生牡蠣】大根の量(1/2本)とのバランスを考えると300gくらいがおすすめです。
- 【砂糖】代わりにハチミツ・梅シロップでもOK。リンゴ・梨・玉ねぎのすりおろしで甘さを加えても美味しいです。
- 【イワシの魚醤・アミの塩辛】韓国の魚醤です(詳しくはこちらの記事)。なければ塩+醤油で調整してください!
魚醤が入らない簡単な大根キムチのレシピはこちら
切って和えるだけ! 千切り大根のさっぱりキムチ。即席もOK
ひと目で分かるレシピ
- 1玉ねぎとネギは千切りにし、にんにくと生姜のすりおろし(しょうが汁)を用意します。
- 2大根を千切りにし、大きいボールに入れます。★
- 3牡蠣は薄い塩水で洗い、水を切ります。
- 4大根に粉唐辛子(大3〜4)を入れ和えてから、調味料◎をすべて入れ和えます(※塩は少なめに入れて味見後調整。塩の代わりにイワシの魚醤で調整してもOK)
- 5千切りの玉ねぎとネギを入れ和えます。味見をして塩(イワシの魚醤)と砂糖で調整します。
- 6牡蠣(+好みで白ごま)を入れて軽く和えたら完成♪
甘みの少ない大根の場合は
季節によって大根の甘さが変わりますが、秋から冬にかけては甘くて夏はかなり辛いことが多いです。
辛い大根の場合は、2の後(★)塩大さじ1〜2を入れ混ぜて30分ほど置いてください。砂糖も少し追加してもOK。つけることで、辛味が和らぎます。それから水を切って次のステップに。塩につけた分、後で入れるイワシの魚醤と塩の分量は調整してください。
参考になる韓国レシピ動画
今回のレシピは、料理上手な韓国人主婦が丁寧に教えてくれる下記のレシピ動画を参考にして作りました。
韓国語なので、上記のレシピと合わせてチェックしてみてください!
ニラを入れているから彩りが良いですね!
★私が紹介したレシピの調味料と違うところは
- 砂糖の代わりに「梅シロップ」を使用
- しょうが汁の代わりに「生姜シロップ(ハチミツにしょうがをつけたもの)」を使用
- 塩を入れずに「イワシの魚醤」を多めに入れています
写真付きの詳しい作り方
Step1玉ねぎとネギは千切りにし、にんにくと生姜のすりおろし(しょうが汁)を用意します。
動画レシピの方は、しょうが汁の代わりに生姜シロップを入れています。
生の生姜は味が強いので、すりおろししたものを絞って汁だけ入れるのがおすすめです。すりおろし(みじん切り)にして入れる韓国人も多いですが。
Step2大根を千切りにし、大きいボールに入れます。
レシピ動画の方は、ニラを入れています。
韓国人は、この大根キムチにセリをよく入れますが、ニラとセリは、彩りも香りも良いですね。
何もなかったので、ワイルドに大根の葉を入れちゃいました^^
Step3牡蠣は薄い塩水で洗い、水を切ります。
牡蠣の洗い方は、塩水・片栗粉・大根おろしで洗う3つの方法がありますが、手軽に塩水で洗いました。牡蠣の洗い方(ダイエー)
これで、キムチに入る具材がそろいました。あとは和えるだけ!
Step4大根に粉唐辛子を入れ和えてから、調味料◎をすべて入れ和えます
調味料を入れる前に、まず粉唐辛子だけ入れてまんべんなく和えます。
大さじ3で和えてから、大さじ1を追加しました。好きな色と辛さに調整します。
◎調味料(ヤンニョム)
イワシの魚醤 大さじ3
アミの塩辛 大さじ1
塩 大さじ2/3
砂糖 大さじ2〜3
にんにく(すりおろし) 大さじ1
生姜汁 大さじ1
★塩は少なめに入れて味見後調整。塩の代わりにイワシの魚醤を追加しても良いです。
動画の方は塩は入れずに、イワシの魚醤を多めに入れて作っていますが、魚醤の味が強すぎるのは好きではなく塩を追加する形にしました。
イワシの魚醤、アミの塩辛は、韓国でキムチをつける時に味付けと発酵のためによく入れる魚醤です。もしなければ、塩と醤油を入れて調整してくださいね!
韓国の魚醤などの調味料について詳しくはこちらの記事
Step5千切りの玉ねぎとネギを入れ和えます。味見をして塩(イワシの魚醤)と砂糖で調整します。
塩加減は、あとで入る牡蠣にも塩分が少しあるのでそれを踏まえて調整ですね〜。
先程砂糖大さじ2を入れましたが、もう少し甘みがほしかったのでハチミツ大さじ1を追加しました。レシピ動画の方は、梅シロップと生姜シロップで甘みを調整しています。多めに入れています。
韓国人はキムチをつける時に、玉ねぎ・梨・りんごのすりおろしを入れて甘みを出すことも多いので、あればそのやり方もおすすめです!
Step6牡蠣(+好みで白ごま)を入れて軽く和えたら完成♪
牡蠣を入れたら、優しく混ぜるだけ〜。
好みによって白ごまを入れます。
(作っている間に日が暮れて写真が暗いです、汗)
キムチ味がする牡蠣を味見してみたら、美味しかったです!
風邪でしたが、生姜が入っているからなのか味見しながらなんとなく元気になる感じ。
牡蠣は大粒でしたが、小〜中粒をたくさん入れたかったです。
牡蠣を食べた後の牡蠣が減った喪失感が少ないので。笑
このくらいの分量が完成。右のお皿のものは作った日に食べて、残りは毎晩少しずつ出してお肉料理の副菜として~。
保存方法と消費期間
牡蠣が入っているので、作ってからすぐ冷蔵庫に。冷蔵庫に入れても発酵は進みます。
他のキムチに比べると長くはもたないですが、キムチの塩分の力で牡蠣自体の賞味期限よりはもちました。
即席で作って食べるキムチとして人気ですが、個人的には少し発酵されてヤンニョム(味付け)も馴染んだ3日目くらいが一番美味しかったです。4日間にかけて食べ切りました~。
他のレシピと韓国語の料理名
韓国のブログからもう一つ作り方を紹介します。
굴무생채, 달달한 무와 싱싱힌 생굴로 만든 입맛당기는 별미반찬(Naver Post)
紹介したレシピと大きい違いはないですが、こちらのレシピは先にイワシの魚醤を入れて少しだけつけてから粉唐辛子⇒他の調味料を入れる流れです。他の調味料にはリンゴ酢大さじ1も追加しています。
上記Blogタイトルの最初のハングルを見ると、今回の料理名が書いてあります!
굴무생채 クルムセンチェ
- 굴 クル:牡蠣
- 무 ム:大根
- 생채 センチェ(生菜):生野菜の和え物
すぐ食べられるということで、キムチという料理名ではなく「センチェ」という名前になっています。
「センチェ」については下記のレシピでも紹介しました~。
大根から水が出ていますが、動画レシピの方の話によると、冬の大根はあまり水が出ないらしいです。
水が出ても味が薄かったりはしませんでした。牡蠣を入れたせいか、どんどん汁もとろみが出てきました~
11月。そろそろ韓国はキムチを漬けるシーズンに突入!
1年分食べる白菜キムチを作り置きしますが、
ついでに残ったヤンニョムで千切り大根のキムチも作り、旬の牡蠣を入れることが多いです。
牡蠣の好きな方は、牡蠣の香りがするこのキムチ、作ってみてくださいね~
大根を使ったおかずとしてオススメは、こちらのナムルのレシピ